LAW & ORDER : クリミナル・インテント シーズン4 第18話 本当の家族 The Good Child

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March 13, 2005
第18話 本当の家族 The Good Child

脚本/Rene Balcer、Marlane Meyer
監督/Jean de Segonzac
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帰宅するレイチェルに対して、母のカミールは授業はどうかと
尋ねる。もっと良い音楽学校に行きたいと嘆く娘に今夜は
あなたの好きなラザニアなので食べれば元気が出ると語る。
部屋に戻って遺書でも書くわとジョークを語る。
娘は部屋に戻ると録音されたテープを聞く。貴方に何か起きた
らそう思うと心配だという女性からのメッセージ。そんな中
部屋には父・デニスがやってきた為に娘は電話を隠す。

レイチェルはトレバーに逢うと(モーリンから)伝言を残されて
両親にバレたら困ると告げる。バレても構わないというトレバー
は君のために特注したというブレスレットを手渡す。

2人の男は遠くから運んできたという武器を取引して渡す。
サイレンサー付きの銃。

レイチェルは食事の際、父親が部屋に勝手に入り写真を見つけ
たことに対して激怒する。父は家族のことも考えろと告げる
が、レイチェルは写真を破る父に激怒して家を出て行く。
デニスとカミールは二人でソファーに座りテレビを見ている
中、玄関のドアが開いたような音が聞こえた為に、妻は夫に
対して娘とちゃんと仲直りしてねと語る。

そんな中レイチェルは隣人の元を尋ねると、両親が家で亡くな
っているとして助けを求めにいく。

エイムズとゴーレンはコバーン家にやってくる。
学校から帰宅した娘が両親の遺体を発見。鍵は壊されていない
という。犯人はガレージのドアから侵入したのではないかという
ゲイドス捜査官。ゴーレンはソファーで亡くなっている二人
の遺体を見て犯人は複数犯だろうという。デニスを背後から
撃った後、単独犯ならば奥さんは逃げられたハズなのにその
ままソファーで寛いだ状態で撃たれて亡くなっていること。
そんな中コバーン氏は二年前から証人保護を受けている家庭で
ある事を知る。元々貿易商をしていたデニスは、犯罪組織の
マリンコ家が彼に接触し、資金洗浄をしようとしていたのだ
という。バッファロー郡の検察官が彼の協力で囮捜査して
マリンコ兄弟を逮捕したという。マリンコたちの上訴審査は来月
行われることになっており、コバーンの証言が重要だったこと
を語る。検察官から最近コバーン家に何か異変はなかったか
尋ねると、今朝電話が有ったが裁判中で出られなかったのだという。

ゴーレンはドアを調べるとドアの開け閉めには結構大きな音が
することに気が付く。娘が帰宅した時には気が付いたハズ。
ゴーレンは陶器の破片が床に落ちている事を告げ、誰かが
皿を割っているという。ゴミを調べる様告げる。何者かが家族を
見張っていて一家のことを調べていたのだとし、一度家にも
入ったことがあるかもしれない事を語る。

3月8日(火)・ベイビューホテル。
レイチェルから話を聞く。両親に友人はいなかった事を告げる。
バッファロー時代の友人と連絡は取っていたのかと問うと、
禁止されているので無理だという。生活が変わって大変だった
のではないかというゴーレンは彼女の腕に音符のブレスレット
をしている事を知る。声楽をしているとし、地元の大学で音楽
を選考している事を語る。誰とも仲良くしていない事を告げ、
パパが警戒していろと言ったという。何故家がバレたと思う
か?と問うが分からないという。割れた皿についても知らないとの
こと。自分は学校にいたのだという。
エイムズはレイチェルの表情から親を責める心と悲しみで混乱
しているという。でも自分を責めていないというゴーレンは
普通は”私が家に居れば・・・”などを語るものだろうと告げる。
余計な質問をされたくないのかもしれないと。

凶器は昨年バッファローで起きた強盗事件のものと一致していた。
ディーキンスに対してマリンコの手下に家を見張らせていた様
だとエイムズは報告する。身内が知らせたのかも知れないと
語る。地方検事への電話はそれで連絡しようとしたのか。
夫は仕事を引退し多額の預金で毎日トランプや演奏会に行って
いることを告げると、ディーキンスは通話記録を調べる様語る。

