クリミナル・マインド FBI行動分析課 Criminal Minds シーズン9 第5話 66号線 Route 66

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第5話 66号線 Route 66

脚本/Virgil Williams
監督/Douglas Aarniokoski

【ストーリー】

サマンサ・ウィルコックス (Madison Davenport)とトミー・
バーンズ (Colin Woodell) は海辺で駐めた車の中でキス
する。トミーが強引に服の中に手を入れようとすると、
サマンサは抵抗する。突然車の窓硝子が割れたかと思うと
男によってトミーは引きずり出されてボコボコにされる。
サマンサが外に出てくるとなんとサマンサの父・エディ
(Todd Stashwick)だと分かる。

ホッチはソファーで思わず寝てしまう。
目覚めると急いでジェシカ(Molly Baker)に電話し遅くなった
ことを謝罪。ジャック(Cade Owens)を迎えに行くので30分待
って欲しいという。
しかしそんなホッチの携帯に「アンバー警報」が入ってくる。
「サマンサ・ウィルコックス 1997年6月16日生まれの16歳、
カンザス州・ウィチタ住民」

ロッシはリードと会話していた。
リードの言う通りブレーキを変えたら早くなったと語る。
タッカー社トーピードってやっぱりキレイだ・・特に47年型
はねというリード。

・ブリーフィング
全員が揃った所でガルシアから発表される。
サマンサ(16歳)、カンザス州ウィチタの高校生。夕べ家から
抜け出して彼氏と会っている時に行方不明になったという。
モーガンは彼氏はアゴを折り脳しんとうを起こして病院送り。
襲ったのはサマンサの父・エディ・リー・ウィルコックスだ
という。ブレイクは前歴有りだとし、ガルシアか逮捕歴は
多数有るが現在仮釈放中だという。自動車泥棒が主だが傷害
も常習的だというJJ。自分の子の親の連れ去りを扱うのか?
というブレイク。暴行事件だし父が前歴者だからとリード。
ここ3年は刑務所に入って居ないのに何故昨日そんな行動を
取ったのか。彼を半殺しにしたのは余程の事情だろうという
モーガン。ガルシアはエディが怒っていた様だとすると、
ブレイクはサマンサの母のメロディ・グリムズ
(Courtenay Taylor)が再婚してシカゴからウィチタに引っ越
して面会権は逮捕された事で無かったという。JJは急に
思い立ったのか?とするとリードは娘を奪われた復讐では
ないかという。しかしそれならサマンサに危害を加える可能性
があるというロッシ。失踪して5時間か・・時間がかかる程
危害を加える可能性が高くなるという。そんな中出かけよう
とするとホッチが倒れてしまう。

男女の救命士(Devin Rumer)(Angela K. Thomas)がホッチを
病院に運ぶ。脈が弱い・・乳酸リンゲル、血圧90-60。
ホッチに呼びかけるロッシとガルシアが同行していく。

・移動中の飛行機
JJは体内出血って何処なのか?と問うと、病院に付き添った
ロッシはモニタ越しに古傷部分らしいと語る。刺された所だ
というリード。ジョージ・フォイエット(C. Thomas Howell)
の祟りなのかとモーガン。
安定しているが、エコー検査でも出血場所がハッキリ分から
ないとし切らないと駄目だという。ベスには伝言を残した
がミラノに出張中とのこと。ロッシは少女を救うことに専念
しようとしホッチもそれを望むハズだという。モーガンと
JJはサマンサの母・メロディに会うとしリードとブレイクは
誘拐現場に行ってくれと。ロッシも次の便で向かうと告げる。
ホッチの事はガルシアが付いてくれると。

エディとサマンサは盗難車に乗って移動する。
後部座席で寝ているサマンサに朝飯だとしてシリアル食品
グラノーラを渡す。無視するなとし悪かったというエディ。
ここは何処なのか?と問う彼女にテキサスだと語る。
これが朝ご飯なのか?。せめてコーヒーを飲みたいというと
彼はガソリンスタンドに寄るので2時間待てという。
コーヒーを飲むようになったのかというと、手渡したグラノ
ーラの事は嫌いだと語る。サマンサはあんな事をするなんて
と憤ると父は悪かったがやってしまったのは仕方が無いと
語る。ウィチタを出たいと言っていたのはお前だぞと。
向かうに付けば気に入るとし海風に毎日がピーカン、
ウィチタとは段違いだと。

