LAW & ORDER : 性犯罪特捜班 シーズン4 第16話 衝動の抑制 Tortured

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February 14, 2003
第16話 衝動の抑制 Tortured

脚本/Dawn DeNoon、Lisa Marie Petersen
監督/Steve Shill
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1月15日。
男性は女性娼婦と関係を持とうとするが、娼婦の元に子供から
電話が鳴った為に、客はやる気を失いその場から立ち去ろうと
する。するとなんと下着姿の女性が貼り付けのようになって
いる事を知る。

エリオットとオリビアは駆けつけた警察官から話を聞く。
2人で巡回中に遺体を発見した男性の悲鳴を聞いて発見したこと。
これみよがしの放置の仕方・・・愉快犯なのか。
首を絞めた跡があるが、他には目立った傷跡はなかった。
スカートを切られているというオリビア。またブーツに血が
付着しているとエリオットは告げる中、犯人の血かも知れない
と語っていたが、ブーツを脱がすとなんと被害者の足が切断され
ていたのである。

メリンダが調べると、切断面が荒い人。ノコギリよりは小さい
ギザギザの刃で切断したのだろうとし、ためらい傷もあるという。
約2mm幅の料理用ナイフかもしれないという。切断は生前の
ものなのかどうかを尋ねると、メリンダはあざもなく血痕も
少ないので絞殺後だろうという。首を編んだもので絞められ、
線は10本、12~14ゲージの紐だという。残留物は無いが、
銅線だという。
発見場所は売春街なので指紋登録があるのではないかとするが、
発見されなかった。性感染症もなく、膣の変形もないので素人
だろうという。20歳代のアジア人。メリンダは痛ましい跡が
有る事を告げ、性器にヤケドの跡があるという。前例があり
恐らく電気ショックによるものだという。その根拠として、
手首を形成する9つの骨が分裂し、肩の腱枝が裂けた跡がある
こと。手首で宙づりにされた拷問だと語る。

クレイゲンにその事実を報告するオリビアたち。
しかし拷問は2年前の古傷だという。失踪届は今の所出ていない
というマンチ。監禁・SMプレイをしたのか?というフィン。
ホアンがやってくると、これは政治的拷問だと告げ、チベットの
中国軍の典型的手法だと語り、被害者はチベット人だろうと。
ダライラマやチベット独立の支援者なのかとオリビア。
尼僧の可能性があるのではないかという。ホアンは人種を守る
医師団によればそういう人物は格好の標的にされるという。
足が切られたのはメッセージかも。政治的亡命かも知れないと
するクレイゲンは移民帰化局を調べるよう告げる。

フィンとマンチは移民帰化局で調べてもらう。
すると毎年100万人以上が移民登録され、1割は政治難民だという。
150万人は密入国だった。
そんな中調べていると指紋が一致し、クンソン・タシだと分かる。
しかし亡命ではなく結婚ビザで入国しているとのことだった。
夫はプレストン・ベネットだという。

1月29日(水)、B&C輸入販売
ベネットから妻のクンソン・タシが亡くなった件で事情を聞く。
彼女とはダラムサラの市場で知り合ったことを告げ、買い付け
の際に10世紀の石像を買おうとした際に通訳をしてもらった
という。これまでの夫婦生活の中で一度もケンカなどはした
ことがないと語る。何故失踪届を出していないのかと問うと、
施設にいると思ったのだという。彼女は拷問の生存者への
治療プログラムを受けていたという。チベットで自由化に
対してデモに参加し警察に一斉検挙され一ヶ月拘束されていた
という。今では立ち直り毎日ボランティアをしていたとの
こと。毎日集団セラピーに通い通訳をしているという。
しかし妻が居なくなったのに連絡をしないのは変だとエリオッ
トは告げる。夫は何か嘘をついているのだろうと語る。

1月29日(水)、集団セラピー
関係者から話を聞く。クンソンは自分の事を話したがらないが
牢獄で裸にされて毎日食事も与えられず殴られていたという。
電気は拷問でよく使われるもので、彼女はレイプした守衛が
誤って高電圧を流したのだという。これから集団セラピーの
人で彼女の追悼式を行うという。クンソンとは家族のような関係
だったとのこと。昨日の彼女は何をしていたのかと問うと、
ここで亡命の宣誓供述書の翻訳作業をして、5時頃一人で
出て行ったという。夫との関係で何か気になることはあるかと
問うと問題はなかったみたいだと語る。
プレストンは妻を心配していて過保護なくらいだったという。
妻を守る必要が有ったのか?と問うと、拷問は相手の意思を
踏みにじり人間性を破壊するもので、彼女の中で被害妄想が
出ていたとしても無理はないのだと語る。拷問を生き延びた人
はアメリカに50万人移住したが逆に拷問をした人物も大勢
移住してきているのだという。彼女に対して何か最近変わった
ことはないか?と問うと、政治活動を始めていたという。
同じ境遇だったデッツェンに誘われて先週抗議運動に出ていた
というものだった。

