グッド・ドクター 第8話 大病を患う幼い命…家族が抱えるそれぞれの想い…

グッド・ドクター
(2018年7月期・フジTV・木曜22時枠)

原作 – 韓国KBSドラマ『グッド・ドクター』
(脚本:パク・ジェボム、オ・ハナ)
脚本 – 徳永友一、大北はるか
脚本協力 – LiLy、倉光泰子
絵本制作 – kokoro
音楽 – 得田真裕
プロデュース – 藤野良太、金城綾香
協力プロデュース – 西坂瑞城
演出 – 金井紘、相沢秀幸
主題歌 – androp「Hikari」
ナレーション – 根岸朗

http://www.fujitv.co.jp/gooddoctor/

第8話 大病を患う幼い命…家族が抱えるそれぞれの想い…

【ストーリー】

家の冷蔵庫には長男の翔太の連絡簿の上に次男の陽翔の手術
までのスケジュールが貼られていた。19日に造影CT検査結果、
そして手術前検査の日。

車椅子の滝川亮平のことを湊と森下伊代は遠くからみて居た。
伊代の恋の相手。
テレビをみて居る陽翔は家族が行楽地で遊ぶ映像をみて居たが
母親の香織はアニメの時間だとしてチャンネルを変える。
そして一度帰宅するという母は陽翔がリンゴゼリーが食べたい
というので買ってくるという。病室から出ると陽翔は再び
チャンネルを変える。

圭太と奈緒は今から倫太郎の元で遊ぶとして夏美に語る。
香織は長男の翔太に頼み事のメールをする。

陽翔の母・香織は昨晩病院に泊まっていた。
高山先生に診てもらうためにわざわざ長野からやってきた
のだという丸い。看護師から夏美に検査結果が届けられる。

高山は陽翔の病気は珍しいケースの肝臓のガンであることを
告げ治療法はある事を告げる。それを聞いて早見家は夫の隆
は仕事がある為に逆単身赴任の形で地元の長野に留まり、
香織が二人の子を連れて東京に出て来ていた。
陽翔の病気が治る為なら何でもしたいという妻の意向。
野々村は兄さんの方も大変だとして【兄弟児の宿命】を口に
する。病気は当人だけでなく家族の人生も狂わせるものだと。
中島は高山先生に診てもらえるならば引っ越しするだろう
という。そんな会話を間宮は聞いて少なからず部下に信頼
される高山と自分を比較してしまう。

伊代が病室に戻ってきたことを受けて汐里は恋する相手から
逃げてきたのかと問う。胸がキューっと痛いと聞いて
湊は不思議に思うがただの【恋煩い】だとして治す必要はない
ことを聞かされる。

■感想

難病を抱える次男を持つ家庭の様子を描いたエピソード。
独り病気の子が居ると本人だけでなく家族全体の歯車が狂って
しまうというリスクを描いて見せた。

この場合「一番誰が誰が辛いのか」と特定の人を
指定できないところがある。病人だって辛い。それを守る
家族だって傷ついている。
兄弟の絆に関しては、湊や高山もそれを知るところだし、
その絆が有ったとしても時に壊れる時は壊れるものだ。

ただこのケースの場合、手術すれば治ることを考えれば何故
長男を転校させたのだろうか?
慣れない環境よりも長野の父方に居た方が良かったのでは
ないか?それとも長男として手伝う為に連れてきたのかな。
こういう時に頼りになってほしいのが長男なんだけどね。

病気の子やその家族の間でも”感情”の問題が取り上げられ、
少しずつ病気の辛さと対象的に別の形の感情の問題も
加味されている。それは恋愛的な感情の行方だ。
伊代が好きな相手は湊先生かと思ってたけど。亮平という
今回初めて登場するキャラクターがその相手のようだ。

また少しずつ人の感情の問題に触れるに従い湊の中でも
そのような感情が芽生えてきた感じもする。それが夏美先生
であることは明らかだろうけど湊は嘘をつけない正確だから
そういうことでもサラっと話してしまうものではないか?
しかしサヴァン症候群が何処までここまでアドリブ的なこと
が出来るのかな。最近そういう自閉症的性格が無視されて
描かれている印象も有る。

そして今回はかねてから描かれているように病院経営の問題
に触れて小児科が病院経営を圧迫していることが語られる。
ただでさえ少ない小児外科で長野から来た人もいるくらい
ですよ。病院物語は必ず独りの患者よりも病院を黒字にして
存続させる方が人の為になるという主張が多い。

高山に依存していた外科的処置を間宮が補完してその実力を
改めて見せたこと。この手のドラマは「私は失敗しないんです」
ってパターンが多いから助けた時の感動が少ないのだけど、
間宮が難しい処置で助けたことで再び前線での戦力として
利用出来そうだ。
そんな間宮の力と自信を引き出した湊。やっぱりこのチーム
に欠かせない存在になっているな。

そういえば酒井若菜さん自身膠原病と闘っている方ですよ。
大変な人生を送っているだけにこの役にも力が入ったのかも
知れないですね。

■出演者

新堂 湊 …… 山﨑賢人 (26歳自閉症スペクトラム障害、サヴァン症候群)
瀬戸 夏美 …… 上野樹里 (小児外科医)
高山 誠司 …… 藤木直人 (小児外科医のエース)
間宮 啓介 …… 戸次重幸 (小児外科長)
東郷 美智 …… 中村ゆり (理事長)
橋口 太郎 …… 浜野謙太 (看護師)
猪口 隆之介 …… 板尾創路 (副院長)
司賀 明 …… 柄本明 (院長)
野々村 勇 …… 池岡亮介 (小児外科医)
中島 …… 浅香航大 (レジデント)
中谷裕子 …… 池津律子 (46歳、看護師長)
丸井 …… 松居大悟 (レジデント)
松田佳子 …… 井上苑子 (25歳、看護師・お団子)
倉本若菜 …… 夏目かな (21歳、看護師)
綾瀬奈緖 …… 川島夕空 (9歳、一卵性双生児・患者)
武智倫太朗 …… 斎藤汰鷹 (8歳、2015年から入院・白血病)
富岡圭太 …… 小島怜珠 (9歳、卵アレルギーの患者)

森下伊代 …… 松風理咲 (汐里の妹、入退院を繰り返す)
森下汐里 …… 松井愛莉 (姉)

早見香織 …… 酒井若菜 (母、翔太の治療の為長野から出てくる)
早見翔太 …… 池田優斗 (14歳、長男、阿佐倉中学2年生)
早見陽翔 …… 鳥越壮真 (7歳、次男、肝ラブドイド腫瘍)
早見隆 …… 岡部尚 (父)
滝川亮平 …… 萩原利久 (高校生、車イス)
小児外科の看護師 …… 市原茉莉
小児外科の看護師 …… 小俣里奈
小児外科の看護師 …… 錦戸梨絵
小児外科の看護師 …… 永坂有理

山崎画大、佐藤侑梨、鈴木葵椎、高谷心也、小館桃香

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