キモチいい恋したい! 第5話 究極の玉の輿! 王子東京へ来る

キモチいい恋したい!
(1990年7月期・フジテレビ・月曜21時枠)

脚本:中山乃莉子(1)(2)(4)(5)、瀧川晃代(3)、尾西兼一、信本敬子(4) 
音楽:藤村春水 
企画:清水賢治、宅間秋史 
プロデュース:阿部祐三 
演出:楠田泰之、斎藤郁宏、赤羽博、柴崎正
主題歌: 「P.S. I LOVE YOU 」PINK SAPPHIRE

第5話 究極の玉の輿! 王子東京へ来る

【ストーリー】

大学時代の友人の結婚式に出席する。香菜は人の結婚式なんて
興味がないと言いつつ着物を着てくる。それを指摘するえりも
服装には気合いを入れていた。ユウ子先輩もギリギリセーフ
だったという。30歳と言っても年越ししなければ良いのだと。
結婚なんて焦ってする必要も無いというえり。
そんな中男性陣三人はライスシャワーをしている中で、一際
目立つブルナイ国のカルマス皇太子に嫉妬してライスを投げつ
ける。何度も繰り返しているウチにカルマスも激怒。カマダス侍従
が追いかけてきて捕まえられる。

会社に戻ると英二や秋山は三人の行動を非難し激怒される。
英二は困ったことをしてくれたとし、会社の大事な客でありブル
ナイ航空と契約出来れば会社も大きくなるのだとし、現在カルマス
皇太子は相当怒っているのだという。このまま皇太子を帰国させた
ら秋の昇給、冬のボーナスはカットだという秋山。香菜に行って
もらい機嫌を取ってこいという。決して彼女の邪魔はするなと。

香菜は何で私がこんなことするのかと激怒。
そんな中香菜のことを気に入ったカルマスは香菜にこれを着て
欲しいとして民族衣装を持ってくる。皇太子はプレゼントがある
として生きて居るブタ10頭を与えると語る。

えりとユキはこれからのペットはブタ。あの保険屋が言っていた
通りだったという。桁外れの金持ちだとしお忍びなのにプライベ
ートジェット機でやってきたとえり。40億円の買い物、宮廷は
ドームの20倍の広さがあるとし、そういう男を待っていたのだと
いうえり。金の前では全てが霞んで見える・・・金持ちに国境は
ないと語る。ユキは呆れるが・・・

結婚式が終わったのだから早く帰れよと三人の男性陣は愚痴る。
ブルナイに早く返せとし元々は隆がくだらないことをしている
からだと告げる。

ユキがカウンターに居ると客のキョウコとヒロシがベタベタ
しながらハネムーン先を考えて居た。ユキは愚痴る中、11月なら
ニューカレドニアはどうか?と告げる。

隆は香菜に対して謝罪する。香菜はブルナイに連れて行かれたら
どうするのかと。そんなケンカし合う姿を遠巻きにユキと祐司
は見ていた。

香菜は自宅で寛いでいると客が来る。なんと皇太子だった。

飲み屋で祐司と隆は飲みに行く。隆の愚痴に対して自分が上手く
いっていないからといって俺に当たるなという。香菜の前で
宣言しろとし、俺が好きなのはユキだということを・・と祐司は
隆に要求する。今から電話するとして店から香菜に電話する
と、そこに皇太子が来ていて香菜が悲鳴をあげているのを耳に
する。
急いで隆たちは香菜の家に行く。

その頃香菜は皇太子から来週にはブルナイに帰国するとし、二人
きりで話したかったという。一緒に香菜もブルナイに来て欲しい
とし大事にするし香菜の家族の面倒も見るし香菜のために宮殿も
建てるという。そんな中隆が入ってくると皇太子を殴り飛ばすの
だった。

翌日英二は隆が皇太子を殴ったことに激怒。首にするくらい済む
問題じゃないのだとし、これは国際問題で営業も停止される可能
性があるという。君は明日から出社しなくて良いとすると、隆の
ことに香菜は庇うことはないという。軽率だったとしてもう一度
チャンスが欲しいという隆。しかしビジネスにもう一度は無いと
言われる。

「こんな会社辞めてやる!!」と荷物をまとめる隆。香菜は何も
しないで逃げる気かというと、隆はあんな奴に頭を下げるのは
嫌だという。会社も潰されるかも知れないとしてあなただけの
問題じゃないという。一緒に謝りに行くのよと言われる。

