Jリーグは終わっている

今年のACLに於けるJリーグの第一節は大成功だった。
誰もが安堵の念を見せたことだろう。
そして第二節になり、今度は一転して最悪な結果を招いてしまった。

日程が厳しいのは100も承知で、今年はJリーグの優勝賞金が跳ね上がっ
たことでACLの価値が相対的に下がったのも理解出来る。ただそれでも
第二節は一番勝ち点が得られても良いくらいにチャンスの節だった。

近年ACLでの予選の通過最低ラインは勝ち点が10である。
ホームで三回勝利し、そしてAWAYで一度引き分けで得られる
勝ち点である。

JリーグからするとCリーグやKリーグから勝ち点が確実に取れる
という保障がまるで無い。
かつてはCリーグとは互いのホームで勝ち点を分け合う形が多か
ったのだが、ここの所のCリーグは周知の通りターンオーバー出来る
だけの戦力を備えている為にホームで勝てる保障が無くなく
寧ろ負ける機会の方が多くなっている。

そこで重要になってくるのがKリーグとCリーグを除いた第三国の
リーグの勝ち点が関わってくる。
ここは確実に勝ち点を重ねるところで、去年はFC東京と浦和が
2位抜けで滑り込むことが出来たのもその辺で取りこぼさずに
出来た所が大きい。

ガンバ大阪は昨年の失敗の教訓を活かせなかったのか衝撃的な
ホームでの大敗を期した。
前半にはロクにシュートもなく、いつ失点してもおかしくない
状況の中での当然の結果が待っていた。
長谷川監督は良い教訓になったとしているが、昨年も同じことを
言ってまるで学習していない。日々努力と教訓が待って
いるものだろうけど、去年と比べて結局何が変わったのか。

ガンバはPOから進んでいるので第一節では寧ろそれが試合感を
培い良い感じに働いているかと思ったが、そんな意識も全て
吹っ飛ぶほどの完敗劇だった。前日の浦和戦の喜びが全て吹き飛ぶ
ほどの衝撃である。

鹿島の遠征での敗退。
Jリーグ優勝チームとしての意地は何処に行った?
最近調子に乗ってきた鈴木優磨。滅茶苦茶胡散臭い。
ただPKはプレゼントのようなもので、流れの中からチャンスを
得てゴールを得ないといけない。

川崎の遠征での同点。
少し変なのは川崎だ。
申し訳ないけどここで一番勝ち点は取れる公算が成り立っていた
ハズなのに二軍を送ったとして1しか取れなかった。
寧ろ勝てるところには戦力を費やして確実に3を取ってくるべきだ
ろう。二軍だと監督は言っているがどうだか分からない。

来年はCリーグにアジアクラブランキングが抜かれるのもほぼ
間違い無い。

かつてJリーグがやたらと東南アジアに販路を広げていたが、
結局テレビ放映権を取ったとしていたが、その枠で放送している
のは現実にはKリーグだということを考えると、Jリーグが如何に
東南アジアでも見る価値がないことを示しているように思える。

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