キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン5 第13話 運命の皮肉 Recoil

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第13話 運命の皮肉 Recoil

脚本/Rob Hanning
Cooper McMains
監督/Thomas J. Wright

【これまでのあらすじ】

その口座の持ち主が私の母を殺した犯人だというケイト。
名義はウィリアム・H・ブラッケンだと判明。それって上院議員
か?とケイト。これは手を出せない存在。出せば殺されるという。
あなたが殺人を命じたのねとし私は真実を知りたいのだという。
するとブラッケンは強いのは銃を持つ人間ではなく力を持つ人間
だという。君に勝ち目はないとケイトに告げる。ケイトはブラッ
ケンを殴ると、傷跡を見る度に私を思い出してと語る。

【ストーリー】

ホームレスがドラム缶の火で暖を取っていると中で人の遺体が
燃やされていることに気がつく。

現場に向かうケイトとリック。アレクシスが何で今の彼に本気じゃ
ないと思うのかと尋ねるケイト。俺に会わせないからだよと。
ホントの彼氏の称号は与えられないという。
ラニは遺体はあのドラム缶で焼かれていたことを語る。
骨を見る限りでは若い女性、身長163cm。後頭部を打たれているし
残酷なことに歯が全て抜かれているという。犯人は被害者の身元が
分からないようなする為ねとケイト。ライアンは聞き込みしたが
ホームレスは誰も見ていないという。気がついた時には火が付いて
いたと。エスポジートは別の場所で殺されたのだろうというと、
失踪届を調べてというケイト。しかしラニはその必要は無い
かもしれないと語る。顎にチタン製のネジが埋め込まれている
こと。インプラントだったのだとし、バッジ番号から身元が分かる
かもしれない事を語る。

ニューヨーク署。
被害者はメラニー・ロジャーズ(27歳)。ニュージャージー在住。
ラトガンズ大で環境保全設計の技術者だったこと。みんな彼女
を知るものは恨みを買う人じゃないと言っているというライアン。
エスポジートは通話記録から昨日20分で6回同じ番号にかけて
いること。202から始まる非公開の携帯だとすると、その番号は
ワシントンだなとリック。
メラニーは午後5時に別の番号に電話していてその後は電話して
いないという。電話の相手は腹違いの妹・ジュリーでミッドタウン
で働いているという。

ジュリーから話を聞く。
姉とは疎遠だったが父の病気で距離が縮まったという。メラニー
は何故ニューヨークに来ていたか分かるか?と問うと分からない
けどたまに来ていたようだというジュリー。二日前に一緒に
夕食を食べていた時に人に会うと言って居たが名前は話せないと
していたこと。昨日4時にあなたに電話しているが会話は何だった
のかと尋ねる。するとその時間会議で忙しかったとし、見ると
留守電が残っているという。
みんなで留守電を聞く。
「何かがおかしい。誰かが私の後をつけている。」
屋上の駐車場2人の足音。「何か有ったらXT3って伝えて・・
バーン」と銃声が聞こえる。車を尾行していたのか。何かを
落としたような音がするという。その部分を聞くとジッポの
ライターだという。メラニーを殺して一服したんだというリック。
犯人はサイコパス・・DCの電話の人はニューヨークにいたと
ライアン。メラニーは食事後も電話していたとし、電話後
タクシーに乗って夜10時にスタンディッシュホテルで降りたと
運転手から聞いたとのこと。不倫で有名なホテルらしいよとライ
アン。

スタンディッシュホテルへ。
支配人から話を聞くがなかなか話そうとしない。殺人事件だと
して協力を求めると何度か見た事はあるという。2日前にここに
来ているハズだとして誰と来たのかと問うと顧客情報は話せない
という。ケイトは令状を取って客全員から話を聞いても良いのよ
と語ると、新聞に掲載されるブラッケン上院議員を指し、私は
何も言っていないと語る。彼女と不倫していたのかというケイト。

エスポジートも携帯を確認するとやはりメラニーが電話していた
のはブラッケンの携帯だったとい。深夜のホテルの密会。
不倫してて邪魔になったのか?弱みを握られて封じたのかも。
君の母の口を封じたように・・というリック。ケイトはこの時が
来たのねと語る。彼に報いを受けさせるという。相手は危険だ
として何人も消されているんだというリック。しかし私たちが
現在有利な立場だと告げる。

■感想

いよいよ真打ちの登場。
ベケットの母親を殺害したブラッケンが再度登場する。
S5-1の時に追いつめたことは追いつめたのだけど、結局ケイト
が殺害することは出来なかった。代わりに殴ったことで
「その傷を見る度に私を思い出しなさい!」としていたけど、
その傷跡もなく(笑)まるで反省もしていない。

第1話 導かれた真実 After the Storm 脚本/David Amann 監督/Rob Bowman 【これまでの...

