[終] 民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~ 第10話 最終回 クリスマススペシャル 緊迫の12分間!暴かれる 裏切り者の正体

民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~
(2017年10月期・フジ・月曜21時)

脚本 – 黒沢久子
演出 – 金井紘、石井祐介、相沢秀幸
音楽 – 井筒昭雄
主題歌 – AAA「LIFE」
プロデュース – 草ヶ谷大輔

http://www.fujitv.co.jp/minshuunoteki/

第10話 最終回 クリスマススペシャル 緊迫の12分間!暴かれる裏切り者の正体

【ストーリー】

“あなたは民衆の敵だ”。
智子は犬崎派にウソで民衆は踊らされる。智子は和美に対して
私は民衆の敵みたいだと語る。すると奇妙な風のせいである
ことを聞かされる。河原田元市長が降ろされたことも、あなた
を市長にしたのも風のせい・・・でもそれは犬崎のせいでは
ないこと。ニューポート計画のせいだという。作りたがって
いるのは藤堂家だろうという和美。ニューポート計画は白紙に
なったこと。誠が現れたのはその頃だという。誠は本当に
味方だと思うか?。まずは富田に証言させて冤罪を晴らすと
いう智子。
しかし何度電話しても富田には連絡が付かなかった。
犬崎派は智子を市長から降ろす為に署名活動を行い残りは
3000人分となっていた。犬崎は若宮に金をばらまき急いで人数
を集めろと語る。
和美は謎の人物に駐車場に呼び出される。呼び出したのは誠
だった。車のトランクには犬崎会派の領収書のコピーで政務
活動費を流用している証拠でも有った。智子にはまだ話して
いないという。ジャーナリストとして犬崎を告発してくれと
しペンは剣よりも強しだという。
リコール前に犬崎を倒さないといけない・・グルの業者も
多そうだと西村。その為和美は休みなく働き残業の日々。
犬崎の不正を暴くとし誠が領収書を持って来てくれたことを
智子に話す和美。味方と見て間違い無いという。しかし
智子は富田と会わなければ・・と語る。

電話すると市長室前で電話のコール音。
富田が立っていた。有休は職員の権利だとしてゆっくり休み
も与えてくれないのかと智子に告げる。
全ては小野くんから話を聞いたこと。富田が仕組んだことは
分かって居るとし証言してくれと頼む。犬崎の指示だったの
でしょと。今市長を辞めるわけには行かないという智子。
しかし富田は開き直り、何の特があるのか?と。犬崎を裏切り
あんたについて・・損得は大事だとしオレにも子供がいるのだ
という。医者になりたいと言っていること。あんたも金が
無いから諦めろと言いたくないだろうと。今の公務員の給料
じゃ医者にさせられないという。オレにだって良心はある
がオレを責める前にこの世の中を責めてくれと。

■感想

本当に自分が何をしたいのか見つけるのが難しい。
最初から自分の行く末を決められていた誠でさえも、自分が
何をしたいのか分からずに迷走していたくらいだから。

そして智子は更に自分の生き方、そして自分のしたいことが
分からずにいる中で政治の世界に飛び込んでしまうという
“突拍子の無さ”がある。しかし散々そのことを前提として
敢えて突拍子という言葉を負の立場ではなくポジティブな
言葉へと繋げていくところは上手く出来ていた。

ドラマとしてはやっぱり政治離れに対する人々への関心を
寄せ付ける為のハウツーっぽいドラマになっていた感じは
否めないけど、どの流れももの凄くシンプルに構成されていた
ので本当に分かりやすい内容だった。

無知さが常識を破っていくところの爽快感は感じたものの、
やはり無縁の割に饒舌なところがあって、迷いがなかった
と言えば聞こえが良いが、段取り的には都合良く回りすぎた
か。一連の流れの中、人が死んでいる状況なのに軽く扱い
過ぎているし、犬崎によって操られていたものたちは何の
責任も取ったような印象も無い。

ただ個人的に評価したいのは政治の理念のぶつかり合いや
政治の原点を知らせることで視聴者に政治が分かりやすいもの
になったし、理想と現実、政治の影と光の一面などを照らし
出す流れでツボは抑えていた。

そもそも日本人は智子と似たような感覚を持っていて選挙
にいったこともないのに市政を扱おうとしていることを
笑うが、それは無責任な日本人が都合良く自分の利益だけ
を考えて政治家に求めすぎているところもあるだろうし、
何と言っても市民が無知で無関心過ぎるところがあるんだよ
ね。

選挙の時に言わなかった産廃処理/アトラクション/ニューポ
ート計画に関して政治家だけで決めずに街の意見・市民の意見
を反映させようとするところの努力は感じられる。

ただ政治的決断が必要なことは誰でも分かる事。それに挑戦
することは決して馬鹿にすべきものではないが、やはりドラマ
でも皮肉として取り上げられているように見ている方も
智子のセリフは理想論なのかなという感じ。

どの世界でも組織に収まると自分の意見がなかなか通らない。
通す為にはそれなりの取引と根回しが必要となってくる。

産廃処理場の問題は日本では避けられないハズなのに、どの
自治体も拒否している現実がある。

ただ正直月9としては面白くなかったな。

■出演者

佐藤 智子 …… 篠原涼子 (40歳、夫と息子が1人)
藤堂 誠 …… 高橋一生 (35歳、政治家一家の次男)
犬崎 和久 …… 古田新太 (市議会のドン、やたらとデカイ顔)
河原田 晶子 …… 余貴美子 (あおば市市長)
佐藤 公平 …… 田中圭 (智子の夫、イクメン)
平田 和美 …… 石田ゆり子 (千葉報知新聞社で社史編纂室)
小出 未亜 …… 前田敦子 (26歳、元グラビア・アイドル)
岡本 遼 …… 千葉雄大 (28歳、河原田の強力なバックアップ・

市議)
園田 龍太郎 …… 斎藤司 (38歳、代々農家の家の長男)
若宮 寛 …… 若旦那 (犬崎の私設秘書)
金村沙希(莉子) …… 今田美桜 (デリヘル嬢)
前田 康 …… 大澄賢也 (犬崎派のベテラン市議会議員)
佐藤 駿平 …… 鳥越壮真 (智子と公平の息子”すみれ保育園”)
平田 あかね …… 野澤しおり (和美の娘。”すみれ保育園”)
青井 春奈 …… 未来 (千葉報知新聞社勤務・和美の後輩)
西村 健吾 …… 長谷川朝晴 (千葉報知新聞社政治部記者)
富田恭一 …… 渡辺いっけい (あおば市役所福祉課長)
河原田 晶子 …… 余貴美子 (副市長)
安部 崇裕 …… 久保田悠来 (あおば市議会事務局職員)

井上新一郎 …… 菅原大吉 (反ニューポート開発、広瀬漁港守る会代表)

藤堂 英一朗 …… 山本圭 (日本政民党)
渡辺 …… 佐藤寛太 (犬崎派、政務活動費を探っていると)

山本浩司、原田文明、吉田祐希、稲田恵司
山本佳志、松本海希、上杉二美、まりゑ、十貫寺梅軒
白石タダシ、寒竹優衣、平田友子、水野絵里
城野マサト、飯島みなみ、安藤彩華、金井駿司

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