キモチいい恋したい! 第4話 私のカレを捕らないで!!

キモチいい恋したい!
(1990年7月期・フジテレビ・月曜21時枠)

脚本:中山乃莉子(1)(2)(4)、瀧川晃代(3)、尾西兼一、信本敬子(4)

音楽:藤村春水 
企画:清水賢治、宅間秋史 
プロデュース:阿部祐三 
演出:楠田泰之、斎藤郁宏、赤羽博、柴崎正
主題歌: 「P.S. I LOVE YOU 」PINK SAPPHIRE

第4話 私のカレを捕らないで!!

【ストーリー】

隆のことを香菜は勘違いでひっぱたく。それを受けて香菜は私が
間違っていたとし、私のことを思いっきり殴ってという。借りは
借りだと。隆は出来ないとし女は殴れないというと、女なんて
安っぽい関係ではないでしょと。このままだと人間として気が済
まないというと、お前のことは女だと思っているという隆。

朝。
相変わらず走ってコンビニに向かう二人。
昨日は悪かったなと互いに語る中、あんた今まで私のことをオカマ
とでも思っていたのかと香菜。
そんな中香菜はタマゴサンドを取らずツナサンドの気分だとして
それを取る。隆は御舞うは毎朝タマゴサンドだとわめいているだ
ろうとすると、香菜は人の好意は黙って受け取りなさいと語る。
店長がやってくるとここはデートスポットじゃないよと語る。

ユキも隆も雑誌を読みながら社内を歩いていたのでぶつかる。
二人共読んでいたのは男女のキスについて言及する内容のもの
だった。よく俺たちぶつかるなとして事故だとし、俺とのことは
全て事故だという。昨日のキスのことも事故で何の意味も無い
からと語り忘れてくれという。

仕事休憩中エナジードリンクを飲む香菜とえり。香菜に対して
隆との関係を聞くが何もある訳が無いという。ユキがやって
来るとえりは彼女にも隆と寝たのかと問う。そんなこと有る訳無い
でしょと。

夏季休暇スケジュールをボードに社員たちは自己判断で掲載する。
祐司は夏休みを大きくとり香菜の所にも勝手に休みを書いて
しまう。夏にそんなに休んだらボーナスも昇給も期待出来ないぞ
という。営業マンとして働くべきだろうとするが、アバンチュール
に夏を過ごせず何が仕事だという祐司。香菜と二人だけの夏休み
をハワイで過ごすという。
三人の若い女性社員も遊ぶために働いているのだとして休みを取る。
その話を聞いていたえりたちは、お盆しか休みを取れないなんて
セコイ男だという。休みあけから休みを取るのがツアーリストの
常識だとし、客と一緒に休むなんて大馬鹿だと。

祐司は香菜に二人でハワイで過ごせたら良いとして彼は彼女に
チケットを渡す。これは俺の勝手な夢だとし、当日までこの夢
を見させて欲しいという。チケットを今は返さずに、自分は
空港で待っていると。

休みも返上するするのが男の美学だと主張する隆。
ハネムーンと同じ場所、同じホテルにフルムーンさせるという企画
を立てていた。それを見た支店長はロマンの香りがするという。
秋山は最低だとして耕平は告げるとえりさんは絶対に渡さないと
いう。

■感想

ここの所、隆が仕事に関しては正論的なことをしていて、周りの
メンバーが彼の仕事に対する気持ちや恩師に対する彼の気持ちも
知らずにブッキング扱いで割り込み優先客にそのツアーのホテル
やチケットをユキが勝手に割り当ててしまうというもの。
この業界では常識だとしていたけれど、今でも常識なのか?
オリジナル版だと隆の恩師に対する思いみたいなのが熱く語られ
た気がするんだけど、今回そういうシーンが無かった気がする。
香菜は仕方がないこととしているけれど、隆の方が不条理な非難
を浴びてなんだか怒られるのが可哀想だった。

大井競馬所のトゥインクルレースで一山当てようとするエピが
挿入される。
「男女七人(夏・秋)物語」の中でナイターを見にデートで行く
シーンが有ったのを思い出すけど、最近はこういう場での撮影
ってあんまりしなくなったね。

わざわざテロップで大井競馬所のトゥインクルレースなんて書か
れているくらいだから、サービスが始まったばかりなのだろう
けど、フジテレビはこのバブル時代、やたらと競馬を題材にした
ドラマが多いのは気のせいだろうか。今でも週末の深夜には
競馬押ししているところを見ると、何かテレビ局同士で暗黙の
了解みたいなのが存在するのかな。F1とバレーボールと競馬は
フジテレビみたいな割り振りだけど・・

そんなシーンに於いてもユキは外れ組。隆と香菜はビギナーズラ
ックで同じ馬券を購入して当たり思わず抱き合う姿が有る。

みんな勝負を掛けようとしている。
まだ4話なのにこの段階から方向性を決めすぎても楽しめるのか
という問題はあるにせよ、主人公二人の恋愛のベクトルが正式に
向き合ってもらわないと他の人たちが無駄な恋愛駆け引きに巻き
込まれるだけって感じだね。

耕平と祐司のアプローチは強引で見ていても絶対に脈がなさを
感じる。強がっているだけかも知れないがその発言や決意が
少々イタイ。まぁ恋愛に於いて片思いの状態ことをイタイとして
しまうと世の中イタイ人ばかりになってしまうが・・

気を持たせるだけ持たせる女性陣にもなんとも消化不良な思い
をさせられる。

そんな状態の中でも、ユキと付き合うことに対して
「良いんだな」
という隆の香菜の対するセリフは印象に残る一言だよね。
あのシーンが一つの転機となったみたいなことにならなければ
良いけど・・。

支店長は何だか独立するために動いているようで、英二は金持ち
故の常識外れの人間として描かれている。バルサンを焚いて
火災警報装置がなってしまうという。この広さの部屋だと一体
何本のバルサンを焚けば良いのか?

■出演者

旅行代理店オリエンタルツアー
谷本香菜 …… 安田成美 (23歳、営業部)
工藤えり …… 田中美奈子 (営業部)
酒井ユキ …… 森尾由美 (営業部、隆が好き)
松木隆 …… 吉田栄作 (営業部、いつか独立して起業したい)
浜田耕平 …… 嶋大輔 (営業部、えりが好き)
篠崎祐司 …… 団優太 (営業部、ユキが好き)

佐久間ゆみえ …… 杉本彩 (保険会社HS平成火災)
松木奈摘 …… 諸岡菜穂子 (隆の妹、全寮制の高校生)
新谷かおり …… 吉野マリ (若い社員)
守屋ユミ …… 美村未紀 (若い社員)
河村りえ …… 水沢螢 (若い社員)
堤英二 …… 宇都宮隆 (オリエンタルツアーの親会社の息子)
高木和雄 …… 稲川淳二 (オリエンタルツアー・係長)
秋山達彦 …… 草刈正雄 (オリエンタルツアー・支店長)
大槻正吉 …… 大槻ケンヂ (料理店)

鈴木カツ子 …… 公月羽女采 (コンビニ店主)
大学教授 …… 林昭夫 (隆の恩師)
教授の妻 …… 青木和代
消防士 …… 赤星昇一郎 (英二の部屋の火災探知機が反応)
山下 …… 須永慶 (お得意さん、割り込み客)

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