今回のエピソードは刑事としての職務・倫理感をケイトに突きつ
けたシナリオで、母親を殺した相手が逆に狙われていると知った
時には助ける事が出来るのか。何処かで手を抜いてブラッケンを
殺そうとしている犯人を間接的に荷担することになってしまう
のではないか。

今回のブラッケンの姿を見ると正直これまでケイトたちを恐怖に
陥れていた影の存在とは思えない。更に今回はブラッケンのこと
を裏で動かしている様なキングメーカーと呼ばれるベンジャミン・
モスを逮捕したことで一定の解決を見せたけど、この辺の人たちが
本当にケイトの母を殺害したのですかね。

ブラッケンはメラニーが殺された事を知った時に
「こんな良い人を殺すなんて・・」と語った時には相当ケイトの
中でもぶち切れるところが有っただろうし、何よりも今回は
ケイトにとってはある意味関係者となるのでゲイツに黙って
捜査することにはリスクが存在していた。

本当にケイトが言うように他の殺人事件と同じようにこの件を
扱うことが出来るのか。

リックのウザさがまた酷いエピでも有った。
シナリオ自体は面白く出来たエピソードなんだろうけど。
リックがケイトを心配して捜査を辞めさせようとするのは分かる
のだけど、ことある毎にもうこの事件は終わったとか、いつも
ならば必要以上に勘ぐるのに今回はまるで捜査の流れで不自然の
欠片を見つけても見ようともしない。それが人間なのか。
ケイトのハートが強いだけなのかな。

ブラッケンはリックに対して
「君なら分かるだろう」として力の存在について語っていたしね。

■事件

ホームレスが集まる場所のドラム缶の中に遺体が殺害され燃やさ
れて発見される。被害者の特定は難しいと思われたが偶然にも
歯にインプラントをしていたことから被害者はニュージャージー
に住むメラニー・ロジャーズ(27歳)だと判明する。環境保全の
設計技術者で、環境問題についての法案を通そうとしていた
ブラッケンの元でアドバイスしたり時に夜のホテルで密会して
いるところがあることが判明する。

■捜査

今回は至る所でポイントが存在していた。

義理の妹・ジュリーに残した留守電。
昨日の4時に電話が有ったのにそれを聞いていないというのも
驚きだけど、その中には
「何かおかしい、誰かが私の後をつけている」
「何か有ったらXT3って伝えて・・・(銃声)」

FBIの分析官に音声解析してもらったら、ジッポー/ライターの音。

また更に音声解析ではTC5015というタヨークレーン油圧モーターの
音が聞こえて建設現場の近くだと判明。
彼女が当日居たのが、ブラッケンの環境法案基調演説に対する
会議の行われていたウィドマークホテルだということを勘案して
被害者が電話してきた現場を特定していった。

そのホテルの駐車場に彼女が話していたXT3のナンバープレートの
車が駐まっていてトランクの中には狙撃銃、ウィドマークホテル
の図面などが有り、「悪魔を撃ち殺す」「死ね悪魔」などの
メッセージが書かれていた。

ここで初めて犯人の真の狙いがブラッケンだという事を知る。

ブラッケンとメラニーはスタンディッシュホテルでも密会している
こと。なぞの携帯電話もブラッケンからのものだと判明した。

明日は大事な基調演説。そこで狙うのではないか。

■捜査2

今回のポイントの一つはケイトとブラッケンの信頼関係が結べる
のか否かだ。
よくボディガード/警護する場合には信頼関係が必要だとされるし
殺人の捜査ともなればやはり互いに牽制していたら捜査にも成ら
ない。

