ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル Numb3rs シーズン3 第5話 チャーリーVSメーガン Traffic

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September 29, 2006
第5話 チャーリーVSメーガン Traffic

脚本/Cheryl Heuton、Nicolas Falacci
監督/J. Miller Tobin
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自動車1200万台、高速道路1万4639km、交通事故5339件、
高速道路での襲撃7件。

キンカーク家の父・ジェフは二人の息子、長男のアンディと
次男のピートを連れて映画を見に行っていた。帰り道に高速
道路で家族は楽しく会話する。帰りにアイスの店に寄っていこ
うとして盛り上がる中、突然背後から何者かが銃を発射し
運転していたジェフの後頭部に当たる。制御を失った車は危うく
激突しかけるが、助手席にいたアンディがハンドルを握り
なんとかブレーキをかけたので事なきを得る。

チャーリーは大学で講義する。
幸運、チャンス、ランダム性について。人間には理解しがたい
もので、僕たちの脳は均一性をランダムだと錯覚し、不均一
には意味があると勘違いしてしまうという。そのようにして
人は様々な不合理な決断をするのだという。
例えば高層ビルには勤めたくないとか、地震の多い地域には
住みたくないと思うが数字的に見ればテロリストに殺される
よりも寝ている間に窒息死する方が確率は高く、地震で死ぬ
よりも飲酒で死ぬ確率は10倍以上だという。クジで1等が当た
るよりも買い物にいく途中で事故死する方が3倍は高いと語る。

FBI捜査官たちは、ジェフが運ばれた病院に話を聞きに行く。
妻・マーラに対してドンとデビッドは話を聞く。
フリーウェイで襲撃事件が有ったと聞いたが繋がりがあるのか
どうかを調べているところだという。
そんな中医師やはジェフの容体が安定した事を告げるが、頭
に銃弾を受けており、弾は貫通していないが右後頭葉に留まって
いること。専門医によれば損傷を与えずに取り出す事は可能だ
と言っている事を告げられる。

ドンは少年二人に話を聞く。何か気が付いたことはなかったか。
後ろから物音が聞こえた後に父が意識を失ったこと。
次男のピートは白いトラックを見た気がすると告げる。

デビッドはドンに対して、フリーウェイで8週間の間に7件
の事件が有り、4人が死亡したことを告げると、ドンはあの子
たちに元に戻れると信じられるようなウソをついてしまった
と少し後悔を口にする。
コルビーによるとキンカーク家の夫婦関係は円満で、金の問題
なども一切ないという。そして情報も一切なかった。
メーガンに対して連続犯なのか?と問うが、全部手口が違う
ので分からないという。これまではパチンコ玉、岩、レンガ、
タイヤレバー、ゴルフクラブなどが投げ込まれ、今度は銃が
使用されたこと。しかも至近距離からの発砲だという。被害者
同士に共通性もなく、一人のサイコパスではなく複数の模倣犯
の可能性もあるという。とにかくパターンがないのだと。

チャーリーがそこにやってくると、7件の事件はMP3 PLAYERの
シャッフル機能と同じようなものだと語る。人はパターンの
ないところにパターンを感じてしまうこと。それを聞いた
ドンは取りあえず全ては個別の事件として調べていこうと語る。

アミタはラリーの元にやってくると、彼に相談する。
なんだかここでは居心地が悪いというアミタ。学生から教授に
なったことで立場が一気に変わってしまったこと。私は講義する
よりも受けにいきたい気分なのだという。ラリーはみんなそうだから
博士課程を取った大学からは離れて余所の大学にいくのだと語る。
東海岸の大学に行くべきだったのかというアミタに対して、
ラリーは「問題は場所ではなく君自身の新しい役割を受け入れ
る事」だと告げる。

メーガンはどうしてもこの事件が不自然でならなかった。
クラスター錯覚は理解しているが、特定の要素が普通は関わる
ものだという。ピートが白いトラックを見たと言っていたが
家の傍でもみたという報告があること。そのトラックには
フラダンスの首振り人形がダッシュボードの上に置いて有るという。
しかし9歳の子の証言だった。取りあえず陸運局から白いトラック
の情報を聞いて一つずつ調べるしかないという。

ドンは病室にいく。
すると弾は摘出し手術は無事成功していた事を知る。
マーラから改めて狙われていた可能性がある事を告げ、家から
白いトラックが付けていた可能性があることを語る。
しかしトラブルなど一切ない事を告げ、彼の欠点は寧ろ人に
良い人過ぎることだという。

コルビーとメーガンは白いトラックについてしらみつぶしに
探していた。交通、失業、職業、時間、曜日などあらゆる
パターンを探って居た。メーガンによるとフリーウェイの暴力事件
に見られるような典型的理由がないのだという。どの事件も
そういったプロファイルに当てはまらないのだという。
ランダム過ぎてランダムではないと言うメーガン。

メーガンはチャーリーやドンにランダム過ぎるということを
語るとチャーリーは言葉のあやに笑う。元々ランダムとは
バラバラのことなのにそれが過ぎるというのは不思議なものだ
というのだった。大抵運転中のイライラから7割のドライバー
は口論から暴力事件を起こすものだという。そしてどちらか
一人は間欠性爆発性障害がある場合が起きやすいのだという。
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フリーウェイで突発的に襲撃される事件が多発していた。
既に今回起きたジェフに対する発砲事件で7件目の事件発生だが、
メーガンによると、必ずこの手の犯行で見られるようにパターン性
が見えないので、単独犯とは思えないものがあるのだという。
そうしている間にも事件は8件目の被害者を出してしまい・・・

