サイバー諜報員 ~インテリジェンス~ Intelligence 第2話 レッドX Red X

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January 13, 2014
第2話 レッドX Red X

脚本/Aaron Ginsburg、Wade McIntyre 監督/Aaron Lipstadt
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ガブリエルはチップを埋め込まれた事によって全ての情報網に
直接アクセスが可能となる。更にチップの能力の中には、
サイバーレンダリングと呼ばれる脳内に事件現場の3D映像を
生成し、自らその中に入ることが可能となっていた。マイクロ
チップはそれをコンピュータ処理し、脳の機能で情報を処理す
るというものだった。

アフガニスタン・ホースト州
マリク・ハサンはザファル・ハサンに対してハチミツに付けた
果物を与える。一つ、また一つと飲み込んでいくザファル。
パシュトー語でマリクはザファルに語りかけると連中に思い
知らせろと告げる。
巡回中のアメリカ兵士たちは、突然ザファルが道の真ん中に
出てきて行く道をふさぐ。自爆テロを警戒し、兵士の一人、
ダニエル・ハインズ上等兵(24歳)は、ザファルに投降させる。
ザファルは抵抗することもなくただアメリカ兵によって
捉えられる。その姿を遠くからマリクが監視していた。

バウリ・タナ海軍前哨基地。
ハインズ上等兵はザファルの体に爆弾が仕掛けられていないか
どうかを調べる為に、金属探知機などで入念に調べる。
特に何もないとされるが、突然ザファルはパシュトー語で
“アラーは偉大なり”と語ると、施設全体が爆発してしまう。

ガブリエルは一人部屋に居ると、2007年のことを思い出していた。
アメリアと共にベッドで共に過ごしていたガブリエル。
しかし行為の最中に突然アメリアに電話が鳴ると、CIA諜報員
としての次の任務地が決まってしまう。アメリアはガブリエル
に対して結婚もしたしCIAの仕事を辞めようかとも考えている
事を告げるが、ガブリエルは俺のために変わって欲しくない
ことを告げる。何ヶ月もかかる任務だとするが、ガブリエルは
大丈夫だと告げ、”離れているのは距離だけだ”と、語りかける。
今度の任務はインドのムンバイだった。

— 現在 —
ガブリエルの元にライリーから電話が鳴る。
ガブリエルの護衛として雇われた元シークレットサービスの
ライリーは彼の安否を知る為に電話したのだという。そんな電話
ばかりしていたら彼氏も面白くないだろうと語る。チップを
使えば君の好きにアイスだって分かるのだというガブリエルに
対して、逆に貴方のことを聞かせてくれというライリー。
チューリッヒに行った時の事を話してくれという彼女は、
3週間前に消えた妻の情報を追って行ったのでしょうと問う。
アメリアのCIAのコード名は”測深機”と呼ばれており、自分から
出てこない限り潜入捜査に於いても見つからないような人物だ
と語る。ガブリエルはライリーに部屋は見つかったのかと問うと
突然窓から外を見て欲しいと言われる。すると向かいのアパート
に宿泊している事が分かる。近距離監視・・ストーカーじゃない
かとガブリエルは不満だった。

アメリカサイバー軍(U.S Cyber Command Angel’s BLuff , VA)。
リリアンはバウリ・タン前哨基地に設置してある監視映像を
諜報員たちに見せる。海兵隊の前哨基地だったが、8時間前に
自爆テロによって施設は爆破され、12名が死に45名が負傷した
のだという。2年前のバグラム空軍基地への攻撃以来、最大の
テロだというジェームソン。施設を視察に来ていたバーネット
上院議員もその爆発で亡くなっていること。犯人はザファル・ハサ
ニという地元のパン商人だが連行し、施設ではセンサーやスキ
ャナーなどで爆発物がないことを確認した上で、突然爆発した
のだという。テロがセキュリティをかいくぐる方法を見つけた
のだとしたら、軍施設の全てが危険にさらされていることになる
のだという。ザファルは兄のマリク・ハサニと暮らしており、
マリクはコマンド部隊に所属していたことがあるという。
現在行方を捜しているというが、ガブリエルは運輸保安庁の
乗客者名簿を調べた限り、彼はカブールを出て今朝ワシントン
に来ているのだという。つまりテロ犯がこの国に来ているという
ことだと。

ダレス空港の監視映像を見るとブリーフケースを持ったマリク
が入国している事が分かる。彼はスーツケースの中にチェスの
駒を持っていたが、爆薬物は入って居ないという。特に何も
隠す場所などないというが、キャシディ博士によると、チェス
の駒自体が爆弾なのかも知れない事を語る。プラスチック爆弾
は成形が可能だという。しかしチェスの駒が爆薬だとしても、
バウリ・タン前哨基地ではどのように爆弾を施設内に持ち込んだ
のか。体内に飲み込んでいたのかとするが、キャシディ博士
は爆薬は有毒であり、とても飲み込めるものではないという。
しかし飲み込める爆薬というのも理論的に開発することは可能
だという。ただし爆薬の知識、大量のシクロトリメチレントリニ
トラミン(ヘキソーゲン)、毒性を抜いた爆薬を作る技術が必要だと
言うが・・
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バウリ・タナ海軍前哨基地で自爆テロ事件が発生する。
テロを起こした実行犯は基地内に拘束される際に、入念に入り口
のところで危険物のチェックが行われていたハズだったのだが、
自爆テロが発生してしまったことで、どういうことなのかを
調べていく。体内に爆薬を飲んでそれを起爆させたのではないか
という疑いがもたれる中、理論的には可能でもそのようなことを
研究している施設は有るのかどうか。

