人は見た目が100パーセント
(2017年4月期・フジTV・木曜22時枠)
原作 – 大久保ヒロミ (講談社『BE・LOVE』)
脚本 – 相沢友子
主題歌 – JY「女子モドキ」(ソニー・ミュージックレコーズ)
プロデューサー – 草ヶ谷大輔
演出 – 松山博昭、品田俊介、永山耕三
http://www.fujitv.co.jp/hitopa/#intro
第2話 恋と人生の大逆転!!
【ストーリー】
研究畑でファッションとは無縁のヒト科の女子モドキの3人は、
4月より八王子にある製紙会社から突然丸の内にある大手化粧品
メーカーへと買収されることになった。そこで過酷な掟を
突きつけられる。「人は見た目が100%」。化粧品メーカーの
社員たるもの、例え研究員で有っても高い美意識をもって仕事
に望むべきだと。
純は激しい混乱に陥る。そして転職も試みたが結局逃げ場がないと
観念し満子の提案で三人で協力すればこの難局を乗り越えられる
という。モドキから女子に進化。全てのビューティー研究を
始める。「うさぎ顔メイク」「ストール」「帽子」。そして
ついに新世界へ。
クレエラジャパンロビー。
純は緊張して何度も水を口にする。手が震えて居るぞとして
酒でも飲んでいるのかと三沢達から突っ込まれる。香澄が
やってくると、先日のパーティーで会った純に気がつく。
自分たちは庶務課の岸根香澄と森村美優だとして、ここが研究
ラボセンターだと案内される。
栄子はミーティングをしていた。この商品が今後クラエラジャパン
ブランドの価値を高めて主力になること。年内発売に向けて前倒し
するとしてクリスマス商戦にも間に合わせたいようだった。
ミーティング後に八王子のチームを栄子に紹介する。
長年研究してきたセルロースナノファイバーは新たなファンデー
ション開発の要だととし貴重な素材であることを言われる。
岸根香澄たちは私のインスタも見てくれれば社内行事のことも
乗せているからと語る。案内された研究室までもがキラキラしてい
ることに一堂ビビる。取りあえずインスタを見ようということに
なり調べると、毎晩色んな部署の男性たちと食事したりする光景
が写真に写っていた。これって丸の内の常識なのか。
こんなの出来ないとするが、そもそも私たちは誘われるのかと
いう純。インスタには花見、ニューイヤーパーティー、クリスマス
ディナークルーズ、ボジョレヌーボーナイト、ハロウィンパーテ
ィーなどの写真が掲載され年中こんな行事があるなんて・・と。
その中にボーテシャトーというレストランのことが書かれている
ことを知った純。親戚の結婚式でそこに行くのだという。
それを耳にしていた矢部奈緒子は結婚式って美容外科の武井
先生のものかと問う。新婦も確かエステティシャンでしょと。
矢部は自分も研究員だとすると、その結婚式には統括マネの
松浦も出ると聞かされる。我が社の売り上げの6割は彼女が立ち
上げたMAQUILLE。元々は彼女の研究者で専門は生物材料化学だ
という。「バイオマスの新規分子構造変換法」の本を出して
いることを聴くと、純は彼女の論文は全て読んだと語り、まさか
クレエラに居るなんてと感動するが・・
■感想
初回から波長が合わないドラマだったので、今回見よう
か見るまいか迷った。テレ朝の「緊急取調室」を見ようかと
思ったけどシーズン1をまだ見ておらず、少し敷居が高か
ったので、取りあえず現状維持でこっちのドラマを見てみた。
このドラマの方がなんとなく近年の月9っぽい感じの作りかな
って感じだけど、水川あさみさんを不幸な設定にして、自虐ネタ
で笑わせるという感じは時折見られるがその要素に限定すると
面白い。
このドラマでも唯一面白さを支えているのは、水川さんの一人舞台
だ。
バブルや昭和を感じさせる新旧の流行の意図があるなら、
ブルゾンちえみさんよりも平野ノラさん使った方がよくないか?
ブルゾンさんはどちらかというと普通の役者に紛れて良い味は
出ていない。
今回は「クラッチバッグ」を中心として結婚式仕様のドレス
アップコーデの勉強だった。
・どうしても必要なものを入れるとパンパンになってしまう。
・持ちにくさ。
・トイレでは置くところがない。
「快適さと美しさは共存するものではない」
「オシャレの基本は我慢です」
自分などお腹を出すとすぐにお腹を下すので、そういう所で
頑張っている女性を見ると痛くならないのかと心配になるな。
これは結局結婚を否定している純にその価値を知らしめるもの
なのか。それとも良いとこ取りだけされた研究員としての
意地をファッション/コーデで取り返していくのか?
確かにファッションは流行に乗っているけど、丸の内組は
研究に関してはあんまりスキルがあるように見えない。
そもそも登場してくるのが庶務課の女性で、インスタで楽しそう
な画像を提供しているだけ。中身があるかどうかも分からない。
鈴木浩介さんがもう少しゲイっぽい感じで、もっとファッション
の先端を理解しているのかなと思ったけど、すっかり純たちに
取り込まれているところがあるんだよな。
■出演者
城之内 純 …… 桐谷美玲 (製紙会社->)
前田満子 …… 水川あさみ (製紙会社->)
佐藤聖良 …… ブルゾンちえみ (製紙会社->)
榊 圭一 …… 成田凌 (イケメン美容師)
岸根香澄 …… 足立梨花 (庶務課の「ステキ女子」)
森村美優 …… 岡崎紗絵 (庶務課の「ステキ女子」)
丸尾拓馬 …… 町田啓太 (冴えない理系男子)
岡部和人 …… 中尾暢樹 (榊圭一の後輩美容師)
國木田修 …… 鈴木浩介 (化粧品会社クレエラ)
松浦栄子 …… 室井滋 (化粧品会社クレエラ社統括マネージャー)
河合景子 …… 安座間美優 (化粧品会社クレエラ・受付の子)
戸川亮介 …… 元木聖也 (イケメン美容師)
三沢基樹 …… 堤下敦 (製紙会社)
ロボットの声 …… 渡部美月 (純の家)
矢部奈緒子 …… 関めぐみ (化粧品会社クレエラ)
前田 …… 山崎樹範 (満子の夫)
荒井雄斗
岡崎紗絵、井上依吏子、真木恵未、想乃、寺本愛美
南風佳子、森澤早苗、森下邦太、池田祥一、野田真史
横田美恵子、久保沙由季、夏美沙和、望月芹名、並木綾子
仲村尚輝、名倉愛、七瀬清美