サブタイトルが「チャーリーvsメーガン」だったので、どういう
内容なのか気になるエピソード。
心理学者・プロファイラーとチャーリーの様な数学者は相容れない
関係なのだろうか。

パターンはないけどパターンは有るというメーガンの主張と、
パターンはないけどパターンが有ると思い込んでしまうのが人間
だというチャーリーの主張の対決。不均一に意味があると逆に
思ってしまうのが人間の錯覚だと主張していく。

「ランダム過ぎる」というメーガンの発言をチャーリーが笑った
ことで二人の間に溝が出来てしまったという感じなのかも知れないけど、
この世に真のランダムなんてあり得ない(隠れ変数理論)vsありえ
なくもない対決は、メーガンに軍配が上がったようだ。

今回のエピソードを見ると流石に単独犯では無理っぽいところが
有るし、相当計算高い犯人像だった。
そもそも高速道路でどのようにして背面から前方の車の運転手に
銃弾を撃ち込んだのかという謎(笑)。走行車の後ろを追尾していた
としても身を乗り出して銃を撃ったのか、それとも犯人の車には
フロントガラスがないのか。高速でそんな芸当をするには相当テク
ニシャンだろうって感じ。それ以外の犯行も気が付けばランダム
過ぎるという犯行でもなんでもなく、ちゃんとしたターゲットがいる
中での共通性のあるものだった。

ただ高速道路の高架橋の上から物を落としてちゃんとターゲットに
ぶつけるには相当計算高く物を落下させなければならないし、
そもそも被害者たちの行動習性を完全に熟知していなければその路
を通ることさえ分からないのではないか。
それこそそういうのを数値化して計算で割り出せるのはチャーリーに
よる仕事ではないか。それぞれの事故の有った現場に赴いて、それら
を探すくらいのことをすれば良かったのに。

犯人は必ず逃げ道を用意しているハズだということで、交通の流れ
を調べる。逃げ道にいたであろう交通誘導員から話を聞くと
確かに白いバンが走行していて、赤外線パルスを発して信号を
変えて居る人物だと判明する。
逃走経路を計算するアルゴリズムなどはこれまでにも描かれていたね。
このアルゴリズムに関してはアミタが専門分野のようでソフト開発
をしているみたい。「交通の流れは浮遊体型に於ける動的な流体に
似ている」として、水道管のパイプを引き合いに出していたけど、
「偏微分方程式」を使って調べていた。

結果的に目に見えるパターンを避けている犯人の行動が有り、
しかしそれでも人間としての欲求そのものが有る限りはパターンは
どうしてもパターンが出来てしまうというものが有るのかも。

脳に損傷を受けて犯罪に及んでしまった犯人は、元々の人格とは
違うことを唱えていたけれど、今週の「LAW & ORDER : 性犯罪特捜班」
S4-16でも同様にそんな人物が犯行に及んでいたことが分かる案件
だった。マッケンジーのことをひき逃げした犯人を捜すことで
彼の無念を晴らすということで、精神的に落ち込みを見せていた
ドンが活き活きとしてしまうところがなんとも言えない。

人間関係に関しても複雑なものが有り、多発しているフリーウェイを
通ってカルバーシティまでいかねばならないアラン。
一応それを止めようとするチャーリーの構図。

ラリーはメーガンとのデートがしたいのかしたくないのか・・
「南カリフォルニア大の弦理論のシンポジウム」を無視してしまった。

ラリーにしてもドンにしてもチャーリーにしても、みんな恋愛不器用
で、恋愛ネタを振られると途端に沈黙を貫く。
チャーリーとドンがラリーとメーガンのことに言及する際に、
「メーガンはラリーをステキに思っている」としたドンに対して
チャーリーは
「宇宙論的メタファーから読み解くのは難しいけど、彼もメーガン
にメロメロだ」と語る姿が降った。

・レニーは「数学者はコーヒーを定理に変える機会」だと言っている
とのこと。

ドン・エップス (Rob Morrow) FBI捜査官
チャーリー・エプッス (David Krumholtz) 数学者
アラン・エップス (Judd Hirsch) 父
デビッド・シンクレア (Alimi Ballard) FBI捜査官
ラリー・フラインハート (Peter MacNicol) 物理学者
アミタ・ラマヌジャン (Navi Rawat) 学生
メーガン・リーブス (Diane Farr) FBI捜査官
コルビー・グレンジャー (Dylan Bruno) FBI捜査官

ジェフ・キンカーク (Don McManus) 父親
マーラ・キンカーク (Rachel York) 母親
ピート・キンカーク (Zach Mills) 次男、白いバンを目撃
アンディ・キンカーク (Darian Weiss) 長男
ミッチェル・マッケンジー (R.E. Rodgers) 38歳、建設業者、頭部外傷
Dr.バード・ブリュワー (Christopher McCann) カウンセラー
ブランドン・ソマーズ (David Parker) 元建築家、事故で損傷、妻が死
カルビン・オーツ (Jim Cody Williams) 洗車場の男
— (Mueen Jahan Ahmad) Car Wash Guy
— (Ai Cherie) Street Patron
— (Nikki Crawford) ER Doctor
— (Ayana Hampton) Student
— (Ross Hellwig) LAPD Officer
— (Kwana Martinez) Tech
— (Joe Ordaz) Manager
— (Adrian Sparks) Crossing Guard
— (Rose Day Stuart) FBI Office Employee
キャサリン・クレイガー () 46歳、ベルヘブン市の職員

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