TWO WEEKS
(2019年7月期・フジテレビ・火曜21時枠)
原作 : 『TWO WEEKS』(韓国MBC製作)
脚本 : 山浦雅大
演出 : 本橋圭太、木内健人
音楽 : 木村秀彬
オープニング : 04 Limited Sazabys「Montage」
エンディング : 三浦春馬「Fight for your heart」
プロデュース : 岡光寛子、白石裕菜、平部隆明
https://www.ktv.jp/twoweeks/index.html
第4話 愛娘に迫る魔の手! 逃亡劇最大のピンチ!
【ストーリー】
ハナの骨髄移植手術は9月2日を予定している。
逃亡中の大地はすみれに心配するなとして連絡する。
一方楓は協力者の愛のデジカメについて柴崎に揺さぶりを
かけるがあっさりと見破られる。しかしその駆け引きを
通して彼の側にもそのデジカメが無い事を知る。
サトルがデジカメを持っていた。
有馬と乾はサトルの行動を尾行し何処かで大地と接触
するだろうことを考えて居た。その場所は二人が育った
「あおばの里」。既に閉鎖されていたがそこで大地は
サトルと接触しようとしていたが殺されているのを発見。
デジカメもポケットにはなく柴崎の手下に先を越された
のかと思われた。大地は有馬に見つかり追いかけられる。
廃品回収車に隠れた大地。有馬もその車だと思うが
近くで自転車が倒れた音を聞いて大地が逃げたのかと
思い追いかける。しかしそこに変わりにやってきたのは
瞬間移動出来る殺し屋・灰谷だった。灰谷は車の荷台
を探していると持ち主が戻ってくる。何をしているのかと
言われ一瞬立ち向かおうとするが、ちょうどそこに乾が
やってきた為に瞬間移動を使い逃走する灰谷。
楓の元に大地から電話が鳴る。
一方警察は大地が養護施設に居たこと。立ち去った現場で
遺体が発見されたと報告。被害者は同居人の相良サトル。
警察/鑑識、そして担当検事の楓はサトルの遺体発見現場へ。
乾はもっと慎重に動いていれば・・と語る。
楓は何故応援を待たなかったのかと責めると、有馬は
必ず捕まえると語る。楓は何か有れば必ず連絡をしてと
語る。
楓は野次馬の中に訳ありそうな女性が居るのを目にする。
声を掛けると自分はこの施設の園長だった文子だという。
大地は人を寄せ付けない雰囲気を持つ子だったこと。
父の顔を知らず母親も自殺したので無理もないが周りも
彼を遠ざけていた。そんな中でサトルだけは違い大地も
一緒に付いてくるサトルに根負けして本当の兄弟のよう
になったという。大地と最後に連絡したのは・と問うと
結婚すると聞いたのが確か8年前だと語る。
■感想
このドラマを見ていると展開の速さに驚く。
2週間という期間が設定されているのだから、それに
合わせてシナリオ上の罠を色々と配置させておくもの
だと思うが今回の件では、大地の人物像を洗われて
一気に大地に繋がる人物へと繋がっていった。
問題となるのは現状を取り巻く状況に有って、刑事
と逃亡者の構図となっていて、その二人は互いに共通
する利害が存在する。こういう元々戦うべき宿命にある
って設定が如何にも韓国ドラマでこの辺の構図の中に
上手く挟まれた人の気持ちというものが不安要素として
働いていくというのだから面白い。しかも一方は事実を
知らされていない訳で疑いこそすれ、未だに真相を
聞かされていない。
欲しいものを持っている。受け取り方や判断、選択
を誤れば自らに悲しい運命が降り注いでくる怖い
シチョエーションだ。
ただこのドラマは不幸な生い立ちと、完全に悪役と
して存在している人物が存在している。
ラスボスはなかなか影を現さないものなので柴崎は
表のボスと行ったところだろう。
そしてその殺し屋もまたどういう経緯を辿るのか興味深い。
如何にも良い人そうな顔をしている議員の早穂子は何処か
8年前の件で絡んできそうだけど、その辺が何かだな。
そして今回は新たなエピソードとして、金本位で動いて
いる人物が一見すると大地を助けた振りをして金儲け
の為にそろばんを弾いていた。誘導して逮捕する瞬間を
録画する。理由はどうであれ逮捕されなければならない
立場の大地だけど、それを利用して金儲けするどす黒い
男が実に憎らしい。
世の中人を信じられなくなるのはこういう人間が現れる
からなんだよなと改めて感じた。
ただ今回は大地の不利になる一面とは他所に大地の人間性
を意外と理解している人が多いことに気がつく。
そして何よりも楓の存在。
彼女は良い人で大地の誤解を解いてくれそうだけど、
何でも早穂子に報告しているところは不気味過ぎる。
情報が筒抜け。
さてデジカメを持っているのはサトルの彼女の琴美だっ
た。先日喫茶店で逢っていた時に預けていたもののようだ。
また今回は有馬がシングルとしてはなと共に住み、
有馬と出会う時のエピソードも有った。
■出演者
結城大地 …… 三浦春馬 (8年前殺人未遂で服役、施設育ち)
月島楓 …… 芳根京子 (東京地検・港南支部・検事)
青柳すみれ …… 比嘉愛未 (大地の元彼女)
有馬海忠 …… 三浦貴大 (警視庁・桜田西署・強行犯係・警部補)
青柳はな …… 稲垣来泉 (8歳、大地とすみれの娘・白血病)
角田智一 …… 近藤公園 (東京地検・港南支部・検察事務官)
乾大輝 …… 鈴木仁 (警視庁・桜田西署・強行犯係・巡査)
葛城茂 …… バッファロー吾郎A (警視庁・桜田西署・強行犯係・警部メガネ)
岩崎恭二 …… 神尾佑 (東京地検・港南支部・支部長)
国木田孝 …… 増田修一朗 (警視庁・桜田西署・巡査部長ヒゲ)
間宮裕 …… 久保田悠来 (柴崎の秘書)
ホンダ …… 玉置玲央 (柴崎の手下・質屋)
宮沢 …… 大下ヒロト (質屋、茶髪)
柏木愛 …… 立花恵理 (27歳クラブホステス、楓の協力者)
灰谷 …… 磯村勇斗 (大地の命を狙う殺し屋)
相良サトル …… 森永悠希 (28歳、大地の弟、施設育ち)
小池夏美 …… 原沙知絵 (はなの担当医)
久留和保 …… 池田鉄洋 (クラブ”Artemis”オーナー)
柴崎要 …… 高嶋政伸 (柴崎コーポレーション社長)
久我早穂子 …… 黒木瞳 (国会議員)
亜希子 …… 村井麻友美 (看護師)
琴美 …… 小篠恵奈 (26歳、サトルの彼女)
春川 …… 柿澤勇人 (ネットニュース)
文子 …… 水木薫 (施設の園長)
少年期の大地 …… 込江大牙
少年期のサトル …… 青木凰
山口知紗、中俣雅章、竹内寿、今野ゆか、
金芝慶太、コーシロー、阪田智靖