レイチェルは電話で”私のせいかもしれない”とするが”後悔は
していない”と語り、”私を一人にしないで欲しい”と告げる。

夫婦の行動は先週と全く変わっていないことが判明する。電話
先も連絡も同じだという。バーネット家にキッチンのゴミを
ゴーレンは持ってくる。その中に気になる写真の破れた切れ端
を見つける。写真には男の腕が写っていて、古い腕時計と
宝石のカフスボタンが写っていた。
父と娘のケンカの原因は何だったのかとと問う中、年上の男性
と不倫していたのかも知れないとエイムズは語る。情報を流した
のはこの不倫相手の男ではないかと。
そんな中ディーキンスはレイチェルがホテルから居なくなった
との連絡が入ったという。不倫相手の夫の元に行ったのではない
かとして、ホテルから脱出するのに何者かが手伝ったであろう
ことを疑う。電話を調べた結果、恐らくその男性と思われる人物
と何度も連絡を取っている事を知る。娘を黙らせておくために
既婚者を装っていた可能性もあるという。レイチェルは証人保護
の為にあまり他人と付き合っていないので孤独なハズであり、
見知らぬ男の優しい態度には免疫がないハズだという。プレゼント
などされたら弱いのではないかとして、この写真に写るハコは
彼女が身につけていたブレスレットの箱だろうと語る。
ディーキンスは写真にはテーブルにカエルとリスの絵があるので
すぐに店は特定出来るだろうと語る。

3月10日(木)・エスプリ宝石店
3月14日(月)・ソーシャルサービス
3月16日(水)・ソーシャルサービス
3月18日(金)・スポーツ用品店
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コバーン家の夫婦が殺害される。
その死を受けてバッファロー郡の検事補は急いで駆けつけて
くる。彼らは2年前より証人保護プログラムを受けて居る家族
で、検察に協力してマリンコ一家の兄弟を資金洗浄の罪で
起訴するのに重要な証言・おとり捜査をしていたのである。
レイチェルが帰宅した際、両親がソファーで撃たれて亡くなって
いるのを発見した形だったが、現場を調べていたゴーレンは
犯人は最低2人居て、これまでにも室内に入ったことのある
人物であろうことを指摘する。何故証人保護されていると
バレてしまったのか。ゴーレンは現場で破れた一枚の写真を
見つけてその人物が何か知っているのではないかとして追跡して
いく。

なんとも微妙な感じのエピソード。
このドラマに出てくる娘のレイチェルは不本意な形で養子に出さ
れたと思い、生みの両親を見つけてはコンタクトを取っていた
という形なのだろうけど、育ての親に対する思いというのは、
証人保護プログラムによる制約有る生活を強いられて居るウチ
に「自由」と引き替えに手放しても良いものだと感じたのか、
それとも本当の両親さえ居ればそれで良いと感じたのか。
育ての父が親からの手紙を隠していることを知ったり、娘の部屋
を監視しているような行動を取っていた親との間で軋轢を生じて
いたのは事実なのだろうけど、それにしては悲しいものがある。
証人保護を名目に助けるハズの検察側の対応も何処か他人行儀で
役人的対応ばかりを感じるし、なんとも煮え切らないものが
有った。

最近のゴーレンもエイムズも心理学的アプローチで捜査を眺める
シーンが多い。シーズン4の冒頭でエイムズがゴーレンに対して
そういった捜査を学んでいるゴーレンのことを指摘したことが
有ったけどね。日々成長を見せている捜査官ゴーレンの
コ”バーン”とやられてしまったという台詞が滑稽な感じのする内容
だった。

ゴーレンの着眼点は常に鋭いのは言わずもがな。
今回も冒頭からドアの音に気が付いていたり、現場に落ちていた
陶器が気になっていた様子。陶器って英語で言うとChinaなんですね。
ゴーレンがチャイナと語っていたので翻訳されていなかったら
分からなかった。その繋がりなのか分からないけど、徹夜で作業する
よう告げる非情なディーキンスが、午前2時までデリバリーしてくれる
チャイニーズの店があるぞとエイムズに語るシーンが有った。
まだエイムズさんも出産して間もないのだからコキ使わないで
あげてくれと小一時間。

人のクセはなかなか直らないというところがきっかけで、現場から
エッグホルダーを盗み取ったり、警察署でホッチキスを盗んだり
したモリーンの犯行の関与が判明していくことになる。
ホッチキスを盗んだということによく気が付いたなと思うところ
も有ったし、モリーンが署に来て供述するシーンなんて有ったっけ?

