キモチいい恋したい! 第2話 愛とお金はセットなの!?

キモチいい恋したい!
(1990年7月期・フジテレビ・月曜21時枠)

脚本:中山乃莉子(1)(2)、瀧川晃代、尾西兼一、信本敬子 
音楽:藤村春水 
企画:清水賢治、宅間秋史 
プロデュース:阿部祐三 
演出:楠田泰之、斎藤郁宏、赤羽博、柴崎正
主題歌: 「P.S. I LOVE YOU 」PINK SAPPHIRE

第2話 愛とお金はセットなの!?

【ストーリー】

朝、何時ものように原宿駅から下りると香菜も隆も朝食を買う
為にコンビニに走る。互いに低血圧だから・・と言い訳にして
遅刻ギリギリ。香菜は18000円もするパンプスのかかとの靴底
が取れて転んでしまう。隆は笑うが、彼もよそ見している際に
駐めて有る自転車にぶつかって倒れる。こんなところに置いて
おくなと八つ当たりしているとコンビニから堤英二が出てくる。
英二の自転車で、香菜を後ろに乗せて会社まで行ってくれるの
だという。隆は自転車の後を追いかける。すると交差点で待って
いたえり、ユキ、耕平、祐司たちも一緒に追いかけて行く。

えりは秋山と寝る中、英二の秘書にしてくれと頼む。
玉の輿に乗るつもりですかという秋山は了承する。
オフィスにいくえり。英二が床に這いつくばっていたので何
かと思えばコンタクトが取れたので探しているという。

ユキは営業からカウンターに戻されたことが納得いかず。耕平
も隣がえりじゃないことに不満だった。
香菜と隆が外回りで一緒に営業にいく。なんで私たちが組む
のかと文句を告げる。

仕事が終わると女性陣はスパに立ち寄る。
えりの行動はフェアじゃないとしてユキも香菜もご立腹。自分だけ
秘書になるなんて・・。しかしえりは世の中生まれた時から不公平
なものなのだと語る。社長の息子、ヤンエグ、オックスフォード、
クルーザー、別荘、ビバリーヒルズ・・・と英二は完璧だった。

祐司は行くしかないと決意していた。
コピーを取っている中ユキが来た為に場所を譲る。
すると祐司がコピーを取っていたのは雑誌POPEYEの特集記事。
「デート上手な男の条件」の項目をコピーしていた。ユキはそれ
を知って呆れるが、自分も中身を見て興味を持つ。
祐司はデートコースを考えて居た。そして仕事中にデートコース
を切り貼りしていた為に、支店長の秋山からは東京のバスツアー
の企画かとして楽しみにしていると言われる。

隆は帰宅するとユキから預かっているネコのミコにミルクをあげる
為に準備する。そして戻ってくるとネコが居なくなっていること
に気がつく。ユキがネコに必要なエサや道具を持ってくると
隆はネコが逃げてしまったと語る。ユキはどうしてちゃんと見て
いてくれないのかと憤怒。管理人とすれ違う中、アイツに見つかっ
たら確実に保健所行きだと語る。
2人で探している中、突然隆の妹の奈摘から何をしているのかと
声を掛けられる。ネコを抱いていた彼女。妹が連れ出していただけ
だったのでホッとする。
兄ちゃんあの人に惚れているのかという妹。少なくともあの人は
お兄ちゃんのことを好きだよと言われる。

翌朝、コンビニにはタマゴサンドが無くなっていた。
なんと英二が大量に購入していた。

オリエンタルツアー原宿支店にゆみえがやってくると支店長さん
は居るかと問う。ゆみえは秋山の為に別の旅行会社が東南アジア
を積極に攻略し始めたという情報を語っていく。

■感想

相変わらずのドタバタ劇って感じ。

毎朝香菜と隆が張り合うのは良いけど、毎朝だと本当に邪魔くさ
い。しかも毎朝タマゴサンドを巡る攻防。
今回はやたらと男性の胃袋を満たす為にユキや香菜が隆に
タマゴサンドを作ったりしていた。

金持ちのボンボンの堤英二が自転車でそんなコンビニに買い物
に来ているというシチュエーションは一体何なんだ?

