キモチいい恋したい! 第8話 キスぐらいしてみなさいヨ!

キモチいい恋したい!
(1990年7月期・フジテレビ・月曜21時枠)

脚本:中山乃莉子(1)(2)(4)(5)(7)、瀧川晃代(3)(6)(8)
尾西兼一、信本敬子(4) 
音楽:藤村春水 
企画:清水賢治、宅間秋史 
プロデュース:阿部祐三 
演出:楠田泰之、斎藤郁宏、赤羽博、柴崎正
主題歌: 「P.S. I LOVE YOU 」PINK SAPPHIRE

第8話 キスぐらいしてみなさいヨ!

【ストーリー】

香菜は旅行ケースを持って明治神宮球場にやってくる。
一週間の視察が終わって帰国し、隆と野球を見に行く約束に
なっていたからだった。
試合が終わると屋台に立ち寄る。ロスから帰って来てヤクルト
が圧勝なんて縁起がいいわと中日ファンの隆の前で語る。
隆はぶつぶつ文句を言うがひがみ根性丸出しの中日ファンだと
いう。ロスから戻らなければ良かったと。しかし実際にはロス
行きは別の人に取られてしまった格好だった。私は覚悟して5年
勤務を受け入れようとしたのに・・・もしもおじゃんにならな
ければあんたはどうするつもりだったのかと隆に問う。

女性陣たちは香菜に対して残念だったねと語る。
現地採用の外国人に決まって用無しになったのだという。人生
上手く行かないこともあるというえりは、英二は私のものだと
いう。香菜も嬉しそうじゃないのと指摘される。ユキはあみだ
くじをしていた。未だに耕平と関係を持ったか持たずか分からず
に居た為にそれで決めようとしていたのである。子供たちに
いつ経験したのか聞かれたら答えられないでしょと。
しかし分からないのであれば単純にしていないのではないかと
言われる。したら分かるものなのか?というえり。

若手社員3人が雑談していた。
初めての時は痛かったか?1週間くらいズキズキしたというものも
居れば私はソフトで痛くはなかったという人も・・ユキはその事
について尋ねると何と話の内容はコンタクトレンズのことだと
知る。

ユキと耕平は食事にいく。
色々と調べたけど男の身体はナイーブでああいう時には出来ない
ものだと語る。82%はそうだと。ユキも実感はないとすると、ここ
はしていないということで違いない!と語る。

会社では秋山から社員に発表からある。
最近企画がマンネリ化していること。そこにSICグループでは
企画を募集し優秀者は一週間の休暇と100万円のボーナスが出る
とのこと。

みんな企画を考える。
ユキは武豊と行くヨーロッパ競馬ツアーだという。えりは本気
で考えて居た。金が絡むと怖いとえりを見て語る。それにしても
ユキは嬉しそうじゃないかと問う香菜。私は耕平と菜にもしてい
ないとし隆を諦めないことにしたという。えりは高級客船の仮装
ツアー/集団見合いにするという。私情を挟んでいないか?と
指摘される。

男性陣も企画を考えて居た。
ハネムーンには何処に行きたいかと問うと祐司は地中海、耕平は
世界一周だという。今の世の中金を出せば何でも手に入るから
つまらないんだという隆。耕平は年齢別に設定して何処に行くか
分からないミステリーツアーを考えて居るという。耕平は失恋
傷心バスツアーだというと、まるで某テレビ局の奴かと語る。
ユキとはケリがついたという耕平はえりとの関係を再開させる
という。元々の恋のバトルペア、途中で変えるなんてルール違反
だからなとし、許されないよと祐司は隆に向けて発しているよう
だった。隆は無人島ハネムーンツアーを企画していた。

■感想

いよいよドラマは終盤かなと思うけど、このドラマは人気が有っ
たらしく13話構成なんだよね。ドラマの内容からすれば
確実に残り2話くらいの状態。人気(視聴率が高い)があるので
延長したみたいだけど、咄嗟に1話広げられるって言うのもある
意味では凄い。

いつまでも香菜と隆のやりとりを見ていたいと思わせられれば
良いのだけど、面白い駆け引きだとは思うがとにかく騒がしい
のが難点だ(笑)

それに何よりもやっぱり可能性がまるで無いのに無理矢理
好きな相手を設定してしまっているところが有り、それを打開
する為に上手いこと何かするってことが殆どない。唯一ユキと
耕平の流れは良い感じでその後の流れを示唆するところに繋がっ
てはいるけどね。

肝心の主人公たちは意地の張り合いによって、普段は本音包み
隠さず語り合うのに、こと恋愛に関しては今の関係を崩したく
ない意図も有るのだろうし、まだ23歳だということを考えれば
キャリアを優先したいのも分かる。そう簡単に人と人と付き合う
というのは難しいからね。