●カンザス州ウィチタ/メロディ・グリムの家

・ガソリンスタンド「アマリロ(Amarillo) 」

・Vacancy Motel

■感想

祝・Dr.スペンサー・リードことMatthew Gray Gubler来日。

ホッチが仕事を終えて帰宅しようとしていた際に発生した
アンバーアラート/少女誘拐事件。
娘サマンサを母親の元から連れ去った父エディ。
母親とはソリが合わずに刑務所暮らしで長いこと遭っていない
強盗の父親の方を慕っている娘というのも珍しいけど、
その辺の心理はプロファイリングしてくれなかった。女性の
親子は思春期には関係を築くのが難しいのかな。母が再婚
すると継父が良い人かは分からないし居場所を奪われる感覚
になるのか。

ヘイリーとかフォイエットがクレジットされているエピソ
ード故にどんな内容なのか実に気になるものでした。
シーズン8に比べて変わってしまったのがラストでの命を
張ったネゴシエートシーンが少なくなったという所だけど、
今回は久しぶりに最後は上手く解決したかな。
過去に同様のスプリーキラーが出て来た時にはBAUによって
射殺して終わる(あれはリードだったっけ?)というシナリオ
が有ったよね。社会病質者で自分しか見えていない人でも、
娘の事は説得だけで案じていたのでしょうか。

カンザス州と言えばドロシーとトトが出る「オズの魔法使
い」で出てくる。グリムズって名前だったのでグリム童話
ネタなのかと思っていたけどそうでもなかった(笑)
過去にストームチェイサーのエピでもカンザス州が
舞台になったっけか。
犯人たちはテキサス州に向かっていると思わせつつ上手く
誘導してメキシコとの国境のエルパソに向かって車を走らせ
ようとする。
そんな逃亡者親子のロードムービー的シナリオ。

■ドラマとしての興味深い点

捜査面に於いてはホッチが倒れて入院中なので彼無しで
チームを回さなければならなかったこと。
誰がリーダー的役割を果たすのかと思っていたが、基本的に
このチームは誰が何を指示しなくても自分で動ける人たち
だなと改めて感じさせる。

最近のホッチは睡眠不足が指摘されていたが、それも作用
してのことなのだろうか?倒れてしまった。
そんな状況の中で彼の心の中には過去の身内が殺された事件
によって突き刺さる棘とも傷とも言えるものが有り、
なかなか前を向けないでいる所が遭った。
縛っている過去の鎖を解き放つ為に妻・ヘイリー
と犯人のリーパー(死に神)/フォイエットが登場し、ベスとの
関係を後押しするような役割を果たしていた。

■事件は比較的安心してみて居られた

難しい案件でも無かったし、父親は確かに暴力的だけど
娘のことを殺すものかなと思って見て居た。

メロディの話によると、あの子が6歳の頃に刑務所に入り
13歳の時に出所したという。その時に引っ越ししたとのこと。
まだサマンサが幼い故の事なのか彼女が父親と連絡を
取っていたみたいだ。

最近にも銀行強盗が発生していて、相棒を射殺して大金を
持ち逃げしている。ただ強盗事件を見ると相棒の方が裏切
ってエディを殺そうとしている。弾が詰まって難を逃れた
ようで、エディは相棒を殺していたことも分かる。

ドラマとして上手くやったのはトラックの運転手たちが利用
するような無線を利用して犯人を誘導したこと。

■過去の回想シーン

ヘイリーとホッチがデートするシーンが度々出てくる。
デート場所は映画館で「決断の時」と書かれていた。

ホッチが乗って来たタッカー社のトーピード。
冒頭で何気にロッシとリードが語っている。
当時のものだからかナンバープレートはただ数字が
「509 905」となっている。S5E09で心の傷を追うエピソード
をS9E05で解決するというしゃれっ気が入っている様だ。

シーズン5 9話 「死神との決着 100」
https://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?p=2204

