クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds シーズン8 第20話 錬金術 Alchemy

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第20話 錬金術 Alchemy

脚本/
監督/

【ストーリー】

少年(Gabriel Welch)は助けて~と声をあげる。ジョセフ・
パール(Adam Nee)は誰だ?と問うと息が出来ないんだと。壁紙を
剥がすと中に引き込まれてしまう。ジョセフが見た夢だった。
ジョセフは電話で医者を呼んでもらえないかと問うとテスは
298号室に居るという。

警察犬、訓練性が森を探して回る。
すると遺体を発見する。
謎の死で手がかりはなし。地元紙のRapidCity Sentinelにその
記事が掲載される。リードは死なれるだけでも辛いのに謎のまま
なんてと語る。ロッシは気の毒だが依頼人でないし連続殺人じゃ
ないだろうと。これと関係していると思うというリード。
The Lakota Eagle紙に「死体の一部を発見」と書かれていた。
お前は一体地方紙を幾つとっているのかというと38田という。
次々とデジタル化に伴い無くなっているとのこと。そっちは6週
間前の事件だと。寝ていないのではないか?というロッシに
眠れませんよというリード。

●モーティング
ロッシはリードの言う通り連続事件だとし10日前(2013年4月21日)
にサウスダコタ州で伐採作業員ジョセフ・パール(33歳)の遺体が
バラバラの切断の一部がラピッドシティに近い森で見つかったと
いう。捨てられたのは更に1週間前だろうと。でも彼は一人目
ではないと。ガルシアは1人目はレイモンド・ナーヴァ(31歳)、
2013年3月20日に殺害。テキサス出身の伐採業者の臨時ドライバー
で発見はパインリッジ先住民保留地、ラピッドシティの南約100km
の距離だという。誰も関連性に気がつかなかったのか?という
モーガン。保留地の事件はFBIで一方はラピッドシティ警察の
管轄だったというリード。警察はFBIの捜査を手抜きと言っている
こと。ペルティエの件がまだ尾を引いているという。75年以来
保留地ではFBIに批判的だと。強盗事件で来た捜査官をペルティエ
が殺したというホッチ。ブレイクは2つ事件の情報は?と問うと、
2つ遺体発見場所は遺体同士1時間の距離だという。強盗、レイプ
の功績はない。腐敗から見てナーヴァは死後2週間だという。バラ
バラの遺体が半径400m、犯人の仕業か動物の仕業かは分かって居
ないというガルシア。噛み跡、引っ掻き傷から動物っぽいという
ロッシ。JJは動物が見つけたなら骨だけになっているのではないか
という。有毒物質を感じて口をつけなかったのかもというリード。
背中の丸は人為的なものだというブレイク。吸い玉療法で使う
真空カップの跡に似ているという。少し大きいけどとブレイク。
何も分かって居ないというモーガン。一から調べ直しだとホッチ
はサウスダコタへ行こうと。

チャド(David Hoflin)はバーで電話。
月曜にデビルスター見物だから0900時に迎えに行くよという。
テスはチャドに対して車まで送ってくれないかという。待ち伏せ
されている気がするからと。前の彼が荒っぽい人で一勝ビクビク
していること。車まで連れて行くと助かったというテス。ここの人
じゃないでしょ?髪型、服もおかしいし、イカトネーションも変
だという。冗談だというテスはレンタカーの鍵を見えたからだ
と語る。ガントリーモーテルに泊まるというと、私はレッドクリ
ーク・ロッジの支配人だからタダで泊めるとし一緒に来ないかと
誘う。

●レットクリーク・ロッジ
本当に良いのか?無料で?と。支配人だから好きに出来るのよと。
一人になりたくないとしてキスする二人。それを壁の中から見て
いるものが居た。

●移動中の飛行機
年齢、身長、体重、肌の色、どれも似ている。誰かの身代わりだと
いうモーガン。ブレイクは伐採の盛んな地域だとしその条件の
男は山ほどいるという。JJは森林伐採業に恨みを持っている人
なのか?バラバラにする程根深いというホッチ。敵の多い惨状だとし
環境保護、動物保護活動家、先住民とは長年地権争いもあるという
リード。伐採業者の職場環境を悪化させる為ってことはないのか
というロッシ。2人共夜に消えていること。仕事上がりで翌朝
仕事に現れなかったというブレイク。ガルシアに遺族の供述は?と
尋ねると二人共出稼ぎで家族とは離れていたという。レイモンドは
テキサス、ジョセフはワイオミングからだと。出稼ぎ、季節労働
者は沢山するのか?とモーガン。みんな会社が用意した宿泊施設に
滞在するか部屋を借りているという。JJとブレイクは検視局へ、
モーガンとホッチは現場、ロッシはリードと支局へ行き捜査が滞
った原因を聞いてくれというホッチ。

