NCIS ~ネイビー犯罪捜査班 シーズン7 第7話 因縁の対決 Endgame

リンク広告 テスト




第7話 因縁の対決 Endgame
「aka.美しき暗殺者」

監督/
脚本/

【ストーリー】

●士官学校
クレイ・ウォーリング (Theodore Perkins)とアレックス・
デラペーニャ (Leonard Wu)は訓練の為にランニングしていた。
ウォーリングはデラペーニャに対してお前ら海軍のモットーは?
と問うと陸軍はヘボだという。そんな中、変な車が駐まっている
のに気がつく。中には医療品が散乱していた。そして近くには
男性が撃たれて亡くなっているのを見つける。

●NCIS
マクギーが注目した自己啓発ソフト「運命のダウンロード」の
DVDを密かに再生しようとするトニー。ジヴァは何をしている
のかとして勝手に触って良いのかという。それはマクギーのもの
でしょと。しかしトニーは自己啓発だぞとしマクロンリーが聞い
ているものだというトニー。19ドル95の3回払い。お気に召さな
ければ全額返金するというものだった。再生する。
「人には無限の可能性が有ります。生まれ育ちは選べませんが
未成の運命は自分の手で・・」。ジヴァはそれを見るトニーに
辞めなさいという。シャトナーの劣化版って声だなというトニー。
もう十分でしょとしトニーこそ自分を見つめ直したら?という。
ジヴァは分かって居ないというトニーは自分のことは分かって居る
んだとしボクはディノッゾだ。どう猛な獣。吠えるぞというと
象みたいに?というジヴァ。そこにギブスがやってくると
出動だという。士官学校の敷地内で医者の死体だと。マクギーは
どうしたのかとし探せと指示するギブス。罰としてコーヒーを
奢らせてやるというトニー。

マクギーはguazzoniという店でコーヒーを買うが妙に沢山
注目がやってくる。店員は電話で注文があったという。そこに
アマンダ(Lindy Booth)という女性から手伝おうかとして声を
かけられる。前にあなたとここで会った気がするという彼女。
私はアマンダだというとボクはティムだという。彼女は大学院に
行っていてたまにここに来るという。そんな中電話が鳴る音が
聞こえる。マクギーはコーヒーで両手が塞がっていた為に
アマンダに左ポケットから電話を取ってくれるかと頼む。
トニーからの電話で「マクスピードで来い!!」というものだった。
今度一緒にコーヒーでもどうかとマクギーは告げると、私の携帯
の番号を入力しておくという彼女。待っていると。

●士官学校の敷地
免許証と車両登録から身元が判明。Dr.エラン・シルーだという
トニー。バツイチで子供無し。ワシントンD.Cとパリで開業して
いるという。マクギーは遅れましたとしてやってくるとギブス
は嫌みっぽく「よくぞお越し下さった」と語る。
トニーは誰かと一緒に居ただろうとし目がキラキラして足取りが
軽いという。彼女の名前は?と問う。
ジヴァは指紋をざっと調べたがシルーのものだけだったという。
手術器具はキレイに拭かれていること。ただ手術で縫合に使う糸
の切れ端がカーペットに落ちていたという。オペしていたなという
ギブス。何故病院じゃないのか?。ヴァンスがやってくると
患者が人目に付くことを嫌ったのだろうという。警察の報告書を
見て前に出くわした事件と同じか確かめに来たという。
模倣犯なのかというギブス。トニーは何で局長が居るのかと驚く。
何か有るようだなとギブス。

ダッキーは大量の出血から見て詳しくは解剖しないと分からない
が犯人はただ殺すのではなく意図的に撃ち方をしていること。
ゆっくり失血死をするように苦痛を与えたんだというヴァンス。
1発目を当てて倒れた所、うつぶせにされて2発目の弾を首の後ろ
に打ち込んだのだという。脳幹の破壊かとヴァンス。2発とも正確
だというダッキー。初めてじゃないのか?あの女の手口だという。
毎回トドメの2発目を打ち込む女、リー・ワン・カイ(Kelly Hu)
という北朝鮮の工作員だと。最近までロサンゼルスに居たこと。
キズを負って姿を消したという。マクギーは今はこっちに来ている
という。カイは重症を負っていた。応急処置だけでDCに来た。
カージャックして手術をさせて殺したんだというヴァンス。
想像だなというギブス。20年近く現場に居れば考えは分かるとい
う。偶然なのか?私の管轄する施設に死体を置いていったんだと
いうヴァンス。カイを探せと。血も涙もない殺し屋なので容赦する
なよとヴァンス。

