[終] トレース ~科捜研の男~ 第11話 明かされる驚愕の真実 真犯人は誰なのか!?

トレース ~科捜研の男~
(2019年1月期・フジ・月曜21時枠)

原作 – 古賀慶 『トレース 科捜研法医研究員の追想』
プロデュース – 草ヶ谷大輔、熊谷理恵
脚本 – 相沢友子
主題歌 – 関ジャニ∞「crystal」
演出 – 松山博昭、相沢秀幸、三橋利行

https://www.fujitv.co.jp/trace_drama/

第11話 明かされる驚愕の真実 真犯人は誰なのか!?

【ストーリー】

早川は真野に対してどうして現場を調べてはいけない
のか尋ねる。第一発見者は事件の当時者と見なされる
ので捜査に加われないという。

トラたちが現場へ。
爆発の原因は何か?沖田によるとガス漏れでボイラー室の
ガス管が腐食して穴が開いていたこと。電気のスイッチ
から漏電したが、老朽化していた可能性もあるという。
猪瀬は佐保が電気ののスイッチを入れた時に漏電から
火花が発生。充満していたガスに引火して爆発が起きた
のではないかと。

一方どうして早川と真野がここに居るのかを問われる。
新妻と佐保が立て続けに事故死するなんておかしいと
いう。一度話を整理した方が良さそうだとトラ。

真野は始まりは電話だったという。
「話が有る・・君のお兄さんのことだ」と。真野は指定
された場所に行くも誰も居ずに、翌朝にはホームレスの
新妻が死んで居たこと。高校の頃に兄を虐めていた主犯の
だった。元担任の早川に聞いて知った。現場の軍手には
古い結婚が付着し、それは両親と姉・仁美のものだった
こと。あの軍手は25年前に【武蔵野殺人事件の証拠品と
して鑑定されたもの】だという。

解決された事件の証拠品は処分されるハズなのに何故か
残されていた。武蔵野事件の鑑定書及び捜査資料は25年前
突然上からの命令で没収された。でも海塚と前の科長が
密かに全てをノートに残して居たこと。警察が事件の真相
を隠蔽したのか?新妻の事件も打ち切り。その後早川が
もう一人のいじめの主犯を見つけた。佐保のヤツがオーナー
を勤める実業団に所属する選手を殺害するよう教唆して
いた。しかし何故か逮捕されたのは四葉食品の重役の
菅沼庸平だった。何らかの圧力が働いた。警察内部の関係
者なのか?しかしトラはもちろんそれらしい人は調べたが
出てこないという。そしてまた何故か守られたハズの佐保
が爆死した。前科長が持っていたノートに姉が妊娠して
いたことが判明したという。姉の司法解剖を担当した解剖
医を尋ねる胎児の絨毛を手に入れたという。

■感想

いよいよ最終話。
なかなか興味深い流れが幾つもあったのは事実だけど、
警視総監の息子だからと言ってもそこまで犯罪を隠せる
かどうかは謎だ。

色々と過去の事件については複雑な心境を用意したけど
最年少で出世したというキャリアの壇が当時かに人心掌握
術に長けていたということで、その流れから今に至るの
だろう。

多かれ少なかれネットやブログでは犯人を想像していたと
思うが大体は当たっていたと思うが、意外と複雑なロジッ
クと理解し難い犯行の連続が有ったので、見ないと分か
らない部分も有ったかな。

ただ警察官になる際には必ず精神鑑定を受けると思うので
そういう所もこの人は警視総監の父親のお陰ですり抜けて
しまってきたのか。このモンスターを生み出してしまった
父親の事は当時の警視総監という言葉でしか出なかった
のが残念だけど、真野の兄の笑顔にムカついてそれを
壊したかったという願望から殺人に至るまでが何とも
自身の境遇を示していたのか、いわゆるサイコパスの
ような産まれ持った殺人鬼の要素を育ててしまったところ
に繋がっている感じ。