■事件

リードは折角巡り会えた女性の死で未だに眠れる日を過ごし、その
間にも全州で起きている事件に目を光らせる。
地方紙に掲載されていたある事件を目にする。ロッシに相談すると
確かにサウスダコタ州・ラピッドシティの森で発生している事件
は連続殺人だと分かる。今回発見されたのはジョセフ・パール
(33歳)だが、一人目の被害者はレイモンド・ナーヴァ(31歳)。
発見場所はパインリッジ先住民保留地の為にFBIとラピッドシティ
警察で捜査管轄が分かれている為に発見/類似性が遅れたものだと
分かる。

■感想

今回のエピソードはMatthew Gray Gublerが監督したもの。
名前だけ聞いて誰だか分かれば十分クリマイファンです(笑)
このドラマの中ではスペンサー・リード役を演じている方だ。

内容を見ても分かるように、今回はリード自身がメイヴの死
から抜けだし、前を向かせる為に作られたようなエピソード。
加害者であれ被害者的側面を前面に押し出していたし、亡くなった
人に関する調査を強く意識させるものだった。

日本で理解が難しいのはやはり先住民保留地が絡んでいること
も有るし、何よりもアメリカは日本以上に自然保護を訴える人が
多いところも有れば季節労働者的な流れも有る。

そんな事情も有って捜査官としては容疑者を絞るのが難しかった
だろうけど、内容としては正直あんまり面白いって程ではなかった
な。

今回のドラマを見ると何処かその思想は「ツイン・ピークス」
感じさせる。レッドクリーク・ロッジなんて名前や林業が盛んな
地域、儀式的なものが有るのではないかと疑っていく点など、
雰囲気は違うんだけどね。けどリード先生ならツイン・ピークスを
楽しんで見た世代だろうし(笑)

■プロファイルの発表

・犯人は妊娠を強く望んでいる女性。病的なまでの母性願望を
抱いている。原因は最近失った子供の変わりを求めている。
・死別か親権を失ったか
・薬物によって被害者を48時間支配下に置いて失った子供変わり
を手に入れる為の生殖相手にしている。
・被害者を身代わりとしたホントのパートナーはもう殺されて
いるかも。
・彼は犯人の恋人が夫で、失った子の父
・子供を失った原因は男の責任であると信じ被害者たちに復讐
している
・遺体をバラバラにしたのは捨てやすいように。
・切断も運ぶのも力が必要。彼女には従順なパートナーが居る
・かなり緻密さと忍耐力が必要な犯行なので主犯の女は恐らく
30代以上。
・妊娠が目的であることから上は40代前半まで。
・動くのは夜、被害者をパーティーやバーで誘い出している。
・病弱かそれを装う
・チャドの失踪から30時間、今までのパターンならまだ生きて居る
ハズ。猶予はない
・亡くなった2人についてももう少し詳しく調べて。遺族に十分な
報告が出来る様にしてと。

■捜査

場所としてはこの地域は全米でも5番目に犯罪率が少ない地域。
いきなり殺人だとされても寧ろ殺人というよりもそういう場所
では獣に襲われたと考えてしまうものなのかも。
当時の検視もろくに行われていない。ただ事件発生はそう昔の
ものではなかったので、遺体を調べることは容易にできた。

・好奇心が徒となる

アンバーは殺人が行われているレッドクリーク・ロッジで働いて
いる人物だった。時々ドラマの中に出て来たけれど、封印されて
いた209号室を開けたことで殺されてしまった。

・被害者の死因はソラニン中毒

リード先生はソッ日宇でイヌホオズキから取れる協力な幻覚剤だ
としていた。熟知していない実を食べるとバッドトリップする
のだとし中世には拷問に使ったとされる。最近では喘息の薬にも
使うというリードの言葉でブレイクは医療関係者か疑うが、薬草
師やシャーマンの類かも知れないという。

また被害者には丸いアザが有った。生前のもので彼らは48時間
拘束されていたらしいこと。

この丸いアザが儀式のように見える。ラコタ族のシャーマンが
治療の一貫として儀式や薬草を使うのは有名だとランドリー捜査
官も述べている。(ガルシアが後に儀式で丸いアザが出来るような
ことはしていないと否定)