ケイトはブラッケンからの信頼を得るまでには幾つかの牽制も
有った。
ケイトが捜査を担当するとした際にゲイツがブラッケンに対して
彼女が捜査担当だと困るのか?と尋ねていたこと。

ケイト自身も私が捜査指揮ならば心配か?と問い、それなら理由を
堂々と公表すれば良いと。

「殺人犯は野放し。標的は私。君には夢の状況だろう。」
「夢なら引き金を引くのは私よ。」
「殺人を犯した人はどんな人でも関係無い。裁きを受け指す。どれ
だけ時間がかかっても・・」

そこで初めて議員事務所に送られてきている脅迫状をケイトに
渡すことになる。

■容疑者

・脅迫状の手紙

リックと調べている中で同じ筆跡の人物を見つけていたケイト。
しかしみんなに黙って居た。犯人がブラッケンを殺してくれる
ことを望むものなのか。

またケイトも彼に脅迫状を送っているという。可愛いハートマーク
をつけて送ったとのこと。

・ニュージャージーの銃器店 / 帽子の男

目撃者から話を聞いて似顔絵が出来ていたけど、その人物は
ロバート・マクマナスという人物だった。統合失調症で精神科
への入院歴。息子が死んだのを原因となった様子。
彼の筆跡はブラッケンの事務所に送られてきたものと同じだった
為に捜査し捕まえる。

彼の家に捕まえに行く際に、ケイトは撃ち殺すことも出来たので
はないかとされるが2度発砲して2度失敗している。
その事でブラッケンからはわざと逃がしたと信頼されないことに
なってしまう。

■結論

事件解決したかと思えば、今回はフェイクの流れが有った。
マクマナスが犯人だと思われた。
ケイトは口を割らない彼に自分もブラッケンに母親を殺されて
いる事を告げて信用させようとする。しかしマクマナスは
信用させて話をさせる為だろうとしてなかなか口を割ろうとしな
い。そうしている間にもマクマナスの家から殺害しようと用意
していたものが次々と発見されていく。

しかし違和感があるのは統合失調症の割りに証拠がきっちりと
見つかっていること。
最初の被害者は銃で殺されているのは爆弾(C-4)のベストを
作って自爆テロのようなことをしようとしていた。

そして何よりも彼はタバコを吸うことがない。
油断させて暗殺計画を進めているのではないか。

ケイトは大事な基調講演を中止させて、再びブラッケンの周り
を捜査する。ブラッケンは捜査を利用して私を潰そうとして
いるのだろうとする。
しかしその近くでライターの音が聞こえて、運転手が犯人だと
いうことが判明。車に爆弾が仕掛けてあり、文字通り「ボディ
ガード」
のようにケイトが身を挺してブラッケンを助けに走った。
ただあれだけの爆発が有れば近くに居たケイトたちが無傷って
いうのも不自然だな。

そしてブラッケンはこのことを利用して政治でまたのし上がろ
うとしている。

「今の彼なら大統領になれる」

ケイトが初動捜査の時に語っていた時のセリフが印象的だね。
「どっちを選んでも正しくない気がする」

■使用された曲

・Castle Theme
Written by Robert Duncan

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

ウィリアム・H・ブラッケン (Jack Coleman) 上院議員
シーラ・ブラッケン (Kristin Carey) ウィリアムの妻
Dr.カーター・バーク (Michael Dorn) ケイトが通う精神科医
ロバート・マクマナス (Brett Rickaby) 容疑者、息子を殺される
ジュリー・ロジャーズ (Erin Krakow) メラニーの腹違いの妹
— (Branton Box) Volov’s Man
— (Hart Boykin) ホームレス
メラニー・ロジャーズ (Brittany Buckner) 27歳、ラトガンス大・環境保全設計
— (Michael DiBacco) Auto Repair Shop Owner
— (Ann Hu) Audiotech
エバン・ハワード (Matt Kaminsky) Chief of Staff
— (J. Anthony McCarthy) ホテル支配人
— (Bryan Okes) レポーター
— (Elizabeth Pan) ニュース・レポーター
— (Darren Dupree Washington) Security Aide
ベンジャミン・モス (David Grant Wright) “キングメーカー”
ノア・チャールズ (G. Grant Jewett) ブラッケンの運転手
— (Jeremy Timmins) NYPD Bomb Squad

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