キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 Castle シーズン7 第14話 よみがえった殺人鬼 パート1

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第14話 よみがえった殺人鬼 パート1 Resurrection

脚本/David Amann
監督/Bill Roe

【ストーリー】

ネグリジェ姿のスーザン・ワッツ(Laura Coover)は夜道を
走って逃げる。目の前に何者かが立っていた。

・キャッスル家
朝、マーサはリックに対して語りかける。
認めるのは癪だけどあなたにもの凄い借りが出来たとのこと。
やっと家賃を払う気になってくれたのかというリックに
対してそれは違うとし感謝を伝えたかっただけだという。
あなたがオーディションを受けるように強く勧めてくれなか
ったらこの役は出来なかったのだという。衣装合わせの日
なので行くという。アレクシスもやってくると出かけるとい
う。エスコート嬢の仕事で客と待ち合わせしているから・・
という娘にリックは目を丸くするが、嘘だとして図書館で
勉強に行くだけだという。アレクシスはリック・・そして
ケイトにハグ&キスをしていく。リックはケイトにいつから
アレクシスとキスするようになったのかと問うと今からだ
として私も驚いているのだという。君は人気者だからな・・
と。あなたは子育て上手よというと、リックは最初は酷かった
という。次は見せてもらうというケイトに対して、それって
子供を考えて居るってことなのかと問う。仕事の兼ね合いが
あるし心の準備もある・・タイミングが合えばねとケイト。
しかしそんなケイトに電話が鳴ると今は駄目ねと。

・現場
エスポからの電話でホームレスのエド・ターナーがリサイクル
ゴモを漁っていて遺体を発見したこと。しかしエドは何処かに
行ってしまったという。公衆電話から通報があり警察が来る
前に消えたとのこと。被害者の身元は?とケイト。ラニは調べ
ている所だが死因は手で絞められたこと。24時間から36時間
が経っているという。死斑からして殺されてすぐゴミの収集箱
に入れられていること。足を怪我し、泥が跳ね上がっている
ことから走って逃げていただろうこと。またネグリジェ姿から
すれば近くに住んでいた筈だというケイト。エスポは被害者の
写真を近隣に見せて被害者のことを聞き、目撃者捜しをして
くるという。

ケイトはラニの異変に気がついて声を掛ける。
なんとなく見覚えがある気がする遺体だと。
データベースでヒットするかAFISで調べるラニ。

・NYPD分署
ライアンは被害者はスーザン・ワッツ。ニューヨーク生まれ
で高校は中退。何度も逮捕されているという。罪状は小切手
詐欺に軽窃盗、違法薬物の所持。半年前に刑務所を出ている
とのこと。最近は何もしていないという。犯罪仲間が書いて
いないが住所は分かるというライアン。

・カトリーナの家
ケイトはスーザンとルームメイトのカトリーナ(Amy Rosoff)
を尋ねる。最後にスーザンと話したのは何時なのかを尋ねる
と、三ヶ月前に引っ越しした時だという。ここは長く居なか
ったこと。半年も居なかったという。スーザンはもう悪い
ことはしていないとし私がルームメイトを募集していたら
応募してきたとのこと。薬物で服役していたことは話して
くれたとし二度とは繰り返さないと言っていたという。意外
に思えるが理想的なルームメイトとのこと。出て行ったのは
仕事に就いたからで贅沢が出来る様になって人生の大逆転を
したみたいだという。仕事のことは言おうとはしなかったと
いう。

エスポは聞き込みからは何も出てこなかったとのこと。
エドも見つからないし目撃者も無し。仕事に関することも全く
ないのにのは妙だというケイト。税金を納めた記録は無い
というライアン。違法な仕事で殺されたのか?。
唯一の手がかりは、名前は”ニュースタート・ホライズン”だ
というライアン。出所した女性向けの職業紹介所。
スーザンの服装や従業員が会いに行っているという。
ラニが知ってるかも知れないと。ラニからエスポに
メールが有る。「すぐにモルグに来て」と。

・モルグ
被害者の髪の毛に枕などの羽根がついていたこと。羽毛みたい
な枕なのか。この人はどんな人かというラニは、みんなの
捜査状況を聴く前に「以前に法を犯していないか?その後
心を入れ替えて良い仕事に就いたとか?でも警察が調べても
何の仕事か分からないのでしょ?」と彼女。何故分かるのかと
エスポ。パム・ホッジスを覚えているか?と問うと、ラニ
そっくりだった人でわざとソックリにされた人物だという。
パムが売春婦だったことを除けば今回の件と似ていること。
良い仕事についた後に殺されている・・窒息死で。パムは
首を吊られていたが、その時の犯人は刑務所だという。今回
は違うのではないか?とするが事件は繋がっているという。

