アライブ がん専門医のカルテ 第7話 今後のシナリオは?

アライブ がん専門医のカルテ
(2020年1月期・フジTV・木曜22時枠)

脚本 倉光泰子・神田
演出 髙野舞
プロデューサー・プロデュース 太田大、有賀聡
音楽 眞鍋昭大
オープニング 須田景凪『はるどなり』

https://www.fujitv.co.jp/alive/

第7話 がん再発の父と引きこもりの息子6030問題

【ストーリー】

匠が亡くなる前に撮影されていたCT画像を巡り隆一はそれを
心に見せる。薫は須藤と会うと心には本当のことを話した
事を告げる。

心は薫に会うと・・
「これは薫先生のせいではなく原因はこの縫合をして狭窄を
作った須藤先生だ」
とし、
「須藤先生を調査委員会に・・・」
と語るも薫はそれを止める。

■病院

外来として一人の患者がやってくる。
武井正引(65歳)、3年前に膀胱がんを発覚し、手術で摘出。
術後の経過は良好で社会復帰も果たし、定期的に検査をして
来たが今回の検査で肺の転移が発覚したという。胸水が
溜まっている状況だという。がん性胸膜炎が疑われる中、
ドレナージと胸膜癒着術を行うために入院し、抗がん剤治療
を行いたいという心。
阿久津はこのケースだと一般的な生存期間は中央値で15カ月
だなと語る。心は家族にも同席してもらって結果を話すと
いう。

しかし武井正引の診察の際に息子・健太の姿が無かった。
忙しくしているという。
最近の症状はどうか?と尋ねる心に、咳が出る程度だという。
そんな彼に今回の検査でガンの肺への転移が見つかり、
胸水が溜まってがん性胸膜炎が疑われることを語る。
入院を口にすると突然患者は外来にしてくれと懇願する。

結城は診察後、心に対して何故入院を拒むのかを尋ねる。
しかし心は患者にも事情があるのだろう事を告げて化学治療
のスケジュールを考えるよう求める。

心は薫とすれ違うと、聞いた話を元に調査委員に報告した
事を語る。良かったんだよね?と尋ねる。

■感想

今回のエピソードでほぼ匠さんの件は終了って感じですが
まだ何かあるのだろうか?

ドラマとしてのピークを間違えては居ないか?とも思える
のだが、須藤は妙にマスコミに正直に接しすぎていたし誠実
過ぎる感じはする。ただドラマとしてのテーマの一つとして
亡くなる患者とその家族の関係を描くために主人公に
背負わせるには下手なミステリーを残すよりも人間ドラマを
描いた方が良いのではないかという気はする。

また患者の件でも解決していないケースは多い。
高坂民代とか佐倉莉子などの件はその良い例で、ガンは
根治までは長い戦いになるし助からない命が燃え尽きていく
のを見守っていくのもまた辛く長い道のりだ。
この流れをメインとしてラストまでガンサバイバーとして
戦う患者と医者の戦いを描いていくのかな。

医者と患者の向き合い方は難しい。
患者はすぐに結論を聞きたがる。そして今はインターネット
での情報が集まっているので、医者が聞く前にある程度の
知識がある。余命は統計的なもの・・と言うのが精一杯だっ
た。誰もがいつ死ぬかは分からない。

・現在のがん患者

1) 武井正弘 (65歳)

今回の患者。元々3年前に膀胱がんを発症し、その後3年は
結果良好だが、今回の検査で肺に転移していた。
当面胸水を抜いたり癒着している胸膜を切除しなければ
ならない。一般的には15ヶ月の余命とされているが、勿論
色んなケースがあるからね。

で、問題は何故息子の存在を隠しているのかということ。

私は単純に引きこもりの子供を抱えた父親の苦悩というもの
を描きたいのかと思った。引きこもりの人間は両親が
居なくなれば生活費の問題が浮上する。それ故に心配している
父親の姿が有るのかと思ったし、公言できない羞恥心でも
あるのかと思った。

問題は父親による過度の期待感が負担となっていた様子。
これで何かが変わるとしても果たして変わるだけの余裕を
世間が持ち合わせているのか。

・調査委員会・・そしてマスコミ報道

匠の件をどう決着をつけるのか。
色々と訳ありっぽい行動を見せていた関係者一同だが、
結局の所全てを告白したようだ。
匠の死は薫のパッキングによるところもあるが、実際には
手術が終わった後に下大静脈に狭窄したしていたのを
パッキングする薫に教えていなかったようだ。縫合に自信
が有り成功したがその結果が狭窄。

心としては、あの時どんな気持ちで死亡告知をしたのかを
問う。

ただこの案件は「医療事故とは認定されない事故」

医者失格の烙印を押そうとするも寧ろ匠の父である京太郎は
非常に最適な案を提案する。

「医者は続けるべき。この過ちを背負い、多くの人を救う。
それこそ償い」

ただこうも語る。
「あなたを許せれば私たちも楽だか゜それは無理。許すことは
諦める。息子の死を死ぬまで嘆き、あなたへの怒りを抱えて
生きる。こういう人間がいるのを忘れないでくれ」

■出演者

恩田心 …… 松下奈緒 (横浜みなと総合病院の腫瘍内科医)
梶山薫 …… 木村佳乃 (関東医大 -> 消化器外科医)
結城涼 …… 清原翔 (研修医)
夏樹奈海 …… 岡崎紗絵 (研修医)
恩田匠 …… 中村俊介 (心の夫、小説家、意識不明)
須藤進 …… 田辺誠一 (関東医大、消化器外科副科長)
守野光男 …… 藤井隆 (腫瘍内科医で心の同僚、5人の子)
阿久津晃 …… 木下ほうか (腫瘍内科の部長)
高坂民代 …… 高畑淳子 (64歳、患者。全身がん)
恩田京太郎 …… 北大路欣也 (匠の父、人気脚本家)
恩田漣 …… 桑名愛斗 (息子・小学生)
渡辺 …… 田川可奈美 (看護師)
松井聡 …… 松本慎司 (看護師・イケメン)
関河隆一 …… 三浦翔平 (ジャーナリスト”週刊リアル”)
玉井 …… 岩田和浩 (外科医)
近藤 …… 花戸祐介 (放射線科)
前園 …… 高橋洋 (外科医、1話で村井の執刀)
美川史郎 …… 阿南健治 (消化器外科の部長)

武井正弘 …… 平田満 (65歳、3年前に膀胱がん、転移)
武井健太 …… 篠原篤 (息子・引きこもり)
調査委員 …… 佐伯新
院長 …… 遠藤たつお (関東医大の医院長)
救命医 ……
安田孝輔 …… 河野安郎 (関東医大、匠の手術の第二助手)
松井 …… 大島晴奈 (看護師)
受付嬢 …… 有沢雪

中脇樹人、美羽、中村優希、末村謙之輔

スポンサーリンク
レンダグル大336
レンダグル大336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レンダグル大336