スキャンダル 託された秘密 Scandal 第2話 禁じられた愛 The Other Woman

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March 17, 2014
第2話 禁じられた愛 The Other Woman

脚本/Heather Mitchell 監督/Stephen Cragg
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クインことリンジー・ドワイヤーは恋人の居るオフィスに爆弾
を送りつけて7人の人の命を奪ったとして裁判にかけられたが
不自然にもクインの有罪がほぼ確定的なところで、判事が突然
訴えを退ける判決を下す。デビッド検事補は納得がいかず、
アビーもまたオリヴィアは私たちの知らない何かを知っている
のだという。
ハックはサンダースを脅した時のことを思い出していた。
“ヤツらがオレから全てを奪った。当時は若かったので良い仕事
だと思えた”と口ずさんだことを思い出す。
メリーは夫のフィッツ大統領に対して東スーダンで起きている
子供虐殺の件をどうするのかと問い詰めるが、フィッツは君と
外交問題を話すつもりはないと語る。オリヴィアからもフィッツ
に対して戦争をすると決めるならば貴方の意思で決めるよう
言われていた。

深夜にフィッツは守秘回線でオリヴィアに電話する。
オリヴィアはあなたがオフィスにいるせいで23人の職員が
帰宅出来ずにいるのだと告げる。リチャード、ジョー、メアリー
ベス、テッド、ハンク、シェフのホセにケイラ、そしてスーザン
やラシードのことだという。フィッツはこの国最高の刑務所(ホ
ワイトハウス)で刑期を務めているのだと語る。フィッツから
調子はどうかと問われ、既婚の元彼から電話が来るくること
以外は最高だと語る。妊娠中の奥さんは元気なのかと問うと
フィッツはオリヴィアが怒りを感じているのだと思い、それ
ならば電話するなと言えよと語る。しかしオリヴィアはそれを
口に出せずにいるとまた明日の夜電話するというフィッツ。

電話を切ってすぐにまた電話が鳴った為にオリヴィアはシツコイ
とばかりにどやしつけようとするが・・・

断酒会でジルは父が半年前に亡くなってしまいアルコール中毒に
なった事を語る。その会にハックも来ていた。

クインはオリヴィアの部屋で保護されていた。
クインは命を救ってくれたことは分かるが、「何故・・どうやって?」
という肝心の部分を聞かないことにはいつまで経っても囚人服を
脱いだ気がしないと抗議する。しかしオリヴィアは私のことを
信じて今は待って欲しいと語る。貴方の為にならないのだと。

そんな中オリヴィアはみんなを招集する。
マーヴィン・ドレイク(68歳)、人権活動の指導者でアメリカ一
有名な牧師だという。その彼が行方不明だとして妻・ナンシーが
探しているのだという。9時間後には大統領や議員半分が出席
する祈祷朝食会が有るのだという。牧師はゲイの結婚式を司って
から殺すと脅迫する手紙が100通以上届いていて危険だという。

妻のナンシーから話を聞くと、夫はいつも9時に帰宅し、シェリー
酒片手に聖書を持ち10時には眠る人だという。捜索願いを出すには
早すぎるとしてオリヴィアに連絡してきたものだった。
何か有ったことには違い無さそうだというオリヴィア。ハックや
ハリソンはシェルターにも警察の無線、教会やオフィスなどには
いないことが確認されている事を語る。

デビッド検事補に電話するオリヴィア。
するとデビッドは彼女に対して”頼むから死んでくれ”と思わず
本音がポロリ。ドレイクが行方不明なんだとし、捜索に協力して
欲しい事を告げると、デビッドは人生で最も注目度の高い裁判
で負けた事を告げ、局内でも力を失っている事を語る。
力を貸したいと思っても物理的に貸せない状況だし、貸すつもり
もないというデビッド。

そんな中ハックは午後8時14分にコネチカット通りのATMで500ドル
を下ろしていることを知る。あの辺にはストリップの”キャメロット”
とゲイバーの”スコーピオンルーム”、そして向いにはアダムスモー
ガンホテルがあるという。
一同ホテルに向かうと、室内にはアンナ・ゴードンという女性が
ベッドに縛られていた。ハックがベッドに近づく中、アンナの
上には巨漢のドレイクの姿が有り、変態プレイ中に腹上死したの
だろうという。死後2時間が経過している事を語る。

サイラスとジェームズ。
ジェームズはサイラスに対して国内で養子をもらおうと語る。
私はサイラスとの関係の為に仕事を辞めたこと。賞を取った記者
だと語る。しかしサイラスは在学中に取った賞だろうとして
君はアイビーリーグでもないという。2009年にピュリッツァー賞
の候補に挙がったが、あなたと赤ちゃんの世話のために仕事を
辞めたのだという。そしてミドルバリー大学はアイビーリーグ
にも負けない大学だと語る。

