クラブW杯、最悪な浦和レッズ戦

試合内容とか関係無く勝った方が正義のサッカーの世界
に於いて、一番負けてはいけない所で浦和レッズは負けて
しまった。

引いた相手を崩すのは如何に難しいのかこれまでにも分かって
はいるのだけど、それにしては国際大会でしかもアジアで
優勝したチームがやるようなゲーム展開では無かった。
序盤から妙にペースが緩やか。相手はちょっとした浦和レッズ
のプレスにミスだらけで相手としては不足するところがある
んじゃないかと思う程だった。
しかし相手はプレスのかけどころが一貫していてエリアは完全に
ブロック化が形成されており侵入させることは一切無い。

浦和はリスクマネジメントからなのか無理ないスタートから
入り序盤は無難な流れかと思われた。
しかし一向にペースが上がらず後ろでボールを回しているだけ
の状態が続くのもパスする選手が居なかったからなのだろう。

UAEのクラブは久しぶりに「これぞ中東の守備からのロング
ボールフットボール」って感じの戦いを見せられた。90年代は
よくこれで日本は中東相手に苦しめられたものだ。
懐かしいといえば懐かしい。こういう戦い方がまだ残っている
んだとアジアの大きさを感じる。

浦和は失点後にもまるで得点が優位に立っているような戦い方
でしか対応せず、まず問題となってくるのはゴールネットを
意識してボールを進めている感覚がない。

サイド攻撃は確かに有効で中央は相手のDFでぎゅうぎゅう詰め
だったのでそれを追求したいのも分かるが、サイドを攻略し
ようとした結果結局ゴールに向かうことがなくシュートで終わ
るケースがまるでなかった。

逆に相手はブロック形勢してサイドは多少譲ったとしても侵入
されなければ全く問題はないという戦い方でこちらの精神的
ストレスを蓄積させていった。

ペースが悪いとどうもパスを前後にチョコチョコ動かして
負けている浦和が時間稼ぎをしているようなマヌケなプレイ
にしか見えないという。
こういう展開だと寧ろミシャ監督の方が展開を打開するのが
上手かったように思える。

世界の一流チームのように個人技がある選手が前線でボールを
キープ出来れば、こういうチーム相手にしても全く問題なくゴール
ショーになるんだけど、浦和の選手はそれをやれる選手が一人
も居なかった。

もっと泥臭い戦いで良いのに小綺麗なサッカーで結局勝利から
は遠い練習試合のような戦い方と闘志にしか見えなかった。
ロングボールにはロングボールを・・って感じでアホ
みたいに放り込んでこぼれ球を拾って拾って拾いまくる
ってことでもヨカッタのにな。

このチームで来期は大丈夫なのか?
ワールドカップに於ける柳沢選手の如く、QBK興梠選手はボールを
合わせるだけで良いシュートがイレギュラーしたのか凄い角度で
飛んでいった。これが最大のチャンスでありそれ以降終盤に得点を
臭わせるも選手交代が遅すぎた。

アジア優勝した功績は否定されるものではないが、あまりに
情けない失点と戦い方に失望せざるを得ない。

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