スーツ / SUITS シーズン3 第15話 引き際 Know When to Fold ‘Em

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第15話 引き際 Know When to Fold ‘Em

監督/Anton Cropper 脚本/Jon Cowan

【これまでのあらすじ】

ルイスはシーラに結婚を申し込む。マイクはウソは辞める
と語る。ローラに頼んで弁護士登録データもいじってもらえば
良いというと、ハーヴィは犯罪者の心得だとして「死体を
動かすな」と語る。僕には未来が無い・・一生このままは嫌
だというマイク。ジョナサンはそんなマイクに私の会社に
来て欲しいとヘッドハント。投資はエキサイティングだとし
書類制作係よりもだと。スコットはハーヴィにルイスの案件
を返してやるって彼に借りでもあるのか?どんな借りなのか?
と問う。隠し事をしないなんてウソだとし、両方なんて無理
よとスコット。シーラはルイスに対して子供は要らないとし
好きじゃないからだという。私はハーバードを捨てるのだから
あなたも少しは譲ってと語る。

■ストーリー

ルイスはリプシッツ先生に失恋について電話で相談する。
“もう自分が分からない””どうでも良い””自分が嫌いだ”。
この人生も最悪の人を失って正直今は生きた気がしないと
いう。そこにカトリーナからのキャッチが入った為にルイス
は先生に待っていてくれとして電話を切り替える。彼女は
もう7時55分だとし8時の案件があること。するとルイスは
他の全部をやっておいてくれと語る。事務所には行かない
こと。私の心はボロボロでこんな状態では仕事にならないと
いうルイス。何時出てくるのかと問うが分からないという
ルイスは私の代わりに全てをやっておいてくれと語る。

ハーヴィーはスコットがくるのを待っていた。
3回も電話したのに出なかったとハーヴィーは責めてと後悔
しているのか?と。オレだってルイスに渡したく無かったこと。
私はあなたが隠し事をしているのが許せないのだという。
理由は言えないとしオレを信じて欲しいというハーヴィー。
分かった許して上げるがでも何度も隠し事をしないでと語る。
今夜はマラソン・フットウェアの食事にマイクを連れて行くと
いうと私を連れて行けば良いのに・・とスコット。

ジェームズ・クエリング(Damon Gupton)がハーヴィーの元へ。
新聞に「マラソン・ソフトウェア社が作った遊び場は子供を
殺す」と載せても良いのかと問う。有害物質が大量に使われ
て居るという。今、君のクライアントには大事な時だろう
とし訴えるのはあと数日待つという。君なら汚名を着せられ
ないよう守るだろうとハーヴィー。

マイクはレイチェルに転職の誘いが有ったことを話す。
ジョナサン・シドウェルから弁護士としての誘いではなく
ビジネスパートナーとして。投資銀行家なのか?
レイチェルはあなたを愛して居るのであなたの望みは私の望み
だと語る。マイクは迷っているのだと。ハーヴィーには
話したのか?上司じゃなくて友達でしょと。あなたにとって
ベストの道を本気で考えてくれるハズだというレイチェル。

マイクはハーヴィーに話があるとするが、彼は5億7500万ドル
以上の価値がない話なら後にしてくれという。無事に株式公開
が出来るように片付ける必要があること。子供に危害を加える
なんて言いがかりだというマイク。
「タイミングよく言いがかりをつける方がタイミング悪く
正直に主張するよりも強い」と語る。あなたの持論なのか?
というマイクにハーヴィーは祖母からの教えだという。クエ
リングってヤツを徹底的に調べろとハーヴィー。金で解決
したらどうかというマイク。オレが苦労して準備したものを
かっさらおうとしている。無名弁護士の言いなりになると
ハーヴィー。

ドナはジェシカに声を掛ける。
ヴァン・ダイク(Jamey Sheridan)が来ている事を告げる。
30秒前に・・。追い返しますか?というドナ。大丈夫だという
ジェシカは寧ろチャールズに会いたいと語る。
チャールズはジェシカにピアソン・スペクターの事務所名の
プレートを目にする。君が郵便係のものを事務所に名前を
つけるなんて信じられないというチャールズ。信じられない
のはあなたの名が外されたことではないか?というジェシカ。
昔のことは良いとしオフィスで話そうと語る。
私の配当を3割増やしたいこと。
帳場の監査をしたいこと。正式な通知だという。金曜日までに
応じろと。通報された人に監査する権利はないというジェシカ。
配当金の額が大きく変わった時は監査の権利があるのだという
チャーリー。

