THIS IS US 36歳、これから 第10話 クリスマス Last Christmas

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第10話 クリスマス Last Christmas

脚本/Donald Todd
監督/Helen Hunt

【これまでのあらすじ】

子供を取り上げたDr.カタウスキーはジャックに告げる。
「人生が君という人間に与えた最も酸っぱいレモンで何とか
レモネードを作った経験を・・」と。ケヴィンは主演女優
のオリヴィアに対して分かってきたとし君は人として空っぽだ
と。突飛なことをしたがるのは空っぽな自分に耐えられない
からだと。オリヴィアは退場しろってことねというと
車で山荘から立ち去る。スローンは二人は?と問うと山小屋を
出たというケヴィン。ケイトはケヴィンのベッドにやってくる
とスローンが隣で寝ているのを見てしまう。
ママってキレイだというケイト。それならケイトもキレイだ
として衣装着を褒め合う。体重や自分をもっとコントロール
しなきゃいけない。私にとって一番大切なことだとトビー
に告げる。ベスは前からウィリアムのことを知って置きながら
ランダルに隠していたのかとレベッカに告げる。ランダルは
レベッカの家に行くと、36年も秘密を抱えてもの凄く孤独だ
っただろうと。その言葉を聞いてレベッカは涙するが、許せる
のはまだだとしてクリスマスに会おうと語る。

【ストーリー】

— 昔 —
クリスマスにレベッカとジャックは飾り付けをする。レベッカ
はプレゼントを買いすぎた?と尋ねると、ジャックはウチには
子供が3人も居るんだしパパは働き者だから大丈夫だと語る。
ケイトはママに対してキャロルを歌いに行くのかと問う。
ケイトはお腹が痛いとレベッカに告げると、ママがサンタに
あげるクッキーをキッチンに置いていたのに袋が空いていた
として食べたんでしょと問う。ランダルは祖母にもらった金を
ケヴィンに取られたと騒ぐが、ケヴィンはテーブルに置いて
おいたとし、でもケチだからどうせ使わないのだろうと語る。
ランダルは将来金持ちになるとしケヴィンは貧乏でダンボール
の家に住むんだと。そんなレベッカはクリスマスというのは
金やプレゼントをもらうもらう日ではないことを教える。
キリストの何かの日でしょというケヴィンの言葉にレベッカは
教会に連れて行かなきゃと語る。ケイトはお腹が痛いと改めて
訴える。ジャックは気になりケイトに触れるとホントに熱が
あることを語る。

病院に運ばれるケイト。
盲腸だと診断されその手術は簡単だとされる。レベッカはケ
イトに歯を抜くのと一緒というと、痛いのねと怖がる。例えが
不味かった・・とレベッカ。レベッカは病院に飾られている
もみの木の枝を取ってくると、枝にはクリスマスの魔法が
かかっているという。「イヴには悪い事は起こらない」と
語る。目が覚めたらみんながケイトを待っているとしその時
クリスマスだと語る。カートで手術室に運ばれるケイトの
ことを最後までケヴィンが手を握っていた。

カタウスキーもまた病院のベッドで手術街をしていた。
ここで40年も働いたという。ちゃんとした毛布があるのに
隠しているだろうと看護師に叫んでいた。するとレベッカ
は「Dr.K!!」と声を掛ける。9年ぶりですねと言うと
どうしたのかと尋ねる。空港まで飛ばしていたら道が凍ってて
車ごと街灯にぶつけたという。私たちは娘のケイトが盲腸
になったことを語る。イヴなのに可哀想だとするが盲腸の
手術は簡単だというカタウスキー。あなたの家族は?と尋ねる
とみんなモンタナに集まっているとし今向かっているという
がこの転機では多分”お別れ”には間に合わないだろうと。
お別れ?と聞き返すと、心臓と肺の間に出血が有り手術は
するが私は年だから発作や大量出血なく手術を終える可能性は
ゼロに近いのだという。

