監察医 朝顔 第4話 連続青酸カリ自殺…朝顔に命の危機!

監察医 朝顔
(2019年7月期・フジテレビ・月曜21時枠)

原作 – 香川まさひと(原作)、木村直巳(画)、佐藤喜宣(

監修)
脚本 – 根本ノンジ
音楽 – 得田真裕
主題歌 – 折坂悠太 「朝顔」
プロデュース – 金城綾香
演出 – 平野眞、澤田鎌作

https://www.fujitv.co.jp/asagao/

第4話 連続青酸カリ自殺…朝顔に命の危機!

【ストーリー】

朝顔は桑原を起こす。
ここお父さんの部屋だよという彼女に驚いて飛び起きる。
変死体が大丸町で発見との連絡が桑原に入る。解剖に
回されるかも知れないとし、朝顔に一緒に現場に行かな
いかと語る。

・現場

現場では伊東や沖田が状況を知らせてくれる。
身元は松田千佳(21歳)、大学生。沖田によるとテーブル
の上にビンが有り薬か何かが入っているという。
朝顔は唇に糜爛症状を見る。粘膜がただれている事。
つまり青酸化合物を飲んでいるかも知れないと語る。

・興雲大学法医学教室

藤堂は午前10時28分に解剖を開始する。腹を切れば青酸
ガスが出る可能性を示唆する。光子は吸ったらどうなる
のかと問うと高橋は量にもよるけど最悪死ぬという。通常
は体内に残っていることは少ないという。血色が良くて
生きて居るみたいだ・・と。青酸中毒は組織が血中の
酸素を賞味出来なくなる・・酸素ヘモグロビンが残るのか
という光子。外表に争った痕はない・・自殺かと。
朝顔は胃の内容ブツを確認する。シェーンバイン検査を
してもらうと陽性だったという。シアン化合物が体内に
ある。GCマス(ガスクロマトグラフィー質量分析法)を
してもらう。

・東北

平は休暇中に妻の遺品がないかそこに中の土を掘っていた。
そんな彼に声を掛ける女性が現れる。時計を見つけてくれ
た人でしょと平にいうと、これは主人のだという。
津波で全てを失ったという。仙崎グラウンドの辺りで見つ
けたものだという。8年間ずっと掘っているのかと問われる
と住んでいるのが神奈川なので仕事がない時だけだという。
私も探したいが弟が辞めておけと言われたという。
お礼に酒をもらう。

・興雲大学法医学教室

GCマスの結果待ち。伊東は青酸カリウムか青酸ナトリウム
かが気になる。ナトリウムの方は工業用に使われて安価
で手に入りやすいものだという。しかしカリウムの方だっ
た。一体どうやって大学生が手に入れたのか・・

■感想

自殺か他殺か。
検視官泣かせのものが有るのがこの案件なのか。
こういうドラマだと自殺に見せかけて他殺というパターン
が多い訳だが、どういう訳か冒頭から自殺に見せかけた
自殺という意外性の無さは有った。

今週末に地元の警察署で鑑識作業の体験教室が有った
んですけど流石に検視官的作業は医療知識がないと難しい。
今回は視聴者と同等の立場でピエロ役になってしまったの
が桑原で、色々と法医学教室で使用されている装置の説明
や何がポイントなのかを丁寧に説明する作りである。

危険なのは現場の捜査官だけではない。
検死官たちのリスクというものを示す流れが有る。
胃の中に含まれているガス。
被害者が飲んだ毒性の青酸化合物が一体何なのか。
青酸カリウムか青酸ナトリウムか・・
それらを突き止めることで検視官にとっては指紋の様に
して生産者を特定出来る可能性だってあるし、胃にどれ
くらいの含有物があるか。胃の内容物からも色々と
分かることがあるということを示した。

2ヶ月で4件目の自殺。
何処かに死ぬ直前の足跡のようなものは必ず残っている
ようなものだ。
一人のPCの履歴から「おクスリ学園」なるサイトがある
ことが分かりその管理人とのメールのやりとりがある。
この時点でほぼ自殺と断定出来るものがあったが、最後に
残された山吹公園での変死体が意味するものが何か。

青酸カリウムを飲みつつ首を切られている事実。

光子の安易な行動によって朝顔を危険な目に合わせてし
まった。しかしそのミスをカバーするようにして胃の
内容物が何かを一瞬の開いたメスの隙間から覗いていた。

犯人は薬学部の助手。しかし大腸癌の末期であり、
自殺願望が有った人物なのだろう。閉鎖された腹いせで
警察を恨んでいるが、寧ろメールを消さなかったものから
足が付いたのだからその辺の流れは少々不自然かも
知れない。寧ろ41歳になって今でも助手というのは立場
的にも辛いような気がするし、群馬大としていたけど
群馬の近年のイメージは病院・医師の不祥事があるので
どことなく相乗効果的なものが有ったのかも。

・その他

・朝顔が妊娠。
・解剖にはリスクが伴う。
・8年間掘り続けてきた平だが、感謝されることも有る。

■出演者

万木朝顔 …… 上野樹里 (興雲大学法医学教室・新人)
安岡光子 …… 志田未来 (興雲大学法医学教室・学生)
高橋涼介 …… 中尾明慶 (興雲大学法医学教室・検査技師)
藤堂絵美 …… 平岩紙 (興雲大学法医学教室・歯科)
万木平 …… 時任三郎 (野毛山署強行犯係・朝顔父)
桑原真也 …… 風間俊介 (野毛山署強行犯係・朝顔彼)
愛川江梨花 …… 坂ノ上茜 (野毛山署強行犯係・新人)
岡島 …… 斉藤陽一郎 (野毛山署強行犯係・メガネ)
森本琢磨 …… 森本慎太郎 (野毛山署強行犯係)
山倉伸彦 …… 戸次重幸 (野毛山署強行犯係・係長)
渡辺英子 …… 宮本茉由 (鑑識)
沖田宗徳 …… 藤原季節 (鑑識)
伊東純 …… 三宅弘城 (検死官)
藤堂雅史 …… 板尾創路 (興雲大学法医学教室)
夏目茶子 …… 山口智子 (興雲大学法医学教室)
嶋田浩之 …… 柄本明 (里子の父、釜石地区・仙ノ浦)
万木里子 …… 石田ひかり (朝顔の母)

松田千佳 …… 本間彩子 (21歳、大学生、糜爛/青酸化合物)
小野寺 …… 神野三鈴 (医者)
形見の時計を平が見つけお礼する …… 山下容莉枝
村田智樹 …… 保里ゴメス (犯人、41歳、群馬大・薬学部、助手)
藤村美代 …… 高谷智子 (藤村産婦人科病院・医師)

高木トモユキ、河嶋健太 神野三鈴、
小林透弥、塩崎竜海、鈴木咲、山口真央、廣瀬この香、
松岡真以、小幡良祐、山口タツヤ、原口夏穂里

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