・New Start Horizons
ケイトは受付のローラ(Maya Goodwin)にスーザンについて
聞きたいことを語る中、ラニから電話が有る。スーザンは整形
手術を受けて居たこと。顔の部分はパムの時と同じ施術の仕方
をしているし頬のインプラントや使われた技術も同じ。パムの
整形医と同じケリー・ニーマン医師(Annie Wersching)の
ことなのか?と。
「ニーマンは過去ケイトに対して顔が素晴らしい」と言って
いたことがあった。証拠はないがニーマンがやったのかも。
パムやダニエル・サントスの時は捕まえられなかったが
今度は捕まえられるかも知れないという。あなたの勘は正しい
としてニーマンは事件に関わっている・・見つけたとして
ニーマンの写真が写っているのを見つける。

■事件

リサイクルのゴミを漁っていたホームレスからの通報で路地
裏で遺体が発見される。被害者はスーザン・ワッツ。高校を
中退した後、小切手詐欺や軽窃盗、違法薬物の所持で逮捕され
半年前に刑務所を出ていた女性だった。ラニによると首を手で
絞められたことによる窒息死。死後24時間から36時間経過し
ており、死斑の状態から殺されてすぐにゴミ収集箱に入れら
れたという。着ている服がネグリジェだということも有り
近所に住んでいる人ではないかとされる。ラニは何処かで見た
ことがあるような気がすると言うが・・

■感想

派手な格好、派手な経歴をしているにもかかわらず、謎多き
女性スーザンの死。捜査していくウチに、整形医のスーザン
が関わっているのではないかとされ、その裏でトリプルXこと
3XKの姿がカメラに写っていることから再び連続殺人事件が
始まったのではないかとされる。

・3XKとは

トリプルキラーとのこと。
1週間で3人のブロンドの女性を狙う。

S3-6で初めて出て来た言葉だが、この時には4年前の連続
殺人事件のことに言及されているので少なくともそれ以前
から活動していた。

過去にエスポとラニのそっくりさんに整形した姿で殺されて
おり、ライアンの銃が盗まれてリックが殺されそうになった。
狙われていないのはケイトだけということになる。
ただラニとエスポに扮したのは3XKに関する捜査資料を盗む
ことを目的していたことは判明している。

何故金髪を狙うのか。
当時のリックがプロファイルでそれを証している。
・シングルマザーで金髪の美人の母親だがその母に彼は
愛されなかった。施設に入れられて許せない気持ちが募る。
母は亡くなってしまった為に、金髪の女性を殺すのはその
仕返し。

・過去の3XK関連のエピ

S3-6「3XK 3XK」
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=3028

S5-5「迫りくる悪夢 Probable Cause」
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=5700

S6-9「分身 Disciple」
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=6353

S7-1「消えたキャッスル Driven」
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=6644

■捜査

何も分からない状況からのスタート。
唯一の手がかりは出所後にニュースタートホライズンという
女性向け職業紹介所に居たことが分かる。

・ラニからエスポへASAP

I need you at the morgue ASAP.
“すぐ来てラニより”

よく見かけるASAPは”As soon as possible”の略字。
アメリカ人同士のやりとりで見かけるよね。

因みにPPAPは”Pen-Pineapple-Apple-Pen”。ピコ太郎さん
の例の動画です。

・被害者の髪の毛に羽毛

・パム・ホッジス

ラニそっくりにさせられた人物。
パムも売春婦だったが生活を変えて良い仕事をし始めた
矢先に殺害された。そして窒息死。

S6-9「分身」より
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=6353

■ケリー・ニーマンによる整形

ラニからパム・ホッジスの件と類似しており、施術、頬の
インプラント、使われた技術はそっくり。

彼女はかつてケイトの顔に惚れ込んでいて彼女を見る目は
如何にも整形したがっている感じだった。
というか顔に惚れているならケイトの顔を別の人に類似させる
ものだと思うが。

・ニーマンと事件の関係性

ニュースタートホライズンに多額の寄付をしていてケイト
が施設を訪れた際に写真の中にニーマンが一緒に写っていた。
ニーマンはコスタリカに美容整形クリニックを持っているが
ニューヨークにもあることが分かっていく。
場所は聖サイモン病院の8階。

・回想シーン S6-8より

当時の映像が何度となく挿入されている。
バム・ホッジスとダニエル・サントスが殺害された際
のこと。
当時ニーマンが残したUSBメモリーには

“We’ll meet again, don’t know where, don’t know when~”

とVera Lynnの古い曲が流れていた。

ニーマンと面会する際に
「また会ったわね。あの歌の歌詞のように。」

そして今回もまた重要な場面でこの音楽が流れる。

映画「博士の異常な愛情」でこの曲が流れる。

あくまで彼女は犯行を否定する。
自分の執刀した人は忘れない。令状があれば教えるとのこと。
顔の若返りキットをプレゼントするとのこと。

■リックの共同捜査の復活

リックの捜査が加わったことで強い味方を得る。
ケイトたちがゲイツにニーマンを良く知って居るのはリック
だと説得。ゲイツは検事を説得すると約束するが、
ケイトがニーマンの元に行った後ついに許可が下りる。

