[新] がんばれ!レッドビッキーズ 第1話 私は野球の女監督

がんばれ!レッドビッキーズ
1978年1月6日 – 12月29日(全48話)
(金曜19:30 – 20:00 枠)

原作 : 石森章太郎
脚本 : 上原正三(1)
監督 : 奥中惇夫(1)
オープニング :「青春虹の橋」(かおりくみこ、こおろぎ’73)
エンディング :「がんばれ!レッドビッキーズ」(コロムビアゆりかご会、こおろぎ’73)
ナレーション : 中江真司

第1話 私は野球の女監督
(放送:1978年1月6日)

【ストーリー】

●桜ヶ丘高校

野球の練習試合が行われる。

夕月 vs 桜丘、九回表・4対7で桜ヶ丘高校が勝って
いる状況。しかし最終回になって満塁を与えて
しまう。監督・鶴岡は選手たちに練習でも気を抜く
なと激を飛ばす。
女性野球部員の一人・江咲令子は弱気になる投手に
対して”攻めるならど真ん中に投げれば良い”と語る。
投手は言葉通りストレートを投げると満塁H.R
を打たれて逆転負け。
インローなのに高めに投げるからよという令子に
対して、監督は女性部員は試合中にベンチに入って
はいけないとして追い出そうとする。しかし彼女も
一歩も引かず私は部員だとし、男女同権・男女平等
にすべきことを主張する。しかし監督は平等にする
訳には行かないとして部員たちにグランド外に彼女を
追い出させる。部員は彼女に塩をぶつけると、
監督に言われたことだという。

令子は帰り道に自転車に乗りながら愚痴る。
土手を走っていると少年たちが野球をしていた。
少年野球の中でも最下位圏に居るチーム・バイキング
大安寺監督に指導されていた。
それを見た令子は少年野球の監督をやってみたい
呟く。そして自分の事を追い出した桜ヶ丘高校の
野球部に一泡吹かせたいと考える。ただし少年と
高校生という世代差は有るが・・・

●公園の近く

帰り道に通りかかる。
すると蕎麦屋の亭主で野球好きの長山茂造が息子の
長山茂と野球の練習をしていた。茂雄には先天的で
天才的素質があるんだという父親。
令子は少年野球の監督になりたい事を告げ、子供たち
を集めて新しいチームを結成したいことを語る。
父親は令子にそれなら息子をホットコーナー(サード)
を守らせるとし、息子の名前は長嶋茂雄さんと一文字
違いなんだと聞かされる。令子は私はボールも満足
に取れないが野球理論ならだれにも負けない事を語る。
茂造はノックなどは手伝う事を告げる。
そしてチーム名はビッキーズでどうかという。
意味は蛙。下手でも根性で喰らいついていく・・
チャレンジ野球であると語る。

そんな状況の中、蕎麦屋の女将は亭主がまた油を売
っていることを怒鳴りにやってくる。出前が沢山
たまっているんだよ!!と。

●ブティック”ささむら”

令子は店内の客が居るのを見ると静かに後ろに回って
行こうとする。しかし母・恵子は、帰ったのであれば
ただいまくらいは言いなさいという。そして令子に
店番を頼んで美容院に行きたいことを語るが、彼女は
宿題をするので夕方からにして欲しいことを頼む。
高校2年生となると勉強も大変だとして母親も仕方なく
納得する

■感想

情報の多くをwikipediaに頼ることになるかも知れま
せんが、よろしくお願いします。

女性の野球部員という設定は珍しいのかなと思った
けど水島新司さん原作の「野球狂の詩」でも女性
水原勇気が投手として活躍するのもこの辺の時代かと。

水原勇気の場合、サウスポーでアンダースローだっ
たと記憶しているのだけど、歌手のピンクレディー
の「サウスポー」などはモデルは男性投手とは
言え、色々と意識するような感じの繋がりは感じる。

甲子園での女性部員の存在が論議になったのは何時
だったか。プロの野球選手がアマチュア野球の監督
になるのが禁止だったとか色々と昔は制限が有った
よなぁ。
ドラマの中でも根性論打ち出している時代なので
時代を感じさせる。
(私が中学時代も根性論とか夏の炎天下でスポーツ
しても水は飲むなという猟奇的時代でしたが、今ほど
暑い夏では無かったよなぁと。)

顔と名前がなかなか一致しないけど一話の段階でそれ
が分かれば苦労しない。

この時代のドラマの中で子供の親役をしていた人物
を見るとかなりの月日が経過しているなと感じさせる。

柳生博さんも深江章喜さんも今では他界してしまって
いるし、高田敏江さんも88歳。年齢のことを言うのも
あれだけど、決して恥ずかしいものではなく誇れる
ものだと思う。

