THIS IS US 36歳、これから 第16話 メンフィス Memphis

第16話 メンフィス Memphis

脚本/Dan Fogelman
監督/Glenn Ficarra, John Requa

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レンタグル大336

【ストーリー】

— 大昔 —
You Are My Sunshineの曲が流れる中、ウィリアムの父は妊娠
したドロシー(Amanda Warren)のお腹に触れて順調に育つ
赤ちゃんを喜ぶ。ウィリアムの父は兵士として出兵する中、
ドロシーに手紙を毎日書く事を告げる。しかし彼女の元には
二人の兵士がやってきて訃報を知らせていく。
ドロシーは生まれた赤ちゃんにウィリアムと名付け大丈夫だ
と語る。

ベスとランダルは心療内科のDr.マーティン・リー
(Andrew Tinpo Lee)の元を尋ねる。ベスは一週間前に
夫はパニックを起こしたこと。血圧が急上昇して視力が
不安定で体が麻痺して震えまで起きたこと。とても怖かった
のだという。退院して5日、そんな状態で父親を連れて遠出
するなんて・・と。そんな中にステージ4のガンの父を車に
乗せてメンフィスに行こうとしていること。隣町とは違うの
だという。先生に対してランダルは僕は今は体調も回復し
仕事も休んで治療したこと。ストレス検査も良好だったこと。
父親にはもう時間がないとし僕に故郷を見せたがっているの
だという。もしかすると父の親戚に会えるかも知れない。
僕にとっては大事なことで妻が心配していることは理解して
いるが、先生に判断して欲しいと語る。

出発することになる。
ウィリアムは寝ているアニーとテスに挨拶する。
テスは目覚める中、ウィリアムは出かけるけどチェスの練習
はするんだよと語ると出て行く。出かける二人の為に
多くの荷物を用意するベスはお父さんも無理はしないでと語る。

車を発進させる。
ランダルはウィリアムに対して昔ながらのドライブで行こう
と告げるとニュージャージーからメンフィスまでカーナビは
一切使わず使うのは昔ながらの地図だけだと。ウィリアムに
ナビしてくれというが、彼は窓から地図を投げ捨てると、
良いから運転しろ、そのウチ付くからただ走れば良いと語る。

— 大昔 —
ウィリアムは母・ドロシーを駅で見送る。
お前の祖母の調子が悪いから看病にいかないといけないと
すると、ウィリアムは行かないといけないのかと問う。家族
なのだとしピッツバーグなんてすぐだと語る。
そろそろあなたも巣から飛び立って自分の音楽に集中してと
いうドロシーはあなたには才能があるので目の前には輝かし
い可能性が広がっている・・・道を踏み外さないようにと。
遊び人のいとこに引きずられないでという母は「あなたは私の
最高の宝」と語るとまたねと告げる。

— 現在 —
ピーボディ・ホテルの看板を見て懐かしがるウィリアム。
昔は黒人が入れなかったが叔父がベルボーイをしていたので
こっそりと入れてもらったのだという。そこに居る鴨を
お前にも見せたかったという。お前が心配だというウィリアム。
神経衰弱を起こしたと聞いた時は信じられなかった。名前は
それで良いのかというと、不安発作とか神経的苦痛、神経疲労
ストレスによる心的外傷など呼び方は様々だという。ケヴィン
に抱えられながら戻った時は正直ショックだったこと。平気
そうに見えたからと。ランダルはそう振る舞っていたとし
小さい頃からストレスを溜め気味だという。そんな時、父は
助けてくれたこと。僕がパニックになると両手で僕の顔を
両側から包み込み父は一緒に息をしたこと。二人で深呼吸
して僕が落ち着くまでしてくれたという。どんな人だったのか
と問うと大きな人・・人として、笑い方が最高で豪快だった。
父さんは自由に笑う方だったと。墓は何処に有るのかと問うと
火葬をしてケイトが遺灰を持っている。父の好きな公園の木
に少しだけまいたのでそこが墓代わりになっているという。
今から寄れるか?とすると挨拶をして起きたいという。
今回は無理だとし別の方角だという。しかしウィリアムは
お父さんに会わせるんだと語る。

公園の木の前にはベンチが有った。
時間をくれというウィリアム。木の前で亡きジャックに対して
有り難うと感謝する。こんな私に変わって立派な男に育てて
くれたこと。君に会えないのが残念だとし笑い声を聞きたかっ
た・・会ってみたかったとウィリアム。お前も挨拶をしたら
旅をつづけるぞと語る。

