コウノドリ 第9話 不育症 世界一の味方は誰?

コウノドリ
(2017年10月期・TBS・金曜22時)

原作:鈴ノ木ユウ
脚本:坪田文、矢島弘一、吉田康弘
演出:土井裕泰、山本剛義、加藤尚樹
プロデューサー:峠田浩、那須田淳
企画:鈴木早苗
ピアノテーマ・監修・音楽 :清塚信也
音楽:木村秀彬
主題歌 – Uru「奇蹟」

第9話 不育症 世界一の味方は誰?

http://www.tbs.co.jp/kounodori/

【ストーリー】

藤原沙月が主治医のサクラの元に診察にやってくる。
今回で妊娠3回目の兆候。妻の沙月はここに来ると思い出すと
して待合室で不安に溢れていたが修一は大丈夫だと語る。

サクラと小松は藤原夫妻を呼ぶと赤ちゃんの姿が見られるが
ただ心拍が確認出来ない・・3回目の流産だった。
沙月は私の責任なのかと問う。しかしサクラは初期の流産の
原因は母親ではないことを語る。やはり不育症なのか。
自分のせいにする人が多いがそうではないことを告げる。

翌日のカンファレンスでも藤原沙月(35歳)のことが取り上
げられる。3回目の妊娠で流産してしまったこと。
本人は不育症の検査をして欲しいと望んでいること。
不妊・内分泌科医の岸田に意見を求めると、希望するなら
検査した方が良いが検査しても原因が分からないことが
多く、そうなるとより大きなストレスを感じる患者がすると
いう。そもそも不育症は基準が難しいこと。流産自体が
決して珍しくないということもあるという。妊娠して15%、
6、7人の割合で誰にでも起きることだという。35歳だと
確率的には25%くらいだという。しかし小松は確率の話を
しても辛さが埋まるわけではないとし、医者はより患者に
寄り添い、そして夫婦が寄りを埋める導きをすることも
必要だという。

そんな中、四宮は能登に住む父の具合が悪いのでサクラに
自分の患者を引き継ぎして向かうことに。

一方で救命には52歳男性・サカイが倒れて運ばれてくる。
血圧が210まであがっているので下屋は降圧剤の投与をしよう
とするが・・脳出血か脳梗塞かも分からない状態で血圧を
下げてどうするのかと加瀬からお叱りを受ける。

■感想

今回はそれぞれの人生の行く末を占うような流れが有り、
スキルアップさせることによって、より患者を助け、寄り
添い、医師として何がしたいのかということを主張する流れ
がある。その為にはペルソナという家族のような居心地の
良い場所であっても離れるべき必要があること。一時的な
ことかも知れないが今の形態は崩れそうな感じで如何にも
ラストに向けた流れが有る。そして次のシーズンがあると
したらみんなが成長している光景が有るのだろう。

前回の流れでは白川がちょうど陥りやすい罠に引っかかった。
実力が上がり自信感を経た時に一番陥りやすいミス。
誰もが経験しているからそういう彼にも優しく手をさしの
べる。

今回の患者は複数のパターンが描かれた。
勿論メインは不育症に悩む夫婦の物語だったけれど、
この流れは別の形でもこのドラマの中では描かれていて、
前回の白川が赤ちゃんの判断ミスをする流れと似ている所は
あるかな。

ドラマは他人を見て影響を受けるという医師たちの流れが
有る。常に色んな人に影響は受けている物語で日々精進って
言葉が最も似合うドラマである。

徐々に問題となるのはペルソナを構成する専門医たちの
絶対的な少なさ。少ない状況でもカバーし合って対処する流れ
が有ったり、また下の者達の実力が押し上がってメインの
医師達の戦力となり得ることが描かれている。
下屋はそれを体現したし、逆にいつ引退してもおかしくない
ような四宮の父の物語や今橋の流れを通して、病院に於ける
新陳代謝が流れが有る。こうした流れの循環が有り続ける
限りは全く心配することはないのだろう。

問題は僻地医療に例えられる、能登での産科医の事情などの
方が余程深刻なものとして描かれていた。
もしかすると四宮は父の跡を継ぐのかなという感じにも思える
けどね。

■出演者

鴻鳥サクラ …… 綾野剛 (産婦人科医)
下屋加江 …… 松岡茉優 (新米産婦人科医)
小松留美子 …… 吉田羊 (助産師)
白川領 …… 坂口健太郎 (新米新生児科医)
大澤政信 …… 浅野和之 (院長)
向井祥子 …… 江口のりこ (メディカルソーシャルワーカー)
四宮春樹 …… 星野源 (産婦人科医)
今橋貴之 …… 大森南朋 (新生児科部長兼周産期センター長)
平井沙織 …… 白石糸 (看護師)
真田知香 …… 小林きな子 (看護師)
少年のサクラ …… 高村佳偉人
麻生理佐子 …… 古畑星夏 (NICU看護師)
赤西吾郎 …… 宮沢氷魚 (研修医1年目)
高尾聡介 …… 吉田悟郎 (産婦人科医)
前川紀子 …… 赤澤ムック (看護師)
坂上葵 …… 泉春花 (看護師)
倉崎恵美 …… 松本若菜 (妊婦)

梶原みなみ、國武綾、菊池真琴、田中えみ、川並淳一
森レイ子、新井郁、横山遥奈、長谷裕、玉井らん、新実芹菜
佐々木春香、中谷栄輝、羽村純子

加瀬谷直、坂川良、早坂隼人

岸田 秀典 …… 高橋洋 (不妊・内分泌科医)
加瀬 宏 …… 平山祐介 (救命)
仙道 明博 …… 古館寛治 (救命・外科)

篠原 沙月 …… 野波麻帆 (35歳、3度流産)
篠原 修一 …… 高橋光臣 (沙月の夫、どうすれば妻を励ませる?)
谷内 夏実 …… 相楽樹 (四宮の妹)
四宮 晃志郎 …… 塩見三省 (能登北総合病院産婦人科医、四宮の父)
高山 透子 …… 初音映莉子 (最後に出て来た)
木田かな …… 小林由梨 (能登・妊婦)
看護師 …… 星いずみ (能登)
妊婦の夫(木田) …… 渋谷謙人 (能登)
医師 …… 花王おさむ (能登、)
サカイヒサヒロ …… 三浦剛 (52歳、倒れて運ばれてくる。)
オオゾノハルカ …… 34歳・妊婦妊娠高血圧症候群の可能性
井村れい子 …… 幸野ゆりあ (妊婦)
木田そら …… 稲垣来泉 (娘)

阿部朋子
前野恵、安達綾香、石井春花

赤ちゃん
大塚暖乃和、菅原碧人、藤原志帆(N)、竹田伶菜(N)

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