アライブ がん専門医のカルテ 第8話 3度目の嘘か正直か。

アライブ がん専門医のカルテ
(2020年1月期・フジTV・木曜22時枠)

脚本 倉光泰子・神田
演出 髙野舞
プロデューサー・プロデュース 太田大、有賀聡
音楽 眞鍋昭大
オープニング 須田景凪『はるどなり』

https://www.fujitv.co.jp/alive/

第8話 18歳の少年が抱えるがん

【ストーリー】

民代と心は屋上で気分転換する。
深呼吸することで生きている実感。そしてガンによる痛みも
また生きている証拠だという民代。その彼女は抗がん剤に
よる治療はやらずに動けるウチにやりたいことをやるという
決意を告げる。全部を感じていたいからだと。
その民代は寧ろ心先生を心配していた。来月には薫先生が
辞めることを公言していたからだった。

■患者

井上和樹は母・弥生と父と共に病院へやってくる。
和樹は横浜東高校のサッカー部で引退して大学入試/合格して
いるところだった。そんな中、心は息子さんは「胚細胞腫瘍
の再発」であることを語る。それを聞く両親は3度目のガン
になるなんで・・と落ち込む。入院して治療を始めたいという
心。しかし患者本人の和樹は「どうせみんな嘘つきだから」
とつぶやくと、更に「ネットでは”希望”とか言われている」
ことを語る。

和樹の2度目の再発は医局でも話題になっていた。
二度目の再発は薬もきつくなる。心はみんなに和樹から
「みんな嘘つき」と言われたことを語る。

『AYA世代(15歳から39歳)』
(Adolescent&Young Adult / 思春期・若年成人)
は悩みの
問題があると語る。

■病院の待合室

莉子は雑誌で医療用ウィッグのことを見ていた。
メイという24歳の女性経験者の話が掲載されていた。
民代は莉子が髪の毛を気にしていることを知り、「似合って
いないわよ」と語る。
莉子は落ち込むというよりもやっぱりそうだと語る。
なぜならみんな本当のことを言ってくれないからだと。

■感想

もう本当に匠さんの件は終わりらしい。

今回の患者の態度話見ている、医師として患者と向き合う
ためには一度は自分の身内や自らがガンにならないとなか
なか患者からの信頼を得られないところがあるな。

「お前に俺の気持ちの何が分かるのか」

と言われれば黙ってしまうのが経験の無いものだろうし・・

ただ医師ならば患者にきつい言葉をかけるよりも柔らかい
物言いで語ってくれた方が有りがたい。
私が患者だとしてもやはり柔らかい言葉で話して欲しいと
思うから、心さんや研修医の奈海の言葉は決して悪くはない
と思う。

「頑張れ」という言葉が取り上げられた。
主にメンタル系の病気を患っているものにとっては、自分は
努力しているのに頑張れという言葉はまるで頑張っていない
かのように写るらしいけど私には「頑張れ」という言葉は
素晴らしいものだと思って居る。

色々とアイデアを出したりして今回の患者を励ましていくこと
になるが、その辺の流れは少々段取りが適当過ぎた。

やどり木の会を使って、一番不安なこと、現実的な問題に
ついて語り合うが、それはごく一般的なことだ。そして
その流れがどうしても今回の患者である民代、和樹、莉子
とは無縁のところで回ってしまっているのだ。
これは研修医の教育の一環として段取りをつけられたものなの
か。

私としては民代と莉子が解決に於いて繋がっていくと思って
いたし、莉子が和樹に繋がると思って居た。民代と莉子は
ある程度つながりはあったが、和樹に至っては倒れた後に
見た幼少期の守野光男のクラウンの幻想を思い出した。
それを思い出すまでに何があったのか、心の変化はいまいち
消化不良で相当エピソードは散漫化していたような感じだ。
今一度エピソードを整理する必要があった。

・現在のがん患者

がん患者の治療方針に関しては医師の指導の下、最終的に
決断するのは自分である。
全ての患者が治療すれば良いというものではないし、命を
取るか臓器を全摘するかの選択もある。
今回のエピソードはそういう問題にぶち当たった際に誰に
相談すべきかということを取り上げた。

1) 井上和樹

サッカー部で大学生活が待っている高校2年の青年。
しかしがんは2度目の再発で3回目。
両親の言葉、そして医師の言葉も届かない。
主に担当していたのは奈海だった。弟が同じく小児がんで
苦しんでいたことを語るが、自分がガンサバイバーではない
ということで手厳しい言葉を投げかけられる。

2) 佐倉莉子

以前より抗がん剤治療に於ける髪の毛が抜けた際のウィッグ
で悩んでいた。安いウィッグは如何にも付け毛だ。
過去に薫先生が抗がん剤治療の時に使っていたウィッグを
受け取ったのかな。

3) 高坂民代

元々は薫の患者だった。現在は心先生が行っている。
ガンは取り切れず閉腹してしまった前回。
そして彼女は抗がん剤治療を辞めて残りの人生を旅行する
ことに決めていた。しかし既に痛みでうずくまる姿が見られた
ので何処までもつか。

■出演者

恩田心 …… 松下奈緒 (横浜みなと総合病院の腫瘍内科医)
梶山薫 …… 木村佳乃 (関東医大 -> 消化器外科医)
結城涼 …… 清原翔 (研修医)
夏樹奈海 …… 岡崎紗絵 (研修医)
守野光男 …… 藤井隆 (腫瘍内科医で心の同僚、5人の子)
高坂民代 …… 高畑淳子 (64歳、患者。全身がん)
恩田京太郎 …… 北大路欣也 (匠の父、人気脚本家)
恩田漣 …… 桑名愛斗 (息子・小学生)
渡辺 …… 田川可奈美 (看護師)
松井聡 …… 松本慎司 (看護師・イケメン)

井上和樹 …… 萩原利久 (横浜東高校3年生・がん患者)
井上弥生 …… 安藤玉恵 (和樹の母)
井上 …… 仁科貴 (和樹の父)
佐倉莉子 …… 小川紗良 (乳がん・抗がん剤治療)
郷田 …… (サッカー部のキャプテン)
田中 …… (妊孕性の温存)
相原 …… (相談する人が居ないガン患者)
宮本 …… (結婚前にガン)
坂井 …… (来年就活)
野口 …… (面接のタイミング)
高梨 …… (ガンは伝えた方が良い)

永島敬三、木村文哉、滝川ひとみ、豊泉志織、熊木陸斗
佐野光来、山城琉飛、高瀬岬、佐藤侑梨

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