— 大昔 —
ウィリアムの元にはドロシーから手紙が届く。
「美しい詩をありがとう。ココが慰められた。葬式に来られ
ないことを気に病まないでとし祖母もそこまで望んでいない」
「良い知らせがある。図書館での仕事を見つけた」。
「ウィリアムへ、先週は電話で話せて良かった。バンドは
上手くいっていると聞いて嬉しい。カバー曲でも立派。もう
すぐ演奏を聴きに帰る」と。

■感想

末期癌でいつ死んでもおかしくないウィリアムは不安発作
で倒れた息子のランダルに自分が生まれ育ったメンフィス
の街を見せて回りたいと考える。
ベスはランダルとウィリアムの体調を考えて否定するが、
もう時間がないということで、心療内科の医師の許可を
得て旅に出る。

最初から亡くなった状態で居るジャックのことに関しては
ずっと神秘的な状況として描いており、彼の死の真相を
一切明らかにしようとしない。
真相が明かされる前にウィリアムの方が先に死を迎えてしま
うという流れで、一話全てを使ってウィリアムの人生を
描いて見せた。

ランダルの子供時代でも黒人差別で大変だっただろうに、
ウィリアムの時代ならばもっと酷い時代だったハズ。
黒人差別の現実がありながらも彼を育てて立派に成長させた
ジャックのことにウィリアムは頭が上がらないところだろう

ウィリアムと同様に生きて居ればランダルを通してジャック
という人物の人となりを知って二人は親友になれただろうに
とても残念だ。出会う人、生まれた時代が悪かったこと。
ウィリアムの家系は正直その点では恵まれていない。
遺伝的にガンの素因を持つ家系であることも見逃せないかな。
ウィリアムは父を知らずに育ち、ランダルにはその分二人の
父が居る。勿論ウィリアムはランダルの父はジャックだと
既に認めていて墓の前ではそのような扱いでリスペクトと
感謝の念を示していた。

末期癌の患者が最後に行うこと。
息子に自分のルーツを見せることで空いてしまっている彼の
中のアイデンティティを埋めることも一つの役割だと感じた
のか。その中には勿論自分の中での最後の自分探しがある
ことは言うまでもない。
ロードムービー風の味付けでこういうドラマを描くのは
アメリカでは珍しくないよね。
大抵ロードムービーの行く先は悲劇しか待っていない。
ただその悲劇は遅かれ早かれ必ず起こりうる現実を表して
いて、帰る頃には来た時とは人生が変わってしまっている
ことが多い。

■ランダルの父・ウィリアムの両親の話

上述したようにウィリアムの父親の時代は恐らく第二次世界
大戦とか朝鮮戦争、ベトナム戦争の何らかで兵役について
国内でも大きく揺れていた時代なのだろうけど、子供を妊娠
しても戦死してまだ見ぬ子供/父親としての家庭となって
しまった。

ウィリアムの母・ドロシーは一人で子育てし、ウィリアム
との生活を暫く楽しむ。

■ウィリアムの転機

時の流れは無情だ。
ドロシーの母も存在していたが、その母が倒れたことで
ドロシーはウィリアムとは離れて看病に行くことになった。
母はペンシルベニア州南西部のピッツバーグに住んでいる
という。ウィリアムが住むメンフィスとピッツバーグが
どの位離れているのか分からない。

現在ランダルが住んでいるのはニュージャージーだと語って
いたので、そこからテネシー州・メンフィスに向かったの
だろうけど、一体車だとどれだけ時間がかかるのだろうか。
ドラマ「メンフィス・ビート」でかなりメンフィスの町並み
を堪能出来たけど、やはり音楽の街って感じで、常に
ブルースが流れている印象がある。

・住めば都に?

ドロシーはピッツバーグに行った。しかしその後なかなか
戻らず手紙や電話だけでの連絡に留まってしまう。

更に今度は時が経ちドロシー自身が病気になり、看病の為に
ウィリアムが今度はドロシーのソバで付きそう生活に
なった。

皮肉なことに、ドロシーが心配していたのはメンフィスに
居る従兄弟のリッキーはドラッグや悪さをしていると感じて
母親の看病の時にはそのことに言及していた。
しかし実際に人生を狂わせたのは、ウィリアムがピッツバーグ
に行った際にバスの中で目を引いたローレル
(Jennifer C. Holmes)という女性だった。彼女はドラッグに
溺れていたが、ウィリアムは好きな音楽をしてメンフィスに
居る時にはどんな誘惑にも負けずに断っていたが、母親の死
を前にして、ドラッグに溺れてしまった。

