相棒21 第11話 大金塊

相棒21
(2022年10月期・テレ朝・水曜21時枠)

監督:橋本一(1)(2)(3)(4)(7)(10)、権野元(5)(6)(8)(9)(11)
脚本:輿水泰弘(1)(2)、川﨑龍太(3)、光益義幸(4)、岩下悠子(5)
瀧本智行(6)(10)(11)、山本むつみ(7)、森下直(8)、根本ノンジ(9)
エグゼクティブプロデューサー – 桑田潔
チーフプロデューサー – 佐藤凉一
プロデューサー – 高野渉、西平敦郎、土田真通
編集 – 只野信也
音楽 – 池頼広

https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

第11話 大金塊

【ストーリー】

20人前後の警視庁捜査官は、とある古民家の周りを取り囲む。
中では大学生5人がパソコンを使って良からぬことを企む中、
逮捕状を見せると一斉に学生たちを捕まえる。
抵抗するものたちも居たが無事逮捕する。
その様子を少し遠くから見ていた高齢の3人の男性、
大門寺尚彦、串田純哉、野崎長吉は手を差し出すと作戦に成功
したことをジェスチャーで表す。

■警視庁

・特命係

特命係での話題は大学生5人組が検挙されたことだった。
広域重要指定事件になっていたもの。
全国各地のミュージアムを荒らしていた者たちだった。
通常の広域重要指定事件とは違うが日本中で好き放題された
ことによって警察庁も威信を掛けざるを得なかった。
右京は盗まれた展示品は国宝級や重要文化財クラスではなく
歴史的価値も高くはない品々であることを語る。
国宝級ともなるとセキュリティ上盗み出すのは難しいから
ではないかと角田。窃盗団はアマチュア。
窃盗団はアジトで計画実行する度にアジトを変えていたので
検挙にてこずっていたこと。
稲城西署はよくその窃盗団を突き止めたとして角田もよく
やったと語る。
二度目の東京での犯行で今回は港区中央美術館がターゲット
だった。稲城西署のお手柄だと亀山。

しかし角田はその中である疑問を語る。
検挙したのは稲城西署だが、犯人の居場所を突き止めたのは
民間の探偵団(熟年探偵団)だった。

・副総監室

衣笠藤治に呼び出された大河内春樹監察官、内村完爾・刑事部長
中園照生・参事官は今回の件について語り合う。

大河内は探偵社について分かっている情報を衣笠に報告する。
高階署管内を拠点にしているものたちで、日常的に捜査を行って
いること。
高階署は田舎町で住民との距離感が近く、事件捜査に関わる優秀
な探偵社があれば協力するのは得策でなれ合い関係に有ること。

探偵社は報酬を受け取り所轄から金が払われているのか?

全くの無報酬で行っている。捜査は趣味で行っているとしか
思えないという大河内。

「言語道断だ!」と大声をあげる内村に衣笠は「うるさい!!」
と叱る。

・特命係

「東京都探偵協会」の登録者名簿から熟年探偵団を調べる。

「ふざけた名の探偵社」「優秀な探偵社だ」

上層部は懲らしめるとしているが、民間人が犯人捜しをしても
取り締まる法律が無かった。

●裁判所

熟年探偵団3人は別件で強引に起訴される。

「懲役6か月。しかし判決の確定から3年間は刑の執行の全てを
猶予する。」

検察側の求刑懲役1年に対して判決は6か月ならば上出来では
ないか。

起訴された内容は「建造物侵入」
確かに所轄に無断で出入りしていたことは事実だった。

探偵団の1人・大門寺尚彦の孫で現在慶明大学に通う大門寺寧々
は、そんな三人に対して語る。

「呑気なことを言っているが三人には前科がついた」と。

しかし三人は仕事をリタイアした今更前科がついても大丈夫だと
して語る。

そんな一行に対して美和子が接触する。

・亀山家

妻・美和子は夫の薫に対して取材のことを
告げる。
「捜査権も無いのに事件捜査にしゃしゃり出るけしからん奴」

そんな人物が居ると聞いて興味に惹かれたこと。頼まれも
しないのにリスクを負って捜査しているものたち。

●袴田家

家政婦の四谷仁実は当主の帰宅に対して急いで用意をして
回る。
父親で議員をしている袴田茂昭の息子・茂斗が帰宅すると
母・虹子に挨拶する。
袴田家に入ると茂斗にとっての祖父に当たる雀犀と曾祖父・犀朗
の写真が額縁に入れて壁に掲げられ、そして二人の銅像が
そこにはある。