冒頭は何と言っても香菜がロスに行くことになった先週の流れを
受けて、その後この関係はどうなってしまうのかという所から
始まる。明治神宮での野球観戦の約束をしっかり守って一緒に
見に行く。
香菜はロスには行ったけれど結局現地採用することになったと
いうことで話はご破算になった。それを受けて英二も支局長の
座から降りようかとしていた。その理由はアメリカにデカイ
ゴキブリが居たから・・というだけで、相変わらず斜め上を
いく男。
偶然にもその後香菜の部屋にもゴキブリが来て、祐司が購入して
きたプレゼントの花束を退治する為に使用してしまった。

今回のエピソードは、旅行代理店オリエンタルツアーの親会社の
SICグループから各支店に企画募集をさせて新たな旅行の形を
発掘させるというもの。
企画が決まれば100万円と1週間の休暇がもらえるという。

ツアー企画として
・香菜と隆は示し合わせていないのに同じように無人島ハネムーン
ツアーを企画してした。
・えりは豪華客船ツアーを使ったお見合いパーティー旅行
・ユキは武豊と行く欧州競馬ツアー
・祐司は年代別ミステリーツアー
・耕平は失恋傷心ツアー

某テレビ局の奴か・・って言っていたけど当時そういうテレビが
放送していたのかな。

香菜は帰宅するとタンスが届いていたがあまりにも重たいが為に
隆を上手く人心を誘導して運ばせようとする。隆が腕相撲大会で
優勝したという力を利用するも、無理に重い物を運ばせようとした
為にギックリ腰。数日安静にしていれば治るとされるが、絶対
安静が条件。

このドラマ、男女の部屋に構わずズカズカっと互いの部屋を行き
来したりするところが有るので今更そんなに驚くことでもない
のだけど、やはり好きな相手のベッドで眠れるとしたらこれ程
嬉しいことは無いだろうな。逆に香菜は隆の部屋にいくことに
なったけど、男の一人暮らしの部屋って汚いことが多いからね。
しかも見られたくないものが多そうなんだけど、今の時代ならば
寧ろ部屋に入れるのは良いけど勝手にパソコンをいじられたくない
のかも(笑)

隆としては自分の意見を通したい。協力するとはいえ他人の意見
はなかなか受け入れようとはしない。しかし隆が求めていた
一番の重要な部分がそこには有ったので、男心とか女心以前の
問題のような感じもする。ドラマの脚本家だって一番メインとした
いところを他人にシナリオをいじられたらもう別のものだと感じ
る人は居そうだしね。

なかなか腰痛から立ち上がれない隆。
悔しかったら立ち上がってキスでもしてみなさいよと言われて
キスする。残念ながらその後は腰痛が治ったことを知らせる合図
でもある放屁の連発によって、雰囲気はダメダメになってしま
った。しかしこの段階からそういう恥ずかしい一面を見せられる
相手ならば楽で良いだろうね。

何よりも良かったのは隆がユキのことをきっぱりと振ったことなの
かな。ハッキリさせなければならないとこれまでにも言われて
いただけに、終わらせることになった。

そのユキが振られたことを忘れる為か急に知り合った男性・赤木
ひろしと共に来る。このひろしがまた嫌な野郎で、よくこんな奴
を見つけて来たなという。
しかしその後にユキにこんな男と付き合うべきではないとして
殴られた耕平に対して、ユキの方が折れて耕平の好きなことに
合わせていくところなど、これで方向性はハッキリとした感じ
かな。

■出演者

旅行代理店オリエンタルツアー
谷本香菜 …… 安田成美 (23歳、営業部)
工藤えり …… 田中美奈子 (営業部)
酒井ユキ …… 森尾由美 (営業部、隆が好き)
松木隆 …… 吉田栄作 (営業部、いつか独立して起業したい)
浜田耕平 …… 嶋大輔 (営業部、えりが好き)
篠崎祐司 …… 団優太 (営業部、ユキが好き)

佐久間ゆみえ …… 杉本彩 (保険会社HS平成火災)
松木奈摘 …… 諸岡菜穂子 (隆の妹、全寮制の高校生)
新谷かおり …… 吉野マリ (若い社員)
守屋ユミ …… 美村未紀 (若い社員)
河村りえ …… 水沢螢 (若い社員)
堤英二 …… 宇都宮隆 (オリエンタルツアーの親会社の息子)
高木和雄 …… 稲川淳二 (オリエンタルツアー・係長)
秋山達彦 …… 草刈正雄 (オリエンタルツアー・支店長)
大槻正吉 …… 大槻ケンヂ (料理店)

鈴木カツ子 …… 公月羽女采 (定食店にデューダ)
赤木ひろし …… 黒之助 (ユキが連れてきた男)
医者 …… 山崎満 (訪問医)
重役 …… 伊藤正博、戸沢佑介、加藤治

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