バイタリティ溢れていて朝からみんなが出社前に走っている光景
が有るね。

POPEYEという雑誌見た事あるな。
創刊されたのは1976年からだそうだ。

ユキが隆にネコを預かってもらう。彼の家にいくもの凄く良い
口実になっているよな。
この頃って男女の垣根は意外と低かったのか。

英二の歓迎会があるというのに社員が誰も来ない。
しかも歓迎会には自分の親のクルーザーを出すというのはちょっ
と寂しすぎないか。

途中でプールで遊ぶシーンがあり、こういうのを見るとトレンデ
ィードラマっていうよりも「夏体験物語」っぽい雰囲気を感じ
る(笑)。プールサイドでドリンクを売っている三人組の一人で
眉毛が一番濃い男の人は、現在人気俳優でメガシャキの北村一輝
さんだ。

工藤えりがこの三人の男性に目をつけるも英二が来て無視される。
しかしそんな英二も結局は仕事で帰ってしまう。

「一緒に泳ぎたかったのに・・」
「僕泳げないの」

ユキが香菜の前で隆に対してアプローチしても良いかを尋ねる。
薄々はこの二人が意気投合して良い感じの関係であることは
察していたことだろう。

営業周りの際に香菜と隆は雨に降られて、隆の家で香菜がシャワー
を浴び、そのシーンを見られてしまう。
雷が鳴ると驚いて抱きつく辺りは如何にもなシーン。

そしてツアーのブッキングでバスの調達ミスを犯した香菜の
フォローをして隆。元々は隆の仕事だったんだけどね。
「ありがとうくらい言えないのか、かわいげ無い」
「ありがとう」

思わず照れる隆は意外と単純で純粋だ。

今でも使う言葉かどうかは分からないが幾つかのシーンで時代
を感じさせる。

「朝はピーカンだったのに・・」
「ラッキーチャチャチャ、ウー」
「涙がちょちょ切れる程美味しいですよ」。

上述したシャワーシーンで誤解されてしまったユキを追いかける
香菜。逃げ足が速い。もっとゆっくり走らないと追いつけない(笑)

■出演者

旅行代理店オリエンタルツアー
谷本香菜 …… 安田成美 (23歳、営業部)
工藤えり …… 田中美奈子 (営業部)
酒井ユキ …… 森尾由美 (営業部、隆が好き)
松木隆 …… 吉田栄作 (営業部、いつか独立して起業したい)
浜田耕平 …… 嶋大輔 (営業部、えりが好き)
篠崎祐司 …… 団優太 (営業部、ユキが好き)

佐久間ゆみえ …… 杉本彩 (保険会社HS平成火災)
松木奈摘 …… 諸岡菜穂子 (隆の妹、全寮制の高校生)
新谷かおり …… 吉野マリ (若い社員)
守屋ユミ …… 美村未紀 (若い社員)
河村りえ …… 水沢螢 (若い社員)
堤英二 …… 宇都宮隆 (オリエンタルツアーの親会社の息子)
高木和雄 …… 稲川淳二 (オリエンタルツアー・係長)
秋山達彦 …… 草刈正雄 (オリエンタルツアー・支店長)
大槻正吉 …… 大槻ケンヂ (料理店)
浩治 …… 北村康 (プールの売り子・一番右の子)
圭介 …… 川合庶 (プールの売り子・身長が一番高い子)
健二 …… 飛田航介 (プールの売り子・女性と沢山関係を持ってる)
鈴木カツ子 …… 公月羽女采 (コンビニのおばちゃん)
ラーメン屋の客 …… 嶋崎伸夫 (中央交通のバスの運転手)
ラーメン屋のオヤジ …… 小池榮 (ラーメン屋台”大門”)

鉄鋼会社社長 …… 城後光義 (フレンド自動車)
不動産会社社長 …… 水橋和人 (住建ハウジング)
女子大生客 …… 吉村奈実
電話の声 …… 高橋ひろ子 (伊豆旅行のクレーム)

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