特捜9 S3 第6話 5話を見忘れちゃったよー。2色パン食いたい

特捜9 S3
(2020年4月期・テレ朝・水21時枠)

製作総指揮、大川武宏
プロデューサー、神田エミイ亜希子、金丸哲也、丸山真哉、
森田大児
脚本 – 徳永富彦(1)、稲葉一広(2)、瀧川晃代(3)、山岡潤平(4)、
丸山真哉(5)、岡崎由紀子(6)
監督 – 田村直己(1)(2)、兼崎涼介(3)(4)、(5)、上堀内佳寿也(5)
田村孝蔵(6)
音楽 – 吉川清之
エンディング V6 「It’s my life」

https://www.tv-asahi.co.jp/tokusou9_03/

第6話 四色の殺人
(4色の殺人 痕跡の多すぎる現場!! 鑑識の神VS逃げる女)

【ストーリー】

・2020年4月26日
●第二桜山公園

朝10時頃、男が階段から突き落とされる。

鑑識が既に現場で作業を行う中、主任の直樹がやってくる。
新藤は直樹に現在までの状況を説明する。
被害者は天野祐介(25歳)、ライフスタイルアドバイザー
(社名:鶴亀プランニング)。遺体の傍にはカバンが落ちて
いて財布は手つかずだがスマホが見つからないという。

現場付近で野次馬のようにしてやってきていた山田悦子、
加藤久子、鈴木恵子は規制線の中の現場に入って観たがる
のを青柳たちが制止していた。
そんな彼女たちに志保たちは被害者の情報を聞く。

一方猪狩と朗も現場で鑑識作業をしていた。
人手不足でかり出されたという猪狩。
志保に対して新しい班長が来た事を確認しどんなヤツなのか
と尋ねる。
「現場に出ない、綺麗好きの変人だ」
と答える。

鈴木恵子によると老人介護施設で付き添っていた介護士の
安藤美鈴が第一発見者だという。

安藤によると天気が良いので外でレクリエーションをして
いたが目を離した隙に大谷真二郎が居なくなったことに
気がついたという。そしたら天野が階段から落ちているのを
発見したとのこと。天野は年中ウチの施設”福禄ホーム”に
来ていたとのことだった。

■感想

先週(6/17)から既に通常放送が始まっていたんですね。
全く知らずに見忘れましたが、録画している方が居るので
後で借りてくるなりして観てみます。

このエピソードを観ていると、ドラマの中の事件は4月に起き
ているので既に撮影は終わっていたのでは無いかと推察され
るけど、色々と都合も合って放送できなかったのかな。

特に放送が難しそうだと感じたのはジェネレーションの違い
をネタに盛り込んでいることだ。
現在のコロナ感染者の報道を観れば、感染者は若者に多く、
死亡者は高齢者が多い。結果的に現役世代が生活費で苦労
していてシルバー世代は引退後にこの不景気の中でも年金と
貯金で暮らしている。そういった要素がこのドラマの中では
殺人の動機に繋がる一つとして働いていることだ。

昭和時代に働き現在引退している人たちはコロナの苦労も
派遣の苦労も分からないと若者たちは思い込んでいる。
今と違って働く環境は整っていなかった時代の人たちだが
驚くべきことは今でもその世代の人が現役で働いている姿すら
多くの所で目にする現実が今の日本だ。

現在の時代になって物は豊かになったように見えるが
それは一部であり、かつてと比べて確実に貧富の差が広がって
いる。

コロナに於いても上述したようにジェネレーションによる
対立の構図は明らかになってしまっている。
感染して亡くなるのは70歳代以上の人。
若者の感染率は高いが、感染してもそれ程亡くなるケースは
多くない。
亡くなることはないし、実働しているのは若者たちだ
がコロナ制限によって現実には働かせてもらえない。
「老害」だとされ、高齢車運転の問題などがやたらと取り上げ
られるが現実の高齢者は周りに気を使って外出していない人
が多いことも忘れてはいけない。

猪狩さんと朗くんを上手く使ったのもこういう事情がある
のだろうか。

さて、今回は現場に落ちていたものが決め手となっていく。
容疑者選定には難易度が高かったが被害者に付着していた
傷跡もまた当然ながら絞り込みには成功していく。

結論からすると詐欺師同士の仲間割れによるものが「殺害の
原因」
となり、その「詐欺に至る原因」となったものは
成長過程に於ける劣等感やら羨望感が積もりに積もった結果
が全てだった。
皮肉にもライフスタイルアドバイザーという現代的な職種が
被疑者となっていくが、一体どんなライフスタイルを提言
していったのだろうね。

ドラマの中を見ていると、親は子供に迷惑をかけまいとして
自分で色々と考えて居る。
それでも高齢者の弱みにつけ込んでくる輩は後を絶たない。

■遺留品 / 検視

・現場に落ちていた中で一番重要なものとして働いたのは
「4色ボールペンの欠片」

あるべき筈の被害者のスマホが近くにない。

被害者の「背中についた傷」と「直径3cmの丸い跡」

今回は助手を務めている広岡巧さんの名前が字幕でも出て
来たしセリフもあった。広岡演じる新貝さんはNCISで言う
ところのJimmy Palmerくんなので真澄さんにぐぃぐぃ
と食い込んで欲しいところだ。

・証拠品について

ドラマを観ていると「オーナー商法」「四色定理」などが
出てくる。

「オーナー商法」はよくある話で、株式の購入は荷が重い人が
地方・産地の動・植物のオーナーとなり、契約農家が育てて
売り上げをバックしてくるもの。

「四色定理」はドラマのセリフを引用するのが一番か。

「地図上の隣接する領域を塗り分けるには4色あれば十分」
「4色ペンは必要にして十分な究極の筆記具」

4色ペンの色の中で最初に無くなるインクで性格が分かると
していたけど、私は青とか緑って使い終わったことがない。
変わりに黒インクはエマルジョン式インクのものを使って
いるので年間相当使う。

・緑色はライフアドバイザーの亜希子が顧客ノートで使っていた。
・青色は由莉がよく使うらしい
・赤色は報告書の添削作業をしている国木田が使うと。

・能ある鷹は爪を隠さない?