レベッカはジャックに対してDr.Kのことを話す。
子供たちはDr.Kって何かと尋ねるとケイトとケヴィンを取り
上げた先生だとしランダルと会わせてくれたのもDr.Kのお陰
だと語って聞かせる。偶然とは思えないとしDr.Kがウチの子
を取り上げたのは担当医が盲腸破裂だったこと。今はケイト
が盲腸であり、まさかイヴにそんな偶然が起きるなんてと。
君が運命の巡り合わせだと思いたいのは分かるがそういう話は
くどくて聞きたくないとし、今すぐに神に召された方が良い
と語る。ジャックに対して暫く会っていないのに私のことを
知らないだろうとするが、Dr.Kが言った言葉だとして、
気休めは辞めてと言った際に「君らならば大丈夫だ」として
くれたこと。怖いですか?とレベッカは尋ねる。あの世にいく
ことについて、現在モルヒネが入っているということを勘案
して欲しいが怖くはないという。寧ろ興味が有るとし、初めて
グランドキャンオンの縁に立った時を思い出す。ラシュアモ山
なら勘弁だけどあの世が白人の爺さん4人を並べた最後だったら
ゴルフ仲間の顔で見飽きていると語る。

ランダルは売店(Millie Trachtenberg)に行くとスノードーム
を購入。
ケヴィンは看護師(Becki Dennis)に対してお祈りするなら
どの像にすれば良いのかと問うと、どれに祈っても聞いて
くれるのだと語る。
Dr.Kがジョークを言って聞かせている中で、ランダルは
先生にスノードームをプレゼントする。私はあの日君のお父
さんが行こうとした方に背中を押しただけだという。これから君

が両親と同じような優しさを他人に与えてくれたら何よりの
プレゼントだと語る。スノードームの美しさを見てモンタナ
にある別荘はそんな感じなんだとしキレイに光っているなと
語る。

— 現在 —
ケヴィンはスローンに対してイヴに公演が中止なんて冗談
じゃないと語る。しかししょうがないとし主演女優が一ヶ月
前から行方不明なのだからと。あなたのせいで山荘から消え
たとしあなたがオリヴィアと寝たせいで折角の私の舞台が
台無しだという。でも君とも寝たけど君は消えていないと
いう。しかしまたセラピーの世話になるという彼女。
オレはこの舞台の為にニューヨークに出て来たのだという。
私は両親の家でハヌカのディナーがあるが完璧な姉・シーラ
(Nadia Quinn)の前で公演中止って言わなければならないのだ
という。劇作家になれる訳が無いと言われて見返そうと思って
いたのだと。オレに出来る事は?ディナーに一緒に来てと語る。
ケヴィンは弟の家出ディナーの約束だとするが、スローンは
断らせないとし貸しがあると語る。付き合っているとママに
言ってしまったのだという。

■感想

今回のエピソード。
監督を担当したのはハリウッド女優としても活躍している
Helen Huntさんだった。

感謝祭が終わればすぐにクリスマスが訪れる。
アメリカでも日本でもそうだけどクリスマスが好きな人が
多いので12月になるとイルミネーションが凄いよね。

「奇跡」と「偶然」が同じ意味ではないにしても、偶然と
言う名の奇跡的な流れが有ったり現実的な流れが有ったり
してなかなか一筋縄ではいかないものがある。

そろそろジャックの死の真相とか触れるだろうとか思いつつ
未だに訪れていない流れが有る。その分、別のところで
人の生死の物語が描かれて行ってしまうのかな。

過去の回想シーンが多くて、現在の流れの中で過去の家族
との流れが現在の流れとタイアップしているかのようにして
平行的に描かれて行くという所は如何にもドラマらしい作り。

共通するのは「イヴには悪い事は起こらない」ということ
だけど、果たして本当に悪い事は起きないものなのか。

アメリカは人生の転機となることに対して「動物」を使う
ことが多いよね。
今回はウィリアムを通して「猿」が使われて居た。
そういう動物は都合良く出て来ては、間違っている道を
修正しようとしているかのような感じ。

大抵アメリカだと山道を車で走っていると鹿が飛び出して
来てハンドル切って・・って感じになるものだけどね。

■それぞれの家庭

・ジャックとレベッカ

今回は何と言ってもイヴから始まりクリスマスの準備を
しているところでケイトが盲腸にかかってしまった。
レベッカとしては食べ過ぎが原因とスルーしていた格好だった
けど、実際に熱が出て苦しそうにしているケイトを見て
ジャックは異変を感じる。

そこでなんと双子を取り上げてくれたDr.Kことカタウスキー
医師との再会。ただし彼はこの9年の間に車でクリスマスで
家族の元を尋ねる中、スリップ事故を起こし、その手術は
難しいということで、死を意識する流れが有る。
Dr.Kの手術は高齢者ということも有って難しいものがある
らしい。

