人は見た目が100パーセント
(2017年4月期・フジTV・木曜22時枠)
原作 – 大久保ヒロミ
脚本 – 相沢友子
主題歌 – JY「女子モドキ」
プロデューサー – 草ヶ谷大輔
演出 – 松山博昭、品田俊介、永山耕三
http://www.fujitv.co.jp/hitopa/
第3話 二人きりの夜!!
【ストーリー】
前回の課題は結婚式だった。パーティーファッション、クラッチ
バッグ、イヤリング。
しかし純は恋愛はしたくないとし恋愛しないと結婚出来ないなら
恋愛などしなくても良いと語る。私は結婚出来なくても良い、
諦めていますと語る。仕事に精を出そうとするも、栄子からは
冴えない格好で彷徨かれると目障りだとされ、仕事でも居場所が
ないことを知る。しかし落ち込んでいる中で、美容師の榊から
綺麗な髪の毛ですねと言われ、髪の毛に触れられた時に思わず
気を失ってしまう。
満子と佐藤に対して昨日は行けなかったことを謝罪する。
貧血を起こしたのだという。何が有ったのかと聞かれ美容師との
ことを語る。まだ顔色が悪いわと言われると、純は動悸が酷くて
食欲が無いのだという。それを聞いた満子はそれって恋じゃない
のか?と告げる。しかし純はこれは錯覚だという。
國木田がやってくる。國木田に昨日栄子に言われたことを語ると
だから忠告したのだと言われ、ここでは身なり、見た目が悪い
とやっていけないこと。それがここのルールだという。
栄子に認めてもらわないと居場所がないですよと言われる。
そして「成長への近道は明確なビジョンを頭に描くこと」だと
言われ、イメージトレーニングや見本のようなものが必要だとい
う。好きなモデルや女優は居ないのか。佐藤はあの人になりたい
と思った人が居ないという。友達は?と問われ、友達が居ません
という純。
純は帰り道に庶務課の美優と香澄にバッタリ出会う。
一緒に食事に行きませんかとして、数合わせで男子が2人多い
状態なのだという。それって合コンじゃないのかとすると、
美味しいものがただで食べられるという。知らない人でもなく
ルーチェの美容師たちとだという。
それを聞いて食事に行くと榊、岡部、戸川、仲村たちが待って
いた。
話しかけられる純は相手は所詮人間で有り皮膚の中は骨と筋肉で
作られ細胞組織は同じだという。相手のことを細胞の集合体と
思えば良いと言い聞かせて会話に参加する。
■感想
外部をコーティングしていないターミネーターみたいな未来型の
筋肉組織だけの人間が出て来た。他人から見える相手のことなんて
見た目が良いことも有れば悪い事もある。こうして見ると榊に
対する純が使った特殊能力による人の見栄えの善し悪しは、
極論だけどそう見えることもあることを示唆している。
随分とまた砕けた感じの映像表現で面白く見せようと努力して
いる姿は伺えるけれど、それが面白いのかどうかは別問題で
寧ろコメディ枠で製作されるコントドラマって感じ。
逆にそう割り切ってしまった方がドラマとしては面白くなる
けど、それがドラマなのかコントなのかという面では微妙な
ところで議論が割れる。
今回は「オフショルダー」「ミニスカート」「ブランドバッグ」の
三点セット。
オフショルダーでは胸を強調するものではなく鎖骨です!
とのこと。鎖骨が有りません!とはブルゾン談。
ミスニカートでは肌を見せすぎて風邪どころか生死に関わるもの
だと。
ブラッドバッグではステータスの象徴。
満子が持っていたのはお約束通りバッタもん。
流石の純でもそれは分かりますと言われるくらいだから、寧ろ
分からない方があざと過ぎる(笑)
前回は水川さん劇場だったけど、今回はブルゾンさんが突っ込み
役の先頭に立とうとしていた。この人のキャラクターって
満子も語っていたけど、何で詳しいところがあるんだろうね。
それだけ勉強しているところも有るのかな。
ブランドバッグが自分へのご褒美説。
他人のファッションに合わせるのではなく自分の趣味や理想を
貫けば良いのではないかとされるのも、かねてから言われて
いることだ。結局みんながブランドを持てば個性は失われる
感じがするしね。
初めてモドキたちが女子力の高い庶務課たちに優位性を見せた
かと思わせたけど、当人たちは所詮は自己満の為だとして
認識していることを知って、変にそんな彼女たちの大きさを感じる
ところに繋がった。
純が庶務課に感化されたかと思ったけど、庶務課の女性への
憧れというよりりもやはり視線の先には榊の姿が有る。
かなり行動不審で怪しい人物像を演じている純だけど、寧ろ
丸の内に見る男性が求める女性像は純側にアドバンテージが
ないか?
オフショルダーも扱い方を誤ればただの服になる。
これはどのアイテムにも言えるのかもしれない。
■出演者
城之内 純 …… 桐谷美玲 (製紙会社->)
前田満子 …… 水川あさみ (製紙会社->)
佐藤聖良 …… ブルゾンちえみ (製紙会社->)
榊 圭一 …… 成田凌 (イケメン美容師)
岸根香澄 …… 足立梨花 (庶務課の「ステキ女子」)
森村美優 …… 岡崎紗絵 (庶務課の「ステキ女子」)
丸尾拓馬 …… 町田啓太 (冴えない理系男子)
岡部和人 …… 中尾暢樹 (榊圭一の後輩美容師)
國木田修 …… 鈴木浩介 (化粧品会社クレエラ)
松浦栄子 …… 室井滋 (化粧品会社クレエラ社統括マネージャー)
河合景子 …… 安座間美優 (化粧品会社クレエラ・受付の子)
戸川亮介 …… 元木聖也 (イケメン美容師)
三沢基樹 …… 堤下敦 (製紙会社)
ロボットの声 …… 渡部美月 (純の家)
矢部奈緒子 …… 関めぐみ (化粧品会社クレエラ)
前田 …… 山崎樹範 (満子の夫)
東加奈子、株元英彰、八代みなせ、長見玲亜、松川星
大山沙也加、駒澤清華、内藤治、佐藤匡泰
柴浩二、浦川大輝、坪井ミサト、野間一輝、平良トゥーリオ
辻凌統、江戸田健司