パーソン・オブ・インタレスト Person of Interest シーズン2 第5話 葬られた記者 Bury the Lede

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September 27, 2012
第5話 葬られた記者 Bury the Lede

脚本/David Slack
監督/Jeffrey G. Hunt
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ニューヨークジャーナル。
次期市長を狙いエド・グリフィンが立候補。更にランドン・ウォ
ーカー検事補も対立候補として名乗りをあげる。両者はほぼ
互角だが、ウォーカーに追い風が吹くだろうとして、報道され
る。記者・マキシン・アンジェリスの記事によれば、グリフィン
の金庫番が不正を犯しているということだった。

イロコイホテルで、マキシンはその金庫番であるヒックスと
逢う。ホテルで愛人と密会している事実を突きつけて、事実
を話せなければ全てを暴露すると脅す。そんな脅迫をして
記事にしても読者がなんと思うのかと問うが、読者は寧ろ
知りたがるだろうと語りマキシンは正直に言えばホテルで取材
したということは伏せると約束する。ヒックスは10万ドルを
不正に集めたことを語りICレコーダーにその証言を録音する。

リースはそんな彼女を監視していた。
フィンチは彼女の情報をリースに伝える。記者になって6年。
ニューヨークの凶悪犯罪を暴露してきていること。麻薬組織、
イライアス、H.Rなど、大物を敵に回してきたこともあり誰から
でも狙われる可能性は有った。

そんな中マキシンの元に上司のグレンから連絡があり、以前に
君はまだ汚職警官がいると言っていたが、現在FBI捜査官たちが
それらH.Rから金を受け取っていたものたちを一斉検挙に出ている
ということだった。

その逮捕のきっかけとなったのはH.Rに潜入していたファスコの
情報がきっかけだった。カーターはファスコに対して称賛の
声をあげる。例え逮捕するのはFBIだが暴いたのはファスコだと
いう。まともな警察じゃないからうまく潜り込めただけで、本来
ならばオレも逮捕されていたという。
カーターはFBI捜査官のドネリーにお手柄だと語る。
ドネリーは早いところスーツの男の件の捜査に移りたいことを
語る。そんな彼が75人の警察官を逮捕したのに浮かない顔を
していることにカーターはどうしたのかと問うと。H.Rの黒幕は
まだ逮捕していないことを示唆する。そしてそれが警察官である
とは限らないのだと。

ファスコは息子に電話し、これから迎えに行くと話す中、
駐車場に駐めてあった車に乗り込む。すると後部座席にはH.Rの
一人シモンズ捜査官がいた。シモンズはFBIがH.Rの存在に気が付
いた日にファスコがスーツの男を助けているのを見たとし、
チクったのはお前じゃないだろうなと問い詰める。しかし
それを否定するファスコ。H.Rが崩壊してもボスは現役だという。
あらゆるコネを使ってH.Rの上層部を守ろうとしていること。
しかしFBIはまだ捜索していて全滅させる為の何かを掴んでいる
らしいことを告げ、FBIが何を調べているのかファスコに調べて
抹消しろという。ファスコが仲良くしているカーター刑事は、
ドネリーと精通している事を告げ、これはお前の為でもあるのだ
と語る。最後の命令だと告げると、それで抜けたければ抜ければ
良いという。

「グリフィン市議に疑惑の10万ドル。ウォーカーが有利」
マキシンの記事が掲載される中、そんな彼女の元にクインが
やってくる。彼はエド・グリフィン陣営の選対本部長をして
いた。マキシンとは顔なじみで、あなたもこうなることは
予想していたのにグリフィン陣営についたのは悪いという。
しかしクインは例え政治家が死んでも俺たちのような人物は
生き延びるとし、エドは君のクビを落としたがっているぞと
語る。

フィンチはリースと連絡を取りながら、マキシンが管理する
ネット上のクラウドストレージにアクセスして、最新の記事を
調べるという。

一方マキシンはグレンに対して75人の警察官が逮捕された記事
を書く言われるが、寧ろ逮捕されていない人物の方が大切で
ある事を語る。まだ一連の警察不祥事の事件のボスは捕まって
いないのだという。名前と裏付けを取るのが先決だという。
そんなマキシンの元に匿名で電話が鳴る。
「オレはH.Rのボスを知っているとし、それはクリストファー・
ザンブラーノだ」というものだった。父親は最近亡くなった
マフィアのドンだった人物。クリストファーは裏社会とは距離を
置いていたが、マフィアとH.Rの金の仲介役だったのかもしれない
という。貿易会社を経営しているのでH.Rの密輸の隠蔽にも
荷担している可能性があるというものだった。マキシンは
貸しを作ったFBI捜査官のクラークに電話すると、現在ドネリー
らFBI捜査官がしている動きについて尋ねる。すると確かに
ザンブラーノを逮捕する為の準備が整いつつあることを聞く。
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リースたちはマシンが割り出した人物・記者のマキシン・アン
ジェリスのことを観察し、どのような危機が迫っているのか
を分析・追求していく。彼女はかなりの恐れ知らずの記者であり
ニューヨークに蔓延る大物の犯罪者や政治家に対しても、憶する
ことなく事実の探求の為に奔走していた。彼女は数日後に行われ
る次期市長選の不正資金疑惑をスクープして意気揚々としている
中で、FBI捜査官がHRに関与している刑事たちの一斉検挙に
乗り出したことで、黒幕が誰なのかということも同時に追求して
いく。リースは相手が記者であり、ドネリー捜査官たちが
追っている”コートの男”を追っている女性でも有るので、守るに
しても難しい案件だとしてフィンチと共にどうすべきかを
考えていく。