領事館前でプラカードを持ち”チベットに自由を”と訴えている
ものたちがいた。デッツェンもその中の一人。
フィンとマンチは彼女から話を聞くと、デモは領事館前では
なく、マイヤーミラー社の前で行ったという。この会社は
チベットにパイプラインを通す資金調達をしていて、抗議して
妨害したとのこと。親会社の売り上げは7億ドルから5億ドルに
なったという。抗議に対する弾圧は有ったかと尋ねると、
今は天安門の時代ではないとしながらも、警察も報道も全く
来ない状態だという。しかしクンソンは彼女の夫に無理矢理
連れて行かれていたことを語る。

1月30日(木)、ハローダライ
1月30日(木)、ポーリーの家
1月31日(金)、ベーカリー
2月1日(土)、文章鑑定室
2月3日(月)、第77法廷
2月4日(火)、第29消防車隊
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売春婦の多い地域でアジア系の女性の遺体が発見される。
地域柄売春婦かと思われたが、スカートを切られてブーツから
は血痕が見つかる。しかもブーツのファスナーを下げると
足が切断されていることが判明する。
死因は銅線による絞殺で、足を切断した跡から素人の犯行で
あることには違い無いという。
メリンダによると拷問された形跡があるが、傷跡は2年前のもの
だという。
その写真を見たホワンはチベットの中国軍による典型的な拷問
の手法だということで、移民・帰化局から政治亡命者を調べる
と被害者はチベット人のクンソン・タシだと分かる。
しかし彼女は亡命したのではなく結婚ビザで入国していたことが
判明し、夫のプレストン・ベネットから話を聞いていく。

中国の人権問題を取り上げたエピソードかと思わせつつ、結局は
性癖の問題であり、その原因は拷問ではなく、母親が幼少期から
行っていた虐待がその一員として存在しているという皮肉な
感じの内容だった。
アメリカのドラマを見ていると、軍人が被害者として描かれる
エピソードの中には、”危険な戦地で死なずに、安全であるハズ
のアメリカ国内で殺害されることへの皮肉”さとして描かれること
が有るけど、このドラマでも中国政府によるチベット人虐殺の手
を逃れてアメリカに渡ってきたのに、アメリカで殺害されるという
皮肉として描かれるものだった。
そんなプロファイルを中国系であるホアンにさせるという辺りは
そこでも皮肉な内容としては受け取れるし、殺人を犯して足を奪う
っていく犯罪の傾向を見ると、相当なメッセージ性のある内容か
と思われつつ、実際にはフェチズムによる犯行だったということで
このドラマらしく、冒頭での容疑とはまるで違うところで動いた
事件だった。

先ずは、夫に容疑の疑いがもたれる。
エリオットも警察が出動している騒ぎがあるので、妻を虐待している
夫の仕業ではないかとして、疑いの目を持っており、彼女のクレジット
カードの使用履歴から妻には別の男性・チェンバースの存在が
有るかに思われたが、実際にはチェンバースはビジネスパートナーで
有り、公私ともにパートナーであることが判明する。
結婚は偽装であり、可愛そうなので市民権の為に彼女と結婚した
ことにしていたというのが顛末だった。

彼女の部屋から出てきた中古家具の広告から、ソファーを売ろうと
していたポーリーという男性との関係が捜査線上にあがる。
酒乱で怪しい人物であること。

そんな状況の中で、被害者のブーツから面白いことが判明する。
ブーツは700ドルもするブランド品で試作品であること。
何よりも被害者の足のサイズが23cmの6.5であるのに対して靴の
大きさが一インチ以上大きいということ。
ブーツを持ち出した人物から話を聞くと、、デートで行ったボーリ
ング場でブーツが盗まれていたことが判明。容疑はボーリング場
で女性をナンパしまくる男性支配人に目が向けられる。

マンチが靴に関する犯罪についてマンハッタンで起きた過去の事件
について調べると、近年61件の事件が発生していて、その中でも
犯罪の性質について色分けされていた。

クツフェチによる犯行だろうとする疑いがもたれる中、オリビアは
クツだけを盗んで行く犯人の傾向について理解出来ないとする
意思を見せていたけど、ホアンはクツフェチという変質者に対して
「脳の制御区分では性器の隣に足がある」
と語っていた。
ボーリング場では事件が少なく、寧ろビレッジ地区ではクツを巡る
暴行事件があることから、その地域に住むポーリーが改めて
容疑の視線を向けられる。

襲われた人物(NY大・院生)グレタ・ソースンから話を聞くと、
身長がもの凄く小さい子で、彼女曰く153cmなのでヒールを履いて
隠していたが、「8cmを奪われた上に人格も変わった」として、犯罪
による被害者の傷が皮肉交じりに描かれていた。

