TWO WEEKS
(2019年7月期・フジテレビ・火曜21時枠)
原作 : 『TWO WEEKS』(韓国MBC製作)
脚本 : 山浦雅大
演出 : 本橋圭太、木内健人
音楽 : 木村秀彬
オープニング : 04 Limited Sazabys「Montage」
エンディング : 三浦春馬「Fight for your heart」
プロデュース : 岡光寛子、白石裕菜、平部隆明
https://www.ktv.jp/twoweeks/index.html
第1話 初めて父性に目覚めた男の逃亡劇! 娘の命救えるか
【ストーリー】
結城大地は血まみれの状態で倒れたバイクに飛び乗り逃走
する。最悪な人生と思っていた。生きる価値なんて無い
無意味な人生。あの子に出逢うまでは・・
・クラブ”Artemis”
久留和保がオーナーを務める店にキャバ嬢として働く
柏木愛。彼女は検事の月島楓と無線で連絡を取り、この
店と深く関わりのある柴崎要をマークする。
柴崎と秘書の間宮が店に来る中で、大地が店の前にやっ
てくると柴崎に電話する。「アイツのことで話が有る」
という柴崎。柴崎は愛に対して心ない男には気をつけろよ
と忠告していく。
・港区マンション
翌日、飲食店勤務の柏木愛(27歳)が港区の自宅マンション
で殺害されたという報道が有る。
室内には結城大地(30歳)が居た為に殺人の疑いで緊急
逮捕。血まみれの包丁を手にしていた大地は自分が何を
したのか覚えていない。
◆10日前
賭けポーカーに参加していた大地。
オールイン!する大地に周りはブラフかと思い顔色を
伺うが・・みんなが降りてしまいブタにもかかわらず
大地が総取りする。「勝負は諦めたヤツが負けだ」と。
大地は店から呼び出しがある。一回だけだと言っただろ
と断るが大地に遭いたいという人が来ているのだという。
もう女性客の相手はしないというが・・結局ホテルで
女性と朝を迎える。そして5万の売春をするのだった。
相良の元に帰宅する大地。
おれはこれから仕事なのに兄貴は酒を飲んで朝帰りだと
告げる。俺だってちゃんと稼いでいるとして5万円を見せ
る。ちゃんとしろよ、施設の先生も言っていただろう
と語る。
■感想
韓国ドラマからのリメイク版。
最近のこの手の設定が当たり前のようになっているので
そう目新しいものでもない。
タイトルの2週間が設定してあるのは、娘の白血病の
骨髄移植がその日だからというリミッター的役割か。
それまでに何が起きるのか。
主人公は過去に訳ありの男。
愛して居たすみれと別れることになり、そして彼自身は
傷害で服役している。その間にすみれは彼との間に娘
を産み、その娘が病を患っている。
新しい生活が始まって居る二人。
出逢う中でキモチが何処まで残っているのか。
その二人の関係の中心にいるのが白血病を患っている娘
で有ってこの娘がいる限りはなかなか二人の中でも
線引きしていくのは難しそうだ。そして彼女には主人公
と敵対していくことになりそうな刑事であるという点も
見逃せず、そこに検事や政治家まで絡んできているので
主人公を活かすもどん底まで落とすのも色んな面で整って
いるところがある。
過去に何が有ったのかは分からないが主人公は別に
過去について言及していようとはしていない。しかし
現在再び事件が起こる事によって、それが着火点となっ
て過去の事件にも焦点が当たっていくものが有り、
如何にも怪しそうな人たちが揃っている状況である。
過去の事件に於いても犯人が柴崎だとすると、過去を
自ら掘り起こしてしまうことになるので実にマヌケな
ところだ。絶対的権力をもって自信があるのかも知れな
いけど・・
施設育ち、金持ちは敵、愛して居る人物とはキモチとは
裏腹に別れることになる、そして2週間後に娘の移植が
ある状況の中で逮捕されて、それでも横からドーンと
事故が起きて逃げるシチュエーションが用意されている
ところは如何にも韓国風のシチュエーションのオンパレ
ードか。まぁアメリカのドラマでもそういう展開はある
けど・・
逃走しながら真犯人を見つける事になるならドラマは
上地雄輔くん主役の「逃亡弁護士」を思い出させる。
復讐を企てているとするなら菅野さん主演の「ギルティ」
って感じだけど逃亡まではしないか。
そもそも8年前に何が有ったのか。
そして娘とは遭わない約束をしたにもかかわらず既に
二人が遭っているというシチュエーション。
そして柴崎を潰せそうな証拠が入ったデジカメが二転三転
色んな人の手を巡っているという辺りは興味深くなって
いる。
まぁ取りあえず連続ドラマは好きなので楽しみにしている。
ただ韓国ドラマでは16話くらいの構成でしかも1時間以上
の放送枠が取ってあるような状況なので省いてしまった
部分がきちんと上手くアレンジされているのかだね。
■出演者
結城大地 …… 三浦春馬 (8年前殺人未遂で服役、施設育ち)
月島楓 …… 芳根京子 (東京地検・港南支部・検事)
青柳すみれ …… 比嘉愛未 (大地の元彼女)
有馬海忠 …… 三浦貴大 (警視庁・桜田西署・強行犯係・警部補)
青柳はな …… 稲垣来泉 (大地とすみれの娘・白血病)
角田智一 …… 近藤公園 (東京地検・港南支部・検察事務官)
乾大輝 …… 鈴木仁 (警視庁・桜田西署・強行犯係・巡査)
葛城茂 …… バッファロー吾郎A (警視庁・桜田西署・強行犯係・警部メガネ)
岩崎恭二 …… 神尾佑 (東京地検・港南支部・支部長)
国木田孝 …… 増田修一朗 (警視庁・桜田西署・巡査部長ヒゲ)
間宮裕 …… 久保田悠来 (柴崎の秘書)
ホンダ …… 玉置玲央 (柴崎の手下)
柏木愛 …… 立花恵理 (クラブホステス、楓の協力者)
灰谷 …… 磯村勇斗 (大地の命を狙う殺し屋)
相良サトル …… 森永悠希 (大地の弟、施設育ち)
小池夏美 …… 原沙知絵 (はなの担当医)
久留和保 …… 池田鉄洋 (クラブ”Artemis”オーナー)
柴崎要 …… 高嶋政伸 (柴崎コーポレーション社長)
久我早穂子 …… 黒木瞳 (国会議員)
久我融 …… (息子、アメリカで療養中?)
たかし君 ……
亜希子 …… (看護師)
主婦 …… しゅはまはるみ (大地と夜を過ごす)
弁護士 …… ヨシダ朝
尾関高文、彦坂啓介
松原正隆、川守田政人、椎谷万里江、渡部遼介
太一、三濃川陽介、松崎亮、佐瀬弘幸、小林礼佳
唐沢龍之介、原布助、後藤健、上野山浩、汾陽麻衣