●NCISのオフィス
リー・ワン・カイ。北朝鮮の暗殺者で筋金入りの国粋主義者。
7カ国で27名を暗殺。他にも数十件関与を疑われているという
マクギー。局長が取り憑かれるのも分かるとし良い女だという
トニー。君とカイって似ているんじゃないかとジヴァに語る
トニー。何処が似ているの!!?というジヴァ。美人なのにプロの
暗殺者だというトニー。時々ムカつくというジヴァ。時々?
と問い返すとしょっちゅうだという。局長はカイとの間に何か
有ったんだとし、現場に出てくるなんて奇々怪々だと。

■事件

士官学校の敷地内で医者・エランシルーの遺体が発見される。
何故かヴァンスも現場に現れ、入念に遺体の殺害方法を探って
いく。みんな局長が現場に来ることを不思議がる中、ギブス
たちに犯人は北朝鮮の工作員リー・ワン・カイの仕業であり、最近
までロサンゼルスに居たが傷を負って姿を消したという。カイは
重傷を負っていたので応急処置の為にD.Cに来て医者に手術
させたのだろう事を告げる。ヴァンスは20年近く暗殺者の彼女
のことを追っていてミュンヘン、プラハ、東京でも逃げられたが
ロスでようやく捕まりかけていたことを知る。相当凄腕の暗殺者
だということで、みんな気をつける様告げる。しかし色々と
現場検証、検視作業をしていると違和感のあるものが見つかって
いく。

■感想

「NCIS:LA」のS1-5にも登場したLee Wuan Kaiが再度登場する
エピソード。
https://itawind.web.fc2.com/kaigai/ncis_navy/ncis_la105.htm

「NCIS:ネイビー犯罪捜査班」としては「NCIS:LA」のお披露目
エピソードとしてS6-22と23で行われている。
今回のエピソードと「NCIS:LA」を繋ぐとしたら、上述したS1-5
で狙撃してきたカイのことをカレンとサムが応戦していること。
カイは当時亡命した北朝鮮の男の始末を任されたがここで失敗
している。ただこのエピソード、カイはライフルで狙撃している
のにカレンとかサムが所持して応戦している銃がシグ・ザウエル
かグロックの短い銃身の銃で遠隔地から打ち返していて、んな
馬鹿なって感じの展開になっていた。最終的には立体駐車場から
降りて来る車に向かって連射した際に当たったのかも知れない
けどね。

今回は何と言っても「相棒」と「洗脳/自己啓発」をテーマとして
扱ったものだった。

それ故に結構至る所で相棒としての駆け引きが見られる。
相棒に異性の影が出て来た場合、その片方の相棒にとっては
どういう反応を示すのか。その辺の顔色を伺っていくのが
楽しいエピソードだった。

メインの事件自体は、カイが洗脳から解けたというところから
発生した事件なのか。一度死を目前とするとその人となりの
価値観・人生観が変わるということを示唆するシナリオは多い。

ヴァンスはカイのことを20年近く追いかけているというくらいだ
から相当な執念を持っている。その執念に対してカイはどういう
反応を示していくのか。

■経過

・捜査の一番の疑問はカイの行動の意図だけど、更にかみ砕いてい
くと、彼女は現場に自分の痕跡を残して行っていること。

・被害者の医者のエラン・シルーの遺体の右手の薬指に髪の毛が
一本蝶々結びで結んである。その血は白血球が多い為に怪我や
感染症が有り、治そうとして自然治癒の力から白血球数は増えて
いる。
(被害者の名前がElan Cirreux。Dlifeではシルーと訳していた
けどシローと聞こえますね。)

・局長にわざわざリスクを冒しても電話して来たり自宅にまでやって
来ていること。

・そして何よりもパク・スジとシルーの薬物検査の結果、手足口病
ウィルスに感染している。普通は子供かかる病気。
偶然なのか現在日本では手足口病が流行っているんですよね。
甥っ子がかかっていていたのだけど自分は子供の頃に手足口病に
かかった記憶が無いので、移らないかちょっぴり心配していた。
今の所大丈夫みたい(^^;

