[新] 櫻子さんの足下には死体が埋まっている 第1話 テンペランス・ブレナン降臨

櫻子さんの足下には死体が埋まっている
(2017年4月期・フジTV・日曜22時枠)

原作 – 太田紫織『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』
脚本 – 山岡潤平、武井彩
音楽 – 菅野祐悟
テーマソング – Kis-My-Ft2「PICK IT UP」
エンディング – BuZZ「LEAN ON ME」
編成企画 – 稲葉直人
プロデュース – 森安彩
演出 – 佐藤祐市、山内大典

http://www.fujitv.co.jp/sakurakosan/index.html

第1話 変人!偏屈!骨好き女現る!

【ストーリー】

多香子は林の中を何者かから逃げる。

館脇正太郎は自然の森博物館に出社。
愛理がやってくると正太郎に対してスマホの調子が悪いこと
を相談されるが、自分はパソコンのプログラムのことは分かる
が携帯は詳しくないという。谷上、そして磯崎たちもやってくる。
磯崎は不思議な実験をしていた。植物を褒めて育てるのと悪口
を言って育てるのでは育ちからが違うのではないかとするもの
だった。谷上が入れてくれた飲み物を飲む正太郎。お茶かコーヒー
かと思ったがなんと泥を使った飲み物だった。
正太郎は大学を卒業し就活に失敗した為に大学院に行き、今の
自然の森博物館に勤務し始めていた。
杉森が出社すると誰か九条さなの元に標本を採ってきてくれと
頼む。みんな不自然に断る中、正太郎が行く事になる。
九条さんとはどういう人なのかと尋ねると、骨格標本専門の
非常勤でお願いしている研究員としてお願いしているのだという。
八峰で回収したキツネの標本がどのくらい出来ているか聴いて
きてくれという。

九条家にいく正太郎。
するとドアが開いていてスリッパが用意されていた。
既に来る事が伝わっているのかと思い声をかけて中に入る。
すると梅が洗われて正太郎は驚く。標本のことを聞きに来た事を
告げるとその仕事はお嬢様の方だという。正太郎は九条に挨拶
するも完全スルー。梅が正太郎の名刺を代わりに受け取る。
何をしているのかと問うと、正太郎は新人でまだ勤めて2週間目
だと語る。標本士というのを初めて聴いたことを語ると、
資格自体は日本になくドイツに留学して勉強したという九条。

梅は富良野のメロンのスイーツを作って正太郎に出してくれる。
するとテーブルには動物の骨を持ってくる九条。
これを気持ち悪いと思ったのかとすると、死を妄想するからだ
というがそれは先入観に過ぎないという。骨というのは
一つ一つがその動物を支えているもの・・命の証だと。そんな中
骨を見ていた九条はこのキツネの骨を見つけた場所に案内するよう
告げる。「少年!」「26歳です」と。

現場の森へ。
するとバッグやクツが落ちている中、白骨遺体が有る。
九条は美しい状態だとすると、やはり左手第三指の末節骨と
当てはまるという。キツネの骨の中に人骨が紛れ込んでいたの
だという。じっくり観察してから通報するという。頭蓋骨を
調べ、そして歯がピンクなことに気がつく。

■感想

「BONES」っぽいドラマだと聞いていたのでちょっと期待したけ
ど、それ程面白さもなく、可もなく不可もなくって感じだった。

自分は「BONES」と言えば、世界一の法人類学者のブレナン博士
よりも寧ろ昆虫学に精通するホッジンズ博士の方が刑事ドラマでは
欠かせない存在であり、興味深さが残るし、事件解決にもこの
キャラ無くして解決は難しいと思っているので、上川隆也さん
役の植物博士みたいな人の方が役に立ちそうなんだけどね。

S1-S7
http://itawind.web.fc2.com/kaigai/bones/bones.htm
S7-S11
http://dramatimez.sakura.ne.jp/blog/?cat=18

正太郎が人生に迷っている。
そんな状況で知り合った二人の女性。一人は被害者の多香子で
有り、そしてもう一人は、現在に於いてはそのヒントを指し
示してくれそうな九条という不可思議な人物。

九条の浮世離れしているような考え方、人とは違うという部分
がもう少し面白くなればこのドラマも面白くなりそうだけど、
今はまだ互いに探り合いの状態なのでそれもあまりかみ合って
いない。

骨に関してもあまり細かい描写になると毛嫌いされると思った
のか意外と中途半端で、バランスを考慮してのことだとは思うが
白骨した状態の遺体からの捜査となると難易度は高そうなの
で、もっと専門性というものを前面に出しても良かった気がする。

「神の舌を持つ男」が実に惜しいドラマだったけど、このドラマ
も惜しいというところで終わりそうな感じもするし、何ともいえ
ない。このドラマ程砕けた内容でもないしね。

磯崎が二つの異なる条件下育てている植物というのは、ドSとドM
の九条と正太郎のことを指しているのかな。

ベラドンナ/セイヨウハシリドコロという欧州群生の植物が一つ
のキーワードとなった。復讐に使われた植物。
人生を捧げた男を妹に盗られたことへの復讐。

自分は原田佳奈さん好きなので、藤木が姉よりも妹を選んだと
いうのがまるで理解出来なかったけど、金に困った彼に自分の
店を売ってまで助けようとした彼女を「重い」として一蹴する
のもどうかと思う。自分の死を利用して復讐した多香子はやっ
ぱり「重い」のか。

キーワードという意味では「先入観」ということも多くの場面
で語られた。先入観のない人など居ないと思うけど、
純粋の研究者の人ならばそれを取り除く必要があるにせよ、
客がデザートを食べている机の上に骨をドカっと置けば、先入観
以前に失礼過ぎる(笑)

■出演者

九条 櫻子 …… 観月ありさ (ドS気質のプロ標本士)
館脇 正太郎 …… 藤ヶ谷太輔 (自然の森博物館に勤務・技術補佐員)
志倉 愛理 …… 新川優愛 (自然の森博物館学芸員補)
山路 輝彦 …… 高嶋政宏 (八峰署の刑事)
磯崎 齋 …… 上川隆也 (自然の森博物館主任学芸員)
近藤 卓也 …… 細田善彦 (八峰警察署・山路の部下)
新井 隆太 …… 田中聡元 (刑事課鑑識係)
谷上 和裕 …… 近藤公園 (自然の森博物館学芸員)
杉森 重男 …… 渡辺憲吉 (自然の森博物館館長)
沢 梅 …… 鷲尾真知子 (九条家に同居している使用人)

三島多香子 …… 原田佳奈 (33歳、被害者)
三島由岐 …… 三倉茉奈 (多香子の妹)
藤木達也 …… 宇賀神亮介 (多香子の婚約者)

平野イニ、木下康太郎(アナ)、大島晴奈、栗田昌治
山本啓之、渥美麗

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