クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds シーズン8 第22話 夫婦の誓い #6

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第22話 夫婦の誓い #6

脚本/
監督/

【ストーリー】

●ミシガン州デトロイト・ダウンタウン

エディ(Nathan Davis Jr.)とブレンドン(Giovanni Adams)は車
を盗みにやってくる。こんな所にある高級車なんてサツの罠だ
としてエディは兄のブレンドンにもう辞めようというが、罠
なんかじゃないという。エディはドアが開いているという。
運転しようとして中に入るがスマートキー方式だった。
しかし試しにボタンを押すとエンジンがかかる。しかしトランク
の中でゴロンという音が聞こえる。トランクを調べに行くと
中には二体の男女の遺体が有った。ブレンドンは死体を捨てて
トランクを拭けばばれないとして止めるエディに対して、
死んだのは可哀想だが俺たちの知ったことではないという。キー
を持っているとしエディに取れと命じる。するとエリザベス
(Gracemarie Serafina)は助けてと告げ手を握ってくる。その
手を振り切るとエディたちは逃走する。

ブレイクは家にいると夫のジェームズ(D.W. Moffett)から電話
が鳴る。今度ボクが”国境無き医師団”に参加すると言ったら銃で
撃って止めてくれと告げる。今は何処に居るのかというブレイク。
どっちに言っても砂だとし、南”スナ”ダンかなと語る。何時に
なったに帰られるのか?というと、もう10ヶ月経つけど何とも
言えないという。そんな中ブレイクは玄関のチャイムが鳴る。
誰か来たのではないかというジェームズに対して無視するから
良いわというが、何か届いたのかも知れないぞと言われてみに
いくと、そこにはお届け物だとしてジェームズに姿が有った。
ブレイクは最高のサプライズだとし、よく休みが取れたわねと
語る。ジェームズはソファーに転がるとすぐに疲れたようにして
眠る。脚がピクピクしていないので寝たふりでしょ?と言うと
何が有ったのかというブレイク。妻の喜ぶ顔を見たかっただけだ
という。20時間のフライトでクタクタ。今は勘弁してくれとし、
お前の携帯がなっているのでサイコキラーを捕まえなきゃと。

●BAUオフィス

ガルシアは流石自動車の町って言ったら不謹慎だが清月デトロイト
で2台の車のトランクからそれぞれ二人の遺体が発見された
という。ケイン夫妻(夫・ブライアン、妻・メリッサ)と、
ギャレット夫妻(夫・ポール、妻・エリザベス)。エリザベスが
見つかった時にはまだ行きがあったが救急車が来る前に失血死した
という。モーガンはどっちの被害者も自分の車。スキルは居るが
便利な手だろうというロッシ。車が拉致の道具と捨て場所をかねて
いること。リードは拉致から殺されるまで一週間だという。
モーガンは妙にしつこく被害者に刺していることを指摘。
JJは傷が浅いものが多いという。躊躇い傷にしては数が多いこと。
検視報告では傷にそれぞれ50カ所。致命傷は最後の一刺しだという
ガルシア。なかなかトドメを刺さないのは肉体と精神両面への
サディズムだというブレイク。ホッチは治安の悪さが犯人に
有利になっているとし、次を食い止めようと語る。

その頃メアリー(Allison Lane)はフィリップによって
(Adam J. Harrington)によって大丈夫かと問われる。メアリーは
そんな何でこんなことをするのかと”犯人”に対する怒りをぶつけ
る。僕はどうすれば良いのか?というと、メアリーはナイフを
抜いてくれという。もう無理だと。ナイフを抜くとメアリーは
彼に有り難うと語る。フィリップは”そんな~”と大声で叫ぶ。
その様子が監視映像に撮られていた。

●移動中の飛行機
今の所分かって居るのは犯人が被害者の車を捨て場所にしている
だけだというロッシ。リードはよの正確には運搬と廃棄の手術
だという。犯人は車を置いて歩いて帰ったのか?とロッシ。
JJはどちらもバス停や駅の近くで見つかって居るが犯人が何処に
帰って行ったか分からないという。リードは監禁場所はデトロイト
だろうこと。拉致現場はクロスポイント地区。全米屈指の高級
住宅街でダウンタウンから12、13kmのところだというリード。
犯人は地元の人間で溶け込んでいるから被害者も油断している
というモーガン。そもそも夫婦を狙った理由は?とホッチ。
もしサディストなら夫婦の一方を拷問しそれを見せることで快感
が高まるというブレイク。
リードはイズラエル・キーズの場合夫婦と車を連れ去り、妻の
目の前で夫を殺害。キーズは性的サディストだがこの犯人も
そうなのか?とロッシ。夫婦を死ぬまで切り続けるのに二人の
絆を貶めるためじゃないかとJJ。同感だとし「死が2人を別つまで」
というか違いを実現させているとロッシ。じゃあ自分の結婚に破綻
し、恐らく両親も離婚しているのだろうとモーガン。迅速に動こう
としリードは地理的プロファイル、ブレイクとロッシは検視局、
JJとモーガンは車を調べて拉致の手口を検証してくれとホッチ。

