[終] コウノドリ2 第11話 チームが起こす最後の奇跡 それぞれの進む未来

コウノドリ
(2017年10月期・TBS・金曜22時)

原作:鈴ノ木ユウ
脚本:坪田文、矢島弘一、吉田康弘
演出:土井裕泰、山本剛義、加藤尚樹
プロデューサー:峠田浩、那須田淳
企画:鈴木早苗
ピアノテーマ・監修・音楽 :清塚信也
音楽:木村秀彬
主題歌 – Uru「奇蹟」

第11話 チームが起こす最後の奇跡 それぞれの進む未来

http://www.tbs.co.jp/kounodori/

【ストーリー】

中国の若いカップルの旅行者が突然産気づく。中国語での
対応に困っていた所、倉橋は中国語を何故か話すことが
出来た為に通訳し無事に出産する。
四宮は父の死と共に実家に一時帰省し、そこで父の言葉を
思い返していた。「オレはこの街を子供の産めない街には
しない」。その言葉を重く受け止める。

白川は小児循環器科で研修させてくれる病院探しをしていた
がようやく行く場所が見つかり今橋に報告する。

新井医師がペルソナに戻ってくる。院長が人材集めをして
いたことが判明。新井も頼み込んで戻って来てもらうこと
になる。

下屋の元にサクラはやってくる。白川のことで下屋はちょっ
ぴり寂しさを覚えていた。しかし同期の前向きな旅立ちは応援
するしかないという。私の学生実習の頃からアイツが居なか
ったことがないのだという。サクラ先生はペルソナに居ますよ
ね?と下屋。

高山の赤ちゃんにダウン症の結果が出る。
合併症は幸いにも出ていない。ペルソナの医師達は赤ちゃん
が可愛いと思えるようにしたいと語る。

四宮は父が働いていた能登北総合病院院長・狭間に挨拶して
いく。するとこの病院に産科医の後任者が居ないことで
変わりを探していることを聞かされる。

元助産師で小松の同期の武田が診察に来る。
血糖値が上がっていること。高齢出産なのだから自己管理
して下さいとしリスクは最小限にしてきてくれと小松も
サクラも語る。
小松と武田の20年前の研修時代の写真を見る下屋は笑うが
あなたも20年後にはこうなることを告げられる。しかし
お互いに赤ちゃんを取り上げようと約束していた。
そんな中武田は今まで大変な出産も目にしてきているだけに
いざ自分の事になると大変だと語る。

■感想

うーん、ドラマとしては面白かったけど最終話に於ける
延長はいただけないところが有ったな。
通常枠でも十分に描く事が出来た内容だった。

それぞれの進路を決めていく大事な決断のシーンの連続。
勿論一連のドラマの中で自分はこの先どのように向き合って
いくのかということが問題になっていたので、その決断には
考える時間が長くあり、その点ではこの一話での突然の
選択肢を突きつけるものではないという丁寧な作りだった。
未来への選択はダウン症の子を産む妊婦だけでなく医師や
看護師にも課せられるものがある。

本来こういう活動は医者だけではなく自主的に市民達が行って
欲しいところがあるんだろうね。
日本人の悪い所は少々便利な世界になれすぎて行政に頼りす
ぎる所が有る点か。

このドラマと「民衆の敵」に於ける市長物語を掛け合わせる
と面白いけれど、市民の横の繋がりが希薄になってしまった
現代にあってどうしても隣近所との繋がりからではなく、
医療機関や行政に任せるところが大きい。これでは医者の
負担が増すばかりだ。

バラバラになってしまったペルソナだけど基本的にはそれ
ぞれの道に進んだところは正解だった。
サクラを育ててくれた養育園の景子ママのようにサクラは
この場所を守り、誰もがいつでも戻れるようにしようと努力
する。そして四宮との別れは残念だけど、四宮もまた父親
の背中を追って自分の出来ることを自分を求める場所で
行うことを選んだ人物となった。

シーズン1の頃には下屋とサクラの恋愛話も加味されるのかと
思ったけど下屋の相手は白川っぽくスライドしていった所
も興味深い。
前回小松が言いたそうにしていたことは、そういう決断が
待っていたところか。