ファスコが内偵・潜入していたHRに関して、彼の報告によって一気
にHRの全容の解明に向けた流れが有った。
ファスコもHRから不正資金を受け取っていた過去も有るので複雑な
状況が有り、上述した様にリースに取っても自分の正体を暴こう
としている記者を守るべき対象者として接近していくことになるの
で単純なようで難しいミッションだった。
それを象徴するのが、記者が襲われた際に、彼女を守る流れを通して
銃で応戦する際に彼女に見えないようにして発砲するシーンに
現れていた感じ。

HRの流れにしてもコートの男の流れにしても、ここの所沈静化
していたので、どうなっているのかよく分からなかったけど、
ここに来て問題を再浮上させ、そして元々有った事件の流れ
に一気に引き戻した感じ。

シーズン2に入ってからリースに笑顔を取り戻させることと、
人間不審からの脱却を図らせようとする意図が有るのか、
彼を使ったお茶目なシーンが多いことに気が付く。
デートの件に関しても正直流れとしては強引過ぎるものがあり、
仕事に生きるとしているマキシンがこれだけ事件が起きている
状況の中で男とデートしようとする気なんて起きるハズもないし、
冷静に見ると不自然だった。
何よりも出会い系に登録されたリースの笑顔。これってフィンチ
の虐めだろうと思いつつも、実はシーズン2に入ってから
ずっとフィンチはリースに助けられ・励まされているので、
お返しの意味合いも有ったりしてね。

ファスコが潜入していたように、今回のHRのボスではないか
とされたザンブラーノもまた本当は父親のしていたことを
嫌い、仲介役を偽装して帳簿を付けていたとする人物だった。

マキシンが記者としての事実を追求するがあまり、傲慢な態度が
冒頭から描かれていたので、誤報して人を死なせてしまった時に
は、正直”それ見た事か”みたいな流れが有ったし、実際に取り返しの
付かないことをしてしまっている。
彼女がシャーナリストとしての絶望を感じて失意を覚える中で、
実はゾーイの様に彼女をチームリースの側につけていく流れ
が有るのかなと思って見ていた。

仲間意識を強調し始めたリースに対して、またしてもファスコは
シモンズによって踊らされる姿が有る。
リースが今まで散々ゴミ扱いしていたファスコに対して、いつでも
見守っているぞということを口に出して語る姿が有るのに、ファスコ
としては素直に言えないところがなんとも言えないね。
ファスコ自身は、リース・フィンチが如何に凄い力を持っていると
しても、それに対する組織の大きさの方がまだ力があると思っている
ので従わざるを得ないとしているのだろうし、その心理は
シーズン2の中でもカーターに対して、「必要以上にかかわるな」と
いう主張をしていることからも分かるところである。
カーターは逆にそのような逆境に対して”より萌える”タイプのような
ので態度は立派だけど、ファスコが子供を狙われるようにカーター
も家族が狙われたら何も言えなくなるような気がするよね。

取りあえずはリースの件は、マキシンからは都市伝説扱いされた
ような感じだけど、この流れからすれば、寧ろ正体はバレたけど、
公にしない方が良い事はあるとして、見て見ぬ振りをするという
ところにつなげた方が自然だった気がするね。

それにしてもマキシンに匿名で電話した人物ってシモンズだったの?
あんまりよく声を比較して聞いていなかったのでよく分からなかった
けど、クインかシモンズかファスコなのか・・という中でクインは
マキシンに顔が割れているのですぐに声を聞いて気が付くだろうしね。

そしてマキシンが人を死なせてしまった中で、そのまんままた
記者に戻るという流れもちょっと不自然だった。

■マキシン役のGloria Votsis

現在テレ東で放送中の「ホワイト・カラー」でアレックス・ハンター
役として登場している。

・What’s Become Of My Heart
Performed by The Joel Evans Quartet

ジョン・リース(Jim Caviezel) 元兵士、恋人ジェシカを失う
ハロルド・フィンチ(Michael Emerson) 犯罪防止システム開発者
ジョス・カーター(Taraji P. Henson)刑事
ライオネル・ファスコ(Kevin Chapman) 腐れ刑事、情報屋

ゾーイ・モーガン (Paige Turco) 管理専門のフィクサー
パトリック・シモンズ (Robert John Burke) 捜査官・H.R
マキシン・アンジェリス (Gloria Votsis) ニューヨークジャーナル記者
ニコラス・ドネリー (Brennan Brown) 捜査官
アロンゾ・クイン (Clarke Peters)
クリストファー・ザンブラーノ (John Ventimiglia) 貿易会社社長
グレン (James Saito) ニューヨークジャーナルの上司
ケーン (Anthony Mangano) 捜査官
エド・グリフィン (Richard V. Licata) 市長選立候補市長選立候補
ランドン・ウォーカー (Kevin Collins) 検事補、
クレイグ・ボーグル (Rick Gifford) 元FBI
ポール・ヒックス (John Henry Cox) グリフィンの金庫番
クラーク・ウィリス (Jeremie Harris) FBI捜査官
— (Rosemary Howard) Pedestrian
— (Paul Jude Letersky) FBI Agent – Driver
— (Toshiko Onizawa) Upper East Sider
— (Gerard Sullivan) Bad Cop
レナード・ピット () 元FBI

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