アンナと共にいた牧師が死んでいたことに関して、なんとか
誰にも見られないように連れ出さないといけない事を語る。
この国で最も尊敬されている牧師にこんな姿を見られたら
信徒や子供たちにはなんと説明するのかとして、伏せておこう
というオリヴィア。ハリソンにはアンナに口止め料を払い、
アビーには貨物用のエレベーターのルートを調べる様頼む。
そしてハックに対して片付けるにはどうしたら良いかと問うと、
ハックは遺体を解体して処理するものだと思い、遺体を切り刻む
物騒な道具の用意を求める。しかしオリヴィアは運び出すだけ
だとすると、ハックは我に返ったようにしてシーツ6枚と
大量の氷が必要だという。
アンナには秘密保持契約にサインをさせてと言うが・・・

ドレイクをなんとか自宅のベッドにまで運ぶオリヴィアたち。
ナンシーに対して、ナイトガウンを着て暫く一緒に横になった
後に通報してくれと語る。130kgの巨漢を運んだのでみんな疲れて
いた。

一方フィッツとサイラスの元には、一枚の写真が届く。
CIA長官のエイモスとCIA分析官のマットによると写真は
東スーダン政府によって殺されたもので、マットは3日前に
殺されたものだろうという。写真には子供達が殺され遺体が
大量に並べられているものだった。写真を撮られた場所は南西部
のシンカラの村の近くで反政府の拠点だという。情勢は最悪で
有り、フィッツは統合参謀本部で昼までにみんなプランを出せ
と指示する。

アンナ・ゴードンについて調べる。38歳女性、ターラランス財団
の弁護士だというアビー。教育者で有り教会にも通っている信者
で女性シェルターで支援活動をしているという。そんな聖女が
手錠プレイをしていたこと。牧師とは15年間も電話で連絡を取り
合っていたことが分かる。
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オリヴィアとフィッツは接触こそないものの、相変わらず
夜な夜な電話しては心を通わせていた。こんな関係を続けて
いてはいけないと思いつつも断り切れないでいる姿が有る。
そんな中、人権派としてアメリカで一番影響力のある牧師の
ドレイクが帰宅しないということを受けて調査していくと、
クレジットカードの使用履歴から聖職者とは別の顔を持っていた
ことが分かる。愛人と一緒にホテルにしけ込み変態プレイをして
いた末、腹上死していたというのである。彼のイメージを
守る為にオリヴィアは動いていくことになる。

今回も複数のエピソードが同時進行して描かれた。
一番言及しやすいエピソードとしてはクインの流れかな。
クインの流れには裁判で戦ったデビッドも同時に一括りにして描かれ
るものが有るけど、負けた気がしないのに裁判で負けたデビッドと
勝った気がしないのに勝利したクインが、互いに心を置き去りに
したまま前に進めない現状として描かれている。
切ないことにクインは母を7歳で亡くして以降、父・レイとは二人三脚
で人生を歩み、父にとっては自慢の娘だった彼女が突如として
殺人犯の嫌疑をかけられ信頼感を失っているという状況として
描かれている。テーマとして存在しているのかどうかは分からない
けど、オリヴィアが冒頭から象徴的にフィッツとの間で電話を
掛け合う姿が有るけれど、クインがレイからの信頼を失った要因
としては、事件当時に電話一本有れば、まだ信頼の絆を保てていた
事実があるということ。今では無条件に信用出来ず、騒ぎも収まり
平穏な人生を送っているレイとしては、クインの存在はかなり微妙
な立ち位置のものとして写ってしまっているところがある。

デビッドもまた”得体の知れない大きな力”が働いた結果、被害を
被った一人だ。記者ギデオンが大統領のスキャンダルを追っていた
のと同様に、今度はデビッドがオリヴィアや検事などの関係図を
作っては”得体の知れない大きな力”を解明していく流れがあるようだ。
今回のエピソードの中でも不自然な形で圧力をかけられた結果、
デビッドは検事局での立場を失ってしまった。
オリヴィアという人物に対して人生をかけて固執する理由づけとし
ては十分なものが有るし、彼女が都合良く”友達”という言葉を
利用してはオリヴィアが協力を求めたり、信頼を裏切っていく姿
に立場が違うとは言え微妙なものが有った。

今回のメインエピソードは、人権活動の指導者でゲイ容認の寛容さ
を持ち、フィッツも選挙選に於いて反対派勢力によって攻勢を受けて
いた際に擁護してもらったドレイク牧師の不倫・愛人の末に、
愛人のベッドで死んだという事実を隠蔽するもの。
そんな事実を知れば社会に与える影響を大きく、反マイノリティー
の差別者が勢いづくとして戦々恐々とするところが有る。

ドレイク牧師の正妻・ナンシーと愛人のアンナ・ゴードン。
最初はアンナが意地の悪い女に見えるものの、事情を知るウチに
なんとなく憎めない人物に思えてくるというところが興味深く描か
れている。
死の真相を隠そうとするフィクサーのオリヴィアとしては、
アンナが固執しているもの、求めるものとは一体何なのかという事
を追求していく。
珍しく弁護士のように仲裁役に徹して交渉していく姿が有り、
アンナもまた弁護士や教育者としての一面を持っている人物だと
いうことも有るので、交渉が容易に進むということはない。

殆どはアンナの主張が全面的に認められて、秘密保持の代償として
600万ドルを得るというものだったが、国葬に近い葬儀の場面で
息子とアンナを一緒に参列するという難題を最後の最後で押しつけて
くるものが有った。

