BG ~身辺警護人~ 第6話 元総理を守れ!別れた妻と再会

BG ~身辺警護人~
(2018年1月期・テレ朝・木曜21時枠)

脚本 – 井上由美子
音楽 – 高見優
ゼネラルプロデューサー – 内山聖子、三輪祐見子
プロデューサー – 川島誠史、秋山貴人、田上リサ
監督 – 常廣丈太、七高剛

http://www.tv-asahi.co.jp/bg/

第6話 元総理を守れ!別れた妻と再会

【ストーリー】

章は元妻と電話し瞬のことを聞かれまだ寝ていることを語る。
随分と他人行儀だねとし、小田切仁美に対して護って欲しい
人とは誰なのかと問うと、私だという。最近無言電話が続いて
いること。

鮫島家は祖父が元総理大臣・鮫島匡一を筆頭に、離婚して
出戻りした娘の喜和子とその娘の彩矢が住んでいた。
彩矢が電話に出る中、匡一に対してSPの仕事は明日18時を
もって警護終了を告げる。延長を申し込んだハズだとする
が、その後の対応は警察に知らせて欲しいという。
政府がもう要人ではないとしたらSPとのしての仕事は終了だ
という。

日ノ出警備保障が鮫島匡一の身辺警護に当たることになる。
無言電話が鳴るとのこと。まゆは自分なんてしょっちゅうだ
と語る。元総理なら経験からしてBGは章でしょうと。
仕事が終わった後は高梨の復帰の歓迎会をしようというが
本人は不要だと断る。

落合は正式に鮫島匡一の前で25年間の警護の仕事を終了する
として挨拶に来る。無事に先生を護り通せたことは我々の
埃。これまで先生に仕えたSPは110名。彼らを代表して挨拶
する。お元気で・・と。
入れ違うようにして匡一の元に章と村田がやってくる。
SPの変わりを民間が出来ると思うのか?として落合は異議を
唱える。しかし匡一は私が危険だと訴えたにもかかわらず
警察は警護の延長を断った。彼らに安全と誇りを護って
もらうという。

翌日、これから幹事長の五十嵐映一の古希を祝う会に出席
するという。娘と孫も心配だという。まゆが家族のことは
フォローすることを語る。そんな中入口の所に来る時には
無かった石が4つ置かれていた。そのことを匡一に報告する
と「死ね」ってことかと。命を狙う相手に心当たりは有るの
かと問うと、鮫島発言で損失を被った連中だろうと。
特に建設中止で損失を被った連中に襲撃されたが犯人は
シャバに出て居ること。何年も恨みを買うのが政治家だと。

■感想

展開としては読めるところが多かったので意外性はラスト
の小田切仁美の正体に有ったのかな。

鮫島匡一を狙っているものの仕業ではなく鮫島家に近づいて
いるのが娘の喜和子と孫娘の彩矢の別れた夫・福永幸生である
こと。その夫の顔がなかなか出てこなかったので誰なのかな
と思う所も有ったし、石の数が何らかの合図になっている
ところもまた分かるところだった。

このドラマの基本的な問題として、前にも書いたかも知れな
いが、SPと民間警護がどのような形で現場で鉢合わせの状態
になるのかという所であり、またその関係で愛子と章たち
との接点をどう続けていくのかにかかっている。

今回は元総理経験者ということも有り、いつまでも怯える
生活をしなければならないのかに興味が有った。
正直総理くらいの人物ならば現実が分かって居たのではない
かな。認めるか認めないかの問題だけであって、認めることが
現役からの一線から外れたことを意味するところがある。

また意地でも警護をつけて家族に近寄らせたくなかったのは
娘や孫の為ではなく、自分の妻が亡くなってから娘をソバに
置いておきたい意図も有ったのではないか。
年を取れば一人で暮らすことに心細くなるのは当然だしね。

女性のクライアントを見越してまゆなどのメンバーがいると
思うけど、今回は章が警戒していた孫娘の暴走によって
男性では近寄れない女子トイレという鉄壁の安置に逃げ込ま
れてしまった。

それぞれに抱えている問題が露呈して来始めたこと。
今回は一応村田の過去が描かれたけど言葉だけなので一瞬の
ことだった。落合のことを庇ったが故に二人の運命が変わって
いるのね。

章のセリフはなかなか面白かったね。
息子の心を徐々に掴んできているか。
警護中での仕事を通して子供心を掴んでみたり、気むずかしい
相手の対峙していくところなど面白く出来ていたかな。

「チャーハン食べるか?」
「食ってやるよ、作ってやるよ!」

■出演者

島崎 章 …… 木村拓哉 (日ノ出警備保障の身辺警護課所属)
高梨 雅也 …… 斎藤工 (身辺警護課所属。元自衛隊員)
菅沼 まゆ …… 菜々緒 (身辺警護課所属。元柔道選手)
沢口 正太郎 …… 間宮祥太朗 (身辺警護課所属。就活失敗)
村田 五郎 …… 上川隆也 (身辺警護課の課長)
立原 愛子 …… 石田ゆり子 (厚生労働大臣、民事党)
落合 義明 …… 江口洋介 (警察 S・P)
氷川 修 …… 宇梶剛士 (警視庁警備部警護課係長)
清田 春孝 …… 阿部進之介 (警察 S・P 。落合の部下)
今関 重信 …… 永島敏行 (日ノ出警備保障の社長)
島崎 瞬 …… 田中奏生 (章の息子。中学生)
坂上 …… 桜井聖 (秘書)
太田 詩織 …… 新井恵理那 (ニュース番組のアナウンサー)
本庄 …… ジョー・ナカムラ (警察 S・P、Nシステム照会)
五十嵐 映一 …… 堀内正美 (民事党幹事長、古希(70歳))

小田切仁美 …… 山口智子 (章の元妻)
塚原マサル …… 高木悠暉 (警察 S・P)
鮫島匡一 …… 橋爪功 (76歳、元総理大臣)
鮫島喜和子 …… 中村ゆり (匡一の娘)
鮫島彩矢 …… 豊嶋花 (喜和子の娘)
福永幸生 …… 笠原秀幸 (喜和子の元夫、騙され借金)
植野雄吾 …… 萩原聖人 (五十嵐の秘書)
根本 …… 出合正幸 (警察 S・P)

黒岩よし、日沼さくら、小柳美幸、安藤理樹
松尾由美子(アナ)、富澤たかし

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