キモチいい恋したい! 第6話 男ならサッサと寝とりなさい!

キモチいい恋したい!
(1990年7月期・フジテレビ・月曜21時枠)

脚本:中山乃莉子(1)(2)(4)(5)、瀧川晃代(3)(6)、尾西兼一、信本敬子(4) 
音楽:藤村春水 
企画:清水賢治、宅間秋史 
プロデュース:阿部祐三 
演出:楠田泰之、斎藤郁宏、赤羽博、柴崎正
主題歌: 「P.S. I LOVE YOU 」PINK SAPPHIRE

第6話 男ならサッサと寝とりなさい!

【ストーリー】

夜になって香菜の家にはえりがスイカを持ってやってくる。
夏の夜はスイカと冷えたビールに限るでしょうと。手にしている
スーツケースは何なのかと尋ねる香菜に対して暫くここに居させ
てというえり。

一方隆は講習会に一週間通い、10月の国家試験に通れば
旅行業務取り扱い主任者になれるとして勉強していた。そんな
ところに突然耕平がやってくる。タコヤキを買ってきたという
彼はボストンバッグを手にしていた。暫く泊めてくれとし
逃げてきたのだという。

えりもまた香菜に対して逃げてきた事を告げる。
誰から逃げてきたのかとし、貢ぐ君、アッシー、保険男、
タクシーチケット君?と問うと見た目ヨシオ君だという。一晩
だけのアバンチュールには私生活に入らないのが原則なのに、
電話攻撃したり家の前で待ち伏せしているのだという。

耕平が逃げてきたのはカードローン地獄の為に借金取りから
だった。給料日まで居させてくれというと、隆は一週間講習会
で勉強するんだとしここに来たら祐司と邪魔するだろうとして
断ろうとするが、絶対にやらないと語る。

一週間もあれば諦めるでしょうとえり。香菜は男だけはつけ込ま
ないでというと、えりもこんなムードの無い部屋に連れ込むこと
はないと語る。

朝。香菜とえりは走って出社、隆と耕平も同様に走ってくる。
そして祐司とユキも出会い6人が走る中、一人の少女とぶつかる。
謝罪するが何処見て歩いているんだ!!と少女は告げ慰謝料を取る
所だぞと子供離れしたことを言ってくる。

秋山は6人が遅刻してきたことに対してなれ合いはよくないことを
語る。特に隆は講習会に出るのだろうとし、今回ウチから講習会
に出るのは君だけだとして自覚を持つよう言われる。

隆に対してユキは勉強を頑張ってとして深い意味はないとしながら
もお守りを渡す。中には”少年よ大志を抱け”と書かれていた。

今朝の女の子がいつもの定食店に来ていた。
隆ら男性3人も店に来る中、コンビニで働いていた鈴木さんが
デューダ/転職してこの店で働いている事を知る。そんな中
会計をすると、いつもよりも高額だと知る。ヒレカツを食べて
いた少女はあなたの妹だと言っていたのだとし、兄が払ってくれる
としていたのだという。あの餓鬼がっ・・と。
会社に戻るとなんとその少女がいた。何とかして捕まえると
秋山からみくなのかとして声を掛ける。秋山の娘だった。

みくに対して母さんは?と問うと、新しい恋人と一緒だという。
みくがパパに遭いたいと言って出て来た事を告げるが、秋山は
これからボストンに出張だという。秋山はえりに対して一日だけ
面倒を見て翌日空港に送ってあげて欲しいと頼まれる。

えりたちはみくを連れて香菜の家へ。
みくがフロに入っている間にえりは愚痴を告げる。私が嫌いな
もののベスト3は、

1)五月蠅い爺と婆
2)友達じゃない女
3)全ての子供

だという。子供は自分本位の動物で人に媚びを売り、都合の良い
方に媚びを売ること。そして立場が悪くなると泣いて誤魔化す。
欲しいものがあると手段を選ばないと。しかし香菜は一生に一度
は子供を産んでも良いなという。えりは辛そうだし体型が崩れる
という。ユキは好きな人との子供なら可愛いとすると、バージン
の癖に・・とえり。自分のミニチュア版を見てみたいと香菜。

■感想

隆は旅行業務取り扱い主任者の資格を取るために勉強をしようと
するが、借金取りに追われる耕平から給料日までの数日の間
泊めて欲しいと頼まれる。
一方香菜の家にもえりがやってくる。一晩だけの相手と思って
いた男が本気になってしまったらしくストーカー化している為
にほとぼりが冷めるまでは居させて欲しいと頼む。
そんな状況の中で突然少女が旋風のようにして現れて一同の私生
活を乱していく。なんと少女は秋山の娘のみく。両親は元々
互いに浮気ばかりしていたので別れることは必至だったとする
が、えりがやってきたのには理由が有った。しかし秋山はボス
トンへの出張が有り、えりに頼んで空港まで送ってくれと頼む。

一応テーマとしては恋愛相手として求めるものなんかが描かれた
のかな。

正直今回のエピソードはばっさり削除しても十分成り立つな。

隆だけは出世欲が有るものの、他のメンバーはチャラチャラして
いて主人公の仕事を邪魔してばかり。
恋愛の相手を追いかける力を仕事にぶつけられたら・・って感じ
のものが有り、本当に隆の成功に応援している友達が居ない。
楽しければ良いみたいな友達とは縁を切った方が・・とも
思えなくもないけれど、決して悪気がある訳では無いし、仲は
良いからね。