真野は実証主義・現実主義者なので推論とか想像では話
をしないところが有るけれど今回はそれを行うことになっ
た。主観と憶測。

一家殺害を行う前に教師があれだけ生徒から追い込まれて
いたならば当時の証言で生徒から出てくるのではないか?
とも思った。当時の一家を殺害したのは早川で、兄を
自殺に見せかけて殺したのは虐めた2人だった。

色々と現在の事故と見せかけた事件やらDNAやらNシステム
を動かす流れなど現実的な要素も盛り込ませた。
何よりもインクが特殊なものだということを見抜いたり、
至る所でDNAを意識して何とかその証拠を狙っている
シーンは印象に残る。それだけ姉のお腹の赤ちゃんの父
は誰に該当するかがポイントとなった。

暗闇の中から這い出して前に進みたいと思っている礼二
の強さ。あくまで人の笑顔・幸せを壊しては楽しんでいる
壇の”悪趣味”が色んな人の人生を狂わせた。

この人は最後に真野に銃を渡したけど彼は撃たなかった。
何故撃たないのかとして一悶着ある訳だけど、これは
シナリオのミスではないかとも思える。壇を殺さないの
は兄の汚名を晴らす為のパーツとしても重要な要素を
果たすからであり、彼を殺したら何もならない。

姉が兄の件で少々意味不明な心情が生じていたけれど
いじめの事実がここまで公にされていたなら何故壇の
存在が最後まで分からなかったのか。

■出演者

真野礼二 …… 錦戸亮 (科学捜査研究所・法医研究員)
沢口ノンナ …… 新木優子 (科学捜査研究所・法医研究員)
相楽一臣 …… 山崎樹範 (科学捜査研究所・法医研究員)
水沢英里 …… 岡崎紗絵 (科学捜査研究所・法医研究員)
市原浩 …… 遠山俊也 (科学捜査研究所・法医研究員)
猪瀬祐人 …… 矢本悠馬 (警視庁捜査一課刑事)
沖田徹 …… 加藤虎ノ介 (警視庁鑑識課)
沢口カンナ …… 山谷花純 (科学捜査研究所)
壇浩輝 …… 千原ジュニア (警視庁刑事部長)
江波清志 …… 篠井英介 (警視庁捜査一課・課長)
海塚律子 …… 小雪 (科学捜査研究所・法医科長)
虎丸良平 …… 船越英一郎 (警視庁捜査一課刑事)

源公則 …… 飯田基祐 (父、当時47歳)
源義一 …… 倉悠貴 (長男、当時18歳虐めで登校拒否、大検)
源仁美 …… 夏子 (長女、当時16歳、高校1年生)
源良枝 …… 加茂美穂子 (母、当時43歳)
幼少期の真野礼二 …… 大山蓮斗 (当時10歳)
早川尚文 …… 萩原聖人 (当時、義一と新妻の担任)

新妻大介 …… 伊藤高史 (ホームレス事件被害者)
佐保優作 …… 袴田吉彦 (40歳、四葉食品・斜長)
春日部芳彦 …… 柾木玲弥 (テニスの選手)
原田恭一 …… 上杉柊平 (テニスの選手・肩を壊していた)
島谷正和 …… 藤田宗久 (25年前の解剖医)
菅沼庸平 …… (四葉食品・役員)
高校時代の壇浩輝 …… 高山綾平
高校時代の新妻大介 …… 小林卓生
高校時代の新妻大介 …… 大下ヒロト
前の科長 …… 伊藤正之
川上和樹 ……

田上ひろし、大山蓮斗、奏谷ひろみ、植木紀世彦
日比野線、吉田昴平、海島雪、吉田翔、中村真知子、宇納佑
江間佳代、笠置貴明、西田昌晴、小田竜世、貴堂寬之
谷風作、大内美佳、篠原栞那、野々山郁也、緒方里香
中野文馨、長谷川正尚、柿崎裕美、門田学、野崎祐介

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