過保護のカホコ 第7話 どうしてお腹が減るのかな

過保護のカホコ
(2017年7月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本 – 遊川和彦
チーフプロデューサー – 西憲彦
プロデューサー – 大平太、田上リサ
演出 – 南雲聖一、日暮謙、伊藤彰記、明石広人
音楽 – 平井真美子
主題歌 – 星野源「Family Song」

http://www.ntv.co.jp/kahogo-kahoko/

第7話

【ストーリー】

泉は娘の加穂子に自立したいのでしょというと、それなら思うよ
うにしなさいとし、ママはもう口を出さないと語る。加穂子は
頑張るとしてママに認められるようにと語る。

翌朝3つの目覚ましを使って何とか起きる。
服選びに関していつもの癖でママの前に二つの服を持っていって
しまうが自分はこっちを選ぶつもりと語る加穂子。ママは反対側の
方が良いと思うと呟く。

ばぁばの初代が昨日電話で不治の病であることを耳にしてしまった
加穂子。初代はお芝居のセリフだとして誤魔化していたが・・
加穂子は思い切って父と母に言おうとするが、その時ちょうど
初代からのメールで遊びに来ないかという。

加穂子は走って初代の元に行くと、初代からは昨日は嘘をついたが
本当は心筋症でいつ死んでもおかしくない状況であることを
聞かされる。本当は誰にも言わないつもりだったこと。治す方法
はないのかと問うと、心臓移植か心臓の筋肉の一部を切るかする
ことだが、年齢的なことを考えると手術する体力はないという。
初代は加穂子に”2つのお願い”をする。
1) ハグしてほしい。 2) 誰にも言わないこと。
特に泉に話せばどんなことをしてでも治そうとするハズ。自分は
この家で死にたいのだとし、ばぁばの我が儘を聞いてと語る。
加穂子は「分かった」と語るが・・

大学のランチを食べる。
麦野は加穂子の弁当を見て弁当箱に占めるご飯の割合の高さと
おかずが缶詰だということに気がつく。しかし今はばぁばのこと
で頭が一杯だとし、ばぁばからは初くんに会いたいと言われて
いるので会わせたいことを語る。私が初めて好きになった人を
紹介したいと。

緊張する麦野。
病院の待合室でばぁばと会う。私たちが言えないことをズバズバ
と言ってくれた人ねとばぁばは気さくに語りかける。初は本当に
加穂子が好きなのか?といると色々と大変よと。しかし麦野は
彼女といると驚くことばかりで楽しいのだという。人生って面白
い。自分が想像しないことが起きるものだと。
加穂子はばぁばにセカンドオニオン(オピニオン)をしたらどうか
と問うと既にしたが結果は同じだという。ばぁばは今まで通りの
生活で居たいこと。普段通りに生活して欲しいと。加穂子は自分
が思っている以上に強くこの子は誰よりも人を幸せにする力がある
と語る。

■感想

少しずつ人々の意識が変わっているね。
そのままの状態で居て欲しい人間関係と、変わりゆく個人の意識が
同時に描いていて、個人の意識が変わることで人間関係まで変わ
ってしまうのではないかとする心配も存在している。

これまであまり目立たなかったそれぞれの問題点。
土台さえしっかりしていればどれだけ問題点が浮上しよう
問題は無く元の関係に戻るし、元の立ち位置に戻れるもの。
その土台はこの家族たちにしてみれば、どんなことをしても
許してくれる仲間に近い親戚・家族関係なんだろうね。

そんな関係を経験したことにない麦野くんにとっては、許して
くれるという前提で我が儘を言い合っているとしか思えない所が
有り、うらやましさ半分というところか。

それぞれのキャラクターには決め台詞が存在している。
しかしそのセリフをたまに親戚・家族が使うところの妙を感じて
見たり、新鮮に感じで見ていられたり、そして何よりもやっぱり
血のつながりのある家族なんだなということを実感させる。

糸を誕生日につれていくために前回同様臭い青春ドラマの一コマ
のようにして
「一晩中バッティングセンターで努力した」ということを描く。

本音が次々と飛び出して、ようやく本当の家族の形と個人の性格
というものも現れ始めたけれど、取り返しの付かないものでは
ないし、仮に「明日」が来ないかも知れない初代が有ったとして
もまだその時間が残されているウチにそれに気がついた分だけ
マシなところがありそうだ。

物足りなさはあるけど、なんとなく加穂子が語る姿を見ていると
許してしまう。

ケンカしていくウチに家族といえどもやっぱり自分の娘が可愛くて
自然と擁護しているという辺りも笑えるかな。

■出演者

根本 加穂子 …… 高畑充希 (22歳、稜青大学・文理学部社会学科)
麦野 初 …… 竹内涼真 (24歳、芸術学部・美術学科)
根本 正高 …… 時任三郎 (54歳、父、双葉生命)
根本 泉 …… 黒木瞳 (51歳、加穂子の母、専業主婦、不妊治療)
国村 衛 …… 佐藤二朗 (47歳、交番勤務、環の夫)
国村 環 …… 中島ひろ子 (48歳、次女、身体が弱い)
根本 多枝 …… 梅沢昌代 (74歳、正高の母)
根本 正興 …… 平泉成 (77歳、正高の父)
根本 教子 …… 濱田マリ (50歳、正高の妹、出戻り)
富田 厚司 …… 夙川アトム (41歳、節の夫、看護師)
富田 節 …… 西尾まり (44歳、三女)
富田 糸 …… 久保田紗友 (18歳、節の娘、チェリスト)
並木 初代 …… 三田佳子 (72歳、泉の母)
並木 福士 …… 西岡徳馬 (74歳、泉の父)

横山歩、木内舞留、山崎紗彩、吉川一勝、能井拓海

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