民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~ 第2話 市議会議員編スタート!

民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~
(2017年10月期・フジ・月曜21時)

脚本 – 黒沢久子
演出 – 金井紘、石井祐介、相沢秀幸
音楽 – 井筒昭雄
主題歌 – AAA「LIFE」
プロデュース – 草ヶ谷大輔

http://www.fujitv.co.jp/minshuunoteki/

第2話 市議会議員編スタート!

【ストーリー】

【回想:デリヘル”エンジェルガールズ”から派遣されてきた莉子は
男の元を尋ねるが不在。そこに雨に濡れてずぶ濡れの誠が帰宅。
誠が声をかける中、彼が倒れた為に莉子は介抱する。そして会い
たくなったら電話してと名刺を於いていく。】

一方智子は対立議員から無職なのに保育所に子供を入れている
ことを責められるが、突然無職になったからと言って大人の事情
で子供が保育所を使えなくなるのはおかしなルールだとして、
そういうことを変えていきたいとアピール。なんとか繰り上げ
当選した智子。年収950万だぁと喜ぶ佐藤家。しかし智子は市議会
議員が何をするのか全く知らなかった。

誠の元に兄の藤堂明から電話が鳴ると、何故報告してこないのか
と言われる。色々と小言を言われる中、誠は電話を置いて兄に
一方的に話をさせ時間を置いて電話に出る。

岡本は商店街をなんとか立て直します!と語るも、既にシャッター
街になっている場所にそれを聞いている人は居なかった。
園田は民家から死んだネズミが私有地に転がっていると聞いて
処理しに行く。ネズミは公道に投げ捨てると市役所に電話して
処分させる。未亜はSNSで当選後のことを報告・拡散。

いよいよ初めての市議会議員の仕事が始まる。
新人議員研修室に向かう中、智子は選挙中に顔を合わせた誠と
すれ違う。僕はあなたが当選したことに驚いていないと語る。

本会議場で市長の河原田が話をしている中で、犬崎派のNO2の
前田が寝ている際に智子は寝ては駄目だと起こす。学校でも
教わったことでしょとする中、その光景はネット中継されていて
様々なコメントが飛び交っていた。
「前田に対して悪い者は悪い」と語る光景にネット住民は彼女を
応援していたが、会場内では前田が犬崎派の幹部だと知りその
光景に冷や汗をかく。

■感想

うーん、このドラマ延長しないと駄目ですか?

市議会議員とはどういうものなのかという紹介色の強い内容
だけど、敷居が高いと思っている市民との格差を埋める為には
面白い描かれ方をしているのではないかな。
本格的な政治色はまるで感じないけど、駆け引きの面白さだった
り、脅迫か忖度かなんてところも使い分けて描かれている。

智子はどういう人物になろうとしているのか。
特に目標がある訳では無い。政治理念が有る訳でもない。
そんな人物にみんな期待しているのだから不思議だね。

比較するのもアレだけどドラマとして似ているのは今期放送して
いるTBSの「コウノドリ」か。

全ての人を一人の人間が助けることには限界がある。
全ての人の要求を満たすことなど不可能に近い。

ただ市議をバカにする訳では無いが、国の行政とは違い、その辺
は地元・町内の細かい事情をよく知るものたちが市政は担うべき
ものだと思う。

公園を潰すか残すか。
犬崎の幹部に謝罪すべきかどうか。
自分のやるべきこと、やりたいことを見出した(教育・子供委員会)
時に、多勢に無勢の状態にある中で、それらを解決させる為に
必要とするにはどうすれば良いのか。

料亭に行く前振りシーンが有り、そこでは既に規制事実の様にして
犬崎議員は建設業者の社長と面会している。
それを知ってか知らずか分からないが、メンツを潰されない為に
はどうしても犬崎は反対派を押さえ込まなければならない。
そして市民からの要求も同時に満たす為に、本質的なことを持って
実利を取っていくところなど、少々辞書を手にして痛々しい姿の
智子に有って上手く処理した部分ではないか。

多勢に無勢の流れを何とか打破したい市長としての意図やバック
アップになってくれそうな和美の存在、そして智子の公道姿勢を
見ている誠の存在のそれぞれが面白い役割をもって智子という
キャラクターに息を吹き込んでいる。

その内味方になってくれそうな誠もデリヘル嬢との件で危うく
なりかけるのだろうけど、デリヘル嬢の何が悪いのかという智子
の説得力で押さえ込んでいったりするんだろうな。

今週はツインビーを遊んでいる姿が有ったけど、オリジナルな
ヤツではない家庭版のヤツみたいね。自分は遊んだことがない
ツインビーだった。
「合い言葉はBeee」とは、國府田マリ子談(謎)

■出演者

佐藤 智子 …… 篠原涼子 (40歳、夫と息子が1人)
藤堂 誠 …… 高橋一生 (35歳、政治家一家の次男)
犬崎 和久 …… 古田新太 (市議会のドン、やたらとデカイ顔)
河原田 晶子 …… 余貴美子 (あおば市市長)
佐藤 公平 …… 田中圭 (智子の夫、イクメン)
平田 和美 …… 石田ゆり子 (千葉報知新聞社で社史編纂室)
小出 未亜 …… 前田敦子 (26歳、元グラビア・アイドル)
岡本 遼 …… 千葉雄大 (28歳、川原田の強力なバックアップ・市議)
園田 龍太郎 …… 斎藤司 (38歳、代々農家の家の長男)
若宮 寛 …… 若旦那 (犬崎の私設秘書)
望月 守 …… 細田善彦 (河原田の秘書)
莉子 …… 今田美桜 (デリヘル嬢)
前田 康 …… 大澄賢也 (犬崎派のベテラン市議会議員)
佐藤 駿平 …… 鳥越壮真 (智子と公平の息子”すみれ保育園”)
平田 あかね …… 野澤しおり (和美の娘。”すみれ保育園”)

青井 春奈 …… 未来 (千葉報知新聞社勤務・和美の後輩)
佐藤 悦子 …… 田島令子 (栃木県高森市立取野中学校・校長)
小山田 香 …… 江口のりこ (元上場企業の総務)
和泉 いずみ …… 松岡璃奈子(元広告代理店)
西田 真紀 …… 菜葉菜 (元会計士)
恭子 …… MEGUMI (智子が中卒であることをバカにしていたが・・)
みさと …… ちすん (タブレットを水没させた、ママ友)

あべまみ、今藤洋子

山下圭子 …… 水川あさみ (あおば市に住む主婦、一人陳情書)
安部 …… 久保田悠来 (議会事務局職員)
前田の妻 …… 清水よし子
議長 …… 川守田政人
りんごをくれる移動八百屋店 …… 青木和代
中学教師 …… 柾賢志
中学時代の圭子 …… 端城さくら (いじめられていた)
エステティシャン …… シルク
藤堂明 …… 山中崇史 (兄)
上村芳朗 …… 邱太郎 (上村建設CEO)
千葉報知新聞社・人事部 …… 樋渡真司 (産休制度の実体を唱えられ)
小説家 …… 友川カズキ (この世の中名前が売れたもの勝ち)

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