自室でテレビ会議をする袴田茂昭は5人の議員との間で次の
国会での目玉法案に対してしっかり根回しして置くよう求める。
次の話は明日の朝食の会議で行うとしてテレビ会議は終了する。

そして家に届いた手紙・はがきなどを軽く目を通す。

すると「地獄の軽業師」という人物から手紙が届いている
ことに気が付く。
その内容を見て父は息子で秘書の茂斗をすぐに呼び出す。

●特命係

TOKYO TOPICSについて検索する右京。
10月16日付の記事に東京都稲城市で起きた大学生5人の窃盗グル
ープを捕まえたとする記事を目にする。それは美和子が書いた
コラムだった。

●熟年探偵団

「現在回転休業中」の立て札が掲げられている中、茂斗が相談
に訪れる。
父親の元に送られて来た手紙をまずは見せる。そこには・・

「義明に来る12月16日。袴田邸に眠りし金塊を頂戴する」

と書かれていた。

・特命係の二人

右京は気になり亀山と共に熟年探偵団の元に向かう。

探偵社が入ったビルのエレベーターで帰りがけの茂斗とすれ違う。

右京らは熟年探偵団を尋ねる。
すると用件は何かを尋ねられる。
右京は話を誤魔化し、自らは探偵ものには目が無いとし、皆さん
のように少年時代思いを失わずに居られるのは羨ましいことを
語る。

「大人買いみたいなもの」

子供の頃に欲しくても買えないものが今では好きなだけ買える。
リタイアして自由になった今、少年時代にやりたかったことを
実現しているだけだという。

右京は気になる事が一つあるとして尋ねる。

少年探偵団はあくまで明智小五郎の助手であり、それに倣えば
ここには明智小五郎に匹敵する名探偵・先生が居ても然るべき
ではないかというものだった。

■感想

全国各地のミュージアムを荒らしていた大学生が所轄署と民間の
探偵社の協力により検挙される。通常とは違う広域重要指定
事件として扱われていたものの、警視庁本店は大学生によって
振り回され威信は丸つぶれ。
一連の事件でとばっちりを受けたのは探偵社の面々だった。

そんな状況の中、大物議員の袴田家には「地獄の軽業師」と
呼ばれる人物から予告状が送りつけられ、警察沙汰にはしたく
ない議員の袴田茂昭は、探偵社に犯人の捜査を依頼する。
予告状には「袴田家に眠る金塊を頂戴する」というもので、
「12月16日」という犯行日時まで書かれていた。

広域重要指定事件の案件に関わりを見せていた熟年探偵団のこと
を知りたくて特命係は探偵社のあるビルへと向かうと、そこで
初めて袴田議員の家で起きている事を知る。

いよいよ正月スペシャル放送の季節になりました。
数年前まで正月にみんなが寝静まった後に実家でこのドラマの
正月SPを見ていたのですが、最近は寝るのが早い生活をしている
のでなかなか親戚や身内が寝静まるのを確認してから見るのは
難しいです。という事で見たのは一週間以上経った成人の日の
録画での視聴になってしまいました(+_+;
(時間が経つと意外と視聴的モチベーションが下がる?)

正月スペシャルの興味深いところの一つとして、ドラマの中の
時間設定が年越し前に事件が発生して、そして解決する時に
年越しを迎えるか、既に新年を迎えてるという設定なので
元日に見ていると何かこう年を越したなという事が実感できる。

ドラマのとっかかり部分は昭和時代の探偵ドラマを踏襲したよう
な流れとなっており、探偵事務所のセットや使い古されたような
意図したレトロ感ある設定、会話に出て来る単語など当時のもの
を匂わせる。
そもそも右京役の水谷豊さんはその手のドラマを演じて来た人だ。
「よろしくどうも~」なんてセリフ、懐かしいよね。