余談だけどウチの母親が昨年脳外科医の手術をしたのだけど、
脳動脈瘤と脳梗塞が有り、現状切迫感のあるのは脳動脈瘤
の為にクリッピングで手術することになった。
ただ年齢から考えると脳動脈瘤の破裂する可能性と寿命で
亡くなる可能性というのを考えた場合、どちらを選ぶかの
選択に迫られたことがある。年に破裂する可能性は数%なので
手術しない選択も有りだとされたけど、今の老人は70歳くら
いじゃ亡くならないし80歳とか90歳とか当たり前のように
長生きするので手術を選択した。しかも動脈瘤の形が非常に
悪かったので破裂する確率が高かったのだけどね。

先日のエピでは確かジャックたちが感謝祭に行こうとして
柵を突き破って怖ーいロッジで過ごす流れというものを
作っていたけど、その日が一つの伝統作りのようになってい
た。今度はDr.Kが道を外れて、病院で一夜を過ごすという
ものとなった。

実家で過ごす祝い事よりも時に病気でアレ怪我でアレトラブル
であれ、そういう方が思い出に刻まれていることがある
んだろうな。

ランダルは心優しいところが有り、自分とピアソン家を結び
つけてくれたことに感謝してスノードームをプレゼントして
いた。今の自分が幸せであり、そしてその生活をするように
結びつけてくれたということにも感謝するところが有ったの
だろう。

ケイトとケヴィンは双子なのか、一番ケイトを心配していた
のがケヴィンだったというのも印象的だ。

・ケヴィン

イヴの日に公演が中止。オリヴィアが別荘から失踪し一ヶ月
は連絡が取れなくなっている。オリヴィアは色々と演劇のこと
では色々と示唆するところがあったけど、いざ人間関係で
接した時には寧ろケヴィンがオリヴィアに対して「空っぽ」
だと述べた。これがズバリ当たっていたとしても相当傷ついて
いることも考えられるね。

ケヴィンはスローンと寝た。
その流れからかスローンは実家に一緒に来てハヌカの食事に
付き添って欲しいことを語る。ハヌカということはスローン
はユダヤ人系の人なのか。
一見しただけではよく分からないな。

みんなスローンの家族は「シッター・マン」を見ているか
どうかは謎だけどかなりケヴィンには気を使っていた様子。

食事前に昔話をすることになる。
とてもキレイに飾り立てられたロウソクの照明。
その起源について今回説明する役割をスローンが担う。

「イスラエルを支配したギリシャ人の王が居た。王は言った、
ギリシャの神々にお祈りしないと恐ろしい災いが降りかかる。
ユダヤ人は言った「その手に引っかからない」と。5人の息子
を持つマタティアという男の人がいて自分の息子の一人、
ユダ・マカバイは沢山戦士を集めてマカバイ軍と名付けた。
王様に反乱を起こし神殿を取り戻そうとした。だけど敵の
ギリシャ軍の兵士は大きな象に乗っていた。私たちはビビって
いた。でも彼らは闘った。そしてついにユダヤ人たちはエル
サレムからギリシャ軍を追いだした。みんな万々歳。だけど
神殿に戻りロウソクに火を灯そうとしたら油の壺が全部
使われ残っていたのはたった一つ。一晩分の油でも神が一生
懸命闘ったご褒美をくれた。その一晩分の油は8日間は燃え
続けた。」

そんなスローンの朗読にケヴィンは俺たちは才能が有るのに
誰も信じてくれないこと。スローンは何よりも母親が信じて
くれていないことにコンプレックスがある。
これはケヴィンも両親から少々手の掛からない子ということ
で相手にされなかった寂しい一面が有るからね。

ケヴィンはスローンに俺たちだけで舞台をやろうと誘う。

この展開「シッター・マン」のシーズン2の終わりにあった
としその時は終わりで婚約することになったとして気をつけ
ないといけないことを語っていた。

・ケイト

トレイシー(Brittany Ishibashi)からは胃のバイパス手術の
説明を受ける。胃が小さくなるので余程気をつけなければ
ならないことが多くなること。
小食になるのでその分栄養不足を補う必要が有る。
副作用には震えや嘔吐、発汗、下痢、失神があるとされる。
ビタミン・ミネラルの摂取をしないと貧血症や骨粗鬆症に
なる。それを聞いて手術だけが心配事ではない事を知る。

幼少期にケイトは盲腸の手術を受けている。
その時はすんなりと手術は終わっている。

最後にランダル家にはみんなが次々と集う中で、トビー
までもがニューヨークにやってきた。
6時間かけ小さくなっていたとのことだけど、やはりエコノ
ミー症候群ってヤツなのかな。