■犯人像・プロファイル

・エディは武装し危険 (Rossi)
・頭も良く熟練の犯罪者、警察の手口が分かって居る (Jareau)
・シカゴの強盗で金には困っていない。足が付かないよう
盗みの馬術に頼る (Reid)
・腕の良い車泥棒。よく車を変えている (Morgan)
・最後に目撃されたのはシボレーのワンボックス。既に
乗り換えている。(Jareau)
・混み合う駐車場を探せ。盗むのはそう言う場所 (Morgan)
・誘拐事件とされるが娘はそうは思っていない (Rossi)
・彼女が家を出たがった。案じて連れ出した (Blake)
・社会病質的スプリーキラー。自分の事しか考えて居ない。
助かる為には何でもする。(Morgan)
・自分勝手な夢を見ている。上手く逃げ延びたら娘との
健全な親子関係を取り戻せると (Rossi)
・裁判所によって奪われた関係 (Jareau)
・現実に直面し砕けた時サマンサが危険 (Blake)
・こういうケースは大抵無理心中か警察の一斉射撃に至る (Reid)
・今の所こっちは後手。検問とマスコミを利用すればエディを
動かせる (Jareau)
・エディを見つけたら応援を読んで。慎重に対処を。睡眠
不足でまともじゃない (Morgan)
・我々が近づくほど彼は危険 (Rossi)

■エディも壮絶な人生

調べていく内に彼は母親をお産の時に亡くして、父親は
エディが5歳の時に自殺している。
1977年2月4日に発見と書かれていたのかな。
父親は2月2日に亡くなったのでずっと遺体のソバに居たと
されていた。シカゴに居たかと思っていたがその時はロサン
ゼルスに居たという。父親は就職に失敗してわびるように
して絵はがきをを連ねて自殺してしまったようだ。

■クローザー

最後にエディを説得したのはJJだった。
JJの姉が自殺してしまった(JJの11歳の時、父親のカミソリで
自殺した)ことに触れて、身内の死が及ぼす心の傷が如何に
大きいかを示した。それはホッチの妻子の死やその他関係者
も抱えている傷にも言える事だけどね。その言葉がエディにも
届いて自首することになる。

過去にその件も触れられたことが有った。

S5E13 「リスキーゲーム Risky Business」

第13話 リスキーゲーム Risky Business 脚本/Jim Clemente 監督/Rob Spera --------...

■その他

・リード先生来日記念

モーガンとの会話でテキサス州に逃げたとしたら・・
って話になり、因みにテキサス州はどのくらいか?と尋ねる
と、リード先生は69万5600平方kmで地続きの48州の中で一番
大きいことを語る。

更に「量子物理学のマジック」という本を見せて、これを
読むと落ち着くとしてモーガンに見せていた。

■使用された曲

・Criminal Minds Theme
Composed by Mark Mancina by Ha Ha Tonka
・Only You by Della Swiss
・Brimstone by Nocona
・Sink Like a Stone by Nocona

■出演者

デビッド・ロッシ (Joe Mantegna) BAU創設に携わったベテラン
アーロン・ホッチナー (Thomas Gibson) リーダー
デレク・モーガン (Shemar Moore) 爆弾処理が得意
スペンサー・リード (Matthew Gray Gubler) ドクター
ペネロープ・ガルシア (Kirsten Vangsness) 解析
ジェニファー・ジャロウ (A.J. Cook) BAU
アレックス・ブレイク (Jeanne Tripplehorn) S8新加入、大学教授

エディ・リー・ウィルコック (Todd Stashwick) 父親、前科
サマンサ・ウィルコックス (Madison Davenport) 娘
ヘイリー・ホッチナー (Meredith Monroe) アーロンの元妻・回想
ジャック・ホッチナー (Cade Owens) アーロンの息子
ジョージ・フォイエット (C. Thomas Howell) 殺人鬼・回想
メロディ・グリムズ (Courtenay Taylor) サマンサの母、再婚
トミー・バーンズ (Colin Woodell) サマンサの友達
ジェシカ・ブルックス (Molly Baker) ヘイリーの姉、ジャックの面倒をみてもらう
ベス・クレモンス (Bellamy Young) ホッチの元恋人
デイモン・ターナー (Granville Ames) 54歳ガソリンスタンド店員
クリストファー・コルボーン エディと同房、リッジオファミリーの構成員
アイリス・クロウ
ベス

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