更にドラマ内容は、ちょうど一年前の2022年1月の正月スペシャル
で放送した「二人」のエピソードの中で起きた最高裁判事・若槻
正隆の事件に関連した首謀者だとされる袴田茂昭議員と共に判事に
直接手を下した議員秘書の結城宏を登場させ、当時歯切れが悪い
形で終わっていた真相究明を行うという流れとして描かれて
いく。
S20-E11
https://dramatimez.sakura.ne.jp/jp/2022/01/08/post-1784/

余談だけど「二人」というサブタイトルは日曜日に放送していた
「DOC(ドック) あすへのカルテ」の10話と同じ。

ドラマのテーマとして考えてみると、移り行く時代の中で
物事の「価値」ではないか。今回は目に見えて分かるような
金塊の存在がドーンと提示されたけど、それぞれの立場の
違いによる考え方の違いなどが浮上していく。

●一年が経過して世の中は何か変わったのか

コロナ禍に於ける時の流れは何処か人の時間的感覚を狂わせて
いる。だからこそこの一年に何が変わったのかを自らを見直す
機会を与えるのはちょうどいい内容かも知れない。
たった一年で社会的な変革や人々の意識ががらりと変わるという
のは難しいことかも知れないけれど、それでも日進月歩

一年前の事件に於いては12歳の小学生の子が自己責任という名で
社会から見捨てることへの非情さと同時にそんな価値観を植え
つける社会に対する嫌悪感や、その舵取りを担う政治家の
政治的圧力が嫌らしく描かれた。

警視庁周りではかつては冠城や青木が積極的に事件解決の為に
活動していた。
今の相棒は亀山薫であり、サイバーセキュリティでは土師太が
活躍している。
亀山が国内には居ない頃に起きた事件ということも有り、
度々当時の事件の説明なり回想シーンが挿入される。

その中でも最も変わった人物は刑事部長の内村完爾だろう。
彼はこれまでとは違い特命係にも事件解決のためには積極的
な参加をさせて、上層部からは煙たがらせる存在になった。

一年後に当時の政治家が再び登場する。
殺人教唆をしている人物、金がない人物を物扱いする今どきの
一般人が描く政治家像の典型的人物の袴田茂昭だ。
その彼が未だに政界で権力者として幅を利かせていることへの
絶望感は現実に起きている日本の政治そのものである。
そんな悪徳政治家であるならば、不正に得たであろう賄賂(金塊)
があることにも何ら違和感もなければ、それを盗むことに罪悪感
を感じることもない。

また上述することにも繋がるが、金の価値というものが初めて
手にした時からかなりの値があがっている事も社会の変化を
象徴したことだ。

●人となりに本来求めていたもの。

上では一年の間に何が変わったのかということを取り上げた
が逆に変わらないものとはあるのか。

警視庁周りで言えば特命係を中心とした捜一との関係には
変わらないライバル心が存在しているし、角田課長との
やりとりの流れは、例え同じセリフで有っても対象者を変えて
はバリエーション豊かなものとして今でも使用される。

人がそれぞれ追い求めているものはなかなか変わることが無い。
趣味でも信条でもぶれない心というものがある筈だ。
それを実践し続けているのは杉下右京という人物だろう。

ドラマ設定にあるあるだけど、悪徳だとされる政治家とか
教職員、役人たちは、若かりし頃・新人だった頃は自らの信念や
信条が存在していて、割と好青年で情熱的だったりするものだ。
子供心と似たようにして存在するその気持ちは、努力すれぱする
ほどに自分にできないものはないと信じていたり、変えられない
ものはないと夢を持って社会に出て来る。

その立場として登場させたのが探偵団の三人なのかも知れない。
その三人は60代そこそこで早期退職して好き勝手している羨まし
いバブル世代を甘受してきた人たちだ。例え前科が付こうとも
今更影響力も大きくはないとする気概がある。
(しかしこの三人を罰する裁判の設定は相当無理が有りすぎた)

そしてネタバレにもなるが、政治家・袴田茂昭もまたそんな信念
・信条を持ち合わせていた人だ。
彼も初心の頃には日本をよくする為、市民の生活をよくする
為に行動を起こしていたという今の姿にして意外な過去。
一皮むいた時にそんな彼の姿が垣間見え、銅像に隠されていた
純金製の金塊の如く情熱的なものを持ち合わせていた。