■感想

いよいよカルロス・トシキ登場(笑)
元々日系ブラジル人なのかな。その昔杉山清貴さんという歌手
が居てオメガトライブというバックバンドと一緒にヒット曲を
飛ばしていたけど、そのオメガトライブの2代目のボーカルに
なったのがカルロス・トシキさんだ。どういう経緯でそうなった
のか知らないけど、昔のトレンディドラマでカルロス・トシキ
さんの曲が使用されることが多いね(実際には数にして多くない
のだろうけど印象的なドラマに起用された。)
以前にあの人は今という番組でカルロスさんが何をしているのか
というのが取り上げられて農場を経営していると語っていた
記憶が有る。

さて今回はいつにも増して二人のケンカがウザかった(笑)
息がぴったりで漫才みたいなやりとりは良いのだけど、とにかく
くだらないことにも口を出してきてどうもやりとりが五月蠅く
感じてしまう。

香菜にはカルマス皇太子からの求婚話があり、ユキも埼玉の実家
で養子に来てくれるという男性と結婚するかどうかという話に
なり取りあえず母親から言われて見合いをすることになりそう
になる。

一連の流れで隆が会社を辞めようとしていたけれど、ユキの方は
もっと深刻で自殺しようとしていた感じだけど、これはまぁ
止めてくれるということを前提とした流れが有ったのか。

ゆみえがブタが流行するとしていた理由は恐らく彼らをマークして
いたからで、偶然に言ったものでもない感じ。秋山は独立する
為にゆみえと影で動いていたところも有ったからね。

ユキは埼玉のことをど田舎だとしていたけれど、確かに都会とは
言わないが改めて言われるとムカっとする(笑)
マスター正吉がいつものように「恋愛が全ての愛のスタートじ
ゃない」
とするセリフ。相変わらず良い言葉を発するね。

ブルナイの皇太子は既に6人も結婚している相手が居る。
7人目の相手としてヤマトナデシコが良いと言い出す始末。

皇太子と会う度に香菜にベタベタする為に隆は怒らずに居られな
い。何度も繰り返しケンカし、皇太子を怒らせを繰り返し、
最後のチャンスとばかりに「香菜さんの手料理が食べたい」
する皇太子の願いを叶えようとする。ただし香菜は料理下手。
意外にも祐司が料理上手な為に教わることに。

ユキは見合いしなければならない為に、その前になんとしてでも
隆と関係を持ちたいと考えて場違いな行動を取り始める。
隆はそんなユキに厳しい言葉でまくし立てた為に、彼女も失望。
ユキにとっても隆にとっても人生の一大事には違いない。
強引に二人の問題を同時に発生させた感じだけど、それもドラマ
だから仕方が無いか。

最後は結局求婚された香菜だが隆が出て来て自分のフィアンセだ
と語り諦めさせる。
ホッとして会社に戻ると今度はユキから隆宛に手紙が残されて
いて、「見合いを断り両親を裏切った。もう生きる張り合いは
ない」と如何にも死を意識させるワードを挿入させて、心配を
かけさせる。ユキの元にはその頃何故か都合良く間違えて注文され
てきたラーメンが三人分。そのまま持ち帰ることはできないと
いうことでその場でセールスされる中、やってきた三人で仲良く
ラーメンを食べ合うことになった。

やっぱり諦めない宣言。この頃のトレンディドラマではお約束
な展開だね。

■出演者

旅行代理店オリエンタルツアー
谷本香菜 …… 安田成美 (23歳、営業部)
工藤えり …… 田中美奈子 (営業部)
酒井ユキ …… 森尾由美 (営業部、隆が好き)
松木隆 …… 吉田栄作 (営業部、いつか独立して起業したい)
浜田耕平 …… 嶋大輔 (営業部、えりが好き)
篠崎祐司 …… 団優太 (営業部、ユキが好き)

佐久間ゆみえ …… 杉本彩 (保険会社HS平成火災)
松木奈摘 …… 諸岡菜穂子 (隆の妹、全寮制の高校生)
新谷かおり …… 吉野マリ (若い社員)
守屋ユミ …… 美村未紀 (若い社員)
河村りえ …… 水沢螢 (若い社員)
堤英二 …… 宇都宮隆 (オリエンタルツアーの親会社の息子)
高木和雄 …… 稲川淳二 (オリエンタルツアー・係長)
秋山達彦 …… 草刈正雄 (オリエンタルツアー・支店長)
大槻正吉 …… 大槻ケンヂ (料理店)

カルマス皇太子 …… カルロス・トシキ (ブルナイ王国)
カマダス侍従 …… 長江英和 (ブルナイ王国)
ラーメン屋 …… 高橋等 (間違えて出前してくる)
ユキの母(声) …… 島田果枝 (見合いしなさいと。埼玉で酒屋)
客(キョウコ) …… 朝倉沙友美 (ユキの客、新婚旅行)
客(ヒロシ) …… 太組富士雄 (ユキの客、新婚旅行)

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