今回は最終的には「ペン」に付着していた「指紋」が殺人の
証拠に繋がった。

容疑者として浮上してくる由莉のことをかばおうとして今回は
母・満智子が現場を相当荒らしていた。車椅子の人があの砂の
ような現場で動き回るのは相当力が要るぞ。
親バカなので娘はエリート社員だと思って居るが、現実には
面接の件も含めて全ては知っていた。

というか、大谷が落とされた目撃者情報よりも満智子があの
現場を不自然に車椅子で動き回っていた事の方が目撃され
そうだ。

オーナー商法の被害者資料を見せてもらう際に、さりげなく
(いや意図的過ぎる(笑))大谷家の名前の下に坂本家の名前が
あるんだよね。字幕で観ている人はここできな臭さを感じて
いる筈の誘導の仕方だ。

・それぞれの役割

・直樹と新藤

普段は直樹と新藤がバディだが、今回の直樹は猪狩さんと
行動を共にするシーンがある。
新藤は変わりに鑑識の朗くんと凶器の特定を行う。
まるでCSIシリーズ・・特にマイアミはよく人形をバッドで
殴るオープニングだったからそれを思い出したけど、
寧ろ「BONES」のホッジンズの実験シリーズを彷彿とさせる。

・志保と村瀬

今回は村瀬は元権力者で容疑者の大谷真也の元にいった。
村瀬は権力者に取り入るのが上手いので、意外なところで
スキルが役に立つ(笑)

・青柳と矢沢

いつも抜け駆けする役割だけど・・
今回は規制線の前で野次馬を制止したり、矢沢がどのくらい
ピアノを持っているのか尋ねて逆に不機嫌になっている姿が
有った。

■クローズド

直樹は猪狩は坂本家にいってボールペンやら現場のタイヤ痕
を調べていた。いつの間にか満智子さんは車椅子でも多少
歩ける・・「もう誰も愛さない」の吉田栄作さんかっ・・と
突っ込んでおこう。
ただ年には勝てない。最後には親たちも子供たちには頭が
上がらない状況だった。

春香の元に行った青柳たちはアパートを探し一度目は
杖で突かれた跡のシャツを見つけ、二度目は詐欺の証拠の
会話ヴォイスの入ったメモリーカードを見つけ出した。

そして最終的にはメモリカードと発見したボールペンに付着
していた指紋(皮脂ゆえに水では落ちないらしい)が現場に
いたことを示した。一度は現場から突き落とされたことを
知っている人物だということで最終的には絞り込まれて
いった。

ドラマの性格上4人が容疑者となっていて視聴者に考えさせる
仕掛けになっていたのかな。

■出演者

浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (特捜9・主任)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (特捜9)
青柳靖 …… 吹越満 (特捜9)
矢沢英明 …… 田口浩正 (特捜9)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (特捜9)
早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (監察医)
新藤亮 …… 山田裕貴 (特捜9)
浅輪倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の妻)
神田川宗次朗 …… 里見浩太朗 (警視総監)
佐久間朗 …… 宮近海斗 (鑑識)
広岡巧 …… 新貝文規 (監察医)
三原達朗 …… 飯田基祐 (刑事部長・広域捜査担当・審議官)
国木田誠二 …… 中村梅雀 (警視庁・総務部・広報課、元6係)

猪狩哲治 …… 伊東四朗 (鑑識のベテラン)

坂本満智子 …… 山口果林 (75歳、施設”福禄ホーム”入居者)
坂本由莉 …… 須藤温子 (元シロガネ鉛筆・広報)
天野祐介 …… 橋本良亮 (ライフスタイルアドバイザー)
大谷真二郎 …… 原金太郎 (78歳、施設”福禄ホーム”デイサービス)
大谷真也 …… 沢渡山順久 (真二郎の息子、財務省官僚)
神崎一樹 …… 海斗 (施設”福禄ホーム”施設長)
天野春香 …… 中田絢千 (祐介の妻、妊婦)
三島亜希子 …… 尾上紫 (ライフスタイルアドバイザー)
上田孝史 …… 細見良行 (信州果樹園)
山田悦子 …… 戸村美智子 (施設”福禄ホーム”入居者)
加藤久子 …… 加藤美智子 (施設”福禄ホーム”入居者)
鈴木恵子 …… 美谷和枝(施設”福禄ホーム”入居者)
安藤美鈴 …… 葉月美沙子 (施設”福禄ホーム”、スタッフ、第一発見者)

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コメント

  1. いっしん より:

    美谷和枝は「鈴木恵子」

    加藤美智子は「加藤久子」

    戸村美智子は「山田悦子」です。

    • イタ より:

      いっしんさん、毎度ありがとう御座います。
      確認する前に録画を間違って削除してしまったもので困っていました。
      早速情報を追加させて頂きます。