政治的名声を求めるよりも社会をよくする為に婿入りしてきた
政治家・袴田茂昭の姿。何処でどう変わってしまったのか。

●傲慢なものたち

人をコントロールしている内閣情報調査室の面々。
確かに正規の手順を踏んでいく事は時間がかかるし、危機的
状況の中ではそのタイムロスが命取りになりかねない。

先日のエピソードの中でも右京が益子に対して正規の手順では
なく指紋の検出作業を求めていた。

どんなに良い法案で有っても反対派は必ずいる。
だからこそ根回しするし、自分の有利になるようなことを
行っていく。

一介の議員とか内調の組織がどの程度社会をコントロールすべき
なのか。根回し・多数派工作することで法案やその人となりの
意見は通りやすくなるかも知れないが、一般の市民の生活が円滑
なものになっていくのかは分からない。

結果から言えば、大物議員を操ろうとしていたのは内調の彌美子
を筆頭にした面々であるし、大物議員の政治的信念を捻じ曲げて
でも権力を求めたのは政治家本人ではなく、政治家一家として
生まれたものたちによる定めや宿命的なものだった。

「袴田にとってかけがえのないもの」

●ドラマとしてよくできたもの

容疑者は多く存在していて的を絞らせないような仕組みには
なっている。
どの時点で容疑者として外すべきか視聴者に考えさせる機会
を与えるレベルで描かれている。

冒頭で起きた愉快犯的犯罪の大学生のようなIT技術に長けたもの
たち。
一年前の事件関係者の中にも報復的措置の為に容疑者
として存在していた結城宏。
素性が分かるようで分からない探偵社の面々。
袴田家の庭師や家政婦、そして書生として袴田家に滞在して
来た人たち。

ただ政治家が金を隠し持っていたとしても、金塊としてそれを
持ち合わせている事を知っている人物はかなり限られている筈
だ。そうなると袴田家と深く関係している人物は限られてくる。

また金塊そのものが250kgという重さから容易に持ち出すこと
が不可能なこと。

昭和の怪盗は敢えてその難局を乗り越えて盗み出していくもの
だが・・

そして何よりも幼少期の体験は政治家家族でも性質は違えど
大人からの酷い仕打ちを受けている。一年前の貧困に喘ぐ子供
が大人の事情で思い込ませられていた現実を考えると、
長い目で見た場合、議員もまた被害者だった。

●毒親たち

悲しいけれど政治家の家族の教育と一般的家庭での教育は
違うものとして見なければならないのだろうか。

子供の頃にゲームをし過ぎて外に投げ捨てられたとか、
いつの間にか捨てられたという話はよく耳にする。
しかし本を捨てたり目の前で焼いたりするものだろうか。
牧師の発言により暴走して図書館の本を処分し始めた
「フットルース」の保護者たちの姿のようなものが有った。

袴田家の直系の人物は自分の価値観以外の事は認めなかった。
祖父にしても母親にしても推理小説が無駄なものだとして
排除した。
義父は政治家として出世しなかったが、尊敬しているもの
たちが二人居る。

■捜査

結果として最後に事件解決に至るものはプライドだった。

図らずも袴田茂昭は内調に助けられた。
更に時効とはいえ収賄で得た金の価値が膨れ上がる程に
罪悪感が増していった。

コントロールしていると思っていた袴田茂昭だが、実際には
操られる側にいた。
上述しているが既に袴田家に婿入りした時点で運命は決まって
いたのかも知れない。手綱を持っていたのは妻で有った。

「首を洗って待っていろ!」

右京の一喝では有ったが、これからは内調との関係に於いても
大変なことになっていくのだろうか?