しかし問題は犯人が何かをアピールしたいのであれば遺体は見つ
かり易い場所に捨てるのに、それをしていなかった。

・新たな容疑者

都合良く7年前にソラニンを使って有罪になった男がいるという
ことになった。
イーライ(John Kerry)という自然療法・吸い球療法を使用している。
その療法で使われた場所から見て目的は生殖機能をあげる為の
もの。ただソラニンに関しては単純に発注ミスだとされた。

・3人目の被害者

チャド・デュモン(33歳)・オハイオ出身の空軍大尉が休暇中に
ここに来ていて居なくなっている事を知る。それを聞いて森林伐採
の勤務者や保護運動家の線が一気に消えたというのは大きかった。
そして先住民族の犯行でもない。

チャドが友達に留守電を残していた音が入っていた。
5丁目の店でチップを弾むとベルを鳴らす店が有るということで、
JJとロッシが向かった。

その店でロッシは色っぽい女性(Calliope Porter)から声を掛け
られた。JJは

「今のは?」
「あやうく4人目の女房になる所だった」

チャドは妹思いで父を亡くした後に家族を養い昇進も早かった。
ゲイなら家族や友人が知っているハズだとされる。
彼は保護者タイプ・・・容疑者は守りたくなる女性。

■結論

BAUのメンツならもう随分早い段階で見いだせそうな事件だった
けど男女が主従関係のようにして絡んでいたので難しいところも
有ったのかな。実行犯が変わってくるからね。

12年前に非先住民の一人が先住民保留地りシャーマンから薬草術
を学んでいるが他の弟子にソラニンの毒を盛ろうとしたことが
判明して追放されたロジャー・ウィトコムという人物がいた。
これで決まりかと思ったけど、彼の消息は2001年以降消えている。
それ以降ラウールという人物がファーミントン通りにレッドクリ
ーク・ロッジのオーナーとして働いている。
そして殺人が起きたのもアダムの命日。

ただテスは悲しみにつけ込まれただけで、ソシオパスなのはラウ
ールの方だった。
2010年にテスはブドウ膜炎を患いラウールが自然療法で治した
ことで失明の危機を脱する。しかしその目の危機は元々は心因性
のもの。
本当の目を失うことは無かったが心の目というのを失ってしまって
居たのだろうね。しかしアンバーを殺した事で目覚めた様だ。

■その他

・ロッシはリードを慰める

伯父は古い車が趣味で奥さんを亡くした後に彼は47年式のビュ
イックを買った。鉄くず同然のオンボロだが夢中になった。昼夜
分からず食べるのも忘れて修理して車を蘇らせた。
しかしそれを盗まれ警察が見つけた時には滅茶苦茶になっていた。
伯父は意気消沈して立ち直れず一年後になくなった。

メイヴが亡くなってから3ヶ月と15日が経過している。
悲しみを乗り越えて前に進める人と永遠の苦しみに沈んでいる人。
心を癒したければ自分をコントロールするな。とことん悲しめ。

■使用された曲

・Theme from Criminal Minds
Composed by Marc Fantini and Steffan Fantini
・Sleep Walk by Santo & Johnny

■出演者

デビッド・ロッシ …… BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー …… リーダー
デレク・モーガン …… 爆弾処理が得意
スペンサー・リード …… ドクター
ペネロープ・ガルシア …… 解析
ジェニファー・ジャロウ …… 元国防総省
エミリー・プレンティス …… BAU
アレックス・ブレイク …… S8新加入、大学教授

テス・マイノック …… 38歳、レッドクリークロッジ
チャド・デュモント …… 33歳、オハイオ出身の空軍大尉
トム・ランドリー …… 支局・捜査官
ラウール・ウォレン …… レッドクリークロッジ
Dr.メイヴ・ドノヴァン …… リードが好きだった女性
アンバー・モックスレイ …… レッドクリークロッジ従業員
グレッチェン・スターン …… 支局・捜査官
イーライ・グロール …… 手違いで有機農薬を注文した
…… ロッシを誘う女性
ジョセフ・パール …… 33歳、伐採作業員
…… カウボーイ
…… ウェイター
…… 老母、
…… 死んだ息子 (声)
レイモンド・ナーヴァ …… 31歳、テキサス出身、伐採作業臨時ドライバー
アダム・マクノック …… 3年前5歳の息子を亡くす
スティーヴン・コールソン …… テスの元恋人

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