シナリオの流れは強引なものが有ったが、この時代
子供も多く、野球チームは沢山作れた時代だと思う。
学校の帰りになればみんな普通に空き地などを利用
して野球をしていたのですぐに仲間に入って野球を
し、次の日曜日に試合をやろうという話も何度と
なく有ったな。

主人公である令子の母はブティックを経営していて
父親は砂漠の灌漑を整えて緑地化に勤しむ役回りだ。
そんな父親から令子の元に手紙が届く。

「不毛の砂漠に灌漑用の設備が次々完成している。
砂漠が緑になる日を夢見ながら、灼熱の太陽の中
元気に働いている。」

■チーム結成 名前はレッドビッキーズ

令子は部屋で勉強をしていることにして、二階の窓
から抜け出し、チーム結成の為に動く。
凄いのは部屋から抜け出す際に電柱を梯子の様にして
降りていくことかも。

チームのユニフォームは帰宅して早速描いていたが
学校の女子たちにデザインしたユニフォームを見せて
これを作って欲しいと頼む。あっさりと作ってくれる
ところも凄い。

チームに必要な帽子、グラブ、バット、スパイク
などは長山家が全て人数分購入してくれていた。

公園にいる子供たちをスカウトしていく。
もちろん同じ小学生たちもそれを手伝い野球チーム
に誘い入れる。
今どき子供に声をかけるだけで埼玉県なら
「不審者情報」に掲載されそうな勢いがあるからな。

色んな個性的な子供たちが集まったことは言うまでも
ない。

チームは9人必要だが、一人揃わなかった。
捕手/キャッチャーが居ない。
当初は夏子が明に500円で請け負う事になる。
なんと500円は硬貨ではなく紙幣の時代だ。

しかし後になって野川信一が塾に行かない日には
チームの選手として出場してくれることになる。
実力を見せる為に肩の強さを見せて驚かせていた。

・早くも試合?

練習を大してしている訳でもないのに試合をしよう
と考えている令子。先日見たヒゲ監督が特徴の
チーム・バイキングに挑戦状を持っていく。

・大藤電器の男

試合前に練習をしているが、彼はそれを見ていて令子
に対して厳しい事を語る。

「すぐに解散した方が良い。野球できるメンバーじゃ
ない。野球は甘いものではない」

後にサポートしていくのだろう人物。
いかにも甲子園やプロ野球で何らかの挫折を味わって
いるという話が出て来そうだ。

■その他

・子供たちがポジションのテストをしている時に、
ボブ・フェラー(Bob Feller)のことが取り上げら
れる。メジャーリーグの投手で“火の玉投手”
呼ばれるくらいの剛速球を投げていた。
令子はこの辺の情報に詳しく、色々とその知識を披露
している。
マウンドからホームベースまで18.44m。時速158.67km/h
0.4秒で投げたのだという。
日本の記録は金田正一投手。

・ビッキービッキー赤ガエル車に轢かれてヒキガエル。

最後にそんな掛け声がっ

■出演者

江咲令子 …… 林寛子 (桜ヶ丘高校2年)
江咲恵子 …… 高田敏江 (令子の母、ブティック)
石黒正人 …… 日吉としやす (コーチ、大藤電器の工場)
長山よし子 …… 九重ひろ子 (シゲの母)

江咲幸一郎 …… 柳生博 (令子の父、建設会社勤務)
長山茂造 …… 深江章喜 (蕎麦屋”長山庵”)

ナッツ / 大山夏子 …… 佐久間真由美 (遊撃手・妹)
カリカリ / 島田 剛 …… 古川聡 (一塁手)
ジュク / 野川信一 …… 増田康好 (捕手/キャプテン)
ブラザー / 大山 明 …… 江村和紀 (左翼手・メガネ)
スタイル / 倉田恭介 …… 大野太 (二塁手)
センター / 川部 隆 …… 大柴学 (中堅手)
ノミさん / 片瀬一郎 …… 古見則彦 (投手)
シゲ / 長山茂雄 …… 鈴木雅之 (三塁手)
トータス / 石川邦夫 …… 加藤森士 (右翼手)
ペロペロ / 田島雄三 …… 高柳裕之 (補欠)

杉まゆみ ……
千葉さゆり ……
高久洋 ……
大安寺 …… 岩城力也 (バイキング監督)
鶴岡 …… 相馬剛三 (桜ヶ丘高校野球部監督)
審判 …… 三島一夫 (バイキング戦)
桜が丘高校野球部員 …… 藤江喜幸、飯塚仁樹

スポンサーリンク
レンダグル大336
レンダグル大336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レンダグル大336