・更に被害者の血液からは毒(アトロペベラドンナ)が検出され、
ライフル銃の銃弾には念入りにハズした時の為の予備策と取られて
いる。

■ヴァンスとカイ

ヴァンスの話では駆け出しの頃、2度目の海外赴任で北朝鮮・平壌
郊外の非武装地帯に派遣され、中国国境/鴨緑江(オウリョクコウ)
の監視をしていた時のこと。北朝鮮が中国と協定を結んで工作員
の出入りに川を使い国産のアヘンを持ち出していたという。その
時の工作員がカイだった。

80年代にある政府高官が少女たちに訓練を始めた。親のない子供
に食事と住まいを与えてプロの殺し屋集団に育てる。カイはその
時洗脳され少女らしさを失っていった。

カイは近頃腕が落ちたと判断され本国政府に睨まれていること。
パク・スジ(元中尉)は北朝鮮軍のそんな養成計画に関わっていて
今は退役し国連の代表団に加わっている人物。

現在のカイは筋金入りの国粋主義者で7カ国で27名を暗殺。
他にも数十件関与している。
カイには色んな銘々があり、セルビア人にはウトヴァラ(幽霊)
とされているし、ショルと呼ばれているという(ヘブライ語で
頑固な石碑のこと)。


ヴァンスが拘っているのは、17年前に国連の平和維持軍がユーゴ
スラビアに入った時ベオグラードは大荒れになり酷い混乱状態
だった。オペラハウス傍で地元の政治家が撃たれ、それを撃った
のが若い娘のカイ。そしてヴァンスと相棒のニールもたまたま
近くにいてカイに一発お見舞いしたが立ち上がってきて、こちら
に発砲してきた。ヴァンスは肩に被弾し、相棒のニールには二発。
それも二発目は首に銃口を当てて発砲している。

■相棒の心配

今回は相棒に異性の影が出来ることでちょっぴり複雑な心境に
なるところも有った。

・トニーとジヴァ

トニーは今回ジヴァのことを美人だと褒めたりしていたり、
相手が暗殺者なので、ジヴァも同じように洗脳されているのか
とちょっぴり不安視する。そんな中でダナム捜査官が登場した
ことで、ジヴァはそんな彼とちょっぴり良い感じに・・

「テキサス男は好きだしトニーも言っていたでしょ」
「彼は世界中を飛び回っている。そういう生活は沢山だ。NCIS
に移ったのは腰を据えて落ち着きたいから。ああいうタイプの
男に振り回される気は全く無い。」
「ただし一応言っておくともし彼を仕留めるなら力ずくが良さ
そう」

・マクギーとアビー

アビーはマクギーが恋人が出来たことを話してくれないことに
ちょっぴり苛立ち。催促した格好だったけど自分から言ってくれる
のを待っていたとしていた。しかしその際彼女はまた複雑な
表情を見せている。

・トニーとマクギー

この二人も上下関係こそあるが相棒という意味では欠かせない
存在。トニーが常にマクギーに女性の影があると知ると探ろう
とするというのはお約束。そしてマクギーに近づいた女性の
アマンダは実際には南アフリカ国籍のジュリエット・ローレン・
ティッポン(Lindy Booth)という北朝鮮が雇ったフリーの暗殺者
だった。

先日の「クリミナル・マインド」でリード博士の心の恋人の
メイヴを殺した犯人の女がリードのことを思わず博士と呼んだ
ことで疑問を生じたように、マクギーもまた彼女がNCISにまで
やってきたことで疑問を持つようになり、美人局的犯人である
ことが判明するものだった。

ダマされたマクギー・・
「修道院に入りたい」
可哀想なセリフだ。

・ギブスとヴァンス

ここの所、互いに関係を築きつつあるね。まだ全ては話せない
でいるけど徐々に一緒に仕事をしているウチに相手のことに
踏み込んでいる。

・ヴァンスとジャッキーとカイ

ヴァンスは相棒のニールを殺されて以来カイのことを憎んでいる。
その憎しみ・執念が彼女を追いかける原動力となり、カイは逆に
自分のことを気にかけてくれている存在としてのヴァンスに最後
のトドメを刺してもらいたいと感じている様子。
しかしヴァンスにはそれが出来ず、現在の相棒は私だとばかりに
ジャッキーに撃たせるのだから意外と酷な話だったかも。
しかし本人も言っているようにこういう仕事に就いていることを
知った時からそういう覚悟は出来ていることを語っている。

■結局

カイがやろうとしたのは自分を30年前洗脳した相手に復讐すること
で北朝鮮の情報をアメリカに売って亡命しようとする気などは
なかった。

その為にアメリカの捜査官たちを今回殺す事もしなかったし、
マクギーを逆に助けるような行動を取った。

■その他

・国務省の連絡係

モニタで北朝鮮政府と非公式の会談をしたとのこと。
その国務省の職員役トランスは(Penny Johnson Jerald)。
「キャッスル」では、NYPDの上司のゲイツ警部を演じている。

・俺も今殺されたよ

暗殺者カイの写真を見たトニーが放った言葉。

・その子も赤毛?