もみ合うウチに頭に犯人のアゴが当たったということから
身長は170cmから175cmだと制定していく。
ベーカリー通りの帰り道に事件が発生したということで、ベーカリー
に話を聞きに行く。
地元の人に愛されるベーカリー店の店主。
常連客に関しては何を買うのかどうかも理解しているという彼女。

ポーリーを取り調べる際には、オリビアが思いっきり彼がフェチ犯
だと感じて彼女はピンヒールを履いて足を強調していたけど、
彼はまるでオリビア悩殺には屈しないところがあった(笑)
オリビア敗北の構図に彼女の自尊心が傷ついたかどうかは分からない
けど、流石にこの体格の人が、クツを盗む為に家に侵入したり
出来るとも思えなかった。

文書鑑定ラボでメモを調べると被害者は確かに家具を買おうとして
いたが、住所をメモするのをミスしていてイーストハウストンの462では
なく642だと書いていた。
そこに住んでいたのは、ベーカリー店の親子。
長男で最初の夫との間に生んだ子のジュリーがブーツフェチだと
分かり調べると、彼が犯行をしたことが判明する。

■裁判では、ジーナ弁護士とキャボット検事補が戦う。

ジーナ弁護士は、S4-9、S4-10と闘い、S4-16で3度目の対決。
ジーナは依頼人が足フェチだと知り刺激しないようにハイヒール
ではなくシューズを履いていた。キャボットとは因縁の関係に
あるのでキャボットが彼女の足を見て”ナイスシューズだ”と
嫌みを言うところから静かな女性同士の闘いが始まっている。

「積極的抗弁をしても無駄よ」とキャボット。
過去それでジーナから妨害された経緯がある彼女。

ジーナは専門家証言で、被害者には前頭葉に良性の傷があり、
前頭葉は感情・欲求・善悪を制御する部位だとしていた。

「地方検事補(キャボット)が神経質で自己中心の悪女だと言いたく
ても前頭葉の働きで止めるのですよね」と、裁判中に言い返すところ
が面白かった。

PET画像でもその傾向が判明し、容疑者が犯罪当時に脳の損傷に
よるものが存在していたことを指摘する。

キャボットは脳損傷を負った人物は年間50万人居るが其の中の
大半は法を遵守していることを指摘。
母親の証言では、1月に店に強盗が入り犯人がハンマーを振りかざし
て、息子が庇って頭を殴られ、それ以降人格が変わってしまった
ことを指摘。

しかしその後構造的損傷が多数有り、長年の間虐待をされていた
ことが判明する。

再び頭に怪我を負ったら大事に至ると言われていたが、それでも
母は殴ることを辞めなかったとして、母親はストレスを他人にぶつ
けていたことが判明。

結局母親は体裁だけを整えていた感じ。
元々の性癖であるクツフェチの問題は存在していたようだけど、
そのフェチは脳損傷が起きなくてもエスカレートしていくもの
なのだろうか。

エリオット・ステイブラー (Christopher Meloni) 刑事
オリビア・ベンソン (Mariska Hargitay) 刑事
ドナルド・クレイゲン (Dann Florek) 主任警部
ジョン・マンチ (Richard Belzer) 刑事
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)
アレクサンドラ・キャボット (Stephanie March) A.D.A 検事補
オダフィン・チュツォーラ (Ice-T) “フィン” 刑事
メリンダ・ワーナー (Tamara Tunie) 鑑識
ジョージ・ホァン (BD Wong) FBIにも精通する精神科医

バート・トレバー (Daniel Sunjata) CSU Technician

プレストン・ベネット (Frederick Weller) クンソンの夫、B&C輸入会社
ジェリー・ダプリー (Charlie Hofheimer) 長男
ポーリー・オブレゴーノ (Steve Schirripa) 中古の家具販売
ライアン・チャンバース (Paul Fitzgerald) B&C輸入会社
— (Jodi Long) Center Director
— (Henry Strozier)
ジーナ・バーナード (Illeana Douglas) 弁護士
Mrs.クラグ (Margaret Colin) ブレンダの母
ローリー・シュナイダー (Latarsha Rose) 試作品ブーツの担当
ブレンダン・クラグ (Ryan Postal) 息子、次男
デッチェン・ギャツォ (Jolly Abraham) チベット解放活動家
— (Selena Nelson) Hooker
クリスチャン・ミラー (Andrea Bianchi)
マーシャル・ボウマン (Travis Guba) ボーリング場、スタッフ
グレタ・ソーソン (Sara Barnett) NY大大学院生・二週間前襲われた
ロドリゲス (Ed Vassallo) 救命士
ベイリー (Juliet Adair Pritner) 捜査官
カーリスル (Jesse Perez) 捜査官
ジョン (Larry Brustofski)
クララ・ジョンソン (Erin McLaughlin)
— (Philippe Cu Leong) Waiter
— (Ron Domingo) Manager
— (Dan Musico) CSU Tech
コーウィン (Judy Del Giudice) 判事

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