●ミシガン州デトロイト・検視局

ジョーンズ検死官(Jocelyn Ayanna)に会うブレイクとロッシ。
二人の刺し傷はちょうど鏡合わせで場所も数もほぼ一緒だという。
ブレイクは妻の方が上から斜めに刺し、夫は水平方向に刺されて
いるという。ジョーンズはこの遺体の傷から見て犯人は被害者より
高くナイフに下向きに刺したのは妻よりも背が高くて夫よりも
低いからではないかと。妻163cm、夫は173cmだから犯人は170cm
くらい。小柄だなとロッシ。最初のカップルを見てくれとブレイ
ク。180cmと188cmなのに角度は2つ目カップルと同じだと。
犯人が170cmの訳はないなとロッシ。ブレイクは妻(私を)163cm
と見て胸を刺してとし私があなたを刺すとこうなると。互いに
差し合わせているという。

●デトロイト警察

ホッチとリードはデトロイト市警のキートン捜査官(James
Moses Black)と会うと彼からバス停と駅のパトロールの強化は
していると。リードにも市内とグロスポイントの地図を渡した
ことを語る。

■事件

エディとブレントンの兄弟はスラム地域に高級車が置かれて
いるのを見て盗もうと考える。ドアは開いていてしかもエンジン
がかかる。しかし発信させるとトランクに遺体が入っているのを
見つけてしまう。それでもブレントンは遺体を片付けて車を
盗もうとするが・・被害者のエリザベスが生きて居た。
しかしデトロイトでは同様のケースで殺された事件がこの事件の
前に発生していた為にBAUが捜査に動く。

■感想

今回はそれぞれ家庭の結婚観を通して見る男女関係を描いたもの。

このドラマを通してブレイクの夫・ジェームズの姿が初めて
見られた。

S8-2の所でブレイクの夫の話を取り上げたけど、彼は国境なき
医師団として働いていて、その時に既にこの夫婦は
“離れている方が上手くいく”ということに言及しており、今回
は、より詳細が明らかになる。互いに仕事人間だったが為に、
仕事に生きようと互いに結婚する時にそういう約束で一緒に
なったみたいだ。

第2話 処刑同盟 The Pact 脚本/Janine Sherman Barrois 監督/Karen Gaviola 【ス...

今回の犯人も途中で犯罪の手口が変わり、その性格が変わった。
ブレイクの夫のジェームズが価値観を変えて”拒否権”なるものを
行使してきたが、ブレイクは今回の捜査の間中悩んでいた挙げ句
結局今の道を選んだ。ブレイクにしてみれば、ストラウスに
よって責任を擦り付けられて、立場を危うくした挙げ句、よう
やくまたこうやって第一線で働けるようになったばかりだからね。
彼女が大学で教鞭を振るう姿が見られたけれど、言語学者だった
というのは知らなかった。前に言及されていたっけか。

・ブレイク&リード

ブレイクはかつてリードについて悩み相談したことが有る。
今回はリードがブレイクの異変に気がついて話の聞き役となり
アドバイスをあげようか?と語るも、

「あなた目的地を通り過ぎてますよ」的アドバイス(笑)

もちろんその後ちゃんとしたアドバイスをしていたけどね。

「僕はこの10年間は仕事が全て。でもほんの数ヶ月だけど君みたい
な気持ちも味わった。だから言わせてもらうとこの仕事はいつまで
経っても無くならない。でも幸せはなかなか見つからないよ。」
(Reid)

リード先生も他人の気持ちに敏感になりましたね。
リードは、アレックスの何か有った時の癖だとして「HIP-HOPを
口ずさむ」(Reid)
ことを指摘。

「論文にもHip-Hopに於ける隠喩の流動性に書いてたね。」(Reid)
「ナズのファン?」(Reid)
「ナズを知っているの?」(Blake)
「昔モーガンに無理矢理聞かされた。イルマチックを知らない
ヤツはバカだと言われた」(Reid)

・プロファイルの発表

・犯人は30代から40代の白人男、グロスポイント在住
・初めの2件を見ると怒りか復讐型のサディスト
・夫婦両方に対して激しい憎しみを抱いている
・恐らく自分の欠点は悲惨な終わり方、妻が他の男に走り相手は
婚約や再婚をしている
・ところでメアリーの時に夫婦を拉致出来ず、変わりが必要に
なった
・必然敵に手口が変わった。恐らく第6の被害者が存在する。
・犯人は結婚の失敗を思い出させる男性
・エマ・チャーチル(Erin Cummings)に対して同じ役割を果たす
為行かされている
・6人目の被害者は元妻の新しい相手かその相手によく似ている
男だろう
・第6の被害者を特定するのが犯人逮捕への近道になる
・まずはグロスポイントとデトロイト市内の行方不明者を
至急洗い出して欲しい。