ハーヴィーとマイクはジェームズと会う。
ジェームズに対して離婚しただろうとし、タバコメーカーとの
訴訟で大負けしている。それ以来借金が増え続けているようだ
と。ジェームズは大負けではなく負けだという。多額の和解金
を提示されたのにかけに出て評決で負けて全てを失ったこと。
要は逃げられウチに言いがかりをつけたデッチ挙げ話だという
ハーヴィー。専門家の報告書もあるというと、マイクはたった
一人でしかも有害な”可能性がある”というもので実害がない
こと。株式公開はもうすぐだろうとし、訴えられたらどうなる
か。10万ドルで手を打とうというと、書類はどうするのかと
するともう作って有るという。今度もし原告を変えて同じ
手口で訴えても応じませんよとマイク。すると原告は100人
用意しているとし1000万ドル取るつもりだったという。100万
ドルで完全に手を引くというチャールズ。
しかしハーヴィーはそれを断る。マイクは50万ドルなら
出すつもりだったのでは?と問うと、アイツの正体が分かって
気が変わったという。離婚して借金が出来たのではなく
借金があるから離婚した・・ヤツはギャンブラーだとしオレも
そうだというハーヴィー。

■感想

どうしてもハーヴィはスコットから質問される答えを話せず
にいた。全てはマイクが弁護士資格を持たずに弁護士として
の仕事をしている為で、ハーヴィとしてはそんなことは話せる
ハズも無い。どのシーンに於いてもスコットが聞きたい答え
の先にはマイクの件が絡んできてしまう為に、「話せない」
の連続にスコットも「両方は無理」だとして、ハーヴィーが
語っていた「隠し事は無し」だという恋愛に於ける前提条件が
早くも崩れ去る構図が有る。
スコットが事務所に来てからというもの、本当にこういう
エピソードの連続で切なすぎるところも有るな。

ルイスにしてもリプシッツ医師のカウンセラーを受けるも
愛するシーラから二択を迫られた。私はハーバードを諦める
のだからルイスは子供を諦めて欲しいという。
子供は諦められないルイスとしては別れる他無かった。
そんな傷心のルイスが出社せずにいる中しわ寄せを喰らうのは
彼の秘書的アソシエイトをしているカトリーナだった。
カトリーナとしてはレイチェルとは犬猿の仲だけど、この
一件に関しては当人同士の問題では無くルイスの問題でもある
のでレイチェルは助けることになる。

■マイクの問題

マイクの件で今回は振り回される。
マイクは自分で答えを出しているのにみんなに聞き回る光景
がある。もちろん第三者からの意見を聞くのは悪くは無いが
それを頼りに決めたとなると、後に責任は決めた本人ではなく
助言したものの責任に押しつけることも可能だ。

それぞれに話を聞いていく。

・レイチェル
レイチェルは本音では弁護士を辞めて投資銀行家になって
欲しい。このままならばいつ捕まってもおかしくはないから。
彼との生活を築こうとしているのだから当然だと思う。

・ジョナサン
ジョナサンにも助言を求めた。
ただ直接的なものではなく自分の価値を高めてそれにジョナ
サンが乗るかどうかを試して時間稼ぎをしていた。勿論
ジョナサン本人から既にお見通しとばかりに指摘されていた。

・ハーヴィー
ハーヴィーにも助言をもらおうとしていたが、彼からは
正論を淡々と述べられていた。
弁護士として残りたいなら残れば良い。転職したいならしろ。
君は先週「もうウソは辞めたいと言った」なら引き受ける
べきだ。メジャーにいられる・・違うスポーツなだけ。

・ドナ
ドナは当然マイクに辞めて欲しくない。
辞めるとした時にはムカツク!としていたし、ハーヴィーへの
恩があるのではないかとしていた。
ドナはハーヴィーにもマイクを止めるよう告げていたけど、
寧ろマイクが辞めたことを決めた後にはハーヴィがスコット
にその事実を話さないように釘を刺していた。

■ハーヴィーの流れ

ジェームズ・クエリングという男が登場する。
彼は突然ハーヴィーのクライアントである”マラソン・
フットウェア社”に関して、彼らが作った子供用の遊び場には
有害物質が大量に使われて居ると嘘をついて、金をせびると
いうゲスな弁護士だった。
全く一度も問題を起こしていないし現在は誰からも訴える声
が上がっているわけでもない。それなのに金が取れそうな所
を探し出してくるところは如何にもアメリカン弁護士。
彼はこれから株式公開するマラソン・フットウェア社に
合わせて偽情報を出し、株価の損失を狙っている。

「タイミングよく言いがかりをつける方がタイミング悪く
正当に主張するよりも強い。」

何の欠点も支払う義務もなく200万ドルを請求する厚かましさ。
クエリングという男には正直ヘドが出る思いがした。

会話しているウチにギャンブル好きだとハーヴィーは突き止め
て彼の心理を上手くついた格好だったけど、ヘシントン石油
の件では助手のマイクとハロルドのハーバード大の同期が
結託して裏取引したのではないかと疑う。ただグレーゾーン
でありマイクが経歴詐称をしていなければ戦える案件だった。