B級臭いこの感じがなんとも言えないドラマである。
クレジットを見るとプロデューサーの中に日系のShintaro Shimosawa
さんの名前が有る。

人の体に異物が混入すると途端に拒絶反応を起こしてしまうのが
人間である。当然ながらガブリエルが脳にチップを埋め込んでも
人の細胞レベルでは拒絶反応が出てきて必ず弊害が起きる。

今回は胃の中に爆薬が詰め込めるのかどうかが引き合い
に出されたけれど、正直カプセル状のもので包んで飲み込めば
爆薬でも簡単に飲み込めると思う。
中南米からアメリカに麻薬を密輸する売人のように、コンドーム
の中に麻薬を詰め込んで運び込むようにすれば良いだけのこと。
ただそれを起爆装置とどのように結びつけるのかが難しいことの
ように思うが・・・

さて今回はちょっぴりネタ的には「ホームランド」っぽいところ
が有った。エスティースや副大統領が無人機で誤爆させたのを
機会にテロリストがアメリカを狙ったように、今回のドラマでも
テロリストが潜伏していると思われた病院を攻撃したことで、
殺された遺族の一人・ハサン兄弟がムンバイを標的としてテロ
リストのラシュカレトレバの工作員と手を組んで攻撃するというもの。

今回のドラマを見ると、目的である上院議員を基地で殺害している
のに、マッキンリースクエアのフェニックスグローバルセキュリ
ティ社だけでなく、プロビデンスメモリアル病院を爆破の
ターゲットに狙うというのはちょっぴりテロリストにしては
欲張りすぎないかという感じで、繰り返し似たようなドラマに
なってしまったことで相当食傷感が出てしまった。
まぁセキュリティ会社を狙いたい気持ちは分かるけど、病院を
壊さなくても良いのではないかと。

ガブリエルが追っている妻のアメリア役のZuleikha Robinson自身
が「ホームランド」でも記者のロイヤ・ハマド役として、アブ・
ナジールに手を貸していたことがあるので、どうも似ている
エピソードに見えた。

爆薬自体はディースゼンホーフェンテクノロジーという
チューリッヒのラボで作られたもので、ヘキソーゲンと呼ばれる
爆薬だった。その名もレッドX。元々は掘削技術として開発され
たもので、4ヶ月前に試作品を2.1kg盗まれたとのこと。
0.5kgの爆薬だけでバウリ・タナ海軍前哨基地をあれだけ致命傷
を与えるに至る火力があるところを見ると、どれだけ凄い
薬品なんだって感じ。

アメリアが一連の件に関与していることが判明すると、ガブリエル
は抑制が利かなくなる。今回はその暴走具合が一つのスパイス
として働いたけど、結果的に自爆してしまった今となっては、
ガブリエルや彼を見守るリリアンを悩ますこともなくなるのか。
ただムンバイでの爆破テロの時にもアメリカが生きていたことを
考えると今回の件でも彼女は生きている可能性が有るのかもれしない。

このドラマに於いて一つのテーマとされているのが、チップを
組み込まれたガブリエルのことを広義の意味でロボットとか
機械のような扱いをしているのに対して、ライリーが個々の人間
であるということを唱えるところに繋がって居る。

まぁ楽しいとは思うのだけど、ガブリエルの能力の可能性が
都合良く利用されすぎている感じもするし、彼が居ると他に
諜報活動員が要らなくなってしまうのではないかとする思いも
有るので、もう少し工夫が欲しいところだね。

ガブリエル・ヴォーン (Josh Holloway) サイバー諜報員
ライリー・ニール (Meghan Ory) 元シークレットサービス
Dr.シェナンドア・キャシディ (John Billingsley) 博士、チップ開発
ネルソン・キャシディ (P.J. Byrne) ジェナンドアの息子
クリス・ジェームソン (Michael Rady) サイバー軍
ゴンザロ・ロドリゲス (James Martinez) “Gonzo”、サイバー軍
リリアン・ストランド (Marg Helgenberger) サイバー軍の司令官

アメリア・ヴォーン (Zuleikha Robinson) ガブリエルの妻、裏切り?
イブラハム・アル・ムニン (Cas Anvar) 過激派”ラシュカレトイバ”
マリク・ハサニ (Nicholas Massouh) 兄
マリウス・コティヤール (Yorgo Constantine) ディースゼンホーフェンテクロノジー
— (Joey Anaya) Officer Worker
ザファル・ハサニ (Tamer Aziz) 弟、パン職人
— (Tom Connolly) Security Officer
ランス・コーポラル (Joseph David-Jones)
— (Lidia Porto) Office Worker
— (Todd Quillen) Security Manager
ユセフ (Daniel Zolghadri) モスクにいる少年
ジョーンズ (LeRoy Mobley) Cybercom Agent
— (Noah Thorne) C – DOC Agent
— (Hrach Titizian) Imam
ローラ・ハインズ (Roni World) ダニエル上等兵の妻
ジェニー・ハインズ

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