過保護のカホコ 第9話 母親の宝箱・・その中身は”愛”

過保護のカホコ
(2017年7月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本 – 遊川和彦
チーフプロデューサー – 西憲彦
プロデューサー – 大平太、田上リサ
演出 – 南雲聖一、日暮謙、伊藤彰記、明石広人
音楽 – 平井真美子
主題歌 – 星野源「Family Song」

http://www.ntv.co.jp/kahogo-kahoko/

第9話

【ストーリー】

ついに女王が恐れていた日が来る。加穂子は麦野と結婚したい
ことを泉や正高の前で語る。泉の反応は本気だということは
分かったがこっちも本気で反対するという。

朝、加穂子は目覚ましを止める中、麦野からの携帯も鳴っている
ことに気がつく。あれからどうなったのかと問われる。

その頃節の夫、厚司が勤める城内医療センターに初代は入院する。
厚司くんにもっと良い医師はいないのかという泉に対して私の
夫の病院を信用してないことを言わないでわという。泉はやっぱり
もっと早くに入院させていれば良かったのだという。全部オレの
せいだという祖父・福士。泉はつきっきりで看病するという
と一人で親孝行アピールは辞めてという環と節。

麦野は電話で家族との雰囲気が悪くなったのではないかと
加穂子に告げる。初くんに会いたいとすると窓を開けてみろと
いう。すると外に麦野の姿が有った。部屋に来ないかとして
ママは今病院だからというが、いざ向かおうとした際に母親が
戻って来たことを知り隠れる。
しかし泉はすぐに出かけるとし今日から泊まりがけで母の看病を
するという。変な人を連れ込まないで、そしてキッチンを汚さない
よう加穂子に告げる。加穂子は母親に対して”本気で反対”って
どういうことなのかと問うと、勘当するってこと。親子の縁を
切ってからからにしてと語る。

アトリエに行く。
まさか縁を切るとまで言われるとはと麦野も驚く。麦野は加穂子
に何とかアイデアを出して頑張れという。お前は大人、すぐに良い
考えが浮かぶだろうと。ばぁばには何て言うのかと。ばぁばは
加穂子にメソメソされるのが嫌だろうとしこういう時こそ普段の
加穂子で居て欲しいと思うハズ。そろそろ将来を決めて欲しいと
も思っているハズ。ママたちには3人がケンカせず家族の問題を
会消して欲しいと思うハズ。意識を戻した時までに解決すれば
みんなにも私たちのことを応援してくれるかも知れないという。
麦野もいざという時読んでくれればいくから、オレも絵で認め
られるように頑張ると語る。

■感想

ばぁばの死の悲しみとか、みんな血族だと思わせるような
一子相伝化している性格とか生き様とか見ていると喜怒哀楽
を素直に感じられて良いドラマだけど、実に我が儘な感想だが、
予定調和過ぎてそろそろ飽きてきたかなという感情も同時に
思わせた。

いつまでもこのドラマの世界観を見てみたいって程では無いかな。
疲れている時に見たからなのか。
いつものことなのに何だか主張/セリフが臭いというか、収まる
べきところに収まり、この数ヶ月でまるで人間の一生/子供が
生まれてから死ぬまでの凝縮した流れを見せられた感のする満腹感。

最後まで出来たばぁばだったけど、最後まで
「ごめんネ~ごめんネ~」
「私はちゃんとやってこられたか?良い母親だったか?ごめんネ」

と反省仕切りのセリフはちょっと泣ける。

生きて居る間に言えない言葉を繰り返したじぃじ。
愛して居ると面と向かってなかなか言えない。
日本人って感謝の言葉が身内のものになかなか言えないんだよなぁ。

みんなの事を頼んだわよと娘ではなく孫に託すというのも妙だけど
いつもの調子で「分かった!」という加穂子のセリフは悲しみを
相殺してくれる。

「こんなの初めて」のパターンは今回は人の死・身内の死に対する
影響だった。
パニック障害持ちの自分は身内の死にもの凄く打たれ弱いので
加穂子以上にダメージ受けそうだな。

初くんとのキスがお預け状態。
「最後の初めて」という矛盾した言葉だけど、果たしてそれが
何になるのか。麦野くんの名前が初というところも狙っている
よね。

■出演者

根本 加穂子 …… 高畑充希 (22歳、稜青大学・文理学部社会学科)
麦野 初 …… 竹内涼真 (24歳、芸術学部・美術学科)
根本 正高 …… 時任三郎 (54歳、父、双葉生命)
根本 泉 …… 黒木瞳 (51歳、加穂子の母、専業主婦、不妊治療)
国村 衛 …… 佐藤二朗 (47歳、八ッ川交番勤務、環の夫)
国村 環 …… 中島ひろ子 (48歳、次女、身体が弱い)
根本 多枝 …… 梅沢昌代 (74歳、正高の母)
根本 正興 …… 平泉成 (77歳、正高の父)
根本 教子 …… 濱田マリ (50歳、正高の妹、出戻り)
富田 厚司 …… 夙川アトム (41歳、節の夫、看護師)
富田 節 …… 西尾まり (44歳、三女)
富田 糸 …… 久保田紗友 (18歳、節の娘、チェリスト)
並木 初代 …… 三田佳子 (72歳、泉の母)
並木 福士 …… 西岡徳馬 (74歳、泉の父)

保 …… 横山歩 (児童養護施設”翔光園”)

山崎紗彩、白鳥羽純、吉川一勝、能井拓海、萬立雄一
小田司、二摩武瑠、尻引結馨

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