民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~ 第4話 政治の壁なんてくそ食らえ!新米議員たちの結束

民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~
(2017年10月期・フジ・月曜21時)

脚本 – 黒沢久子
演出 – 金井紘、石井祐介、相沢秀幸
音楽 – 井筒昭雄
主題歌 – AAA「LIFE」
プロデュース – 草ヶ谷大輔

http://www.fujitv.co.jp/minshuunoteki/

第4話 政治の壁なんてくそ食らえ!新米議員たちの結束

【ストーリー】

「まずは目の前に居る人を幸せにすること」。
智子はそれに気がつくと一馬のことを気にかける。

誠はニューポート建設予定地だった場所に来ていた。看板が外さ
れるのを目にする。

市長の河原田はニューポート建設の計画の白紙について会見する。
新しい港はここには必要は無いという。全ては市民の為だと。
その会見を受けて千葉報知新聞社でも大きく取り上げるが、
春奈の署名記事に対して和美は注意する。「反発の声がありそう
だ」なんて書き方をしたら読者を誘導することになるのだとし、
タブーであることは分かって居るでしょと。しかし春奈はその一文
だけ付け足されたのであり私が書いたものではないと語る。

通帳に記帳する。佐藤家も市議として初めての給料が振り込まれた
為だった。いよいよ念願の金が手に入り、平田家も呼んで焼き肉
をする。念願の焼き肉。しかしこんな贅沢すると後で税金を払う
時に苦労することを語る。智子はこれだけの給料をもらっている
のだからそれだけの事をしなければならないと考える。
犬崎たちがやろうとしていた計画が潰れたのに何でこんなに静か
なのか和美は心配していた。未亜だって大したことはしていない
と智子は話題の矛先を変える。ネット上では大活躍している
のは確かだが・・

未亜は岡本のことを尾行していた。
そのことにすぐに気がつく岡本からは犬崎に言われてスパイして
いたのかと問われる。岡本先輩ですよねとして、私は同じ学校で
私が1年の時、先輩は3年生だったと語る。それならもっと早く
言ってくれたら良いのに・・。夜逃げしたことも知っているんだ
ろうと。
ランチを一緒に食べに行かないかとして商店街に行くと、完全な
シャッター街になっていた。未亜は当時はモールなどの大型店が
来ると喜んでいたとするが・・
お目当ての店も閉まっていた為に仕方なくファミレスに行くこと
になる。すると商店街の人たちはそこで集まっていた。

■感想

智子のやりたいことは理解出来るのだけど、一市民が考えそうな
短絡的な方法論だった

個人の好意に甘えて個に負担がかかるやり方は必ず破綻を来す。
人は一人では生きられないというようにやはりみんなの理解や
それに対する絶対的な支援は必要不可欠だ。

今の日本に足りないのは資金もそうだけどそれに参加する人材の
問題が浮き彫りにされる。

ウチの近くの商店街を例にあげても近くの電気屋は販売目的という
よりも修理や設置専門になっている状態だし、洋服や靴に関しては
近くに大口の客が無い限り、一般人が着る流行のサイクルが早すぎ
て、小さな店では商品の入れ替えも出来ないので、売れずに残る。
ただ流行に左右されない高齢者相手にはやっていけるのだろうけど。

基本的に流行のサイクルが早い商品に関しては、商店街だけ
でなく実際には日本の製造業そのものが人件費の安い国に労働力を
シフトしてしまっている状態だ。

何時の頃からだろうか。
自分の幼い時にもまだご近所付き合いは有った。今の
親世代の人は横の繋がりはあるのだけど、自分の世代には横の
繋がりがなく、郷土心は地方にばかり限定されて、ウチの周りの
住宅街では自治会に入らない人が多くなり、みんなが勝手にやって
くれって状態だ。それで居て困った時には行政だけを頼りにする。

智子の庶民的感覚・無知で無鉄砲さは時として危ういけれど、
方向性としては間違ってはいない。即断即決。思ったらまずは
動くというのは、自分は小学生の時に習ったことだ。
一番良いのはそういう人材が政治をよく知る人との間で上手く
合致させていくこと。
日本は人材難だと云われるが実際には頭数はある。
働きたい人と働きたくても働く場所が無い人とを繋ぐ役割同様に
智子の存在感がそれと似た様な感じに思えてきて、なんとも
興味深い流れとなった。

今回はそれぞれの新人のポジションや立ち位置が知れて面白かっ
たのではないかな。
段々とそれぞれの秘めた思いや背景が明らかにされていくことで
本音の所ではどのように思いどういう道を進もうとしているのか。

■出演者

佐藤 智子 …… 篠原涼子 (40歳、夫と息子が1人)
藤堂 誠 …… 高橋一生 (35歳、政治家一家の次男)
犬崎 和久 …… 古田新太 (市議会のドン、やたらとデカイ顔)
河原田 晶子 …… 余貴美子 (あおば市市長)
佐藤 公平 …… 田中圭 (智子の夫、イクメン)
平田 和美 …… 石田ゆり子 (千葉報知新聞社で社史編纂室)
小出 未亜 …… 前田敦子 (26歳、元グラビア・アイドル)
岡本 遼 …… 千葉雄大 (28歳、河原田の強力なバックアップ・市議)
園田 龍太郎 …… 斎藤司 (38歳、代々農家の家の長男)
若宮 寛 …… 若旦那 (犬崎の私設秘書)
望月 守 …… 細田善彦 (河原田の秘書)
莉子 …… 今田美桜 (デリヘル嬢)
前田 康 …… 大澄賢也 (犬崎派のベテラン市議会議員)
佐藤 駿平 …… 鳥越壮真 (智子と公平の息子”すみれ保育園”)
平田 あかね …… 野澤しおり (和美の娘。”すみれ保育園”)
青井 春奈 …… 未来 (千葉報知新聞社勤務・和美の後輩)

今井 一馬 …… 渋谷謙人 (31歳、かのんを誘拐した容疑者)
小川 裕子 …… 安藤玉恵 (38歳、夫の西久保英二は失踪)
小川 かのん …… 白鳥玉季 (8歳、裕子の息子)

克枝 …… 鷲尾真知子 (商店街の仲間)
昭二 …… 山本龍二 (商店街の仲間)
ウェイトレス …… 宇野実彩子 (商店街の仲間)
美智子 …… 松本海希 (商店街の仲間)

川守田政人
稲田恵司、小早川真由、木村雅子、岡太郎、中里春彦

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