・私はここにいる

金塊の存在はかなりのインパクトがあるし、予告状もまた
怪盗的存在感を大きなものにする。
議員の存在感は歪められた虚像の様に大きくなっていった。
不気味に蠢く内調の存在。

なかなか自分が自分で居る為に有り続けることの難しさを
感じる。
是非とも最後は息子が盗んだことに対する母親のリアクション
劇場として見たかったな。

■その他

・亡霊たちの咆哮 (杉下右京が中学生時代に執筆)
・警視庁の妄想モンスター
・「絶対に諦めるな。諦めるということは自分への敗北だ」
・捜査一課の特命係だ
・「頼まれもしないのに・・」「僕にとっては耳の痛いフレーズ」
内調・彌美子たちの行動を抓る。
・甲斐峯秋の協力
・中身の伴わないものに価値はないという暗示
・イタチの最後っ屁
・暗示はあくまで探偵小説的なギミックに過ぎない。

●亀山薫、正式再雇用

亀山は袴田議員と似ていて理想を求めてかつてはサルウィンに
渡った人物だ。その国を良くしたい思い。その国の人を少し
でも豊かにしたい思いで渡航して戻ってきた。

神奈川県警の再雇用条件は退職後15年以内。
それに対して警視庁では10年以内。
時代にそぐわないものではないかとして、まずは特例として
亀山の再雇用したらどうかという後押しが有った。

■出演者

杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁警視庁・特命係)
亀山薫 …… 寺脇康文 (1と5代目相棒、)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (警視庁捜査一課。伊丹の後輩)
角田六郎 …… 山西惇 (警視庁組織犯罪対策五課)
内村完爾 …… 片桐竜次 (警視庁警視長・刑事部長)
中園照生 …… 小野了 (警視庁警視正・参事官)
益子桑栄 …… 田中隆三 (警視庁鑑識課員)
小出茉梨 …… 森口瑤子 (家庭料理店”こてまり”の女将)
出雲麗音 …… 篠原ゆき子 (警視庁 交通機動隊から捜査一課)
衣笠藤治 …… 杉本哲太 (警視庁副総監)
甲斐峯秋 …… 石坂浩二 (警察庁次長・警視監 警察庁のキャリア官僚)
亀山美和子 …… 鈴木砂羽 (フリージャーナリスト、”こてまり”見習い)
土師太 …… 松嶋亮太 (サイバーセキュリティ対策本部特別捜査官)
大河内春樹 …… 神保悟志 (警視庁警務部首席監察官)
石川大輔 …… 林泰文 (内閣情報調査室・彌美子の秘書)
社彌美子 …… 仲間由紀恵 (内閣情報調査室)

袴田茂斗 …… 森崎ウィン (27歳、袴田茂昭の息子・秘書も務める)
(少年期:藤原聖)
袴田茂昭 …… 片岡孝太郎 (58歳、元与党政調会長・衆議院議員)
袴田犀朗 …… 牧村泉三郎 (元国会議員・袴田の義父)
大門寺寧々 …… 茅島みずき (19歳、大門寺尚彦の孫・慶明大学ミステリー研究会会員)
猪鹿蝶助 …… 本多力 (40歳、フリーの俳優・本名「出口義隆」)
四谷仁実 …… 佐藤玲 (袴田家の家政婦)
甲良尚真 …… 小橋川建 (袴田家の庭師)
結城有子 …… 小早川真由 (結城の妻)
結城宏 …… 弓削智久 (35歳、元袴田茂昭の秘書)
松沼裕一 …… 飯塚三の介 (元袴田家の経理担当)
富田美奈子 …… 山口知紗 (議員立候補者・元袴田家の書生)
袴田虹子 …… いしのようこ (49歳、袴田の妻)
野崎長吉 …… 井上肇 (61歳、探偵社「熟年探偵団」調査員)
(少年期:藤原颯音)
大門寺尚彦 …… 斉木しげる (62歳、探偵社「熟年探偵団」調査員)
(少年期:藤岡大翔)
串田純哉 …… 佐藤B作 (62歳、探偵社「熟年探偵団」調査員)
高階署刑事 …… 戸部俊介 (所轄)
ラム …… ラムネ (虹子の飼い犬)
窃盗団の学生 …… 中澤宏佑、 沼田楓愛
稲城西署捜査員 …… 高津康、 京極圭
リポーター …… 井上貴美
判事 …… 黒須洋嗣

高田衿奈、大塚悠矢、堤雅実、北本雅俊、長谷川茂
植田晋一、新宮摂幸、宮下忠人、田中亨、黒川昌信
西沢智治、依田真一、関田宗史、やましょー、中澤宏佑
大太郎、佐藤時雄、沼田楓愛

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