秋山は支店長をしているくらいだから金は有るのだろうけど、
小学生が一人で旭川から東京に出て来てしまうところが凄いな。
数日前にアップした「太陽にほえろ」146話の中でも父親を
追いかけて福島から出て来てしまう少年の話だったが・・

子供だから何でも許される訳では無い。
好き勝手に過ごしてきた両親にしては、根底では悪い子では
ないのだろうが、言葉遣いは知らないし、年上の相手に対する
敬うキモチもまるでない。大人の方もそれに値する人物か
どうかは謎だけど。

女性客にしのざき美知さんが出ていた。80年代から90年代の
お笑いの人。とてもインパクトが有って暫く売れていたという
みたいだ。

秋山とゆみえが仲が良い為に一時的にえりとみくが手を組む
シーンが有り、それ以外のところでは正直両者の間には相当な
隔たりがある。
このドラマは結構平手打ちをし合うシーンがあるのだけど、
今回はこのえりとみくの間でたたき合いが有った。

英二とみくがりんごの皮むき競争。勝利すれば英二からキス
してもらえるとしてえりが参戦。結局目の前でキスされる光景
が有る。

将来を占うコックリさんならぬエンジェルさんを行う耕平と祐司。
そんなの信じないとする隆は自分しか知り得ない初体験の年齢を
当てられた後に、突然信用するようになり将来を占って見る。
「石の上にも10年」。色んな間違えた表現の格言が多数出て来た
かなって感じだけど、

女性陣は正吉の店で語り合っていた。
男女の相性はキッチン&ベッドだというえり。そのことをよく
分かって居る割にはベッドだけの人。勿論よりよい条件の相手
を探すのは当然のことなんだろうけど、彼女の場合露骨過ぎで
あり、自らは努力しようとせずに自分磨きを怠っている。

みくがまた空港には行かずにフラフラっとしている光景。
なんとか見つけ出して一度秋山のマンションに行こうとする。
そこには自殺した女性がいるとして献花してある場所が有った。
その後のみくが居なくなった後に発見されるノートに自殺を
示唆する表現が多数書かれていたことも有って、前振りしたの
だろうけど・・

みくとえりは秋山の件で殴り合い。
父親の件で語り合う際に、「私はただの遊びよ」というえりに
対して、みくはあなたみたいな女性は嫌いだと語る。

更に隆の元に行くみく。
タイミング悪く隆は追い込みの仕事をしている中で相談したい
ことがあると語ったものの、勉強に集中していて話を聞いて
いなかった。父親の誕生日に何をプレゼントしたら良いのか
分からないとし、男性側からの意見を求めたようだ。
みくがそんなプレゼントを渡すのはママとママの恋人と一緒に
パリで住む事になるからだとし、プレゼントを直接渡せる機会
というのもなかなか無い為だろう。

研修最終日。
その件でみくとケンカしてしまったことも有り集中出来なかった
隆。ただドラマでは試験日ではなく研修の最終日だと語っていた
のでまだまだ時間は有る。

みくが誰にも相手にされなかった為に居なくなる。
香菜の家に置かれていた彼女のノートを見つけてしまいそこには
自殺を示唆する表現が書かれていた。

えりと隆はそんな状況だと知らず正吉の店で一緒に飲んで酔っ払
う。そんな中で隆の好きなのは誰なのかということになり、
ユキとも香菜とも否定した。
えりは隆に責められると私は正直なだけだという。
えりは香菜との間でも関係をハッキリさせないと可哀想なのは
ユキである事を告げ、何も自分だけが悪いことをしている訳では
ないと言いたげ。

自宅に戻り一緒に飲む二人。
いっそのこと寝るかとしてえりは隆に告げるもそれを拒否。
誠実さを見せる中で、居なくなったと思っていたみくは隆の部屋
で寝ていた。
みくとえりは仲直りして握手する。

えりから父親へのプレゼントとしてディズニーランドと宿泊券の
プレゼント。

秋山のボストン土産はBOSTONと書かれた典型的な定番商品。
センスがないばかりか、なんとペアルック。
誰と誰の為を想定して購入してきたのだろうかと考えずには居ら
れないけれど、えりのチケットは秋山も用意していた為に、
秋山から香菜と隆にプレゼントされた。

今回は耕平はユキとの可能性に言及された感じもするけれど、
祐司は完全に蚊帳の外って感じだったな。

■出演者

旅行代理店オリエンタルツアー
谷本香菜 …… 安田成美 (23歳、営業部)
工藤えり …… 田中美奈子 (営業部)
酒井ユキ …… 森尾由美 (営業部、隆が好き)
松木隆 …… 吉田栄作 (営業部、いつか独立して起業したい)
浜田耕平 …… 嶋大輔 (営業部、えりが好き)
篠崎祐司 …… 団優太 (営業部、ユキが好き)

佐久間ゆみえ …… 杉本彩 (保険会社HS平成火災)
松木奈摘 …… 諸岡菜穂子 (隆の妹、全寮制の高校生)
新谷かおり …… 吉野マリ (若い社員)
守屋ユミ …… 美村未紀 (若い社員)
河村りえ …… 水沢螢 (若い社員)
堤英二 …… 宇都宮隆 (オリエンタルツアーの親会社の息子)
高木和雄 …… 稲川淳二 (オリエンタルツアー・係長)
秋山達彦 …… 草刈正雄 (オリエンタルツアー・支店長)
大槻正吉 …… 大槻ケンヂ (料理店)

秋山みく …… 宝田絢子 (秋山の娘)
鈴木カツ子 …… 公月羽女采 (定食店にデューダ)
ツアー客(レイカ) …… しのざき美知

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