人は誰かに真実を聞いてもらうことで癒されるものなのだろうか。
ハックのエピソードは断酒会と称して、自分のして来たことの
罪深きことを”酒”という疑似的表現を使いみんなの前で告白する
姿が有る。
ナンシーの心の中でも夫に裏切られた15年という事実を消化出来ず
混乱している姿が有ったけど、事実を隠蔽しようとすると同時に
夫に対する憤り感に震えて思わず「ありがとう」と言うだけなのに
それが出来ずにミリーに話してしまう姿が有る。
ミリーは「パートナー」という言葉を使い、悪いのはナンジーでも
なく、亡くなった夫も怪物ではない事を告げ、彼の弱さをつねては
彼女の心を融解していく姿が有った。「愛人と正妻という立場」の
違いを解いては「最後の最後まで彼の妻でいる」ことの意味を唱えて
落ち着かせる中、その決意はミリー自身の心の内を唱えている
様で上手い形で、それがオリヴィアにも伝わっていく段取りだった。

そんな二人の会話を愛人の立場として耳にしていかねばならない
オリヴィアの心穏やかではない状況というものまた面白いね。
そんな状況に対して、アビーが不倫は悪的立場で言及していく所が
興味深いのだけど、ここのところアビーとオリヴィアは方針的に
反対の立場に有るので、大丈夫なのかという感じもしてくる。

フィッツ大統領周りの流れでは、誰が仕掛けたのか東スーダン
虐殺の件でウソの写真を流布して、アメリカに戦争を仕掛けさせよ
うとする流れが有る。少なくともCIA長官はその事実を知っていた
ようで、石油業界のホリスが利権の為に一枚噛んでいるのだろう
けど、ミリーの指示に従わずにいることと、フィッツの優柔不断さが
ある意味では不要な人の死をもたらせずに済んだ格好だった。
流石のミリーもその件に関しては、状況も知らずに安易に戦争せよ
という口出ししたことについては反省したところだろうけど、
それでも人の心を掴むのはフィッツなんかよりもミリーの方が
上手いと感じてしまうよね。

そういえば記者が大統領に色々と質問するシーンが有ったけど、
その中の一人はJennifer Marsalaさんだった。
現在レビューとして取り上げている「ライ・トゥ・ミー」で
ライトマン研究所で働いているアンナ役を演じており、
「Hart of Dixie」ではシーズン3よりウィニー・ウィルクス役
として出演している。

Winnieと言えば「熊のプーさん」だけど(笑)、最近ポーランドで

>「くまのプーさん」は「性別不明で半裸」 ポーランドの遊戯場で
使用禁止に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141125-00000014-eiga-movi

というニュースが飛び込んで来て思わず驚きました。

●使用された曲

・Scandal End Theme
Composed by Chad Fischer
・For The Love Of Money by The O’Jays
・Green Onions by Booker T. & the M.G.s

オリヴィア・ポープ (Kerry Washington) フィクサー、”リヴィー”
ハリソン・ライト (Columbus Short) 弁護士
アビー・ウェラン (Darby Stanchfield) 調査担当
リンジー・ドワイヤー/クイン・パーキンス (Katie Lowes) 弁護士
ハック (Guillermo Diaz) 技術担当・元CIA

サイラス・ビーン (Jeff Perry) 大統領補佐官
フィッツジェラルド・グラント(Tony Goldwyn) 大統領
ディヴィッド・ローゼン (Joshua Malina) 連邦検事補
メリー・グラント (Bellamy Young) 大統領夫人、ジェリー、カレンの母

ホリス・ドイル (Gregg Henry) 石油王、フィッツ支持
ヴェルナ・ソーントン (Debra Mooney) 最高裁判事
ナンシー・ドレイク (Lorraine Toussaint) マーヴィン牧師の妻
パット・ウェクスラー (Sam McMurray) デビッドの上司
レイ・ドワイヤー (John Diehl) リンジーの父
ジェームズ・ノバク (Dan Bucatinsky) サイラスのゲイパートナー
リサ (Leslie Grossman) 検視官
キンバリー・ミッチェル (Wendy Davis) テレビ司会者
アンナ・ゴードン (Elise Neal) 38歳、ターラランス財団の弁護士
— (Mark D. Espinoza) Chairman of Joint Chiefs
— (Joe Holt) Defense Secretary
エイモス・カーバー (Josh Clark) CIA長官
— (Virginia Louise Smith) Secretary of State
マット・タナー (Jason Dechert) CIA分析官
— (Jay Jackson) Local News Anchor
— (Fred Ochs) AA Leader
ジル (Vanessa Zima) 断酒会
— (Jennifer Marsala) Reporter
— (Keli Daniels) Cable News Anchor
— (Al Carabello) Valet
— (Jocelyn Ayanna) Prayer Leader
ビンセント・ゴードン (Damarr Calhoun) アンナとマーヴィンの息子
マーヴィン・ドレイク (Warren E. Thomas) 牧師
— (Alece Patton) Mourner
ロレンゾ (Brian Walker) Drake Family Attorney

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