モリーンの凄いところは、過去ロサンゼルス五輪で陸上の選手と
して補欠だけど選考されていたという事実があること。
その関係でスポーツ用品店で勤めているみたいだけど、20年間の不倫
を続けていたモリーンの根気強さと、変わらず愛を送り続けて
いたトレバーには変な意味で脱帽するところもある。

成功の為にモリーンは子供を諦めたのだろうか。
ロサンゼルス五輪と言えば1984年。このドラマの中の世界は2005年
なので、五輪が終わった後の1年後に出産したことになる。

結果から言うと犯人はトレバーだった。
永遠の子供というトレバーは元々家庭を持てるだけの資格はない
人物なのだろう。自らが子供のような人物で、妻は創作家とは言って
いたけど、結局妻の父親が残した遺産も食いつぶして、今度はコバー
ン家の遺産に目をつけ、ひょんなところから飛び込んで来た養子に
出した娘の実家に資産があることを見つけ出しては、それを奪う為
に行動を取る。

愛人だったモリーンも五輪に出たということを勘案すれば、
スポーツ以外のことには意外と世間知らずのところが有ったのかも
知れないし、レイチェルもまた世間とは違う証人保護という名の
隔絶した世界の中で育った恋愛音痴の世間知らずさという元で
育ってしまったことで、何処かちぐはぐな感じを受ける。

問題はどのような経由で、情報がマリンコ側に流れていったのか。
モリーンがマリンコの妻に情報を流していたけど、その妻は刑務所
の夫に知らせることはなかった様子。
逆に正妻を利用して情報を流していたのはレイチェルとトレバー
だったのだろうけど、育ての親が殺された後に、この本物の家族
の様でエセ家族が、殺された親のいた家で祝杯の食事のような
ことをしている辺りがちょっと不気味だった。
ただこの殺し屋の流れもまた見ているとよく分からなかった。
確認する為に録画を見直しても良かったけど、面倒なので辞めた(笑)
マリンコの殺し屋が殺害したかと思ったけど、直接殺害したのは
結局はモリーンとトレバーだったのだろうか?
盗癖は20年前に子供を手放した怒りの表れであり、戦利品だとして
いたので、殺した時にモリーンが陶器を盗んでいたということ
だったのか。

遺産が目的だと知り、犯人のトレバーのリアクションを見る為に、
相変わらず意地悪のような形で、養子縁組の書類にサインを
させようとするところが面白かったけど、内容自体はイマイチ
何でサインさせる必要性が有ったのかがよく分からなかった。
育ての両親が亡くなっている状況だしね。

ロバート・ゴーレン (Vincent D’Onofrio) 天才刑事
アレクサンドラ・エイムズ (Kathryn Erbe) ゴーレンの右腕
ジェームズ・ディーキンス (Jamey Sheridan) 警部
ロン・カーバー (Courtney B. Vance) 検事
エリザベス・ロジャース (Leslie Hendrix) 検視局
— (Steven Zirnkilton) Opening Announcer (voice)

モーリン・カーティス (Melissa Leo) レイチェルの生みの母
レイチェル・コバーン / バーネット (Gaby Hoffmann) 娘、音楽学校
デニス・コバーン / メイスナー (Michael Hobbs) 父、元貿易会社
ニーナ・リプトン (Deirdre O’Connell) デニスの妻、ソーシャルワーカー
トレバー・リプトン (John Shea) 出版社
— (Bruce McCarty) Buffalo District Attorney Etting
カミール・コバーン (Lizbeth MacKay) デニスの妻
ドッティ・バラベロ・マリンコ (Daisy Seda) 服役中のトミーの妻
イリーネ (Jean Arbeiter) 宝石店店主
ゲイドス (Michael Jannetta) 捜査官
ハリー (Ray DeMattis) コバーン家の隣人
ベティ (Barbara Marineau)
グレタ (Margaret Daly) ソーシャルワーカー、ニーナの同僚
ダースト (Lisa Romain) 捜査官
ダリル (Richard Sirianni)
デュアン (Patrick Holder) Duane
— (Tim Howard) Mortuary Man
— (Douglas J. Aguirre) Correction Officer
— (Stewart Summers) E.R. Doctor

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