ドクターX ～外科医・大門未知子～5 第6話 おしどり夫婦の緊急Wオペ!? 私麻酔もできるので

ドクターX ～外科医・大門未知子～5
(2017年10月期・テレ朝・木曜21時)

第6話 おしどり夫婦の緊急Wオペ!? 私麻酔もできるので

【ストーリー】

蛭間が出張中、自称時期外科部長の猪又が執刀する。
オレは意識がゾーンに入った状態になるとし、次々と
研修医たちに自慢話ばかりを聞かせて手を動かそうとしない。
博美は出血量が気になることを告げる。なんとか無事に手術
は終わるが・・・

未知子と博美は中華料理店のミカワヤで食事。
ここのシェフの六浦良夫の妻・敦子は長年透析しているが
この度手術を絵蹴ることになっていた。二人でシメの餃子を
食べる中で、私たちが執刀するので奥さんのことは任して
と語る。

その頃議員の手術をした猪又は、オペ後にはすぐに仕事に
戻れると言っただろうとし支援者の元に行かねばならない
ことを言われる。すると突然猪又は責任を麻酔科医の博美
に擦り付けると、君は大学病院に出入り禁止だと語る。

博美はぶつぶつ文句を言う中、歩合制なので手術しないと
金が入らない事を語る。未知子は自分は給料制だとし、
幾ら手術をしても入ってくるのは同じ額だと語る。それは交渉
しない未知子が抜けているのではないかとし、そもそも手術
の術式も勝手に帰るという。

博美が首になった為に今後猪又は瓜田を起用するという。
所詮バイトはバイトだという。鳥井は先日の記者会見の失態
で自宅謹慎。私は次期外科部長だろうと。恵子は猪又が麻酔医
のミスをカバーしたと報告して於いたという。海老名は不満を
述べるが猪又からは君に秀でたものがあるのかと問う。
上に立つものとしてはそれが必要だと言われる。

■感想

色んなところでボロが出たエピソード。

まずアホみたいに手技もないのに威張りチラしている猪又
のうざったらしさ。大学病院のNO2が蛭間不在の間に
やりたい放題でポカをやらかす。

自分が行った失敗を麻酔医に押しつけるという暴挙。
オペ室で何が起きたのか解明する為にも「チーム・バチスタ」
の登場ではないのか。
あれだけ医者が診ているし、そもそも議員の手術の執刀なので
録画もしているのではないのか?

猪又はそのことを麻酔医の博美に押しつけ、大学病院での
出禁にされる。

しかし院長の椅子に座って猪又はライバルの海老名に対して
時期医院長だから当然自分が院長代理だと語る。
海老名は反論するが、君に「秀でたもの」があるのかを問われ
口答え出来ずにいる。

また今回は珍しく大門と博美の間で不協和音が生じた。
最後の餃子を巡る争いがきっかけ。しかしそれはきっかけに
過ぎず元々は大門のオペの方針の変更をもって自分勝手だ
という不満を持ち合わせていたようだ。

さて手術は今回のメインである六浦夫婦。
元々は妻の敦子の執刀でそれ程難しいものではなかったが、
後に夫の方まで病気が見つかる。急性膵炎、IPMNという嚢胞
が膵臓に出来ていたのかな。全摘しないといけない。でも
全摘すれば今後インスリン調整などで時間がかかり手間も
かかる。

日本人の価値観らしく他人に迷惑はかけたくないという旦那
は将来を考えずに今すぐに厨房に立てるような選択を求める。
それこそQOLだとばかりにデカイ顔して無能な猪又の単細胞
的態度によって、大門も海老名も視聴者も憤りを感じるが、
対案を求めると困ってしまう。それだけ難しい術式である
ことに違いない。
海老名が韓国大統領・文在寅ばりにバランサー役を買って
出る。強くいわれると大門の影に隠れてしまうが、この
人も周りを励まして味方につけようと必死な感じ。

結局最後は大門が妻の手術は西山に任せて、自分は難しい
夫の方の手術にかかることに・・そこで再び博美と組んで
成功して終わる。

みんなのリアクションが可愛いがやっぱり海老名無くして
語れない。猪又が放棄した手術に対して大門が成功した
際の海老名のゆるい感じの「やったぁ」と手をあげる姿は
可愛いし、「ガンバレ大門!」と応援する姿もまた憎めない。

そして最後はオチとして大門も面白いリアクションを取って
いた。
「餃子まだぁ!!」とあのカットがまた憎め無さを生んでいた。

■出演者

大門未知子 …… 米倉涼子 (31歳、フリーランスの外科医)
西山直之 …… 永山 絢斗 (29歳、東帝大学病院の新米医師)
城之内博美 …… 内田 有紀 (38歳、フリーランスの麻酔科医)
海老名敬 …… 遠藤 憲一 (54歳、東帝大学病院の外科副部長)
原守 …… 鈴木 浩介 (43歳、東帝大学病院の外科医)
森本光 …… 田中圭 (35歳、未知子に憧れ、外科修業)
有馬亘 …… 中林 大樹 (31歳、東帝大学病院の新米医師)
黒川慎司 …… 上杉 柊平 (29歳、東帝大学病院の新米医師)
志村まどか …… 大地真央 (「東帝大学病院女性院長)
猪又孝 …… 陣内 孝則 (54歳、東帝大学病院の外科副部長)
神原晶 …… 岸部 一徳 (70歳、神原名医紹介所の所長)
鳥井高 …… 段田 安則 (53歳、東帝大学病院の外科副部長)
内神田景信 …… 草刈 正雄 (70歳、日本医師倶楽部会長)
蛭間重勝 …… 西田 敏行 (66歳、東帝大学病院・知床分院の院長)
中谷恵子 …… 是永瞳 (東帝大学病院・蛭間第一秘書)
長森陽菜 …… 久住小春 (東帝大学病院・看護師)

竹中康平 …… 大村朋宏 (麻雀)
ソンタくん/NAO …… 岩崎ひろし(声)
雉沢真之介 …… 矢島健一 (東帝大学病院・監査役)
麻生友也 …… 希志真ロイ (医局員)
医局員 …… 熊懐大介 (医局員)
医局員 …… 岡本亮一 (医局員)
新井祐未 …… 近藤しづか (看護師・・今回は汗を拭いていた)
高瀬洋美 …… (看護師)
杉崎文菜 …… 阿久澤菜々 (オペ看護師/博美から指示)
河原里美 …… 柴田美咲 (看護師)
戸田結衣 …… 浅田光 (オペ看護師・森本が執刀する時の機械出し)
与野華子 …… ふるかわいずみ (看護師)

森実知子、中野歩、木島杏奈、秋宮はるか、中嶋秀人
野々山郁也、五十嵐昇、川根武紘、好野雅彦、佐々木ちあき
中野憲芳、阿武勇輝、高八賢、塩尾准、青山知弘、大藤由佳
福田博之、鈴木優、橘ノブヒト、朝霧涼、木村正和、浅田光

六浦 良夫 …… 平泉成 (62歳、中華料理店”ミカワヤ”、IPMCを発症)
六浦 敦子 …… 松金よね子 (62歳、良夫の妻。長期透析中、腎がん)
瓜田 慎吾 …… 今野浩喜 (麻酔科医)
議員 …… 九十九一 (猪又が執刀)