マクギーに恋人が出来たということを知った際に、トニーの
詮索が入る。赤毛なのか?としてボスを見習ったのかとしていた。

・デマルコ

医者にセクハラされたとして訴えていた女性。トニーとマクギー
が家まで話を聞きに言ったところいきなりドア越しに発砲して
きた。一体彼女に何が有った?
トニーはその際「誰のつもりだ!サラ・ペインか」と語る光景。

・映画ネタ

結構色々とネタは有ったけど忘れてしまった。
自己啓発「運命のダウンロード」のDVDの音声を聞いた際トニー
「シャトナーの劣化版って声だな」と。

マクギーが一度NCISを抜け出してアマンダと会った際には
「ウチで親交を深めたか。セクシーガールちゃんと。ジヴァ見ろ、
前身が野性的で男の香りがプンプン臭う」

「猿の惑星」のヘストンだ。

カイからのメッセージを受けてトニーは
「局長さん、私よ、また一人撃ったわ。ママ見てくれる。世界の
てっぺんだ」
と言っているようだと語る。
この時の翻訳がイマイチ悪くて分かりづらいのだけど、トニーは
「白熱(ホワイトヒート)のキャグニー」だというと、マクギーは
バレエダンサーのこと?と尋ねる。それは「バリシニコフの
「ホワイトナイツ」だろ」
と突っ込んでいた。

■使用された曲

・Ex-Subliminal Criminal
Written by Richard Wolf and Brian Wayy
・Go! by Tones on Tail

■出演者

リロイ・ジェスロ・ギブス …… 主任
アンソニー・ディノッゾ …… “トニー”
ジヴァ・ダヴィード …… モサド
アビゲイル・シュート …… “アビー”分析・解析
ドナルド・マラード …… “ダッキー” 検視
ティモシー・マクギー …… コンピュータ
ジミー・パーマー …… ダッキーの新しい助手、検視
レオン・ヴァンス …… NCIS局長

リー・ワン・カイ …… 北朝鮮の暗殺者
チャド・ダナム …… NCIS捜査官
アマンダ・バロー / ジュリエット・ティポン …… カイを狙う
ジョアンナ・トランス …… 国務省
リンダ・デマルコ …… シルーを訴えた原告
クレイ・ウォーリング …… 士官学校生徒・陸軍
アレックス・デラペーニャ …… 士官学校生徒・海軍
ジャッキー・ヴァンス …… レオンの妻
ガイ・ロス …… テレビレポーター

スポンサーリンク
レンタグル大336

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レンタグル大336

コメント

  1. アバター muse405 より:

    イタさん
    はじめまして

    「NCIS」シーズン7第7話を見終わって、
    エンディングに流れた言葉に心が動き
    メモして

    だれかこのお話見てるのかなと

    「人には無限の可能性があります。生まれも育ちも選べませんが」
    で検索したら
    TOPにこのサイトがありました。

    のぞいて見て、ビックリ!!!(@_@)!!!

    なんて詳細な内容なの!

    私はほとんどながら見なので
    内容に???な場面も多かったけれど、
    このサイトで解消できそうです!

    ありがとう(*^^)v
    時々のぞきにきますね。

    • イタ イタ より:

      muse405さん初めまして。
      シーズン7というと私はグーグルペナルティを食らっていた時期でして
      まぁ大変な状況でした。俳優名とか抜けてしまっているかも知れません。

      複合的な検索をかけてくれる人はウチのブログの網に引っかかりやすい様です。
      逆に単発だとまず引っかからないという・・ううっ悲しい(^o^;

      重要だと思われる会話は大抵書き出しているつもりですが、自分本位で
      書いてしまっているのとストーリーの部分は箇条書きなので自分で後から
      見ると日本語になっていないところが有るので参考程度にしていただける
      と助かります。
      神経質で固いブログだと思われるのですが、本人は滅茶苦茶陽気なので
      「ジヴァさん怖い」とか「やっぱりトニーは格好良いですね」など
      気軽な書き込みでもしてくださいね。