嘘の戦争 第5話 一流銀行マンに華麗なる復讐

嘘の戦争
(2017年1月期・フジTV・火曜21時枠)

脚本 – 後藤法子
演出 – 三宅喜重、宝来忠昭
プロデューサー – 三宅喜重、河西秀幸
音楽 – 林ゆうき、橘麻美
ナレーション – おかなつこ

http://www.ktv.jp/uso/index.html

第5話 一流銀行マンに華麗なる復讐

【ストーリー】

興三は30年前の事件に関連し復讐しているものがいると知って
六車に処分させようというが、隆はまた30年前の過ちを繰り返す
のかという。30年前に生き残った少年・千葉陽一と浩一のこと
を隆は疑う。浩一は晃に近づき、楓にも近づくことに成功。
そして九島亨が当時四条と共に女子大生を死なせて隠蔽させた
人物だと知る。
浩一は日本ルミナス航空の機長役、ハルカはキャビンアテンダン
ト(C.A)として変装する。
浩一は小型機パイロットくらいならタイの空軍にコネで練習させ
てもらったと八尋に語る。それって本当なのか?
「人を騙すには自分を騙すんだ」という浩一。

今回の浩一の狙いは帝都中央銀行・次長をしている九島亨だった。
彼は飛行機と狩りが好きでホテルの宿泊には大抵飛行機が見える
場所を取る。その為にそこには航空会社関係者も多く泊まってい
た。
その九島は芙美と共に不倫し宿泊。八尋は彼らのホテルの部屋は
11階だとすると、そのタイミングを見て浩一とハルカは動き出す。

九島は現在上司の娘・ひとみと結婚。しかし職場で五十川芙美
という女性と不倫関係に有った。父親は副頭取までつとめた
人物で30年前に二科会長に多額の融資をしていた。そのお陰で
現在のニシナcorp.があること。俺の家族を殺した上で成り立つ
企業故復讐を誓う。九島の父は昨年死んでいた。
四条の話では先輩の九条が発端で事件を起こしたとしていたこと。
九島の銀行内の評判は最悪で、上のものには腰が低く下の人間に
は威圧的で権威に弱い人物。
浩一は
「人を見かけや持ち物で判断する。そういうヤツに近づくのは簡単
だ。こいつは自分よりスペックが上だと思わせれば良い。
相手が上と認識した途端に腰が低くなる」と。
「権威に弱い人間は自分より上と認識した時に相手の褒め言葉に
弱いものだ」と。

エレベーターから出てくる彼と肩をぶつけるてワインを割る振り
をして浩一は九島と接近する。

■感想

先週と同様にザコno.2って感じだけど、まぁ一本の綱のように
してリレー形式で次のターゲットは毎度制裁を加えた人物が
拷問されずとも用意してくれるという実にありがたい展開が
用意されている。

殺しに繋がる人物とはいえ、ここまでくるとちょっと復讐の心
に対する拘りも薄そうな感じがする。

九島が不倫していたのは数字シリーズでは50の数字が付く
五十川芙美。その芙美を演じているのが真飛聖で、九島の名字
が亨だということを考えると、「相棒」オタクの私としては
ピンとレーダーに引っかからないはずもない(^^

今回芙美とハルカが相談するシーンが有るけれど、ハルカの
セリフには浩一への思いが込められているだけ有って、演技
とは思えないところで上手く状況を被せていたりするんだよね。

そして何よりも今回はいよいよ相手も本格的に浩一への攻勢
を初めて来ている。
その第一弾は家捜しして、彼らのウィークポイントである録音
テープを探しに来ていた。
そうすることも想定済みなのだろう。
ドアに髪の毛を貼り付けておくというのは、もう「スパイ大作戦」
時代のセキュリティ論だけど(笑)、彼が取ったのは引き出しを
僅かに開けて置くというもの。

浩一の想定する一連の復讐劇のシナリオから外れたサプラ
イズ的流れが何処で訪れるのか。
今回はちょっとしたサプライズがあり、少ない人物で構成して
いるだけ有ってハルカの存在が明らかにされてしまった。

またその一つは前にも言及したが確実に「人の感情」だろう。
正直百田「人間の欲」に関しては正直浩一なら読めるような気が
するけどね。

浩一自身が復讐する家庭に於いて感情移入してしまった相手に
手を下していくというのは辛そうだな。今後は身を引き締めて
いかないとまさに辛い展開が目の前で起こりそうだ。

■出演者

一ノ瀬浩一(旧名:千葉陽一)…… 草彅剛 (家族を殺された詐欺師)
二科隆 …… 藤木直人 (次男、二科コーポレーション社長)
十倉ハルカ …… 水原希子 (浩一の仲間?)
八尋カズキ …… 菊池風磨 (ユウジの甥)
百田ユウジ …… マギー (バー”800″オーナー、浩一の師匠)
七尾伸二 …… 姜暢雄 (会長の秘書)
四谷果歩 …… 野村麻純 (社長秘書)
三瓶守 …… 大杉漣 (宮森わかばの家の園長、元医師)
二科楓 …… 山本美月 (興三の娘、慶明医科大、救命救急医)
二科晃 …… 安田顕 (長男)
二科興三 …… 市村正親 (二科コーポレーションの会長)
二科桜 …… 吉澤梨里花 (娘)
二科梨恵 …… たくませいこ (妻)

千葉 …… 迫田孝也 (慶明医科大学、陽一の父)
幼少期の千葉陽一 …… 小林颯
千葉一恵 …… 中島亜梨沙 (陽一の母)
千葉大輝 …… 齋藤絢永 (陽一の弟)
春一 …… 伊藤歩夢(施設の子)
光也 …… 水野哲志 (施設の子)
祐樹 …… 庵原匠悟(施設の子)
五十嵐久司 …… 甲本雅裕 (大学病院准教授)
千葉陽一 …… 小松利昌 (オーストラリア暮らし)

九島亨 …… 平岳大 (49歳、帝都中央銀行・次長、本部営業第1部)
五十川芙美 …… 真飛聖 (帝都中央銀行)
九島ひとみ …… (九条の上司の娘)
六車 …… (暴力男、興三の息がかかる)

佐藤一平、村本明久、松尾英太郎、五島舞耶

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