一度はマイクに法曹協会へのハッキングは止めたけれど、
裁判が長引けば必ずその件がバレると思いマイクには
ハッキングを求めた。

結論から言うと彼はライバル会社から金をもらっていて
妨害工作をしているようだった。それが分かれば当然弁護士
資格が剥奪される。
マイクがそのことに気がついて取引に行く際にクエリングは

「頼む、弁護士はオレの生き甲斐。全てを奪わないでくれ」

これまでにそんな戦法で金を奪ってきたのではないのか?
だとしたら元々許されるものではない。

タバコ訴訟の件で十分な金をもらえたのに彼はギャンブル好き
で欲をかいた為に全てを失ってしまった。

■ジェシカとヴァン・ダイク PART1

事務所にチャールズ・ヴァン・ダイクがやってくる。
ヴァン・ダイク役のJamey Sheridanと言えば色々とあるけど
やはり「Law & Order: Criminal Intent」のディーキンス役
が自分のブログではよく取り上げている。

彼は突然現れる。ドナがジェシカにその事を告げる時のやり
とりが面白かったな。この辺は多分日本吹き替え版の勝利(笑)

彼は元々この事務所でジェシカが入る前にこの事務所の役員
の一人だったようだ。彼からの要求では「配当金を3割増やせ」
というもの。帳場の監査をしたいので正式に通知をもって
くる。

ルイスが居ないということを話せない為にカトリーナが
処理しようとしたが無理だった為にレイチェルに助けを求め
た。「あなたは優秀なパラリーガル」と言われたレイチェル
としては助けない訳にもいかない。

二人でルイスとしての仕事をこなすことになる。
ジェシカはその二人が作った案でヴァン・ダイクに迫るが
定款の但し書きを読んでいないと指摘され、現在社名は変わ
っているが、その中に”ジェシカ・ピアソン”の名前が有る
限りは金を搾り取れる契約が結ばれていることが分かる。

こんなことを見逃すのはルイスではあり得ないとして真実
を聞き出すと共にそれを隠していたカトリーナはクビを宣告
される。

■ジェシカとヴァン・ダイク PART2

ルイスの元にジェシカが尋ねた。
ヴァン・ダイクへの対抗策を求めると、カトリーナのやり方
は悪くないという。

ヴァン・ダイクは自分の立場が強くなると途端に今の三倍に
してもらうとしてちょっぴり欲をかいたか。

ルイスは有限会社にすれば良いとし、私が鍛えたアソシエイト
軍団がいること。ルイス・マーロウ・リットが事務所の危機を
救うと誓う。
よく分からなかったけど、法廷での論争になる前にジェシカ
とヴァン・ダイクで話合いが有った。
ヴァン・ダイクがジェシカを採用したのは人種差別対策と
でも言うべきところが有るのかな。

■その他

・ひとそれぞれ違う意図で相手を怒る

ハーヴィーがスコットにキツく当たっていたのは、マイクの
ことが辞めて欲しくないから。スコットからは辞めて欲しく
ない気持ちを話したのかと指摘されて、かつてハーヴィーが
スコットに対して語ったセリフのようなシーンとなって
しまった。

またドナからは色々と今回は指摘がある。
まずドナとハーヴィーの関係に於いて、彼女はハーヴィーと
知り合ってからずっと怒る理由を探している様な印象だった。
それをドナから言われてその関係は上手く行かないことを
示唆することを言われる。
またハーヴィーが不機嫌になっているのはマイクが辞めるから
だとして語る。

・やめるのかやめないのかどっちなんだいっ

最後にマイクはクエリングの言葉に感化されて法曹協会に
ハッキングして弁護士資格を取ったとし、辞めないことを
告げる。

■使用された曲

・End Credits Theme by Christopher Tyng
・Greenback Boogie by Ima Robot
・State of the Art (A.E.I.O.U.) by Jim James
・How Can You Mend a Broken Heart by Al Green
・I Want Some More by Dan Auerbach

■出演者

マイク・ロス (Patrick J. Adams) 記憶力が天才的
ハーヴィー・スペクター (Gabriel Macht) 弁護士、シニアパートナー
ジェシカ・ピアソン (Gina Torres) 弁護士事務所”ピアソン”経営
ルイス・リット (Rick Hoffman) 弁護士、ハーヴィーのライバル
レイチェル・ゼイン (Meghan Markle) パラリーガル
ドナ・ポールセン (Sarah Rafferty) ハーヴィーのアシスタント

カトリーナ・ベネット (Amanda Schull) ルイスのアシスタント
デイナ・スコット (Abigail Spencer) アソシエイト

ジェームズ・クエリング (Damon Gupton) ハーヴィの対立弁護士
チャールズ・ヴァン・ダイク (Jamey Sheridan) ジェシカの対立弁護士
ジョナサン・シドウェル (Brandon Firla) トニーの会社・投資部門のトップ

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