・ランダル

ボスのタイラーのクリスマスのパーティーへ。
そこでランダルはアンディ・ファニン(Jimmi Simpson)という
同僚からボートを買ったという事実にベスに告げる。
ランダルは落ち込むと衝動買いに走るところがあり、
クリスマスパーティーに呼んだ全員がパーティーに遅れる
として連絡してきたことも要因の一つらしい。

そして何よりも先日母親との件ではクリスマスに決着を
つけようとしていた感じのセリフを語っていたが、やはり
ベスからも指摘されていたように、理解することと許すこと
は別だということを告げていた。ランダルは広い心で父を
許してきたし、レベッカに対しては例え過去に何が有ろうと
全力で育ててくれたことがあるからね。
そして誰が無くても彼らには娘たちが居る。

アンディに船の購入は辞めると言いに行こうとすると彼は
自殺しようとして遺書を用意し娘のクロエに対して手紙を
書いて婚約指輪を置いていた。
ランダル家も問題は多いけれど、アンディの事情を考えれば
まだ良い方だ。
アンディは会社の顧客の金で投資に失敗。キャサリンという
妻が居ながらティナという女性と浮気していた事を知る。

ここで終わらせようと決めたとアンディから言われたランダル
としては、自分の悲しみ以上の現実を前にする。
しかしランダルは自分は消防署に捨てられ、父を36年ぶりに
見つけたが死にかけており、母親にも裏切られたことを語る。
それでもみんな乗り越えようとしている事実を語りなんとか
踏みとどまらせた。

■その他

・死は怖いのか?

レベッカがDr.Kに質問したこと。崖っぷちに立っている中
で、人はどのような精神を保っているのか。
Drはグランドキャニオンに立っている気分であることを
告げて死は怖いというよりも興味がある事を告げていた。

・ウィリアム

久しぶりにウィリアムは昔のミーティングの場に戻ってみんな
の前で話していた。そこで通りで見たという「猿」の話を
する。今となっては現実か分からないが、夜中の3時半に
猿を追って通りに出ていたことを知り、道を誤っていること
に気がついたという。そこでドラッグを辞めて内なる欲望
との戦いに勝とうとした。太陽の下を歩けるように・・。
そんなある日にドアを叩いた時にドアを開ける事が出来たこ
と。

ウィリアムはなんとゲイでジェシーというゲイパートナーが
いた事を知る。
ジェシーの元からも居なくなっていたウィリアム。
命が短いことで最後の時を過ごしたいことを語っていた。

・テス

ウィリアムはロイと同じだとしてパパが二人居る家庭である
事を告げた。そうなるとウィリアムは誰との間でランダルを
生んだのだろうか?

■使用された曲

・Only at Christmas Time by Sufjan Stevens
・The Little Drummer Boy by Sufjan Stevens
・All That I Want by The Weepies

■出演者

ジャック・ピアソン (Milo Ventimiglia) 36歳、建設会社勤務
レベッカ・ピアソン (Mandy Moore) ジャックの妻、初出産
ランダル・ピアソン (Sterling K. Brown) 36歳、エリートビジネスマン
ケイト・ピアソン (Chrissy Metz) 36歳、ケヴィンの付き人
ケヴィン・ピアソン (Justin Hartley) 36歳、コメディドラマ俳優
ベス・ピアソン (Susan Kelechi Watson) ランダルの妻
テス・ピアソン (Eris Baker) ランダルの娘・長女
アニー・ピアソン (Faithe Herman) ランダルの娘・次女
トビー・デーモン (Chris Sullivan) 減量のためのサポートグループに参加
ウィリアム・ヒル (Ron Cephas Jones) 無職、62歳、ランダルの父

ジェシー …… ウィリアムのゲイパートナー
ミゲル・リヴァス …… 現在のレベッカの夫
スローン・サンドバーグ …… 劇作家
アンディ・ファニン …… ランダルの同僚、妻キャサリン、娘クロエ
シーラ・ゴードン …… スローンの姉
モニカ・サンドバーグ …… スローンの母
メルヴィン・サンドバーグ …… スローンの父
タイラー …… パーティー主催、ランダルの上司
トレイシー …… 胃のバイパス手術の説明
Dr.ネイサン・カタウスキー …… 病気で手術
イライザ・ゴードン …… シーラの娘
…… 病院の売店
…… 看護師
…… ICU看護師
ポール・ゴードン …… シーラの夫

9歳の頃のケイト ……
9歳の頃のケヴィン ……
9歳の頃のランダル ……

…… ティナ
…… リンダ・バンクス
…… ロイ

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