サッカー/ACL 5節を終えて・・

国粋主義に走っているJリーグはピンチか。

今日の浦和と鹿島が試合を終えれば残り1節となる。
近年のACLではJリーグ全滅の危機から、後半立ち直ってなんとか
滑り込みでノックアウトステージに残ることが
多いけど、今年は去年に比べればまだ比較的計算が出来るチーム
があるかな。

残念なのは川崎とガンバ。

・川崎

川崎は毎度試合内容は悪くなくチャンスは作っているが決定力が
高校生レベル。「マジか!!それ決められないのか・・」の連発。
昨日の試合は見られなかったけど、ホームの水原戦を見た
限りでは、川崎の内容からすればアウェイでも勝てるな
と思っていた。ダイジェスト動画を見た限りでは1対1のシーンを
外していたり2度も確実な決定機を外しているので、やっぱり相当
ヤバイ(笑)
しかも川崎は何故かイースタンSCというチームに引き分けている
こと。川崎は最終戦がホームでイースタンSCと再度戦いこの
チームのアウェイでの失点数が尋常ではないので勝利するとは
思うが、本来ならば勝ち点は9か12で有ってもおかしくはなかった。

・ガンバ

更に残念なのはガンバだ。
昨年一勝も出来なかったのでACLに対して何らかの対策は立てて
くるものかと思った。何よりも今のJリーグは崖っぷちで、
東リーグの中でもポイントを取れないと予備予選のチームが増え
たり、出場枠が減るのだ。

Jリーグは天皇杯の関係でどの東アジアのチームよりもスロー
スターターであることも有るので、ガンバが予備予選から勝ち上
がって試合感覚を持ったことは良いことだし、1戦目のアウェイ
のオーストラリアでは国内リーグが始まる前に大勝出来たので
その後の展開は楽になれると一種の楽観視が生まれた。

ところがホームの済州戦ではハッキリいって0-7くらいで負けても
おかしくない程の実力差が有り、先日の江蘇蘇寧では今期は
Cリーグで一勝もしていない相手にまるで歯が立たなく前半の
10分の段階でゲーム終了となった。(ホームではそれなりに可能性が
ありそうだったが・・)
そして今回の試合でも完全にガンバペースで先日江蘇蘇寧に負けた
時と同じようなことをアデレード相手にも出来るかと思った。
しかしDFのミス、PKミスも有り、両チーム共に凄いシュートも
飛び出したので、単純に見ていると楽しいがJリーグを応援して
いる方としてはなんとも言えないところ。
どうみても長谷川監督解任でしょって感じだけど
この人リーグでは2位を走っているので解雇もないかと思うと
ちょっと苦々しい。
ただ今回アデレードに勝利していたとしても最終戦の済州には
勝てるとは思えない。

逆に江蘇蘇寧のチェ・ヨンス監督はACLを一番最初にリーグ突破した
チームで有ったのにもかかわらず解雇された。
というのも第6節を終わった時点で一度も国内リーグで勝利出来
ないという不名誉で6節にはついに最下位に転落していた。
ACLで勝利し続けてこその価値を見出されたがそれも昨日の
済州戦のホームで負けたことが決定打となり、解雇に至った。
ACLは一抜けしているので暫くリーグに専念出来る状態だったのに
リーグではまるで結果が出なかった。
チェ・ヨンス監督といえば昨年FCソウルがACLの決勝トーナメント
進出したにも関わらずそれを途中で放り投げて新天地の中国に
見出した方だ。

・Cリーグ

Cリーグと言えば広州というイメージが近年有り、高額で獲得した
外国人選手の活躍があるから広州は強いというイメージが付いた
が、この江蘇も決して強化していない訳では無い。

昨年にはチェルシーからラミレスを36億円で獲得。
シャフタールからアレックスを65億円で獲得。
かつてマンチェスターシティにも所属していたシウヴァをUAE
から10億円以上で獲得。
FCアウクスブルクからはホン・ジョンホを獲得している。

ただCリーグの凄い所は高額の金で獲得しても不振な成績だと
あっさりと首を切れるところがある。監督は勿論、今年は
シウヴァを切ってコロンビア代表のマルティネスを天文学的金額
で獲得している。

チェ・ヨンス監督が拘ったのは失点数が多いにも関わらず
DFにホン・ジョンホを使い続けたところにも有る。
マスコミではオーストラリア人のセインズベリーを使うべきだ
との声も強かったが、結局ホン・ジョンホに押されて、
セインズベリーはレンタルでインテルに移籍した。
Cリーグの国内リーグのレギュレーションが変わり、外国人は
アジア枠がなくなり保有数にも制限が出来てしまった。
ホン・ジョンホに拘った為に結局1枠減ってしまって失点数の
多さは改善出来ないままだった。

・Cリーグに於ける韓国人

因みに・・
現在5人の韓国の監督と10人の韓国の選手が在籍している。
1人は甲級(2部)リーグだが、残りの4人は中超リーグに所属。
その4人の監督がまた惨憺たる結果で、
一時期13位、14位、15位、16位を走っていたが、
長春亜泰のイ・ジャンス監督は第5節段階で1分4敗で勝利がなく
最下位だった際に更迭された。今回は最下位の江蘇蘇寧の
チェ・ヨンスが更迭された。この次は未だ1勝もしていない
15位の延辺のパク・テハ監督がピンチの状態だ。ただこの延辺
というのはちょっと特殊なチームでスペインに於けるバスク地方
のソシエダとかビルバオみたいなものなので多少事情は変わって
くるのかな。
もう一人の韓国人監督、重慶力帆に所属するチャン・ウェリョン
はなんとかその地獄から這い出して、現在2勝1敗3分けで
抜け出している。悲しいことに抜け出すきっかけとなったのも
韓国人監督ダービーで勝利したというところが大きかった所も
有ったのは皮肉だ。

・Jリーグに於ける韓国人

ところで近年韓国人のJリーグというとGKが目立つ。
GKの獲得にはどのリーグも比較的移籍が難しいとされている。
バレーボールのセンターフォワーと同じで、依存率が高いのと
第二・第三のGKが滅多に使われることがないポジションなので、
レギュラーを執られると後身が育たない。

かつてはJリーグと言えば韓国人FWを獲得するのが定番だった。
それが資金力競争でオイルや中国、欧州との獲得競争に負け、
Jリーグが執った策はユースの韓国人の獲得だった。
ただそれはハッキリいって大失敗に終わり、大抵はベンチで
飼い慣らしの状態になってしまった。

しかし韓国人GKは日本に比べると安定したものが有る。
今の日本が韓国人選手に求めるのは、GKと安定した守備力なのだ
ろう。そして攻撃は日本人とその他の国の外国籍の選手という構図
だ。

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