僕たちがやりました 第5話 ごめん = SORRY

僕たちがやりました
(2017年7月期・フジTV・火曜21時)

原作:金城宗幸『僕たちがやりました』/作画:荒木光
演出:新城毅彦
脚本:徳永友一
監督:新城毅彦、瑠東東一郎
プロデューサー:米田孝、平部隆明、白石裕菜
主題歌:DISH「僕たちがやりました」
オープニング:Mrs.GREEN APPLE「WanteD!WanteD!」

https://www.ktv.jp/bokuyari/index.html

第5話 全てを覆す謎の男!すれ違う恋

【ストーリー】

トビオと伊佐美は爆弾を仕掛けた日の映像を見せられ、プロパン
ガスに爆弾を仕掛けたのがパイセンである映像を見てしまう。
それを知って伊佐美はトビオに対して変な期待を持たせたなと
して激怒。
市橋はトビオをつれて来いと部下たちに告げる。蓮子はそんな
市橋に一緒にトビオを探そうとし、あんたは殺す為、私は告る
為だという。ヤングというホームレスと出会うトビオ。
マルは金が底を突いた為に盗めば良いと考えて伊佐美に接触
をしようと考える。飯室はパイセンに対して自分の口で言えと
いう。パイセンはもう逃げられないと考えて「ボクガヤリマ・・」
と言ったところで偽パイセンが自首してくる。

ヤングに襲われるトビオ。知らずに生きるのか・・視野を広げろ
と言われ自分を解放するのだという。お前はまだ世界の半分しか
知らないという。お前が守るものはそんなに大事か。今日新しい
お前が始まるのだという。襲われそうになるトビオは、その
恐怖と屈辱、嫌悪感を感じ、あの時蓮子はこんな気持ちだったの
かとつぶやき、自分勝手だったと嘆く。性欲だけを向けられて
酷い事をしてしまった。今やっと気がついたと語る。謝らなけ
ればならない・・・アイツに会いたい。蓮子に会って謝りたい。
それを聞いていたヤングはやりたい時にやることをするだけだ
とし、後ろが嫌なら前を向け。戻ったらやろうというが、
嫌ですと言って逃げる様にその場を立ち去る。

栗原はパイセンに泣いていては分からないだろうという。
罪を認めれば大切な仲間を売ると思っているのかとし全部話して
見ろという。

蓮子は「オープン・ザ・ゲート」だとして市橋に対して一人で
歩けるようになったんでしょと。リハビリ、ヤケドの具合はどう
なのかと問う。一人で進めるとして蓮子に車イスを押すなと
いう。市橋なら治るよと。
そんな二人の姿をトビオは向かいの歩道から目にしてしまう。
親密そうにしている姿。そういう関係だったのか・・一人で
盛り上がってバカみたいだとして逃げる。蓮子は必死に追いかけ
るがトビオは逃げ切る。
市橋に対して蓮子は逃げられたと語る。何かちょっと痩せていた
っぽいという。ちゃんと食べていないみたいだと。逃げているっ
てことはやっぱり犯人なのか。生きて居たら何でも良いけどね
と蓮子。

そこそこの生活で良かったのにもうどうでも良いと感じ、町を
ふらついていたトビオ。そこに今宵から声を掛けられる。
伊佐美は何処かに言ってしまったというと、トビオは寂しさから
今宵にちょっとこうしていて良いかとして抱擁するのだった。
そんなトビオはまたしても今宵のアパートにいくとついに関係
を持つのだった。

■感想

一人の人間が現れたことで状況ががらりと変化した。

事件が発生する前に戻れるような下地を作った訳だが、
再び同じ状況に戻れるかということが今後の興味として描かれる。
凡下高の仲間の間では心の傷や蟠りが残っているし、矢波高の
仲間の間では実質的な傷として残され、これまでの仲間という形が
再び存在していけるものなかということが問われる。

「そこそこの人生で良い」。
これには異論は全く無いのだけど、そこそこの人生の中で生み出
される人間関係はとても希薄なもので、状況次第で裏切り・立場
の逆転さえも訪れ、大した人間関係などが生まれないという
ことも描かれている。

このまま再び日常に戻ったところで、これまでとは同じような
生活は出来ないだろう。そもそも同じように戻ってはいけない
ハズなのだ。

市橋が負傷している状況でも偉そうにしている為に有原が
テッペンを取りにくる。完全に「マジすか学園」っぽい言い回し。
一番弱そうな有原がまさかの下克上。そして返り撃ち。
肝が据わっていない人物が軽い調子でトップに立つとか本当に
アホらしい。

今宵が自分たちの前を通り過ぎる男たちの相手にあっさりと
身体の関係を許していく。まるで人間(男)なんてそんなものだと
既に悟っているかのよう。

自分の変わりは幾らでも居るとばかりに登場したのは、偽パイセ
ン。パイセンの存在は面白いと思う。

しかし未だに引っかかる本当に爆発はパイセンによるものなのか。
これがドラマの根底に有るのでこの疑問が晴れないウチは多分
誰にも肩入れするのが難しいようだ。
トビオの勘違いは二度目。

加藤諒くんが出て来てマルを叩いた際に初めてこの人を応援
したくなった。

■出演者

増渕トビオ …… 窪田正孝 (凡下高校2年生)
立花菜摘 …… 水川あさみ (凡下高校の英語教師)
蒼川蓮子 …… 永野芽郁 (凡下高校2年生。トビオの幼馴染)
三浦由佳 …… 岡崎紗絵 (凡下高校2年生、矢波高校の正樹が彼)
丸山友貴 …… 葉山奨之 (凡下高校2年生、マル)
伊佐美翔 …… 間宮祥太朗 (凡下高校2年生)
小坂秀郎 …… 今野浩喜 (パイセン、凡下高校OB)
新里今宵 …… 川栄李奈 (凡下高校1年生)
星野真美 …… 今田美桜 (凡下高校2年生)
熊野 …… 森田甘路 (矢波高校教師・化学教師)
田中 …… 八十田勇一 (凡下高校の男性教師)
原野玲夢 …… 山田裕貴 (輪島の若い衆?)

増渕優子 …… 榊原郁恵 (トビオの母)
増渕ハル …… 八木莉可子 (トビオの妹)
飯室成男 …… 三浦翔平 (城南署の刑事)
栗原 …… 中村靖日 (城南署の刑事)

輪島宗十郎 …… 古田新太 (裏社会)
西塚智広 …… 板尾創路 (裏社会で暗躍する悪徳弁護士)

市橋哲人 …… 新田真剣佑 (矢波高校2年生・犯罪者主犯)
有原 …… 吉村界人 (矢波高校・犯罪者D)
松崎 …… 鈴木貴之 (矢波高校・犯罪者A・マッチョ)
武藤慶太 …… 一井直樹 (矢波高校・犯罪者B)
桜田祐介 …… 岡田龍太郎 (矢波高校・犯罪者C)
ヤング …… 桐山蓮 (ホームレス)
水前寺 …… 加藤諒 (凡下高校??、マルと対決させられる)
豊子 …… 丘みつ子 (市橋の祖母)

山本浩司、春香クリスティーン、永尾まりや、本間剛
松澤千晶、石田尚巳、吉田幸宏、松井元希、山本賢太
西尾陽葵、市川耕大、松本祐一、青木志穏、和田麻菜

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