・約束は反故にされるものだが・・

ドロシーはウィリアムにすぐにまた会えるとして住んでいた
土地から出ていった。しかし定着したのはピッツバーグ
だった。

ウィリアムもまたドロシーの為にバンド仲間のリッキーに
すぐに戻ることを約束してメンフィスから離れる。
しかしその後戻る事は無かった。

ウィリアムが戻るという約束を律儀に守っていたリッキーは
場末のようなバー”メルヴィルの店”を経営していて
ウィリアムの存在を怒っていたが、末期癌だと聞いて和解
することが出来た。更には最高なことにセッションすること
まで叶った。

最後に不幸な連鎖となっていた約束自体は果たされたという
ことになる。

■ジャックの教えを受け継いでいるランダル

人は誰でもパニックに陥る時が有る。
今のランダルがパニックに陥っているが、誰もがパニックに
陥ることはあるだろう。少なくとも両親が亡くなれば
人はパニックに陥るかも知れない。私のようにパニック障害
にでもなれば人生は殆ど終わりと言っても過言ではない。
本当にパニック障害というのは辛く人には分からないもの
だが、発症するのは両親や最愛の人の死を発端とすること
も多い様だ。

パニックになった時にはジャックの教えとして、耳を塞いで
深呼吸をすることをランダルに教えていた。
そして死を前にしてパニックに陥るウィリアムにランダルは
その教えを伝えていく。そこには血の繋がりとかルーツの
問題とは関係無いがピアソン家としての伝統的な教えという
のが存在していたのだろう。

ウィリアムからは自分の育った場所などを教えてもらい
沢山の親戚がその土地には居る事が記された。このような
土地だと意外と血の繋がりなど無くてもソウルメイト的な
関係という意味で繋がりを見出すかも知れない。

■変わるもの・変わらないもの

ランチを食べに行き、散髪屋に行き、水飲み場に行く。
水飲み場は歴史の教訓として、黒人と白人の差別の場として
違う蛇口の水飲み場として存在していた。
白人用の蛇口で飲む二人。

また元々住んでいた場所に行く。
ドアは塞がれていたが室内のレンガの中にはウィリアムが
隠していた宝物が入っていた。

■その他

・ランダルの母は誰?

想像するにローレルなんだろうけど、ウィリアムが父だが
母親は出てこなかった。ローレルがあの状況で妊娠して
出産したのかな。

・親子のカモ

日本でもアメリカでも親子のカモが道を渡るシーンはよく
テレビで報道される。
最後に帰宅する時にランダルが見たカモの親子はその後
ずっとあのモーテルに棲み着いているカモなのかな。

・You Are My Sunshine

もう今回は至る所でこの曲が流れた。
冒頭でウィリアムが妊娠している時からこの曲が流れて
いた。

■使用された曲

・We Can Always Come Back to This
Written by Siddhartha Khosla & Chris Pierce
・You Are My Sunshine by Marcus T. Thomas
・Jim and John by Ed Young
・My Honey and Me by The Emotions
・Feels So Good by Junior Kimbrough
・Frisco Bay by Memphis Slim
・Pharaoh by Sidney Carter
・We Can Always Come Back to This by Hannah Miller
・You Are My Sunshine by Ron Cephas Jones
・We Can Always Come Back To This by Brian Tyree
・Blues Run The Game by Janileigh Cohen

■出演者

ジャック・ピアソン (Milo Ventimiglia) 36歳、建設会社勤務
レベッカ・ピアソン (Mandy Moore) ジャックの妻、初出産
ランダル・ピアソン (Sterling K. Brown) 36歳、エリートビジネスマン
ケイト・ピアソン (Chrissy Metz) 36歳、ケヴィンの付き人
ケヴィン・ピアソン (Justin Hartley) 36歳、コメディドラマ俳優
ベス・ピアソン (Susan Kelechi Watson) ランダルの妻
テス・ピアソン (Eris Baker) ランダルの娘・長女
アニー・ピアソン (Faithe Herman) ランダルの娘・次女
トビー・デーモン (Chris Sullivan) 減量のためのサポートグループに参加
ウィリアム・ヒル (Ron Cephas Jones) 無職、62歳、ランダルの父

若い頃のウィリアム ……
ドロシー・ヒル (Amanda Warren) ウィリアムの母
リッキー …… ウィリアムの従兄弟、バンド仲間
10歳の頃のランダル ……
ローレル …… ウィリアムがバスで知り合う
Dr.ヒュー・ラング …… メンフィス総合病院
…… ウェイター
…… 男
Dr.マーティン・リー …… 精神科医
…… ウィリアムの父、戦死

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