・トリーの画像分析

令状がなかなか降りない。そこで病院の近くにある
カメラ映像から患者が訪れたかどうかを調べる。
するとスーザン・ワッツとそっくりな人物が病院にいた。
整形でそっくりにしたのだろうという。そしてその女性は
当時の犯人・ジェリー・タイソンこと3XKと一緒に居ること
が分かる。
この女性が誰なのか。
車を調べることで誰か分かるだろうと。

・守秘義務

あくまでニーマンは関係性を否定。
しかし取り調べでスーザンの元の顔の持ち主はエイミー・
バレット (Laura Coover)だと語るが、あくまでスーザンの
事は知らないと言い張る。

・リックのプロファイル

ニーマンが整形しているのはタイソンが好みの女性として
狙う為のもの。エサを与えるようなもの。

・車の持ち主・マイケル・ブードロー

マイケルを逮捕に行くとジェリーの顔をした男。
ブードローはアイオワから出て来て建設作業員をしていた。
何とかスーザンが居た証拠が無いか部屋を調べ回る。

携帯の中にエイミーの写真が有った。
しかしそれ以外の証拠がない。
タイソンとエイミーの出会いは何処か。
エイミーはニューヨークに来る前はアイオワで薬物依存の
更生施設にいたことが分かる。

・ブードローの取り調べ

二人共知らないと言い張る。
捕まえられるようなことはしていないと主張。
エイミーとは一緒に暮らしているとのこと。
タイソンではなくブードローだと語る。
顔をいじったと主張。殺人犯の顔に整形するとは不自然。

タイソンの指紋とブードローの指紋は一致しない。
タイソンのDNAが無い。
死んだと見せかけて逃げたんだと語るが・・証明しないと
いけない。

・トリーはクレジットカードを監視していた

ブードローのカードが拘留中に使われた。
ミッドタウンのカフェ「ジュリアス」にて。

・母親のDNA

ホワイトプレーンズに母親が居て出生証明書はないが
母がタイソンを施設に入れた時のサインの書類がある。
その時のDNAを比べればタイソンかどうか分かるとのこと。
しかし実際には母親は母親ではなかった。
タイソンの幼い時の歯が見つかる。そこでDNAを調べる。

■終盤

みんなそれぞれにタイソンを捕まえられなかったことに
責任を感じている。リックはもう少しの所で逃がしてしまった
こと。そのせいで大勢が死んで居る。
「さぁジーニーを魔法のランプに戻そう」

・ケイトにエイミーから電話

スーザンを見たとし電話で9番街とジェーム通りに呼び出さ
れる。もう誰もがこの時にケイトが狙われるだろうことは
想像に難くない。

・リックとブードローの会話

ブードローの育った場所に行った。その時にグレッチェン
と会話して時のことを語る。
グレッチェンを殺す事は出来ないためにそれと似た人物を
殺す為に気づかせようとした。
若い頃のグレッチェンはスーザンでありエイミーと同じ顔。

■結論

マイケル・ブードローと歯のDNAは一致せず。
ニーマンと一緒に釈放されて帰宅してしまう。
エド・ターナー/ED TURNER。アルファベットを並べ変えると
「舞い戻った/Returned」になる。

タイソンは狙いが有って来たと気がつく。
ケイトが狙われている。
ケイトの元に電話が鳴ったかと思うとVera Lynnの
We’ll Meet Againが聞こえて連れ去られてしまう。

■その他

・冒頭のやりとりは面白い

人は変わるということを示したかったのか。
マーサがリックにお礼してアレクシスも出かける際に
「エスコート嬢の仕事で客と待ち合わせしている」
と語る。もちろん冗談だったけどアレクシスも明るくなった。

リックだけでなくケイトにハグしていく姿が有った。

・今回は解決せず・・

まぁタイトルからして解決しない事は分かっていたけどね。

■使用された曲

・Castle Theme Song
Written by Robert Duncan
・We’ll Meet Again by Vera Lynn

■出演者

リチャード(リック)・キャッスル (Nathan Fillion) 作家
キャサリン(ケイト)・ベケット (Stana Katic) NY市警12分署殺人
マーサ・ロジャーズ (Susan Sullivan) キャッスルの母親。女優
アレクシス・キャッスル (Molly C. Quinn) キャッスルの一人娘
ハヴィエル・エスポジート (Jon Huertas) ベケットのチーム
ケヴィン・ライアン (Seamus Dever) ベケットのチーム
ラニ・パリッシュ (Tamala Jones) 検視官
ヴィクトリア・ゲイツ (Penny Johnson Jerald) 主任・警部

トリー・エリス (Maya Stojan) 鑑識・分析課

ジェリー・タイソン / マイケル・ボドルー (Michael Mosley) 連続殺人犯3XK
Dr.ケリー・ニーマン (Annie Wersching) 整形外科
グレッチェン・カトラー (Lily Knight) タイソンの母
カトリーナ (Amy Rosoff) スーザンのルームメイト
スーザン・ワッツ / エイミー・バレット (Laura Coover) 被害者
ローラ (Maya Goodwin) “ニュースタートホライズン”、出所した女性向け職業安定所
パム・ホッジス …… 3XKの被害者
ダニエル・サントス …… 3XKの被害者
ジェフ …… タイソンの父

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