・被害者

#1 ブライアン・ケイン
#2 メリッサ・ケイン
#3 ポール・ギャレット
#4 エリザベス・ギャレット (冒頭では生きて居た)
#5 メアリー・ハモンド (刺されたナイフを抜いてもらう)
#6 (予定はデニス・ハモンズだった?) <---今回のタイトル #7 エマ・チャーチル (未遂で終わる)

■捜査

・今回の捜査はロッシとブレイクが検視局へ

刺された特徴、そしてそこから犯人の体格を割り出そうとするが
矛盾が合って絞りきれない。互いに刺し合ったのではないかと
するけど、そう誘導出来るものなのかな。

・JJとモーガンが被害者の見つかった車を調べに行った。

車は何故かキーレスで電子音はするが、実際にはロックが
かからないものだった。
そこで初めて車がハッキングされていることを指摘。

・メアリーの遺体が発見される

車の持ち主はメアリーの夫のデニス・ハモンド。
メアリーの殺し方についてはデニスが出張の予定が変わったこと
も有り、今まで通りの殺人事件とは変わってしまった。

共通性が見つかってきて、これまでの三つの夫婦は互いに
生活リズムが有り、そのリズムを相手は突き止めていた様子。

しかし三つの家族が共通して行く場所があり、犯人が被害者を
物色する場所が有るハズ。

・ホッチパワー

司法長官にいきなり電話したので何かと思った。
ホッチって司法長官に電話出来るだけの地位に居るんだな。

車のGPSデータについて提出して欲しいというものだった。
そこで3大自動車会社のCEOを呼び出して、捜査協力の為にGPS
提供を求める。そんなに無茶な要求でもない気がするけどね。
それよりリモコンがハッキングされていることが問題。

ガルシアは4台とも出入りしている場所は陸上トラック。
そこで尾行されたか、妻をインストラクターに奪われたのでは
ないかと疑っていた。

■結論

陸上トラックに行っていたものから割り出されたフィリップ。
母親のアガサは息子はよく陸上トラックに行っていたが、
彼は運動をしにいっていたのではなくてマヤのことを見に行って
いたのだという。マヤは当時結婚していたが、略奪する形で
彼女と結婚する。しかしフィリップは略奪出来たということは
逆に略奪される可能性が有ると考えて妻の浮気などを考えては
病気になっていたという。しかも病気になるとみんなが気を
使ってくれることも有って、病気を楽しんでいたとのこと。
自傷行為が有ったということをブレイクが見抜いていた。

エマとフィリップは同じマイクロプロセッサの工場跡のクリーン
ルームの中に閉じ込められていて、エマを信用させる為にフィリ
ップは被害者に成りすましていた。そしてフィリップはエマに
対して自分を傷つけるような事ばかりを犯人を通して要求して
いく。

現場にはFBIが踏み込み、そしてフィリップの別居中の妻のマヤ
も連れて来る。嘘をつかせて相手に油断させて、結局蔑む形
で立ち去っていった。

しかし結局この男はなんでこんなことをしていたのか。
構って欲しかったのか。

■その他

・夫婦の嘘

まぁ色んな形で嘘だったり、当初の人生設計とは違う流れが有る。
結婚生活に於いて最大の嘘は不倫じゃないかな。
フィリップと一緒に閉じ込められていたエマは元々ユダヤ教徒だ
がクリスチャンの見合いサイトで知り合ったという。

■使用された曲

・Theme from Criminal Minds
Composed by Marc Fantini and Steffan Fantini
・Cello Suite No. 1 in G Major, BMV 1007: Prelude
Composed by Johann Sebastian Bach
・Losing in the End by Dying Regret

■出演者

デビッド・ロッシ …… BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー …… リーダー
デレク・モーガン …… 爆弾処理が得意
スペンサー・リード …… ドクター
ペネロープ・ガルシア …… 解析
ジェニファー・ジャロウ …… BAU
アレックス・ブレイク …… S8新加入、大学教授

Dr.ジェームズ・ブレイク …… アレックスの夫、医者
フィリップ・コナー …… フリーのプログラマー
アガサ・コナー …… フィリップの母
マヤ・コナー …… フィリップの妻、離婚調停中
エマ・チャーチル …… 被害者、薬局前で・・ユダヤ教
ロン・キートン …… デトロイト警察・捜査官
Dr.ハリエット・ジョーンズ …… 検死官
メアリー・ハモンド …… 被害者
デニス・ハモンド …… メアリーの夫
ブレンドン …… 兄
エディ …… 弟
…… CEO / 自動車メーカー
…… CEO / 自動車メーカー
エリザベス・ガーネット …… 被害者
ジョン・チャーチル …… エマの夫

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