トレース ~科捜研の男~ 第7話 替え玉事故を暴け 人気政治家の裏の顔

トレース ~科捜研の男~
(2019年1月期・フジ・月曜21時枠)

原作 – 古賀慶 『トレース 科捜研法医研究員の追想』
プロデュース – 草ヶ谷大輔、熊谷理恵
脚本 – 相沢友子
主題歌 – 関ジャニ∞「crystal」
演出 – 松山博昭、相沢秀幸、三橋利行

https://www.fujitv.co.jp/trace_drama/

第7話 替え玉事故を暴け 人気政治家の裏の顔

【これまでのあらすじ】

河川敷で遺体が発見。トラによると被害者はホームレス
の新妻大介(41歳)。真野は沖田から現場に落ちていたと
される軍手を渡され分析すると男1人、女2人分の血液で
あり被害者本人の血液ではないと判明。早川という人物
が現場にやってくる。彼は新妻が高校時代の担任だと告げ
新妻は「武蔵野一家殺人事件」をきっかけで失踪していた
ことを知る。沢口はいつもの真野とは違う気がするという。
イノは今回の事件は上から打ち切り命令が出たという。
軍手の血は父/公則・母/良枝・姉/仁美のものだとして
真野は自分の家族のものだという。真野は海塚が当時の
鑑定資料を隠していたことを問い詰める中、海塚は
武蔵野事件の鑑定書の控え、捜査資料が記されたノート
を手渡す。「私たちにはどうすることも出来ない問題だ」
とされる。それを見ると真野は姉が妊娠3ヶ月の状態で
有ったことを知る。

【ストーリー】

真野は早川に逢うと仁美が妊娠していたことを話す。
学校内で姉と付き合っていた人は居なかったのかを尋ねる。
しかし早川が知る限りは分からないので当時の生徒に
聞けば分かるかも知れないので調べて見るという。

沢口は英里と坂上亜希に頼まれて合コンの数合わせで出席。
こういうのは今回だけにしてよという沢口。帰り道で
三人は女性が複数人の男性から襲われているのを目撃。
それを止めようとして沢口たちは自分達は警察のものだと
語り何とか相手を退かせようとする。相手は信用せず
拉致されそうになるが沢口のバッグがひっくり返り
中身が飛び散る。一人は科捜研のIDを見つけた為に本当に
警察の関係者だとして逃げていく。その際襲われていた
女性もどさくさに紛れて逃げていた。

翌日、海塚は真野に声を掛ける。真野はもう25年前の事件
のことは蒸し返しても意味が無いとして語る。

江波はトラがまだホームレス事件に言及することにウザ
がる。上からの命令なのか・・気になるのでもう少し捜査
がしたいという。しかし江波は伊集院議員の秘書が交通
事故を起こして応援要請が来ているので大森西署にいって
くれと命じられる。交通事故は一課の仕事ではないと
するが・・

テレビでも事故の報道がある。
大田区路上で78歳の男性・小宮藤吉が乗用車にはねられて
死亡。運転していたのは東京都議会伊集院都議の秘書の
住井葉子で都議の伊集院和明(40歳)も同乗していたという。
テレビを見て居た相楽は自分が事故を起こした訳では無い
とか市原は被害者は認知症患者で真夜中に徘徊していたと
して都議に同情を寄せる。
英里は沢口に対してこの事故って昨日の合コンした場所の
近くで有る事を告げる。

■感想

取りあえず過去の事件の件は置いておいて、今回の事件は
色んな偶然が引き寄せたところがあるのかな。

この手のエピソードは一話目でやって欲しい基本的案件
だけど、背景を見ればやはり権力者と捜査関係者の関係
性なんかを浮かび上がらせる為に終盤に持って来た話
なんだろう。

沢口と真野の間の関係が少しずつ良くなってきたのが
良い感じだけど、沢口って片思いしているところがまた
味があるよね。真野は相変わらず淡々としているが
時々優しさを見せるところが良い。
その沢口と今回ラストでは投了サインを語ったトラこと
虎丸さんの詰め方が良かった。この人は猪突猛進型なの
で何処にも媚びるようなことはしない。
今回のケースを見ると政治家の信念が欲にまみれて自分
を見失うという流れが有る中で、こういう信念を持つ
刑事がいるからこその安心だとする流れが出来ている。

今回のケースを見ても交通事故を解明するという科捜研
としては悪くは無いが捜査一課が乗り出すにはやや違和感
がある。ただ都議が関わってくるので所轄では扱う
のが難しい。上手くその変で整合性を合わせた感じが
する。

政治家が事件・事故に関与していると必ず悪いことが
引き当たる。誰もが不正をおかしているとは思わない
けれど、とっかかりである防犯カメラ映像の中に1時間
近いタイムラグがあり、携帯の通信履歴などを見れば、
どうやって隠したとしても交通事故だけは容易に隠せる
ものではないと思う。その後はしっかりパスモや芳香
剤、エアバックなどの形跡などを調べて最終的には
都議自らが馬鹿みたいな行動をとって3人を襲うのだから
あり得なさすぎて少々現実離れした感が有った。

■出演者

真野礼二 …… 錦戸亮 (科学捜査研究所・法医研究員)
沢口ノンナ …… 新木優子 (科学捜査研究所・法医研究員)
相楽一臣 …… 山崎樹範 (科学捜査研究所・法医研究員)
水沢英里 …… 岡崎紗絵 (科学捜査研究所・法医研究員)
市原浩 …… 遠山俊也 (科学捜査研究所・法医研究員)
猪瀬祐人 …… 矢本悠馬 (警視庁捜査一課刑事)
沖田徹 …… 加藤虎ノ介 (警視庁鑑識課)
沢口カンナ …… 山谷花純 (科学捜査研究所)
壇浩輝 …… 千原ジュニア (警視庁刑事部長)
江波清志 …… 篠井英介 (警視庁捜査一課・課長)
海塚律子 …… 小雪 (科学捜査研究所・法医科長)
虎丸良平 …… 船越英一郎 (警視庁捜査一課刑事)

源公則 …… 飯田基祐 (父、当時47歳)
源義一 …… 倉悠貴 (長男、虐めで登校拒否、大検)
源仁美 …… 夏子 (長女、当時16歳、高校1年生)
源良枝 …… 加茂美穂子 (母、当時43歳)
幼少期の真野礼二 …… 大山蓮斗
早川尚文 …… 萩原聖人 (当時、義一と新妻の担任)

伊集院和明 ……徳重聡 (40歳、東京都議)
柏原依子 …… 宇野実彩子 (大森西署交通課)
坂上亜希 …… 木原実優 (合コンの一人)
住井葉子 …… 河井青菜 (伊集院の秘書)
小貫貴子 …… 中村静香 (加賀美商事)
小宮藤吉 …… (78歳、交通事故被害者)

坂上忍、林大樹、松藤拓也、伊藤裕一、小笠原健
宇治清高、榎並大二郎(アナ)、内田嶺衣奈(アナ)
木地谷厚子、小川智弘、天野敏光、中村優月、小山蒼海

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