グッド・ドクター 第9話 何回手術すれば気が済むの?すれ違う姉妹の想いに湊は…ついに最終章!

グッド・ドクター
(2018年7月期・フジTV・木曜22時枠)

原作 – 韓国KBSドラマ『グッド・ドクター』
(脚本:パク・ジェボム、オ・ハナ)
脚本 – 徳永友一、大北はるか
脚本協力 – LiLy、倉光泰子
絵本制作 – kokoro
音楽 – 得田真裕
プロデュース – 藤野良太、金城綾香
協力プロデュース – 西坂瑞城
演出 – 金井紘、相沢秀幸
主題歌 – androp「Hikari」
ナレーション – 根岸朗

http://www.fujitv.co.jp/gooddoctor/

第9話 何回手術すれば気が済むの?すれ違う姉妹の想いに
湊は…ついに最終章!

【ストーリー】

伊代は姉・汐里の元へ。
亮平と食堂で話しかけられたとして伊代は大喜び。
汐里も妹の恋に微笑ましく感じていた。
一方で猪口は役員会議の場で本改革案に賛成の方は?として
多数決を取る。改革案の賛成多数によって可決する。新体制に
そぐわない部門から縮小していくという。まずは小児外科と
産婦人科を年内に無くすとのこと。

伊代が痛みで倒れる。
胸から入れているカテーテルから感染し、抗菌薬で落ち着く
が、放って置くと敗血症や肝障害を引き起こして命を落とす
ことになるという。小腸の移植が必要だった。
夏美は脳死した人から小腸を移植するのが普通だが、伊代の
場合はこれまで複数回輸血を受けて居るので体の中に沢山の
抗体が作られていた。移植の際に拒絶反応が気になる。
血縁者の方が拒絶反応は抑えられるが、ドナーになられる方
は合併症などのリスクが伴いこと。汐里はそれを聞いても
ドナーになる事を告げる。伊代が少しでも助かる方法を選択
したいのだという。家族は伊代だけなのだから・・

一方滝川亮平の件で脳外科医の盛岡豊が高山の助言を仰ぎた
いとしてやってくる。バスケの練習中に頭部を強打し脳挫傷。
その後水痘症を起こしていた。脳炎・・髄液で拡大している。
この患者の場合腹膜炎の既往により酷い癒着があるのだとい
う。腹腔内に溜まった髄液を流したいところだが、もう一つ
問題は転倒した際に腰髄を損傷していて両下肢にマヒがあり
水痘症が回復しても歩くことはできないのだという。そのこと
をまだ本人には伝えていないこと。両親の希望で我々も話す
ことは出来ないが、我々は出来ることをしようという高山だ
った。

■感想

今回のシーンを見ると大切にしている人にこそなかなか大事
なことを言えない事情が有る。
それが命に関わったり希望を見失うに値するようなことならば
尚更だ。

多くの人はみんな会話を立ち聞きしていることによって展開
を繋いでいるように見えるが、寧ろそんな言えない事情を
介入すべき相手には伝えられる状況に有り、そして大切な人
には話が出来ないでいる。

伊代と汐里の関係は複雑だ。
汐里は自分の身を削っても妹を助けたい。これまでの人生
でも散々身を削っていたのに究極でもある臓器を与える所に
まで行うことになる。
伊代としては黙って居たことに怒るが本質的には、そのこと
事態に怒っているのではなく、自分のせいで他人を犠牲にして
いることに罪悪感を持ってしまっている。
こういう時人は役に立たない人間だと思って絶望してしまう
ものだけど、姉が如何に妹を思っているのか。そして妹に
固執するだけのものが存在している事実も提示している。

また玲香と息子の亮平の問題も複雑。
伊代と汐里も両親を3年前に交通事故で失っているが、この
家庭も母子家庭で、話を聞くと今では新しい家庭を持っている
みたい。興味深い点は話していない事実の中に、亮平の父親が
猪口であったり、そして腰椎の損傷によって水痘症に関係なく
歩くことは出来ない事実が待っていること。

「現実」とか「希望」などをぶち当ててきた。
伊代は汐里に移植して欲しくないのは自分がこれまでに手術痕
で体に傷跡が残っていることを少なからずコンプレックスに
思っている事。
また亮平にしても足のマヒが治らない現実に直面して希望が
ないと思われたが、両者の流れの中には常に湊先生の存在感
があることは言うまでもない。
湊先生は彼自身が病気で医者になどなれないと言われて来た
逆境をはねのけて今がある。そこには周りに居たものの支え
が有った為で、彼の言葉は一番効果がありそうだ。

また話せない事実と言えば、小児外科が年内で終わるという
事実を部下に話していない。
大切だからこそ話せない事実が有る。

次週最終話はまた大変な難題にぶち当たりそうだ。
15分延長は45分で一つのドラマになれている私には大変長く
感じる。だからドラマって最初と最後がいやなんだよな。

■出演者

新堂 湊 …… 山﨑賢人 (26歳自閉症スペクトラム障害、サヴァン症候群)
瀬戸 夏美 …… 上野樹里 (小児外科医)
高山 誠司 …… 藤木直人 (小児外科医のエース)
間宮 啓介 …… 戸次重幸 (小児外科長)
東郷 美智 …… 中村ゆり (理事長)
橋口 太郎 …… 浜野謙太 (看護師)
猪口 隆之介 …… 板尾創路 (副院長)
司賀 明 …… 柄本明 (院長)
野々村 勇 …… 池岡亮介 (小児外科医)
中島 …… 浅香航大 (レジデント)
中谷裕子 …… 池津律子 (46歳、看護師長)
丸井 …… 松居大悟 (レジデント)
松田佳子 …… 井上苑子 (25歳、看護師・お団子)
倉本若菜 …… 夏目かな (21歳、看護師)
綾瀬奈緖 …… 川島夕空 (9歳、一卵性双生児・患者)
武智倫太朗 …… 斎藤汰鷹 (8歳、2015年から入院・白血病)
富岡圭太 …… 小島怜珠 (9歳、卵アレルギーの患者)

森下伊代 …… 松風理咲 (汐里の妹、入退院を繰り返す)
森下汐里 …… 松井愛莉 (姉)
滝川亮平 …… 萩原利久 (高校生、車イス)
小児外科の看護師 …… 市原茉莉
小児外科の看護師 …… 小俣里奈
小児外科の看護師 …… 錦戸梨絵
小児外科の看護師 …… 永坂有理
小児外科の看護師 …… 加賀美茂樹
小児外科の看護師 …… 最上あさ子
小児外科の看護師 …… 佐藤侑梨

小野寺 …… 羽場裕一 (新日本医療グループ・出資)
盛岡豊 …… 東根作寿英 (脳外科医)
滝川玲香 …… 宮田早苗 (亮平の母)

森崎海來、鈴木悠貴、小館桃香、安達雪乃、黒田浩史
太田しずく、高谷心也

スポンサーリンク
レンダグル大336
レンダグル大336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レンダグル大336