「オランダへようこそ」の詩もとても良かった。
是非機会が有れば見てみたい。

外国人観光客の増加によって未払いの医療問題とか色々と
問題は山積しているんだろうけどね。出産にかかる費用
とか語られることもなかったところが有った。

子育てが怖くないこと。サポートグループが多いので安心
して子供が産めるような社会になって欲しいね。

■出演者

鴻鳥サクラ …… 綾野剛 (産婦人科医)
下屋加江 …… 松岡茉優 (新米産婦人科医)
小松留美子 …… 吉田羊 (助産師)
白川領 …… 坂口健太郎 (新米新生児科医)
大澤政信 …… 浅野和之 (院長)
向井祥子 …… 江口のりこ (メディカルソーシャルワーカー)
四宮春樹 …… 星野源 (産婦人科医)
今橋貴之 …… 大森南朋 (新生児科部長兼周産期センター長)
平井沙織 …… 白石糸 (看護師)
真田知香 …… 小林きな子 (看護師)
麻生理佐子 …… 古畑星夏 (NICU看護師)
赤西吾郎 …… 宮沢氷魚 (研修医1年目)
高尾聡介 …… 吉田悟郎 (産婦人科医)
前川紀子 …… 赤澤ムック (看護師)
坂上葵 …… 泉春花 (看護師)
倉崎恵美 …… 松本若菜 (妊婦)

梶原みなみ、國武綾、菊池真琴、田中えみ、川並淳一
森レイ子、新井郁、横山遥奈、長谷裕、玉井らん、新実芹菜
佐々木春香、中谷栄輝、羽村純子

新井 恵美 …… 山口紗弥加 (元ペルソナ、復帰)
角田 真弓 …… 清野菜名 (元ペルソナ、出産後復帰)
仙道 明博 …… 古館寛治 (救命・部長)
加瀬 宏 …… 平山祐介 (救命)
萩島 勝秀 …… 佐々木蔵之介 (僻地医療医師)
小野田 景子 …… 綾戸智恵 (ひまわり養育園)

木村弓枝 …… 奥山佳恵 (ソウマ、ユウマの母)
高山光弘 …… 石田卓也 (透子の夫)
高山透子 …… 初音映莉子 (NIPT、羊水検査でダウン症確定)
武田克也 …… 山本圭祐 (京子の夫)
高山しのぶ …… 川俣しのぶ (光弘の母)
高山孝弘 …… ヨシダ朝 (光弘の父)
中川 …… 瀬戸将哉 (透子の父)
木村壮真 …… 山田楽士 (弓枝の息子、ダウン症)
中川澄江 …… 中村久美 (透子の母)
辻明代 …… りょう (妊娠中、NIPTでダウン症判定)
武田京子 …… 須藤理彩 (小松の友人)
大森 太助 …… 角田晃広 ()
森口 亮子 …… 奥貫薫 (先天性の疾患の子)
森口 武史 …… 戸田昌宏 (亮子の夫)
佐野 彩加 …… 高橋メアリージュン (ペルソナで出産した母)
佐野 康孝 …… ナオト・インティライミ (彩加の夫)
狭間 悟志 …… 浅見小西郎 (能登北総合病院院長)
四宮 晃志郎 …… 塩見三省 (能登北総合病院産婦人科医、四宮の父)
建築士 …… 村上新悟
真希 …… 朝倉えりか
弓枝の夫 …… 今里真

瀬戸将哉、阿部朋子、加瀬谷直、石井春代、西野優希
坂川良、星いづみ、シュアン、安竜うらら、星名利華
MAX、高取千鶴、川越悠、宮下柚百

赤ちゃん
仁、石川理央菜、上田はな、金志咲良、田草川絢仁
高木奏汰、橋本悠史、谷笹英都、田中航、野田淳斗
田邊英伶奈、鈴木心寧、井上琴暖、山本晴香

NICU
藤田佳花、服部楓奈、小松原航輝、鈴木望心、浅野結音
細野新、門間海聖、浅野琴音

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