刑事ゆがみ 第8話 一日千秋一期一会

刑事ゆがみ
(2017年10月期・フジテレビ・木曜22時)

第8話 一日千秋一期一会

【ストーリー】

ミタパンがTVニュースの中で日本の高齢化社会、核家族に
ついて報道する。身寄りのない独居老人が増えていること。
恐ろしい時代になったと町尾。老後誰にも頼れず一人ぼっち
なんて寂しいという多々木。すると羽生はリスクマネージメ
ントが鍵になるという。「貯金・健康・結婚」だという。
そんな中年寄りを狙った詐欺事件が流行っているという。
そんな会話を不機嫌そうに菅能が聞いていた。

そこに弓神がやってくる。
もの凄く不機嫌そうな態度。彼は生きる希望を失ったとして
競馬に大金を突っ込んだが外れたこと。早退するというが、
菅能はさせるかと蹴り飛ばす。

しかし弓神と羽生はキャバクラにいく。
モテるのは弓神ではなく羽生だった。そんな折り、弓神の
元にここで働いている猿渡が声を掛ける。まさかの再会に
驚く。一緒に飲むことになり相変わらずハイボールを
飲んでいる事を知る。息子の実は元気か?と問うと、まだ施設
にいるが一緒に住もうと頑張っているという。あのこのために
もヒルの仕事も探しているが・・・

・うきよ児童ホーム。
実に対して手紙はどうするか?とするが返事なく、返送して
おくねと語る。

キャバクラから出て行く中、猿渡は弓神や羽生に対して
必ず私は今の生活を抜け出すからとして色々とありがとうと
語る。

翌日、猿渡愛実(33歳)は死亡して発見される。
夕べ3時頃に死亡したという多々木。手には現金180万円が
握られていたという。405号室に盗みに入りベランダから
足を滑らせて生け垣に落ちたのだという。被害者の沼田徹
は金が無事に戻って来たので被害届けは出さないとのこと。
被疑者死亡で事故扱いで捜査は終了するのか。アイツには
ショックだろうとし猿渡は弓神が逮捕した元窃盗犯で
更生したと信じて居たのだという。

■感想

先週感想書いたっけ?と思わず好きなドラマなのに感想を
書けずにいるのは悔しいところ。まぁ週末はどうしても
日常以上に時間が不規則になってしまうのでなかなかどうして
時間が無い。

死のフラッグから誰が被害者になるのか分かるところが有る
し、誰が犯人なのかも分かる所が有る。

自分もPD持ちで人付き合いが苦手と化しているので独居老人
になるであろうことは想像に難くないのだけど、稲森さんが
未だに独居化しているというのが意外だな。なんで人気の有る
俳優さんは結婚しないのだろうか?

全く違う二つの流れから一つの事件に結びつけていく流れが
有ってドラマとしては上手く出来ている。何よりも格好つけ
強い羽生が、「斉藤さんだぞ」ばりにキャバ嬢の前でキリッ
となる光景が笑えたけど、人を見る目は無いのか。

弓神がまた過去の犯罪に対して責任を感じて動いている。
ヒズミの件でもそうだし、やはり捜査官は背負うべきものが
大きいな。

おとり捜査が認められていない状況の中で犯人となって
主犯に接触していく流れを演出。
しかしこれには更に上の組織に繋がっており、詐欺事件の
全容の解明には至らなかった。これからもこの事件は取り扱
っていくのだろうか?

犯人は仕事命で働いてきた元銀行マン。
人は他人に必要とされることで生きて居ると実感するもの
なのかな。全く分からないでもないけど、犠牲者を出してまで
こんなことをするものか?
最後の最後まで罪を認めない往生際の悪さはこの犯人の
異常性を表すと共に今の日本の現状を示しているのかも
知れないね。

キャバ嬢役の市川由衣さんがかなり”だっちゅーの”って
漢字だった。また筧美和子さん、芹那さんと好感度の高い
割になかなかテレビに出演してくれない人たちが起用された
のが嬉しい。もっと二人をテレビに出演させてくれ。

■出演者

弓神適当 …… 浅野忠信 (うきみ署刑事課強行犯係)
羽生虎夫 …… 神木隆之介 (うきみ署刑事課強行犯係)
菅能理香 …… 稲森いずみ (うきみ署刑事課強行犯係・係長)
多々木挙男 …… 仁科貴 (うきみ署刑事課強行犯係・ベテラン)
町尾守 …… 橋本淳 (うきみ署刑事課強行犯係・中堅)
氷川和美 …… 山本美月 (“ヒズミ”、サイバー知識が豊富)

猿渡愛実 …… 市川由衣 (キャバ嬢、33歳)
沼田徹 …… 小林隆 (元銀行員)
須崎忠 …… 矢柴俊博 (県警本部・警視)
ヒガシクミコ …… ふせえり (被害者)
キャバクラ・ピチピチガール女将 …… 大島蓉子
キララ …… 久松郁実 (キャバ嬢)
猿渡実 …… 吉沢太陽 (息子)
幼少期の実 …… 齋藤絢永
カフェ店員 …… 筧美和子
マンション管理人 …… 日中泰景

宮田早苗、芹那、富山えり子、紗夜、椰野里佳子
岩寺真志、三田友梨佳